−よもやま話-その15−
所長のコジーノです。今回も前回からの続きです。
1999年12月の暮れに「My Shade2」を購入するのですが、何の迷いもなかったかと言うと
決してそうではありませんでした。
実は当時、別の某有名ミドルエンド3DCGソフトを買おうと画策していました。しかし新しい
PCと購入となるとまた40万円以上の出費だし、「果たして使いこなせるのだろうか?」と疑問
に苛まれ購入を断念しました。アニメーション機能の必要性を感じていなかったのも1つの要因
でした。あと「超柔軟」とされるSahdeのモデラーがあればとも考えたのです(泣)。何はともあれ「My Shade2」を某パソコン総合量販店で購入し、同時に紙の「マニュアル」
が付属しないと知っていたので、「Shadeの達人」と言う専門書を購入しました。
このとき「Shade」関連の書籍の多さに驚き、「おお、これなら怖い物なしだ!」と心のなかで
ほくそえんでいたのを懐かしく思います・・・。これが1つの罠とは知らずに。家に帰って早速インストールし、広めの平面に幾つかの球体を配置して床には「チェック」球
には「反射」を設定して、レンダリングを実行してみた感想は「反射が美しい」でしたね。
この後アプリCDに入っているサンプルを幾つか触って、ソフトの基本的な操作を確かめた後に
例の専門書の「実践編・その1」となっていた「砂時計」を製作しました。たしか数時間で完成
した記憶があります(単純な回転体ですから)。
この後2週間ほどの間、「Shadeの達人」の実践編の「百合の花」を作成したりその他の実践
編を所々作リ終えたところで、Shade初のオリジナル「Shade習作」に取り掛かりました。この時点
では「さすが噂のShade。動作も軽いしレンダリングも綺麗だ」と感じていましたが・・・。しかし、オリジナルを作成していくうちに色々と困った事が明るみになってきました。まずShade
のデーターファイルの容量が「RayDream」に比べとても大きく、PCのHDの容量を圧迫しだした
のです。そして「反射」や「透明体」を適用した物をレンダリングすると、飛躍的に時間を消費し
制作に時間が掛かる事が分りました。あと噂の「モデラー」も以外に癖があるような気がしていた
のもこのあたりからです。とりあえず2月の中旬に「Gateway」で新PCを購入し(当時運悪く「台湾大地震」が発生して
しまい予想以上メモリをつめなかった)、当初の目的であり、目標の「人間」の制作を開始する
のです。まず、いきなり「オリジナルな人間」は無理だろうと考えたので「Shadeの達人」に載っていたあの
「テライユキ」のメイキングのまんま、まず1体作って見ることにしました、が!。
結論から言うと、一応「頭部」は何とか制作しました。たしか丸3週間ぐらい掛かったと思います
僕自身も本の通りに出来上がるとは思いませんでしたが、出来上がったそれは「不気味な老婆」
そのものでした・・・。
かの悪名高き「皺取り」を際限なくやっていくうちに何故か顔が縦へ縦へと伸びてしまい、「国籍
予想不能、性別年齢も判断不能」な「人らしき」物体がモニターに映し出されていました・・・。皺取りも悩まされましたが、人間を制作するうちに「物の形」を非常に認識するのが難しいモデラー
だと言うのに気が付いたのです。一番感じたのが「鼻」の部分で、例えは悪いですが張りぼてで
作った「外人」の鼻のような物しか作れず、丸みのある立体的な鼻は幾ら頑張っても出来ません
でした。その上作りこむほど「皺地獄」に陥り、2月の終わり頃にはShadeの使用を取りやめる事を
決定していました・・・。そうです以前にも一度Shadeの使用を断念していたのです(笑)。
余談ですが、新PC購入を期に「インターネット」の使用も初めていたので、沢山の「Shade」で
人間(美少女?)を展示しているサイトを訪れたのですが、6割がたのサイトの人間CGが同じ問題
を抱えているように思ったのも要因であります。
この時点で愛着ある「RayDream」に戻るか、数十万円を払って「ミドルエンド」と言われるソフト
へ以降するかの岐路に立たされ、思い悩みましたがいままで少し気になっていた「メタセコイア」と
RayDreamの後継「CARRARA」という選択が現れ、それを選ぶ事になるのです。
その16へと続きます・・・。
2002/08/15記す。