−よもやま話-その13−

 所長のコジーノです。今回は前回の続きです。

 PC購入から1ヵ月後、初のCGソフト「Ray Dream Designer」手に入れました。まず
プリミティブにサンプルテクスチャーを適用したり一通りした後、チュートリアルに取り掛かり
ました。

 まず最初のチュートリアルは、簡単な「金魚」や「水草」のような物を作成し「ライト」と共に
配置してレンダリングするだけと言う物でしたが、ハッキリ言って「難しい・・・・・・」の一言でした。

 モデリングがまともに(ちゃちな物でさえ)出来ないのは、ある程度しょうがないし予想していま
したが、3Dの空間にオブジェクトを思った所に配置が出来ませんでした。
 「X・Y・Z」各軸の位置感覚がが全然掴めないし、当たり前の事なんですが「オブジェクト」
同士が「めり込む」のがイライラを募らせました(4には衝突判定は搭載されていなかった)。

 何とかそれらの事を感覚的とは言え理解したら次は、「カメラ」でつまずきました。今現在でも
カメラアングルには頭を悩ませる事はありますが、当時はずぶの素人だった事もあってアングル
等とは別次元の物でした。まぁそれには稚拙なモデリングやライティングも関係していたのです。

 何とか最初のチュートリアルを終えた後、その後のチュートリアルはやらずオリジナルに取りか
かりました。「研究成果」にある「くじらイルカ」がそれです。
 クジラを作ろうと思ったのは当時何かの雑誌で、CGで作られたクジラを見かけたのがきっかけ
だったと憶えています。しかし苦難の連続でした。

 「くじらイルカ」こそ初の3DCG作品だったので残っていましたが、その後四苦八苦しながら作成
した幾つかの物は全然残っていません。数も多くはありませんでしたが、見れば見るほどどんどん
「ブルー」になり、CGを止めたくなるような出来だったのです。

 それと安定して作業するのが困難でした。PCや当時のOS(Win95)にも問題があったような気が
しますが、兎に角よく「落ちました」。
 モデリングしていると突然形状がムチャクチャになって「フリーズ」したり、材質設定にテクスチャーを
適用したとたん、そのオブジェクトが削除されたり(?!)、違うオブジェクトに適用した材質設定が
全然違うオブジェクトに適用されていたりとムチャクチャで、突然のフリーズなどは日常茶飯事だった
ので、日にPCを強制終了を何度もするのは珍しくない状態でした。

 「もしかして、家庭で3DCGをするのはまだ無理なのでは?」と思い始めた、その年の11月の末
に1通の郵便物が僕宛に来ました。
 中には「Ray Dream Studio5」の発売告知と、バージョンアップの書類でした。記憶では3万
7千円だったか5千円だったと思います。定価は5万8千円だったはずです。

 悩みましたね。不安定なのは「Ray Dream」の問題のような気がしていましたし、他のアプリだと
もっと生産性や特にモデリングが優れているんじゃないかと思われたので。
 しかし97年当時やはり選択肢が限られていたし、「Ray Dream Studio5」新機能の宣伝
文句の「MMXに対応!レンダリングスピード大幅アップ!」「衝突判定搭載!」「多種多様な
特殊効果搭載!」「新たにメッシュモデラー付属!」などのうたい文句に惹かれ、12月の頭には
お金を郵便局で振り込んでいました(笑)。

 お金を振り込んだ直後「良かったのだろうか?・・・」とチョッと考えましたが、このソフトがあとあと
まで色々役に立つ事になるのです。

 では続きは次回に・・・。


 
                                           2002/07/29記す。


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