恐るべし シュタイナー教育の本
シュタイナー関係の本は、たくさん出ていますが、
私にとって、それらの本は、不眠症を治す薬にしかなりません。
「エーテル体」
と、聞いただけで、うつらうつらしてきます。
「アストラル体」
と、聞いたときには、すでに眠っています。
ちょっと、気合いを入れて読んだときは、
「あ、なるほど」
と、思うのですが、すぐまた忘れるのです。
「で、エーテル体って、なんだっけ。」
シュタイナー関係では有名な西川隆範先生にその話をすると、
「いつも、あ、なるほどと新鮮に驚くことができるなんていいですね。」
と、笑いながらおっしゃってくれました。
「あ、なるほど」
と思っては忘れ、また、聞いて
「あ、なるほど」
と思っては忘れ、・・・今に至っているのです。
シュタイナー関係の読書会で、別の先生が
「精神と心と体のバランスが崩れたときに人は病気になります。」
と、おっしゃったのですよ。
だーれも質問しないから、きっと、みなさんには理解できたのでしょう。
私、思わず、先生に
「先生、精神と心ってどう違うんですか。」
と、尋ねました。答えはこうでした。
「何年勉強してるんですかぁ。そんなこと自分で考えなさい。」
それから、数ヶ月、私はことあるごとに
「精神と心ってどう違うんじゃ。」
と、考えあぐねていました。
今、”学習障害”という言葉が流行っているでしょう。
生活面はごく普通なのに、
数学関係が全然できないとか、文字だけがどうにも読めるようにならないとか、
私の場合、まさに、シュタイナー教育の本に関しては、
”学習障害”を起こしているらしく、ちっとも読みとれましぇん。
上野千鶴子さんの本なんかだと、すっと胸に落ちていくものがあるのだけれど、
シュタイナーの本は、読めども読めども??なのであります。
西川先生の勉強会で再び私は「精神と心の違い」を質問してしまいました。
西川先生は詳しくお話してくれました。
例によって、「あ、なるほどね。」と、関心して家に帰った私は、さっそく夫に
「精神と心の違いがわかったよ。」
と、言いました。意地悪な夫は言いました。
「じゃあ、どう違うのか言ってごらん。」
「エーッと、あのー、精神はぁ、思いの真ん中なんだって。」
夫曰く「なんじゃ、そりゃー。」
タラリ・・・汗を拭く私でした。
つ、つまり、ですね、
翻訳する人が「精神・心・体」で訳す人ばっかりじゃなく、
「魂・心・体」とか「霊・魂・体」とか、中には「心」のことを「霊」とか訳す人もいて、
翻訳者がどういう意味でその言葉を使っているか
見極めて読まなくてはいけないのだそうです。
ググググ・・・・
西川先生は、
「魂・心・体」という言い方がわかりやすいでしょうということでお話してくれました。
魂とは、思いの真ん中。自分自身の意識。しっかりした私の中心。冷静に思考する心。
心とは、主観的な感情。好き嫌い。感情で動いているもの。気分。
体とは、そのまま体のこと。
うーーーーん、やっぱり、よくわからんのだ。
眠れないあなたのために(最高に効く)
「霊学の観点からの子供の教育」シュタイナー著作集 イザラ書房
ああ、題名聞いただけで眠くなってきた。