2009年(平成21年)森林塾スギ花粉飛散情報


主要花粉飛散情報

東京都からの情報 都健康局 http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kanho/kafun/index.html

とうきょう花粉ネット http://pollen.tokyo-kafun.jp/kafun/index.php?action=KafunMapYohoNew 

東京都自動測定システム http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kanho/kafun/

慈恵医大(今井透先生)の情報 http://www.tky.3web.ne.jp/~imaitoru/

対策を講じたい方に(日本アレルギー協会) http://www.jaanet.org/contents/hana.html

スギの雄花の様子 花粉観察ライブ http://blog.livedoor.jp/melissos/

NHK気象情報 http://www3.nhk.or.jp/weather/ 

森林塾のすべての花粉情報(森林塾による花粉飛散情報の提供は1995年から行っています) http://www2.u-netsurf.ne.jp/~s-juku/sugikafun-sogopage.html

森林対策や花粉の少ないスギについて知りたい方に 
 林野庁の対策 http://www.rinya.maff.go.jp/seisaku/sesakusyoukai/kafun/kafuntop.html
 林木育種センター 無花粉スギの新規開発 http://ftbc.job.affrc.go.jp/
    同   上   無(少)花粉スギ品種の紹介 http://ftbc.job.affrc.go.jp/html/topics/ikusyu/kafun.htm

環境省飛散情報 http://kafun.taiki.go.jp
同上花粉症等関連情報 http://www.env.go.jp/chemi/anzen/kafun/html/001.html

キッセイ(KISSEI)の飛散情報 http://www.sugi-kafun.com/ (キッセイの花粉情報は中止となりました。)


2009年スギ等花粉関連情報です。


5月21日
久しぶりに、環境省の自動観測を開いてみました。
14時の数値は、小平106、文京41、八王子49、多摩41、横浜53、渋川533、山武16などとなっています。
スギ・ヒノキがこれほど飛んでいるとも思えませんので、ダーラム法との併用などで正確な種類別のチェックが行われるよう期待しています。

5月2日
環境省の自動観測(はなこさん)の観測値で全国の様子をチェックしてみました。
先ず北海道ですが、札幌151、旭川295、帯広180、函館98ということです。
函館以外は、スギ、ヒノキ花粉の飛散は考えにくく、その他花粉と思われます。
東北地方では、青森69、秋田8、盛岡94、福島184です。
北陸は、上越311、富山86、金沢36です。
関東は、文京36、八王子28、山武28、さいたま28などです。
近畿・中部・東海では、飯田86、新城45、今津139、舞鶴196、奈良53などです。
中国・四国・九州は、岡山0、三好110、松江20、飯南282、宇部12、松山8、高松36、福岡28、佐賀4、長崎16、延岡102、鹿児島65、日田24、熊本32などです。

全体的に見て西日本は、全体的に飛散数は減少していること、近畿から東北にかけて飛散が減少しつつあるが認められること、さらに北海道ではこれからが飛散シーズンとなるのかというところですが、いわゆる、その他花粉と判断されます。
このことは、他の地域についても、この時期の飛散は、自動観測では、スギ、ヒノキ、その他の判別が難しくなっていると感じます。
したがって、自動観測については、観測点は非常に増えましたが、今後は精度向上策の必要性を感じます。

一方、14時の東京花粉ネットでは、あきる野0・19(スギ・ヒノキ)、青梅0・11、立川0・30、杉並0・52、千代田0・0、葛飾0・4です。
ヒノキの飛散が多く見られますが、この中にその他花粉が混入していないのか、ダーラム法併用によるチェックの必要性おるいはデータがありましたら公開されれば参考価値が高いと思われます。

5月1日
慈恵医大品川の情報では、4月28日から30日までの3日連続、ヒノキ花粉が1個を切ったとのことです。
一方、14時の東京花粉ネットでは、あきる野4・78(スギ・ヒノキ)、青梅0・0、立川0・44、杉並0・100、千代田0・4、葛飾0・4です。
観測点によるばらつきが多く、この辺が自動観測の課題でもあるようです。

4月30日
14時の東京花粉ネットでは、あきる野0・0(スギ・ヒノキ)、青梅0・4、立川0・7、杉並0・37、千代田0・0、葛飾0・7です。

4月29日
14時の東京花粉ネットでは、あきる野0・0(スギ・ヒノキ)、青梅0・7、立川0・0、杉並7・7、千代田0・7、葛飾11・0です。

4月28日
14時の東京花粉ネットでは、あきる野0・4(スギ・ヒノキ)、青梅0・4、立川0・0、杉並0・11、千代田4・4、葛飾0・0です。

4月27日
14時の東京花粉ネットでは、あきる野4・15(スギ・ヒノキ)、青梅0・0、立川0・30、杉並4・15、千代田7・7、葛飾0・0です。

4月26日
昨日は一日雨、今日は強風が吹きました。
14時の東京花粉ネットの観測です。あきる野0・30(スギ・ヒノキ)、青梅0・7、立川0・4、杉並4・26、千代田4・15、葛飾0・4です。

4月25日
14時の東京花粉ネットの観測です。あきる野4・0(スギ・ヒノキ)、青梅0・0、立川0・0、杉並0・0、千代田0・0、葛飾4・4です。
0に近づきつつありますが、僅かな飛散があるようです。

4月24日
14時の東京花粉ネットの観測です。あきる野0・4(スギ・ヒノキ)、青梅0・7、立川4・4、杉並0・7、千代田0・0、葛飾0・0です。

4月23日
14時の東京花粉ネットの観測では、あきる野0・19(スギ・ヒノキ)、青梅0・7、立川4・7、杉並7・33、千代田0・15、葛飾0・11です。

4月22日
昨日の雨の後、午前中から20℃を超える気温という条件で、昨日より飛散は多めのようです。
14時の東京花粉ネットの観測では、あきる野7・22(スギ・ヒノキ)、青梅0・0、立川19・33、杉並7・15、千代田0・0、葛飾0・0です。
風が微弱だったためか、近くに飛散源がなさそうなところは、他からの影響がなく、0・0になったとも考えられます。


4月21日
14時の東京花粉ネットは、あきる野0・0(スギ・ヒノキ)、青梅0・0、立川0・0、杉並7・7、千代田4・0、葛飾0・7との観測です。
全体的に飛散は少ない状況です。

4月20日
14時の東京花粉ネットでは、あきる野0・15(スギ・ヒノキ)、青梅0・0、立川11・37、杉並4・56、千代田4・0、葛飾0・0です。
観測点ごとに若干の変動はあるものの、全体的に減少傾向にあります。

4月18日
14時の東京花粉ネットでは、あきる野0・0(スギ・ヒノキ)、青梅0・15、立川22・63、杉並0・37、千代田4・4、葛飾0・0です。

4月17日
東京の飛散は全体的に少なくなっています。
14時の東京花粉ネットによれば、あきる野0・4(スギ・ヒノキ)、青梅0・0、立川0・0、杉並0・0、千代田0・0、葛飾0・0です。
なお、杉並については、早朝及び午前中に多少の飛散量が観測されています。
近くに飛散源があるかも知れません。

4月16日
14時の都の観測結果は、あきる野4・148(スギ・ヒノキ)、青梅0・0、立川0・4、杉並4・30、千代田0・7、葛飾4・4です。
これらのうち、あきる野、立川、杉並は早朝から午前中にかけてかなり大量の飛散となっており、青梅、千代田、葛飾が終日少飛散傾向な状況とかなり異なっています。
11時時点で比較しますと、あきる野7・530(スギ・ヒノキ)、青梅0・11、立川63・226、杉並7・159、千代田7・0、葛飾0・0です。
何故このような差が生じるのかということについての正確な分析が待たれます。

4月15日
14時の都の観測結果は、あきる野0・63(スギ・ヒノキ)、青梅0・7、立川0・56、杉並0・59、千代田0・4、葛飾0・0です。
スギはすべての観測点で0となっています。

4月14日
14時の都の観測結果は、あきる野4・148(スギ・ヒノキ)、青梅0・0、立川0・4、杉並4・30、千代田0・7、葛飾4・4です。
このうち、あきる野、立川、杉並については、午前中の飛散量は多かった模様です。
スギ・ヒノキ以外の花粉飛散については、慈恵品川の前日(4月13日)の結果を見ますと、スギ3.1/cm2/day、ヒノキ94.4に対し、その他花粉は239.8となっており、他の地域でもその他の花粉が多く飛散しているものと思われます。

4月13日
東京の天気は夏といってもおかしくない状況です。
都の観測で、スギ・ヒノキを分離している観測点の数値は、14時で、あきる野26・344(スギ・ヒノキ)、青梅0・4、立川33・159、杉並26・219、千代田0・4、葛飾0・7です。

4月12日
好天が続いています。
都の「とうきょう花粉ネット」、14時の観測結果は、千代田0・0、葛飾0・0、杉並4・19、立川26・41、青梅0・0、あきる野0・59です。

4月11日
「とうきょう花粉ネット」、14時の観測では、千代田0・4、葛飾0・4、杉並33・178、立川4・30、青梅0・15、あきる野19・93でした。
杉並の飛散が多いのが特徴的です。

4月10日
初夏を思わせるやや暑い日となりました。
東京花粉ネット14時の観測値です。
あきる野41・522(先スギ・後ヒノキ、以下同じ)、青梅0・7、立川26・178、杉並7・163、(気温24.7℃)、千代田0・0、葛飾4・0となっています。
いずれにしてもヒノキが主役になっていることと、スギ・ヒノキ以外の花粉が多く飛んでいることが推測されます。
なお、スギ花粉に比べれば、ヒノキ花粉のほうが森林等の面積が少ないので飛散源を推定ないし特定しやすいように思われます。
速やかな解明が望まれます。

4月9日
環境省14時、文京32/m3、南南東の風3m、22.8℃でした。
一方、スギ・ヒノキの花粉を分離して計測している、都の「とうきょう花粉ネット」では、14時、千代田スギ0、ヒノキ0、葛飾スギ0、ヒノキ7、杉並スギ11、ヒノキ44、立川スギ15、ヒノキ81、青梅スギ0、ヒノキ7、あきる野スギ22、ヒノキ181でした。
スギとヒノキではヒノキが主となり、さらにその他花粉がかなり飛んでいるようです。

48
慈恵医大品川からの発信では、「4月7日(火)は品川でスギ4.9/cm2/日、ヒノキ科23.5/cm2/とまだ飛散が続いています。スギ、ヒノキ科以外の花粉も104.9/cm2/日と今年最高を記録し、相対的なスギ、ヒノキ科花粉数が減少しています。」とのことです。
本日の環境省自動観測では、飛散は多めとなっていますが、スギ花粉を分離することはできません。いずれにしても、スギ花粉は少数派になさいると思われます。
14時文京のスギ・ヒノキ花粉飛散は168/m3、南南東4m20.1℃、周辺地は、小平32、八王子188、山武282、厚木65、横浜209、船橋73などですが、かなりバラツキがあり、相互の関係は分かりにくい状況です。
今後の分析が待たれます。

4月7日
環境省14時の観測では、文京57/m3、南南東の風4m、19.8℃です。

4月6日
環境省観測による今日の飛散は、近畿、中部、福島以北の東北がかなりの量となっています。
14時の飛散は、文京36/m3、南東の風6m、18.7℃です。他は、八王子45、山武106、伊豆204などです。
東北では、福島1820、盛岡1738など多い飛散量となっています。

4月5日
昨日に続いて絶好の花見日和、花粉飛散は、近畿、関東、東北地方が多かったようです。
環境省14時の観測では、文京41/m3、北北西4m、18℃です。八王子204、山武147でした。

4月4日
サクラが満開となり、正に春爛漫、渋谷、原宿、新宿と人人人の波でした。
さて花粉の飛散状態はどうだったでしょうか。
14時の環境省情報は、文京45、南南東6m、16.6℃です。
ほか、八王子135、山武213で、夜に入ってからの飛散数は少ないようです。
なお、この時期の飛散は、スギ以外の花粉が多く含まれていると思われます。

4月3日
気温も上がり好天となりました。
花粉飛散は、環境省14時現在、文京49/m3、南南西2m、16.5℃です。
東京周辺は、八王子86、山武168などです。
青森922と飛散は北上、上越36と北陸から西日本は相対的に少なくピーク越えの模様です。
結局、東京周辺が相変わらず多めの飛散が続いています。

4月2日
環境省観測14時の飛散状況は、文京で、16/m3、北西8m、気温13.7℃です。
全体的に大量飛散は無いようですが、明日から気温も上がるとの予想ですから飛散がどうなるか注目したいと思います。

4月1日
4月に入りましたが肌寒い天気です。
ヒノキ花粉の飛散が始まっていますので、環境省の観測は、スギ、ヒノキのミックス数値となっています。
今日の観測地は、14時文京では、20/m3、東北東2m、気温11.6℃です。

3月31日
昨日と同じように東京中心にばらつきの少ない飛散状態です。
14時、環境省の観測では、文京57/m3、南東の風4m、気温12.3℃です。

330
環境省観測では、14時、文京28/m3、北北東3m11.8℃、の飛散となっています。
他の観測地点を見ますと、八王子45、山武53などで、飛散量の差が縮小しているようです。
なお
、3月18日頃大量飛散をしていました上越市に週末行って参りましたが雄果も少なく、本日は、14時で4/m3の観測値となっており、東京に比べ飛散期間が短いように感じます。

3月25日
冬に戻ったような寒い日ですが、一方サクラが咲き始めているという、ややちぐはぐな状況です。
環境省午後2時の観測、文京4/m3、東南東5m、7.7℃です。午後5時飛散0となりました。

3月24日
昨日よりさらに寒く、飛散は少なかった模様です。14時の環境省観測は、文京20/m3、南東の風4m、9.8℃です。
同じく文京のその後の変化は、16時32、18時24、20時20となっています。

3月23日
肌寒い日です。環境省観測、午後2時文京では61/m3、北北西6m、14.3℃です。

3月21日
朝から晴天です。
環境省観測では、都内、午前中の花粉飛散はかなりあった模様ですが、夕方から夜にかけて減少しました。20時文京12/m3です。

3月20日
朝の小雨から晴れに変わりました。
12時の環境省観測では、文京16/m3、東の風1m、15℃で、その他、小平32、多摩市20などとなっています。
他地域では、神奈川、千葉等は少飛散。群馬、福島、東北はかなりの飛散があります。

3月19日
今日は気温も高く初夏のような天気でしたが、東京周辺の花粉飛散は概ね少なかった模様です。
環境省の観測では、午後2時の文京区は、24/m3、小平16、八王子102などです。
北陸や東北では昨日に引き続き大量飛散が見られました。
白山1209、長野市1976、上越844、山形3202、仙台1939、大船渡7839などとなっています。
東京地区の飛散量がこれだけの好天でも飛散量が少なかったのは花粉のストックが、そろそろ底をついてきたようにも思われますが、今後の推移を見守りたいと思います。

318
今日は朝から晴れて気温も上がり、花粉飛散量が増大しました。
環境省観測では、午後2時の東京文京は、131/m3、南6m20℃、八王子16、小平41、山武250などですが、北陸から東北にかけては大量飛散となりました。
上越1890(25.2)、長岡2726、福島1377、盛岡1894などが目立ちました。

3月17日
昨日に続けて今日の文京区の飛散状況を追ってみました。
なお、今日の天気は大変な好天で気温も上がり桜の花芽も急速に膨らみつつあります。
2時61/m3、4時73、6時98、8時143、10時77、12時65、14時41、16時49、18時82、20時463、22時1094、24時783、という経過で夜更けになって急激に上昇しました。
都内でもっとも高い数値となっております。

3月16日
春が駆け足でやってくるということを実感させる良い天気です。
今日は文京区の飛散が時間の経過とどのような関係を持っているか調べてみました。
朝6時は、61/m3、8時61、10時49、12時16、14時36、16時49、18時143、20時168、22時266ということで花粉の飛び方は単純ではありません。

3月15日
今朝から良く晴れた日になりました。
環境省13時の観測です。
文京28/m3、南南東4m、気温13.3℃、中之条1644、伊豆110、山武90、上越1057、いわき1066となっています。
伊豆、山武など暖地が少なく、花粉飛散は北進しているようです。

3月14日
昨夜半から朝に掛けて、雨交じり南よりの風が吹き荒れました。
朝からお昼に掛けては花粉飛散はほとんど見られない状況でしたが、午後になって雨も上がり、飛散も増加した模様です。

3月12日
環境省13時の観測では、文京、北の風、5m、気温10.7℃、飛算数4/m3です。
周辺地域は、八王子118、山武86、渋川2595、伊豆873などとなっています。

3月11日
全国的に前日より花粉は少なめの模様です。
13時の環境省の観測では、文京32/m310.7℃、北西4mです。
都心西方では、八王子344、伊豆225、東方は山武606などのほか、北方では渋川5428が大量飛散となっています。

なお、東京都の発表で興味深い資料があります。
1月5日から3月1日までのスギ・ヒノキ科花粉(ダーラム法による)の測定結果が公表されていますが、これによると、区部では大田区が高く(2562.8)、青梅(2762.7)、八王子(2547.6)、多摩(2509.4)とほぼ並びの数値となっています。
区部の数値はまちまちで、千代田(1584.8)、葛飾(905.9)、杉並(2020.4)、北(1167.8)となっており、この差がなぜ生じるのか今後の解明が待たれます。

3月10日
環境省の午後1時の観測では、文京278/m3、晴れ、気温17.2℃、北西7mの風の条件で花粉飛散の多い日となりました。
西部では、川崎中原1082、八王子582、毛呂山988、湯ヶ島598などです。
東部は、山武1197、笠間1619、水戸1164となりました。
さらに全国の状況を見ますと、九州は少な目でピークを過ぎたのかという印象も感じますが、北陸の白山(石川林試)21213、大野7634と爆発的な飛散です。
東北の太平洋岸のいわき2656、大船渡2759など今日の日本列島は花粉の吹雪に見舞われたといっても良い状態でした。

39
正午、日もさし、穏やかな天気となっています。
花粉予想は多めと出ていましたが、環境省観測、正午の文京は24/m3とあまり多くはない数字です。
さて、同時刻の西側での飛散状況は、八王子53、厚木98です。
東側は山武213、君津122です。
北側は毛呂山57、つくば53、宇都宮245です。

3月8日
7日、8日と長野県木曽地方まで出かけました。
車窓から花粉飛散の観点から森林の状況を見ていますと、八王子を過ぎ、高尾に差し掛かりますとスギ林が現れます。
この辺から山梨県に入る辺りでではスギの雄花が着いている状況が注意して見ていればわかります。
甲府を過ぎて、小淵沢から長野県に入り富士見の辺りではカラマツの林が多く見られます。
また沿海部はどうなっているか、北部はどうかなど東京都心部に影響を及ぼしている飛散源についての解明が待たれます。
ここ数日都心部の飛散は比較的少ないようです。

3月2日
北よりの風が冷たい日です。
環境省18時の状況では、文京24/m3、八王子446、静岡1463などです。
八王子は観測地点に隣接してスギ林があります。
発生源の至近距離で観測が行われています。
文京の飛散数は23区では多い方とはいえませんが、観測点の千駄木の日本医科大の、近くにスギの木立があるかどうか調べてみたいと思います。

2月22日
やや暖かい日になり、花粉の飛散数が増加しました。
環境省観測では、夜20時でも、八王子692/m3、文京区159、厚木533を記録しています。

一方、現在国会で審議されている平成21年度予算の中に、花粉発生源関係の予算(林野庁)が含まれています。
前年度約97億円に対し、132億円となっています。
内容は、少花粉苗木の供給量の増加などです。

また飛散源を突き止めることも重要になっています。

昨年は、工学系の専門家とも意見交換もしてみましたが、花粉の飛散は微小粒子の拡散の問題ということになります。
このホームページでは、以前から、スギ林が存在しない東京23区での花粉飛散量が多いのかいうことに力点を置いてウォッチングを続けてきました。
結論的には、東西南北を飛散源に囲まれていること、しかもコンクリートなどで覆われ吸収機能が低いことから、数ヶ月の長期間飛散が続き、地面などに吸収されにくいため浮遊花粉も多いと推定されます。
しかし、同じ23区でも飛散に差があることの説明がつきません。
観測地点の近くにスギ林ではないが少数のスギの立木がある可能性があります。
さらに拡散の理論からいえば、遠距離飛散は3次元的に拡散するのに近距離の拡散は2次元的と考えて良いようです。
つまり、遠くの1万本と、近くの百本のいずれが影響が大きいかという問題もあります。
飛散源の解明に当たって関係者にご留意願いたいと思います。

2月21日
冷たい北風が吹いて寒い日でした。
環境省の観測、18時、文京区で24/m3、八王子で102/m3などです。

ところで、T新聞の20日の記事に次の記述がありました。
「林野庁は、東京にスギ花粉をもたらす多摩や埼玉の森林を中心に、所有者に協力金を出して、花粉のごく少ないスギや広葉樹への植え替えを進めている。新しい森が育つのは数十年後。長生きすれば、花粉症のない快適な春を迎えられるかもしれない。」
つまり、植え替えても数十年しないと効果が出ないということをおっしゃりたいようですが、花粉の出る木を植え替えるのですから、即時的に効果が現れる筈(植え替えの量とは関連しますが)ですので、書き手の方のご再考をお願いしたいと思います。

2月17日
今日の日本列島はかなり寒い天気です。
しかし、全体としては暖冬ということで、都の発表では、都内の飛散は、当初予測の2月中頃から十日ほど早くなり、各観測点で2月5日または6日からということになりました。
しかし今日のような天気では都心部の飛散は少ないようです。

2月15日
昨日の日本列島は、全国的に三月から七月並みの陽気で、静岡市などは25度を超える夏日でした。
東京都心部も23.9度を記録しました。
このような気象が花粉飛散にどのような影響を与えるでしょうか。
今年も注目して参りたいと思います。


トップページへ  花粉飛散総合情報のページへ