No04.タマックとの連携


土地探しは、理想の家に直結しています。
家康不動産とタマックの連携は、
その土地に施主の思う理想の家が建つかどうか
施主と一緒に検討してくれます。

☆2009年現在、連携が解消されています。


実は、土地の申込期間中に非常に重要な作業がある。
それが、間取り決定である。
土地を契約するという事は、[自分の納得できる家が建つ]
事が確認できたと言うことである。
自分が思い描いていたとおりの間取りが実現できる土地が見つかれば問題はない。
しかし、限られた予算で、範囲と時期を絞り込んで土地を探すのだから、
そんな都合の良い土地が見つかることは、ほとんど無いと言っていい。
つまり、普通は土地に合わせて、間取りを考えることになるのである。
しかも、土地は予告無く、突然に見つかることが多い。
さらに、考えをまとめる猶予は、申し込み期間中だけだ。
珍は、最初、マンションを検討していたため、
自分で間取りを考えるという発想がなかった。
マンションは与えられた間取りから選ぶだけだからだ。
マンションから、注文建築へ変更後、PCを使って、
間取りを作成してみたりしていたが、所詮はお絵かき。
自分で間取りを考えられる様な能力は無い。
そこで、タマックの登場である。
土地を申し込むと、その詳細情報が、
家康不動産から、タマックへ伝えられる。
タマックでは、土地契約までの間、施主の要望を聞きながら、
間取り案を作成するのである。
この間取り案は、建坪率、容積率、
北側斜線規制や地域協定なども考慮される。
すでに、隣に家があれば、窓の位置なども、アドバイスがある。
後で知ったのだが、珍が土地を申し込んだ直後、
斧さんと中本さんは、いのさんの連絡を受けて、
すぐにその土地を調査に来たそうだ。
間取りを作成するにも、実際にその土地を見ずに作成出来るわけはない。
今から考えると、当たり前だが、その当たり前がすばらしい。
申し込み後、珍のために、タマック営業、斧さん、中本さんの二人が、
何度も間取り案を作成して、打ち合わせやメールしてくれていた。
やりとりは、契約までの時間制限があるため、昼夜を問わず行われた。
施主も大変だが、間取りを何度も考えさせられるタマック営業は、
それどころではない。
実際に、斧さんも中本さんも、ほとんど寝ずに付き合ってくれていたと思う。
当時の斧さんとのメールのやりとりを見ると、22時23時なんてざらにある。
施主としても、ここが勝負所だ。
ここを適当にすませてしまうと、後々大後悔につながるからだ。
そして、家康不動産とタマックのメンバーの協力で、
[自分の納得できる家が建つ]とわかってから、めでたく土地契約となるのである。
最終的な決断は施主が行う。
今回、珍がこの土地をキャンセルした事により、
いのさん、斧さん、中本さんの仕事がリセットしてしまった。
[この土地に家を建て、一生暮らしていくというイメージが湧かない。]
施主にとっては重要な感覚である。
しかし、具体的な理由説明が出来ない、この曖昧な感覚でキャンセルしたのだ。
いのさんも、斧さんや中本さんに説明出来なかったに違いない。
仕事とはいえ、前向きに協力してくれている家康不動産とタマックの
やる気がなくなってしまうのではないか。
本当は買う気がないと思われてしまうのではないか。
珍がキャンセルを躊躇していたもう一つの理由だった。


今日のひとこと ★


後で、いのさんに聞いたのですが、
[感覚的にその土地があわないな。]
と、感じるのは立派な理由だそうです。
ですが、今回は滅多にお目にかかれない、
掘り出し物だったわけですから。

珍がキャンセルしたその土地は、現在住んでいるところから歩いていける距離にあります。
今では、その土地に家が建ちました。
今、その周囲を歩いてみて、
あのとき、珍が感じた感覚は間違っていなかったと再認識できます。
当時感覚でしかなかった問題が見つけられました。
珍がキャンセル土地に家を建てた施主は、全て事情がわかって、
納得して購入できたのでしょうか。
買ってから、想像もしていない問題が現れたときには大ショックでしょう。
もしも、このキャンセルした土地が、もう少し、色々な土地を見た後で
出てきたならば、結果は少し違っていたと思います。
それは、珍の土地を見る目が養われ、具体的に問題に気がつき、
その価格に納得して、このキャンセルした土地を買えたに違いありません。
いのさんは、十分わかっていたのでしょう。
ですが、少しでもネガティブなことを言うと、珍が買う気を失うと思ったに違いありません。
もしも、今住んでいる土地が見つからなかったら、後悔していたかも知れません。

土地は、運とタイミングも重要なのです。