![]()
チームワーク
![]()
![]()
子供が生まれたら、それ以前と同じような生活はできません。
そのとき、夫婦はどのくらいチームワークとして行動することができるか、その能力が問われます。
たとえば、次の質問に答えながら、チームワークとはなにか考えてみましょう。
| <父親についての質問> | ||
| 子供が生まれてから夫の生活は変わったか | ||
| 1 | 子供が生まれる前と同じように飲みに行く。 | |
| 2 | 少し飲みに行く回数が減った。 | |
| 3 | めったに飲みには行かない。 | |
| 子供が生まれてから夫は日曜日をどう過ごしているか | ||
| 1 | 妻子をおいて毎週ゴルフや釣りやサーフィンを一人で楽しんでいる。 | |
| 2 | たまに妻子をおいて遊びに行く。家にいるときは一日中ゴロゴロしている。 | |
| 3 | 家事を手伝ってくれたり、子供と外で遊んでくれたりする。 | |
| 妻の声が聞こえているか | ||
| 1 | 育児の悩みなどを訴えると「家でまで疲れるようなことを言うな」と怒る | |
| 2 | 育児の悩みなどを訴えているのに、TVを見ながら生返事をしている | |
| 3 | 話をよく聞いてくれ、なんらかのコメントをする | |
| ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ | ||
| <母親についての質問> | ||
| 精神的に夫によりかかっていないか | ||
| 1 | 「子供のウンチの色が変なの!」という程度で会社に電話したり、夫が飲みに行くと何度も「早く帰ってきて」とメールを入れたりする。 | |
| 2 | 夫が悩んだりしていると「男のくせに情けない」と思う。 | |
| 3 | 一人で解決できない育児の悩みは夫に相談する。夫が悩んでいるときは、耳を傾ける。 | |
| 夫への関心は薄れていないか | ||
| 1 | 子供の世話だけで精一杯で、夫の世話までしていられない。 | |
| 2 | 夫が夫婦で遊びたがっているのはわかるが、なかなかそうする時間がない。 | |
| 3 | 二人きりの時間をたまには持ちたい。 | |
<父親について>
1番ばかりの方・・・はっきり言ってあなたは自己チューです。
もう少し妻の身になって行動する大人っぽさがほしいです。
2番ばかりの方・・・ある程度自分だけが楽しむことは自粛しているようですが、
奥様からは「好きなことばかりしている」と思われているかもしれませんよ。
3番ばかりの方・・・おお、あなたは父の鏡です。
<母親について>
・精神的に人によりかかっていたいタイプの方・・・・パートナーに共感を求めるのはいいですが、
度を過ぎると嫌われちゃいますよ。
・子供しか見えなくなっているタイプの方・・・パートナーの存在がうっとうしくなってませんか。
パートナーが「ねえねえ」と声をかけてこなくなったら、かなりヤバイっす。
・お互いの悩みに目が向けられ、夫婦の時間を大事にしている方・・・すばらしい。
すてきな夫婦関係を築いているようですね。
![]()
これらの項目が夫婦のチームワークを見る全てというわけではありません。
これは一つの目安にしてください。
男性は「子育ては女の仕事」と言い切って、妻の負担に気づかないでいる場合があります。
女性は「子育てが大変」で夫の気持ちまでかまっていられなくなることがあります。
男にも女にもそれぞれの言い分があります。
でも、二人が「オレの方が大変」「アタシの方が大変」と言い合っていても夫婦関係は向上しません。
お互いを思いやり、助け合うことが大事です。
![]()

私たち夫婦の場合、夫は育児に協力的だった。
そして、私は育児のストレスというのがほとんどなかった。
が、私が育児を楽しみ過ぎたという点が問題になってしまう。
私は子供を夫に渡さなかった。なんでも自分でしたかった。
そして、母子二人だけの世界を作ってしまった。
夫は、私たち母子の中に入りこむ余地がなかったと言っている。
一緒に子育てをしたいのに、一緒にさせてもらえない。
自分はただの傍観者だったと。
夫は、そのうち、子育てに参加しなくなった。
私の関心は子供に集中した。
夫を振り返る余裕がなかった。
夫との関係がまずくなっていることにさえ気づかなかった。
3年後、夫は私に言った。
「別れよう。君は子育てを本当によくやっているよ。
別れたって大丈夫でしょ。君の生活は変わらないよ。
今までどおり子育てだけをしっかりやっていればいい。」
私たちは、チームワークとして働くことに失敗したのだ。