少し前はシリアル通信というとRS-232Cが主流でした。1対1で接続するためによく使われていたものの,伝送速度が遅く,不平衡伝送のためノイズに弱いという欠点があり,最近の高速・長距離伝送に対応することが難しくなりました。
このキットで学習するRS-485はこれらの欠点を改善した規格です。規格上は100Kビット/sで1.2kmまで(距離を短くすればもっと早くできる)接続できます。また,平衡伝送を採用しているためノイズにも強くなりました。さらに,バス方式に対応し1本のライン上に複数の端末を接続できるようになりました。
このキットはRS-485の基本的な動作を学習するための教材です。サンプルプログラムとして,送信データを自局で受信するセルフチェックプログラムと,H8/3687のマルチプロセッサ通信機能を利用したセルフチェックプログラムを載せてあります。
ハードの組み立て(ユニバーサル基板に実装)
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セルフチェックプログラムの実行
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マルチプロセッサ機能を利用したプログラム
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