夫婦喧嘩

  

夫と妻では優先順位が違います。
お金の使い途、家事分担、性のこと・・・
子供が生まれる前まではなんとかなっていたことが、
子供がうまれると、二人で解決しなければならないことがいっぱいで、
夫婦は争わなければならない場面が増えます。
そして、喧嘩がはじまります。

喧嘩と言うと、大人げないと思う方もいるかもしれませんが、
喧嘩は悪いことではありません。
見方を変えれば”議論”です。
移行期によく議論した夫婦は、後々いい関係が構築される傾向があります。
もちろん、中には、喧嘩せずにいい関係が作れたという方もいるでしょう。

<建設的な喧嘩>
愛情と敬意をもっていると、建設的な喧嘩ができます。
同意してもらえなくても、聞いてもらえることで、二人は、考え方や感じ方の違いを知ることができます。
誤解が誤解を生む・・・という事態も免れます。
感情が抑圧されていないので、不平やフラストレーションを吹き飛ばすことができます。

<破壊的な喧嘩>
思いやりや愛情が不足していると、破壊的な喧嘩が起こります。
相手のサインを無視して、自分の言いたいことを言い続けたり、相手をののしったりします。
自分の望むものは得られないので、すぐまた喧嘩になります。

<回避>
喧嘩を避けるタイプの人たちです。
困難について正面から向き合うことを避ける人たちの場合、二人の違いはだんだん広がっていきます。
喧嘩してまで解決しようとは思わない人の相手は「自分は見捨てられた」と感じるようです。

  


私たちの場合、夫婦そろって議論好きなもので、夫婦喧嘩は得意です。
早い話、喧嘩っ早い夫婦です。
夫婦関係が悪化してから何年もの間、破壊的な喧嘩さえしてきました。
が、それでも、今まで夫婦関係が続いているというのは、喧嘩をやめなかったからだと思います。
喧嘩をやめないでいられるほど、お互いに好きだったとでも言いましょうか。
また、人間いくつになっても成長するもので、破壊的な喧嘩でも続けていくうちに、
だんだん人間利口になるんですかね。
このごろじゃあ、結構建設的な喧嘩ができるまでによく成長したものです。

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