サンシティの森の管理


平成16年6月19日午前11時からNHK総合、地球大好きの番組で、サンシティ(東京都板橋区)で住民ボランティアで団地の森を管理するグループが紹介されました。
そのリーダーの一人が森林塾同人の宮下國弘さん(林野庁OB)です。
宮下さんから6月17日の森林塾例会開催に当たり、NHKの放送予定のお話しがあり、放送を見ていただくように参会者に連絡をとりました。
放送終了後、宮下さんから関連資料が届けられましたので、要約し、本欄に掲載することとしたものです。
なお、この放送は、6月27日朝4時30分から、NHK総合で再放送されました。



活躍する林業技士の宮下國弘さん


グリーンボランティアの皆さんです(平成15年9月撮影)


住宅団地サンシティの緑の維持活動の紹介


維持活動の詳細は、「グリーンエージ」2004年5月号、365号に、世話人代表の金本一夫氏が執筆されていますのでご覧下さい。
ここでは要点をお伝えします。

サンシティは、板橋区中台に、1976年から1981年にかけて建設されました。
敷地面積は12.4ha、緑地面積は4.5ha、1887戸、住民6000人の高層団地です。
建設当初、植栽された樹木と一部の既存林は、今では約124種、5万本の樹木がしげる立派な森となっています。
この森の維持のため、1997年住民ボランティアグループが組織され活動が行われています。
活動は、週一回、2、30人、年間延べ1300人ほどの参加ということです。

さて、森の緑の素晴らしさが増す一方、問題も発生しました。
それは、日照障害、落ち葉、虫の侵入など、特に低層階の住民を悩ませる問題として団地の課題となりました。
この問題を解決するため、ボランティアグループの活動が活発に行われました。
先ず植生調査、日照との関連を分析して、住居から8メートルのエリアは庭園エリアとし、樹木・花木はベランダ高以下とする。8メートル以上離れた樹木については、日照に影響を及ぼさない樹木を除き、ボランティアで剪定可能な高さである7メートルまでにおさまるよう、7メートル剪定と名付けボランティアが剪定を行うなどの活動です。

このほか、ボランティア活動としては、落ち葉の堆肥化、枝材のチップ化と利用などゴミを外に持ち出さず、賢く利用するなど地球環境に貢献することを目指しての取り組みが、持続的に行われてきました。

これらのことから、この活動は、国の内外から注目を集めるようになっています。
ボランティアグループの皆様方のますますのご活動につきまして、森林塾から声援を送らせていただきます。

以下に示されている図は、平成15年9月10日及び23日に、サンシティグリーンボランティアの皆様により、調査され、設計・作図は世話人代表金本一夫氏によって行われたものです。

日照状況を分析し剪定の方針を決定しています。


植栽変更、剪定実施後の予想イメージ図です。



植栽変更後の予想イメージ図です。


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