木造廃校舎に住んでいる人の話


地域起こしの雑誌「カガリ火」(kagaribi@ruby.famille.ne.jp) 81号(2001 March)に「私、廃校になった小学校に住んでます」という川浦弘貴さんの寄稿があります。
興味が湧く一文でしたので概略を紹介します。

1995年1月17日、西宮の病院で事務職員をしていた川浦さんは、阪神・淡路大地震に遭遇します。この時を契機に田舎暮らしを考えることになります。
新聞記事で廃校舎のことを知り、自炊民宿ができないかということを考えます。
人口5千人以下の町村役場に小学校を借りたい旨の手紙を出すことにしました。兵庫県からはじめましたが、なかなか目標にたどり着かなかったということですが、岐阜、滋賀、福井、鳥取と範囲が広がり、さらに広島県の町村に手紙をだして、最初から数えて約200通に達したとき、加計町の佐々木町長さんから電話が入ることになりますが、これは1997年10月頃になっていました。
そしてその数ヶ月後に、川浦さん夫妻と川浦さんの母親、奥さんの両親の5人が田舎暮らしをかいしすることになりました。
その後、民宿業の許可を取り、「杉の泊夢の塾」の運営が、平成13年4月から本格的に始まっています。
小学校ですから図書室もあり、今後の発展が期待されます。


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