使用機器の使いがって


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皆様が、お使いの放射線関連の機器に関する情報をお寄せ下さい。
購入を検討している機器に対しての質問や、この機器のここが使いにくいとか、技師、メーカーに対しての意見を発信して下さい。必要ならば製造メーカーに対応等の意見を求め、その報告を致します。尚、情報発信においては、製造メーカー名・機種名を詳しくご記入下さいませ。また、機器を改良してご使用になっている方は、その改良の目的と方法、利点や欠点、疑問等を発信して下さい。
※メーカーサイドからのあきらかに宣伝と思われる情報は、ご遠慮下さい。


QKIKI22002.2.23 2:29
 CRの導入について検討中です。
 去年、富士から発売された pico +DPLと kodakのCR800+8200を比較しています。
 すでにご使用の方など感想を聞かせてください。


QKIKI1
高速螺旋CTの検出器のタイプについて
― ガス検出器, 固体検出器どちらが良いのか? ―
高速螺旋CT5社の中で、ガス検出器 2社(シーメンス, 島津)、固体検出器 3社(GE, 東芝, 日立)となっている。被曝線量を重視するアメリカでは固体検出器が常識との意見も耳にする。又、GE, 東芝, 日立では下位機種はガス検出器であるが、上位機種では固体検出器となっている。さらに、ガス検出器でがんばっていたシーメンスも1996年のRSNAにて固体検出器タイプを発表した。シーメンスも、まもなく固体検出器を出すようだ。等、固体検出器優勢の情報が氾濫しているように見える。固体検出器の感度の高さ故の有用性が強調されている。果たして本当にそうなのであろうか?
現在使用されている高速螺旋CTの頭部の撮影条件を比較してみると、焦点-検出器間距離を100cmに換算した時、ガス検出器328mAs (2社,2施設の平均)、固体検出器 363mAs(3社,3施設の平均)となり、固体の方が逆に高くなっている。
少なくとも、固体検出器が高感度ゆえに低線量で撮影されているということにはなっていない。ということは、“ガスより固体が良い”というのは、あくまでもそのメーカーの技術力の範囲内でのことであり、普遍的なことではないように思えるのだが。
同様に、“固体よりガスが良い”という主張もそのメーカーの技術力の範囲内のことでしかすぎないのではなかろうか。そんなメーカーの我田引水的な主張にユーザーが踊らされることのないように心がけたいと思う。どなたか、固体検出器の方が良いという客観的なdataをご存知でしたらお教え下さい。
(OM0001I)


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