STORY 9   第41話〜第45話 go to story8go to story10

第41話 アグル復活

本当の意味で私がはまったのはこの回でありました〜
そのタイトル通り、遂にその日が。割れた海の中に跪くアグルの姿に見とれましょう!エンディングテーマが流れたときホントにはまったと思ったの。歌詞に涙しました〜。

アグルとして自分のしてしまった事、そしてその結果、地底貫通弾が地中に向け発射されてしまった事。藤宮博也は自分を許せない...。そして、何もできなかった自分の無力さに失望していた。彼は、我夢よりも純粋な人間だ(と思います)。真正面から問題に向かい、逃げることをしない。その純粋さが彼を追い詰めるのだ。

突如黒雲がうず巻き、ワームホール出現。これまでとは違いどんどん巨大に膨れ上がってゆくワームホールから現れたのは、意外にも無数の塵のような物体だった。それらは次第にひとつの形を形成し、メカ怪獣『Σズイグル』(←謎なネーミング(笑))の姿に。チーム・クロウが出撃するが稲城リーダーが被弾するなどピンチに。そこへガイアが現れ一撃で簡単に撃破!飛び去ろうとしたガイアはふと気配を感じ眼下を見た。そしてそこに見たのは、自分で自分を追い詰め、心も体もボロボロになった藤宮の姿だった。

「生命は、海に生まれ海に還る。その営みを見守りたかった・・・しかし自分は、アグルの驚異で人を混乱に陥れただけだった・・・」そう自責の念に苛まれる藤宮に我夢は「戦う誇りを取り戻すんだ」と励ますのだった。
と、その時海に飛び散っていたΣズイグルの破片が螺旋を描きながら宙に舞い上がり、再び怪獣の姿を形成しはじめた。我夢は瀬沼に藤宮を頼み、怪獣を引き付けようと岬へと走り出した。しかし、ガイアに変身しようとするとエスプレンダーはいつの間にか金属の破片で覆われていた。そしてそれは次第に我夢の体をも覆い始め、やがて我夢はΣズイグルの胸部に閉じ込められてしまうのだった。
いつまで経ってもガイアが現れないことに疑問を感じた藤宮は瀬沼の制止を振り切って走り出すが、怪獣の攻撃を受け意識を失う。
我夢を胸に閉じこめたままワームホールに消え去ろうと上昇を始めるΣズイグル。我夢を気遣い攻撃できないファイター・チーム。
「藤宮」「藤宮くん」「藤宮くん」大切な人達の顔が浮かんでは消える。
「戦う誇りを取り戻すんだ!」我夢の声が藤宮の心に響く。

「もう一度・・・」
「もう一度俺に力をくれー!!」藤宮の叫びが海にこだました時、時は止まり海が割れた!

第42話 我夢VS我夢

黒我夢、登場。映画版よりちょっと大人っぽい?かな。
我夢は自分を付け狙う怪しい男を追っていた。遂に追い詰めたその男は、なんと自分とそっくりな黒ずくめの男だった・・・彼は問う。アルケミースターズの生まれた理由は?そして自分たちがネットワークを作り集まらなければならなかったのは何故だったのか?そして、人類は生き残るに相応しい存在ではないと、言い放つ。
「僕は君さ、君は僕さ!」
黒い我夢は、やがて巨大な異形の怪獣へと姿を変える。ガイアに変身し戦う我夢。
夢か幻か?我夢が奇妙なビジョンから醒めた頃、ダニエル議長から根源的破滅招来体の所在地を特定できるかも知れないという知らせがXIGに入る。それは、破滅招来体に対し人類が先制攻撃をかけることが可能になるということだ。果たしてこれは、人類にとって朗報なのか?我夢には疑問だった。そんな、我夢の前に再び黒い我夢のビジョンが現れた・・・
やがて、我夢はこの幻覚の原因が自分のXIG−NAVIであることに気付く。Σズイグルとの戦いの中で仕掛けられたものだったのだ。そして、クリシスが破滅招来体によってプログラムを書き換えられていたことや、黒ずくめの男がアルケミースターズにこだわったこと等から、アルケミースターズの中に裏切り者がいるのではないかと、確信、一人の人物を特定する。ドイツメンバー、クラウス・エッカルト。クリシスの集積回路の設計に携わっていたアルケミースターズの創立初期メンバーだ。我夢は空路EXでドイツへ単身向かうのであった。そこに待っていたのは・・・

「戦えるか!?自分の心の底に巣くっていた化け物と。」
忠告はしても、手助けはしない藤宮くんです。我夢が自分で勝たなければいけないと知っているからよね。
そしてラスト、我夢の悲痛な叫びが響く。
「僕は人と戦いたくなんかなかった、僕はそんなに強くなんかない!でも、今は戦うしかないじゃないか!!」

おまけ
・椅子で茶道のコマンダー、あやしいさ炸裂(笑)!
・「男の子と女の子が二人で歩く」のがデートとは、キャス、かわいいね〜(笑)
・今回で、キャスに我夢がガイアだとばれましたね〜。ホント、正体知ってる人いっぱいだね(笑)
・クラウスの机の上に飾ってあった写真、藤宮、ダニエル&クラウスの笑ってる写真なのよね〜大学のお友達だったのでしょうか。クラウスは藤宮くんのとこには現れなかったんだろうか?前回、ボロボロだったのはクラウスの責じゃないよねえ?

第43話 銀色の眼のイザク

夜、藤宮は、森で多くのハンター達に追われる夢で目を覚ました。
「何だ、今のは?・・・イザク?今のはイザクの夢か?!」
藤宮は先日偶然、岩倉財団の研究施設に勤める旧友の小谷に会ったことを思い出した。岩倉財団の研究施設では、絶滅した野生動物のクローン再生実験が行われていた。そして、その最初のテストケースは、1970年代に絶滅した「地上で最も美しい虎」と呼ばれたアルテスタイガー、最後の1頭であった、銀色の目のイザクであったのだ。
胸騒ぎを覚え、研究所に駆けつけるが、時既に遅く、研究所は落雷によって破壊され「何か」がワームホールへと連れ去られたところであった。
数日後、湾岸の工業地帯にワームホールから虎に似た姿を持つ怪獣が現れた!
早速、細胞分析を行う我夢。驚くことに結果は、怪獣はワームホールから現れたにも関わらず地球の生物だというのだ。しかし、怪獣から石油コンビナートを守るため攻撃態勢に入るライトニング。そして、その前に青い光と共に立ちはだかったのはアグルだった。だが「イザク」の怒りを静めようと、アグルは反撃しない。そして、遂にイザクの火炎攻撃の前に倒されるのだった。そして、イザクもまた姿を消した。

分析の結果、怪獣はアルテスタイガー「イザク」だということが判明した。人類が30年以上前に滅ぼしてしまった野生動物だと知って、XIG内では重苦しい空気が流れていた。
自分の戦うモノについて知っておきたいという梶尾に神山は呟く。
「イザク達にとっては、私たち人間が破滅招来体のようなものかもしれませんね。」

「君は知ってたんだね。だから、イザクの人類への怒りを静めようと・・・」
病室では我夢が藤宮に話しかけていた。だが、藤宮の答えは意外なものだった。
自分は思い上がっていた。あれは、ただの誇り高いアルテスタイガーなのだと。ただ、自分の生まれた星で懸命に生きようとしている自分たちと同じ一つの生命なのだと。
そこに、再びイザク出現の報が入る。
「殺らなければ、お前が殺られるぞ。」藤宮の声が出撃する我夢の背中を追ってきた。
迷う我夢にコマンダーも言います。破滅招来体が怪獣の細胞に地球生命の痕跡を残したのはわざとだと。イザクを倒さなければ、これからも絶滅した動物を怪獣に変えて送り込んでくると。

戦いの後、打ちひしがれる我夢に、藤宮くんは言います。
「戦うのが辛ければ、その光を捨てればいい。」
言葉のない我夢に続けて語りかけます。
「前にお前は言ったよな、人間は変われると。その言葉を俺は信じたいと思った。だが、人類は、自分が過去に冒した過ちを自分の痛みとして背負って行かない限りは、変われないんじゃないか?」

「俺たちはイザクを忘れない。」

おまけ
かなり、好きな話です。
・イザクに倒されるアグルがけっこう好きなんだな〜、倒れ方が好き(^^;登場の仕方も好き!
・バイクに乗る藤宮くん、ちょっとへっぴり・・かな〜なんて(^^;
でも、友達が出てきてうれしかった!(死んじゃったけど)小谷さんの方が年上っぽいけど、ドイツ時代の同僚かしら?アルケミじゃないよね!?

第44話 宇宙怪獣大進撃

ダニエル達アルケミー・スターズは、ついに根源的破滅招来体の母星の特定に成功する。それは地球より44光年離れたM91という恒星系にあった。そこにはコッヴやパズズの生体反応が認められたのだ。ジオ・ベースでは、M91の星域に届くワームホールを作るシステムが完成、さらに恒星間ロケットを改造した『ワーム・ジャンプ・ミサイル』をも完成させた。
作戦の開始準備が着々と進む中、我夢は一人イラだっていた。
「ワームホールの研究は、無限の宇宙に飛び出し新しい友達に会う夢を叶えるためじゃなかったのか!?」問いかける我夢に、ダニエルは「宇宙にいるのは友達だけではないことが分かったのだ。」と答えるのだった。
やがて我夢は、稲城リーダーと未来、そしてクラウスの言葉から、宇宙怪獣そのものが「破滅招来体」ではないことに気付く。宇宙怪獣は、自らのテリトリーから連れ出されたために生物の生存本能で暴れているだけなのだと。
石室コマンダーに作戦の中止を進言する我夢だが、もはや、XIGにその決定権はなかった。
人類最後の希望であるこの作戦を中止することは、最早誰にもできないのだ。

「どうすればいい!?教えてくれ!!」
そんな我夢に藤宮が問う。
「人類最後の希望をうち砕く勇気があるか!?ウルトラマン!」
人類の暴走を止められるのは、人類の希望であるガイアにしかできないのだ。(←アグルじゃダメなんですよね〜)
そして、遂に作戦開始のボタンが押されてしまった・・・!!

おまけ
・アグルが出現した時のコマンダーのリアクションが・・・けっこう笑えました。「ああ、そうかよ」って感じなんだもん(笑)
・最後のガイアとアグルのアクション(?)は・・・個人的には×でした(^^;恥ずかしいんだもん。

第45話 命すむ星

ワームホールから、巨大な翼を持った烏天狗のような魔人が出現。
スクランブル発進したライトニングをかすめるようにアグルも出現、戦いが始まった。しかし、魔人はアグルの必殺のフォトンクラッシャーのエネルギーを吸収、ライフゲージを破壊する。消滅するアグル!←(!!!)
そして魔人は強烈な破壊光線でGUARD特別施設、国際フォーラムを一瞬で破壊し、飛び去った。
狙いは建物の地下にある新兵器の研究施設と見られた。今までとは違う、高い知性を持った敵の出現に皆、言葉を失うのだった。

一方、傷付きうずくまる藤宮の元に柊がやってくる。「お前の力を俺に貸せ!」と。
そんな中、再びブリッツブロッツが飛来。今度のターゲットはGUARDの補給基地。そこの地下には分解中のエネルギー弾頭があり、破壊されれば首都圏が一瞬にして火の海と化してしまうのだ。
柊は藤宮の力を使って怪獣を倒そうと考えるが、藤宮のアグレイターは弱々しい光を放つだけであった・・・。
そんな時、大地を割って巨大怪獣が出現。それはかつて『地底貫通弾』によって壮絶な死を遂げたティグリスだった。
驚く柊に「地球の生物にはそれぞれに与えられた役割がある。」と語る藤宮。
ブリッツブロッツに猛然と戦いを挑むティグリスの姿に、柊の信念はぐらつき始めるのだった。

ガイア、ハーキュリーズ、柊、そしてティグリスの連携によって遂にブリッツブロッツを倒すことができたが、ブリッツブロッツの最後を見届けるとティグリスもまた動かなくなってしまった。
「勇敢なる同士に・・・敬礼!」
そんなティグリスに、柊は地球を守る同士としての言葉を贈るのだった。

おまけ
・アグルが消滅した時、藤宮くん死んだかと思った!ホント、びっくりした。
・柊准将の私服は頂けない・・・恵さんの帽子もなんとも・・・(笑)もうちょっと、どうにかならんか!?
・田端さんもリンブンも「恵さ〜ん」なので不機嫌な玲子さん、かわいいです。
・ティグリスって何匹もいるのね。最低で「あ・うん」の左右2匹はいる?モデルはシーサーかな。

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