STORY 5   第21話〜第26話 go to story4go to story6

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第21話 妖光の海

チーム・マーリン初登場にして最後の回です。
人間のやったことのツケが現実と化すお話。最も現実にありそうな話ではないかと思います。
「行って勝て!人類が犯した罪を隠す闘いに。」闘いに赴く我夢への藤宮くんの言葉が重い。
やはり、後味の悪さを感じる闘いでした。今後も起こりうることだとわかっているから。
今も、人類が作り出した新しい環境に適した、まったく新しい生命体が生まれてるかもしれないのだから。

「海の怪獣か!」と我夢に迫る巌隊員の剣幕は「活躍」という場が欲しいーっていう切実な願いが伝わってきます。が不謹慎だろう(笑)反対に横谷リーダーはさすが、海の男って感じで冷静そのもの。かっこいい。
また、今回はサトウ君の女運のなさが、またまた表面化(笑) 勉強もいいけど女を見る目も養おうよ!
怪球の出現ポイントの調査で、目撃者のサトウに「大体じゃ困る」っていう我夢もすごいが「この角度で出現した」と言い切るあんたもすごい。さすが我夢の友達?!

fujimiya:
「俺にはもう、迷いはない。」
カンデアを生み出した人類の罪を前に
前回反射的に少女を助けてしまった自分の感情に決別
story21

第22話 石の翼

辰巳おじさん大活躍の巻!です。
でも、この回の千葉参謀はある意味「普通のおじさん」だと思います。ていうか「普通の良き大人」だ。「仕事」もきちんとやれて、子供にもちゃんと話が出来る、最近少ない良きニッポンのおじさんですね。 こういう人が現在を支えているのでしょう。
石室コマンダーは常人ではない雰囲気を醸し出してますが、この人は失礼だが小市民っぽいよね〜。(ホント失礼^^;)
余談ですが自分の孫はいないのでしょうか?普通は娘の〜って気がするが。まさか独身ってことないよね??

第23話 我夢追放

お話とは別に、私が最も気になった箇所は藤宮くんの経歴なのであった(笑)
すまん、所詮ミーハーなのよ。ビデオでコマ送りにしたのはこのシーンくらいね。みんな、1回くらいやりませんでしたか〜??ダニエルくんとは同じ大学のお友達なんでしょうかね。
あと、個人的には、玲子さんが「藤宮博也さんを探してるんです」って稲森博士に言うんですが、この「ヒロヤさん」ってのがね〜新鮮(笑)だったの。「君」じゃなく「さん」だし。あ、なんか大人って思ってしまった。(←バカ(笑))

タイトルどおり、突然、我夢は「藤宮博也」と無断で会ってたという理由でXIGをクビに。そんな、「疑わしい奴」と会ってただけでクビとはーと思いますが。藤宮くんは元アルケミのメンバーだし、有名な科学者のはずなんだから知ってて当たり前だろう、とも思うんですがね。でも、これで、自由に藤宮くんを探しに行けて我夢にはかえってラッキーかも。梶尾リーダーが堤チーフの命令でこっそり後を尾行。もちろん、我夢が一人で無茶をしないように見張るため。
そして、タイトルは「我夢追放」ですが、やはり今回の主役は稲森博士でしょう。
我夢に「どうしてこんなことを?」と問われて「出会ってしまったからよ。」という答えが印象的です。
なんだか、我夢ちゃんにはわからない大人の世界カモねと、ちょっと思いました。
たとえは悪いけど、「悪い男にひっかっかって、会社の金横領しちゃった女の人」なんかと同じ心境かも。でもね、人類が変わるまで待てないっていうのは「そうかも」とも思っちゃうね。今も地球温暖化防止の会議でも決裂してるしさ。
藤宮くんが間に合わなかったのは、ゴメノスが破滅招来体の送り込んだ怪獣ではなく、地球の怪獣だったからでしょう。
藤宮くんも問います。
「どうしてこんなことを!」
「もう一度見たかった、あなたの笑顔を・・・」
これで、彼が守りたかった「リリー」も「稲森博士」もなくしてしまいました。

第24話 アグルの決意

この回ほどリアルタイムで見たかったと思った回はありません。
あとで、よお〜く思い出してみたら、最後のシーン、「玲子さんを無視して橋を渡って一人で行ってしまう藤宮くん」というのは見た記憶があるのだ。うう、惜しいことをしたもんだ。もっと早く帰ってきてたら見れたんだろうな。まだ、はまってなかったのよね〜ばかばか、私のバカー!
何と言っても初めて「人間のために戦うアグル」が見所です。
「無駄だとわかっていて、それでも守るのか?人間を。それがウルトラマンだというのか!?」藤宮くんの叫びが響く。アグルの決意は人類の消去か、果たして?

この回チームクロウが出現したアグルを攻撃するんですが「人間がウルトラマンを攻撃する」というのがすごく衝撃的な画でした。見ててこれほど辛いものはないです。仕方なくじゃなく、ホントに敵として攻撃されるなんて。偽ウルトラマンとかメカウルトラマンじゃないんだよー
関係ないですが、玲子さんが藤宮くんを探して自分たちを追ってきたと知ったときの梶尾&我夢の反応が好きだなあ。あの間がなんとも絶妙なんだ。特に梶尾さんの「(稲森博士に続いて)こいつもか!?」っていう顔が。ちょっと注意してみてくださいな(笑)。

第25話 明日なき対決

前半は藤宮くんと玲子さんの逃避行物語。
二人は全国指名手配中。藤宮くんは玲子さんを誘拐して逃げてることになっているのだ。←ひどい。
それにしても二人が一緒だというのが何故わかったの?我夢or梶尾さんがたれ込んだのか?それとも倫文か(笑)?とちょっと突っ込みを。
前回、多数の地球怪獣を目覚めさせるためにエネルギーを使い果たしてしまった藤宮くんの、アグルの光はかなり弱まってます。休息が必要だ。でも、人目を避けて訪れた深夜のバーは暴走族風な男達のたまり場だった。絡まれてぼこぼこにされちゃった藤宮くんの絶叫がひびく「人間は汚い!人間なんて地球から抹殺してやる!」
そんな藤宮くんに「あなたってかわいそう。地球に選ばれて、選ばれたがために苦しんで、自由をなくしてる。もっと自分のことを考えて!」と玲子さん。「あなたのこと教えて。私、藤宮くんのこともっと知りたい。」
二人が海岸で和んでるところに我夢がなぐり込み。

「君はウルトラマンじゃない!ボクが本当のウルトラマンだ!」
明日なき対決がはじまる...

「海を探検したかった」と告白する藤宮くんがとってもかわいいです。泣けちゃうくらい。
それにしてもリザードってなんてやな奴!ただの民間人を殺す気!?ここはアメリカかって感じのカーチェイス。もし玲子さんが死んでたら「事故」ってことで片づけるんだわ!今までもけっこうこういうことやってるんだろうって感じよね。

第26話 決着の日

「大切なものなんて、いくらでもあるじゃないか!!」
この我夢の叫びを思い出すと今でも泣けちゃうよ。
遂に明日なき対決に決着の日が。しかし、それは誰も予想しない意外なものだった...
この回、「やはり知っていたのかコマンダー」とか、「瀬川さん、あんたもか」とか突っ込みどころはあるのですがそんなのはおまけよ、おまけ。こだわってはいけません。やはり本筋、前半の最終回とも呼べる回なのだ。黙って見よう。

「おまえにわかるか?大切なものに裏切られた気持ちが!?俺にはもう、守るものなんて何もない。」
この言葉とアグルの光を我夢に残して爆発の中に消えた藤宮博也です。
そして、ガイア、スプリームバージョンの誕生だ。

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