たにえみ

歌の朗読 with SHIDAX

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シダックスのカラオケを使って歌詞を朗読。フツーの朗読とも、歌をうたうこととも違う不思議な世界。切ない恋、故郷や母への思い等々、3分間のドラマを表現してみましょう。

歌が苦手でもこれならOK

カラオケ好きのあなたも言葉の届く歌をうたえるようになります!!

テーマ

【身体動かして、心動かして、汗かいて、恥かいて、馬鹿になろう!!】その時こそ、自然体の魅力が輝く時。無邪気が一番!!

Recite verse Log

lesson 322月18日

あろーん・しあたー高階に続き、これまた3年半ぶりの活動日誌です。こちらもこの間、メンバーの入れ替わりがありました。前回で黒一点のMさんがお辞めになり…でもま、Sさんは、あろーん・しあたー高階とみすゞ塾にも入って下さっているので、全部で月6回は通いきれないというのもわかります。

K嬢は、寿退会で、この春出産。日誌に登場しないまま退会されたTさんは、早坂暁さんのお弟子さんでプロの物書き。仕事が忙しくなってしまったが、通えるようになったら帰ってきたいと言ってくれています。応援団の会報には、さすがプロ!という文章を寄稿して下さいました。やはり帰ってきたいと言ってくれているYさんは、倒れてしまったご主人の看病中。みんな、早く帰ってきてくれい。

ということで、現在2人。たとえ1人になっても続けたいと言ってくれているIさんは、最初からのメンバー。新しいEさんは、元演劇部。高校では劇部がなかったので、自分で同好会を立ち上げたという方。Iさんも、若い頃、竹内演技研究所にいたという経験者。なのでチト難しいかなと思いつつ、今回は♪時には母のない子のように♪ 作詞:寺山修司/作曲:田中未知

去年の秋、寺山修司の【星の王子さま】を観た。スゴく良かった。劇中、カルメン・マキのライブまであって…。期待通り【時には母のない子のように】も歌ってくれた。歌う前に、海を買いに行った娼婦の語りが入っていた。そのバージョンで歌の朗読をやってみようと思い立ったはいいが、その時の台詞を思い出せるはずもなく…。なので、作っちゃいました。 ♪時には母のない子のように♪The娼婦バージョン。

私は海へ行きました
海を買おうと思ったのです
男たちはお金で私を買いました
何回も、何回も、何千回も、何万回も…
そのお金を私は貯めました
いつか、海を買おうと思ったのです

	時には母のない子のように
	だまって海をみつめていたい
	時には母のない子のように
	ひとりで旅に出てみたい
	だけど心はすぐ変わる
	母のない子になったなら
	だれにも愛を話せない

私は海へ行きました
海を買おうとしたのです
でも、どこへ行っても海は買えません
海を売っているお店がないのです
私は探して、探して、探しました
でも、どこにもお店がないのです

	時には母のない子のように
	長い手紙を書いてみたい
	時には母のない子のように
	大きな声で叫んでみたい
	だけど心はすぐ変わる
	母のない子になったなら
	誰にも愛を話せない

どうして海を買えないのでしょう
男たちは私をお金で買いました
それなのに、どうして海を買えないのですか
海ぐらい、買えたっていいじゃないですか
人間だって、お金で買えるんだから
海ぐらい、売ってくれたっていいじゃないですか
どうして、どうして海を買えないの?
海ぐらい、売ってくれたっていいじゃないの
私は、海が買いたいの

---- JASRAC 055-2304-4

私の作った詩のようなものを、前奏・間奏・後奏の部分に入れてみたら、バッチリはまって!う~ん、あたしって天才(笑)。EさんもIさんも、ノリノリ。Eさんは“いかにも”という弄ばれそうなキャラクターで朗読。聞いていて、和服着たEさんがカウンターにいる小料理屋が浮かんできて仕方ありませんでした。朝っぱらから「こういうママがいる店で飲みたいな」と、もうほとんど私は不埒なオヤジ状態。

Iさんの壊れ方は、神がかってた。“母のない子になったなら 誰にも愛を話せない”…理詰めで考えると意味不明な言葉の意味が立ち上がってきた。この主人公のピュアさが、痛々しく、生々しく立ち上がってきた。危うく泣きそうになった。私でも、あんなふうにはできない。Iさんも「二度とできない」と言った通り、2度目は全然違ってた。でも一度きりでもいいワ。凄いもん見せてもらったから。

良質な一人芝居を観終えたような満足感だった。二人に「先生の台詞、凄い!どんどん気持ちが入っていっちゃう…」って褒めてもらったし。こんなひらめきは、そうそう降りてこないだろうけど、優秀な生徒たちに意欲を掻き立てられる1日でした。


2011~


lesson 319月20日

I子さんは、御用事で欠席。前回風邪気味だったK嬢は、風邪がどうにも治らず欠席。ということで・・・Kさん、めでたく(?)初マンツーマン(笑)!!

「まぁ、ボチボチいきましょう」という感じで、和気藹々と新しい手遊びなんかを教わってしまいました。これ、いただき!!次回から、手遊びをリニューアル。

今回の朗読は 音符マーク誕生 作詞/作曲 中島みゆき。いい曲です。

ひとりでも私は生きられるけど
でもだれかとならば人生ははるかに違う
強気で強気で生きてる人ほど
些細な寂しさでつまづくものよ

呼んでも呼んでも とどかぬ恋でも
むなしい恋なんて ある筈がないと言ってよ
待っても待っても 戻らぬ恋でも
無駄な月日なんてないと言ってよ

 めぐり来る季節をかぞえながら
 めぐり逢う命をかぞえながら
 畏(おそ)れながら憎みながら いつか愛を知ってゆく
 泣きながら生まれる子供のように
 もいちど生きるため泣いて来たのね

Remember 生まれた時 だれでも言われた筈
耳をすまして思い出して 最初に聞いた Welcome
Remember 生まれたこと
Remember 出逢ったこと
Remember 一緒に生きてたこと

そして覚えていること

ふりかえるひまもなく時は流れて
帰りたい場所がまたひとつずつ消えてゆく
すがりたいだれかを失うたびに
だれかを守りたい私になるの

 わかれゆく季節をかぞえながら
 わかれゆく命をかぞえながら
 祈りながら嘆きながら とうに愛を知っている
 忘れない言葉はだれでもひとつ
 たとえサヨナラでも愛してる意味

Remember 生まれた時 だれでも言われた筈
耳をすまして思い出して 最初に聞いた Welcome
Remember けれど もしも思い出せないなら

私いつでもあなたに言う
           生まれてくれて Welcome

Remember 生まれたこと
Remember 出逢ったこと
Remember 一緒に生きてたこと

そして覚えていること

----誕生 JASRAC 006-4301-7

Kさん、今までで一番良かった!!朗読がお好きで、我流ながらも、家で何でも声に出してよんでいたというKさん。お好きなだけに、ガンバって演じてしまうところがありましたが、それがきれいに削ぎ落され、詞の主人公というよりは、素の自分自身で勝負していました。あたたかく、優しくおおらかなお人柄そのものでした・・・。そしてなおかつ "Remember" ここは唐突に英語ですし、かなり難しい場所なんですが、素直な解放音であっさりクリア!!まだまだ素晴らしい感性が眠っている気配。これからが楽しみです。

Kさんは、御自分の子供の事を思って朗読なさったそうです。「先生は、誰を想定してなさってるんですか」と質問を受けました。私は・・・自分の仕事を通しての数々の出会いと別れが、ひしひしと胸に迫ってきます・・・。辛いこともたくさんあったけど、その時間があって、今の自分がある。会わなければ良かった人なんて、一人もいないし、生まれない方が良かった命なんて一つもない・・・そんな気持ちかな。も、もちろん、子供のことも想ってます(汗;;)二人だと、こういうしっぽりした時間も持てるので、マンツーマンも悪くないすまいるまーく

lesson 309月6日

お盆休みが入ったので1ヵ月ぶりです。(いや、8月の事なので;;;;ry)レッスンがある事をうっかり忘れる"チョンボ欠席"、みんなそれぞれ1回ぐらいはしてきたので、ちゃんと来るかなあと不安がよぎります。間が空いてしまったから忘れてないかなあ・・・大丈夫かなあ・・・。フタをあけてみれば全員出席。こんな当たり前のことで感動している場合じゃないんですが(笑)。

この講座では、"歌の朗読"と"小説の朗読"を交互に行っています。これまでは、第1木曜日"小説の朗読"(先生の鞄)、第3木曜日"歌の朗読"などと、きっちり決めておらず、なんとなくアバウトに交互、でした。前回終了時、「お盆で1回抜けるけど、次回のメニュー、どうしたい?」とみんなに尋ねたら、【先生の鞄】で全員一致。大人気ですね!!大好きな作品をみんなも気に入ってくれて、とっても嬉しいです。

【先生の鞄】。今回は、"キノコ狩り ---その1---"の途中から最後まで。

行きつけの飲み屋の店主サトルさんから、キノコ狩りに誘われた先生と月子さん。これまで通い続けていながら、こんなことは初めての二人。びっくりしつつも従兄弟のトオルさんを誘って、共にキノコ狩りへ。

さて、朗読。特筆すべきはK嬢。絶対音感の持ち主だということは聞いていましたが、音に対する感性がハンパじゃない!!鳥の声を描写しているシーンで、

いつまでも道はのぼりつづけるように思われた。タララララ、の合間に、チチチ、だの、リュリュリュリュリュ、だの、クルルルル、だのいう声が混じる。

----- 川上弘美 【先生の鞄】

鳥の声を描き分けたいという、とても難しいダメ出しをしました。江戸屋猫八でもない限り、ムリかと内心思いつつ(ぉぃぉぃ)。ところがK嬢、みごとに音色を描き分けてくれました!!私だって出来ないほど。みんな素直に感動。恐るべし、K嬢すまいるまーく

lesson 298月2日

「私は女優」と唱えて自分におまじないをかける 【女優 Magic】 キャラクターを明確に出せるように、具体的な人物を想定します。今回、I子さんが想定したのは"吉永小百合"(年代がバレルよ(ぇ)。Kさんは "宮崎淑子"(旧・宮崎美子)。K嬢は泉ピン子。わたくし谷は"樋口可南子" ま、言うだけはタダってことで(笑)。お姉さま's が好き放題している中、弱冠22歳のK嬢、ただ一人で渋い路線を歩んでいます。

【新・アニマルファイト】場所だけを設定し、そこからイメージされるどんなものになっても構わないという、シアターゲームです。動物限定じゃないのに、アニマルファイトというのも変ですが(笑)。声を出すか否か、どんな言語を使うのか、他者との関係性は生まれるのか・・・全て即興の3分間。今回の場所は、"プール"。・・・毎日暑いですから、せめてイメージの中で涼みましょうすまいるまーく (いや、8月の事なので;;;;すません)。

K嬢は流れるプール。I子さんはフェレット。相変わらず小動物を好きなI子さんです。Kさんは子供。私は一本の髪の毛。私個人の感想としては、波に流され、子供に水をかけられ、フェレットと戯れ・・・浮遊感がたまらなく気持ちよかったです。

ボールの受け渡しをしながら、ボールに乗せて言葉とハートのやりとりをする【ボール】。現在使用している言語は、食べ物の名前。感情のテーマは "楽"。「いちご」とか言いながら、楽しい気持ちをボールに乗せて、相手に投げ渡すゲームです。

Kさんをパートナーに、私はつい、「ビール」(笑)つられたKさん、「キリン」。おぃおぃそれは、食べ物の名前じゃなくて名柄でしょと突っ込みたくなる(笑)・・・迷コンビですね。

日誌を書きながら、つらつらおもふ。・・・プールだビールだ・・・無意識に、涼と休養を求めている自分の姿が浮き彫りに。切ないわぁ。

音符マークわーたしぃのぉー やーすみぃはぁ どぉーこにぃあるぅぅぅぅぅ?!

lesson 287月19日

K嬢はお休み。頭痛がするそうで・・・夏風邪かな(アノ、7月の話なので;;)お大事にねすまいるまーく

今回は歌の朗読。お盆の頃に取り上げようと思っていた曲なのですが、お盆はレッスンそのものがお休み(笑)。前倒しで、8分音符マーク精霊流し 作詞/作曲 さだまさし

去年のあなたの想い出が
テープレコーダーから こぼれています
あなたのために お友達も
集まってくれました
二人でこさえたおそろいの
浴衣も今夜は一人で着ます
線香花火が見えますか 空の上から
  約束通りに あなたの愛した
  レコードも一緒に 流しましょう
  そしてあなたの舟のあとを
  ついてゆきましょう
私の小さな弟が 何も知らずに
はしゃぎ廻って
精霊流しが華やかに始まるのです

あの頃あなたがつま弾いた
ギターを私が奏いてみました
いつの間にさびついた糸で
くすり指を切りました
あなたの愛した母さんの
今夜の着物は浅黄色
わずかの間に年老いて 寂しそうです
  約束通りに あなたの嫌いな
  涙は見せずに 過ごしましょう
  そして黙って舟の後を
  ついてゆきましょう
人ごみの中を縫う様に
静かに時間が通り過ぎます
あなたと私の人生を かばうみたいに

----精霊ながし JASRAC 039-7856-7

名曲です。哀切なメロディー、いじらしい歌詞・・・。朗読していても曲の引力にグイグイ引っ張られます。I子さんは、引っ張られて嵌りこみ、撃沈(笑)。もっと明るく行きましょう。今のままでは、愛する人の後を追って、自殺してしまいそうです。

そんな話をしたら、Kさん「昨日のTVを思い出しました・・・」と切り出しました。乳がんで亡くなった方のドキュメンタリーをご覧になったそうです。その映像の中のご主人は、奥さんを偲んで集まってくれた友人たちとの焼肉パーティーで、終始笑顔だったそうです。そう・・・人間って、健気でたくましい!!人間讃歌の朗読にしましょうすまいるまーく

Kさん、イメージをつかまえたのか、いい感じです。これまで、詞の世界を演じてしまう傾向があったのですが、地の魅力が出ています。力が抜けてて、こんなに自然体のKさんて初めてかも。その調子*2!!

lesson 277月5日

「私は女優」と唱え、自己暗示を掛ける"女優Magic"。ただ漠然とおまじないを唱えるのではなく、具体的に "松坂慶子" 等、イメージを決めています。Kさんがこの日想定したのは"久本雅美"。例の一発ギャグをもちろん動作付きで「よろちくびー!」。・・・思わずのけぞってしまいました(爆)

その日の曲とテーマによって自由に動く"ムーヴメント"。この日のお題は"洗濯機"。I子さんの、髪振り乱したモミクチャな脱水表現、サイコーはなまる

さて本題。朗読は【先生の鞄】--二十二個の星-- の章、最終回。あらすじは lesson 25 を参照ください。・・・阪神巨人戦は巨人勝利におわり、アンチ巨人の月子さんと巨人ファンの先生は仲たがい。仕事で合羽橋に行く機会があった月子さんは、ついフラフラと先生へのプレゼントとして、小さな卸金を買い求めます。その後しばらくして、月子さんは居酒屋で先生と行き合います。会ったら渡そうと持ち歩いていたために、包み紙がしわしわになってしまった卸金を先生に手渡します。

「センセイ、これ」
「何ですか」「卸金ですね」
「卸金です」
「くださるんですか」
「どうぞ」

----- 川上弘美 【先生の鞄】

この突っ慳貪なやりとりに当たったのはK嬢。突っ慳貪っぷりがはなまるわたしでもここまで素っ気なくは言えません(笑)

プレゼントを渡し、仲直りできて、安堵した月子さん。

星を、わたしは数えながら歩いた。

ここは、目線が上がった事を音で表現したいですね。K嬢、もう一越え、要・研究ですすまいるまーく

lesson 266月21日

前回お休みだったK嬢、実は忘れていただけらしく。I子さんからの電話で気付き、「バイト休みで家にいたのに。なんてもったいないことを!!ショックでした。」だそうです。この時間を楽しみにしてくれている気持ちが、とても嬉しいです。いないとさみしいから、忘れないでねスマイルマーク

いつもの"アニマルファイト"。K嬢から「全員でやるとどうなるか、やってみたい」とリクエストが!!。面白そうなので、さっそく・・・場所は"庭"に設定。K子さんI子さんは猫。K嬢はスプリンクラー。私は箒(ほうき)になりました。"お庭ファミリー"っていう感じですね(笑)面白かったので、レギュラーメニューにしちゃいましょう。K嬢、GJ!!はなまるマーク

言葉のあっち向いてホイ"成り立たない会話"。話し掛けられたことと関係ないことを答えるゲーム。初めの内は相手の目を見ると釣られそうになるので、視線をそらしたりしてましたが、最近は余裕です。相手の目を見て笑顔でやれるようになりました。でも笑顔で見つめあいながら会話が成り立っていない状況って・・・とってもコワイです(笑)

歌の朗読はK嬢のリクエスト、音符"プラネタリウム" 作詞/作曲: 愛 唄:大塚 愛。最新ヒットナンバーなぞ浦島花子状態の私に、息子が一目おくのはK嬢のおかげです(笑)

夕月夜(ゆうづくよ) 顔出す 消えてく 子供の声
遠く 遠く この空のどこかに 君はいるんだろう
夏の終わりに 二人で抜け出したこの公演で 見つけたあの星座 何だか覚えてる?
    会えなくても 記憶をたどって  同じ幸せを見たいんだ
    あの香りとともに 花火がぱっと開く
行きたいよ 君のところへ 今すぐ かけ出して 行きたいよ
まっ暗で 何も見えない 怖くても大丈夫
数えきれない星空が 今も ずっと ここにあるんだよ
泣かないよ 昔 君と見た きれいな空だったから

あの道まで響く 靴の音 耳に残る
大きな 自分の影を見つめて 想うのでしょう
    ちっとも変わらないはずなのに せつない気持ち ふくらんでく
    どんなに想ったって 君は もういない
行きたいよ 君のそばに 小さくても 小さくても
一番に 君が好きだよ 強くいられる
願いを 流れ星に そっと唱えてみたけれど
泣かないよ 届くだろう きれいな空に

    会えなくても 記憶をたどって 同じ幸せを見たいんだ
    あの香りとともに 花火がぱっと開く
行きたいよ 君のところへ 小さな手をにぎりしめて
泣きたいよ それは それは きれいな空だった
願いを 流れ星に そっと唱えてみたけれど
泣きたいよ 届かない想いを この空に

----プラネタリウム JASRAC 125-4361-6

この曲、唄を聞いた印象と朗読で広がる世界が、まるっきり違う・・・私は大塚 愛の唄より、朗読の方が好きです。大塚 愛が歌うと、恋する青春というか失恋の歌に聞こえるのですが、朗読だと大切な人と死別した悲しみを乗り越えるという世界が聞こえて来ます。K嬢が朗読したときは、弟を亡くした健気なお姉さんみたいでした。K嬢は「大塚 愛が歌っていると可愛らしい感じなのに、朗読だとしんみりする」と言ってました。実際、自分で朗読したときも、何とも言えない切なさが込み上げて来て不思議でした。

詞の意味を厳密につきつめていくと???な部分もあるのですが、辻褄が合わなくても、言葉の深いイメージショットが胸に刻まれていく・・・そして星とか空という言葉が持つ言霊を強く感じ、なんだが場が清められるような気持ちになりました。予期せぬ事がたくさん自分の身に起こって、とても面白かったです。きっとみんなも、それぞれの心の中で、誰かを思い描いて朗読したことでしょう。

私が誰を胸に描いたかは、ヒ・ミ・ツハートマークウフッ(笑)

lesson 256月7日

K嬢はお休み。その日その時の気分で、なりたいキャラクターを設定し、二人ひと組で対峙する"アニマルファイト"。Kさん:94歳のお母様、I子さん:うさぎ。

「GO!」という私の掛け声と同時に、二人ともふわーっとしゃがみました。その呼吸の見事さは、まるで打ち合わせをしたかのよう。こういう瞬間の美しさには、本当に胸がときめきます。これだから、インプロビゼーション(即興)は止められません。シナリオのあるドラマより、ドラマチックな瞬間に出会える!!収拾つかなくなる危険も高いのですが(笑)

朗読は「先生の鞄」-- 二十二個の星 -- の続き。

いつものサトルさんの店で、一杯やっている先生と月子さん。巨人阪神戦を伝えるラジオアナウンサーの声が、酔客のざわめきを包みます。店中 巨人ファンという空気の中で、唯一人、アンチ巨人の月子さん。先生との間に不穏な空気が流れます。試合は、巨人勝利で終了。あろうことか先生は、アンチ巨人の月子さんへの厭味を楽しんでいます。

センセイは、笑っていた。笑うか、このやろ、と わたしは心の中でののしった。センセイは、大いに笑っていた。物静かなセンセイらしくない、呵々とした笑い。

Kさん:呵々とした笑いはなまるマーク 水戸黄門的と申せましょうか、馬鹿笑いをしているノドチンコが見えるようなよみでした。先生の造形は概ねOKなのですが、月子さんは 要・研究

「それが、なにか」
「それは ようございましたことでございますね」
「巨人っていう球団はね、くそったれです」

月子さんは声を荒げて突っかかっていくタイプではないでしょう。静かでコワイ路線を探しましょうスマイルマーク

しこたま酒を飲み、店を出て、右と左に別れた二人は、以来、口をきいていません。月子さんはこの状況と、自分にとって先生はどういう存在なのかと検証を始めます。

そういえば、センセイばかりと一緒だった。
--- 中略 ---
センセイと近くなる前は、それならば誰と一緒だったかと考えるが、思いつかない。

I子さん、「考えるが思いつかない」と "、"(読点)を飛ばし、続けてよんでしまうと、文章がよんでいる音になってしまいます。"考えるが"と"思いつかない" の間に、生きた間(ま)が欲しい。

ここに限らず、"歩く""触れる" etc...動作語はイメージの中で実際にやってみることです。確実に音が変わります。時間のかかる愚直な方法ですが、絶対に間違わない道です。私は、その人らしい、素直な表現を大切にしたいのです。

音によるテクニック処理を安易に教え、テクニックに走ると中身が『空』になる。テクニックは本来、役や詩の心を表現するためにある。それが、テクニックを披歴することが目的となってしまう。この紙一重の領域が、一番危険で難しい。あせらず、かたつむりさんでいきます。

lesson 245月31日

講座の最初にまず行う『手遊び』。手拍子に合せて名前を呼び合うゲームです。本日、座る位置をいつもと変えてみました。オォーッ、見える風景が全然違う。この緊張感が良かったのか、手遊び絶好調で講座スタート。

『発声』は4月からステップupヴァージョンにトライしています。K嬢がお母さんにその発声表を見せ、「やってみて」と言ったところ・・・全然出来なかったそうです。お母さんが出来ないような難しい事を、それなりにこなしている私達って、けっこうスゴイかも!!と思ったそうな。一年間の蓄積の力です。私達ってスゴイと思ってもらえるのも嬉しいですが、この講座を中心にして、K嬢とお母さんの間に、会話が生まれることは、もっと嬉しいですスマイルマーク

言葉のあっち向いてホイ、『成り立たない会話』。話しかけられた事とは全然関係ない事を答えるゲーム。I子さんとKさんの、女の闘いは激しかったです!!攻める(喋る)側が一歩前に出れば受ける側は一歩引く、攻守転じて、一歩前へ・・・本人動詞は無意識でしょうが、親分同士の一騎打ちのようでした(笑)

歌の朗読は、音符"わかれうた" 作詞/作曲:中嶋 みゆき

途(みち)に倒れて だれかの名を
呼び続けたことが ありますか
人ごとに言うほど たそがれは
優しい人好しじゃありません

別れの気分に 味を占めて
あなたは 私の戸を叩いた
私は別れを 忘れたくて
あなたの眼を見ずに 戸を開けた

わかれはいつもついて来る 幸せの後ろをついて来る
それが私のクセなのか いつも目覚めれば独り

あなたは愁いを身につけて
うかれ街あたりで 名をあげる
眠れない私は つれづれに
わかれうた 今夜も 口ずさむ

だれが名付けたか 私には
別れうた唄いの 影がある
好きで別れ唄う 筈もない
他に知らないから 口ずさむ

恋の終わりは いつもいつも
立ち去る者だけが 美しい
残されて 戸惑う者たちは
追いかけて 焦がれて 泣き狂う

わかれはいつもついて来る 幸せの後ろをついて来る
それが私のクセなのか いつも目覚めれば独り

あなたは愁いを身につけて
うかれ街あたりで 名をあげる
眠れない私は つれづれに
わかれうた 今夜も 口ずさむ

----わかれうた JASRAC 095-5018-6

K嬢:ほんとに素晴らしい感性の持ち主です。いつもながらクールなよみはGood。ここで一捻り、「詩の主人公と自分自身を一致させて"自分の失恋"を語ってみましょう」とアドバイス。そしたら、不特定多数の"あなた"が、自分の恋人だった"あなた"に一発変換。速攻変わるならばと欲張りな追加注文。"独り"の文字を当てた、中島みゆきの気持ちを汲みたい。孤独が聞こえて来る音を欲しい。こんな高度なリクエストが出来るようになったこと、めっちゃ嬉しいですスマイルマーク

I子さん:歌詞がウエットなので、よみはカラッといきたい。ドロドロな世界にしてしまうと、なんだか刺されそうでコワイです(笑)"こんな辛い時は笑うしかないじゃん"というイメージでやってみましょう。-->駄目だしの意図はしっかり把握してらっしゃるのですが、違う方向にいってしまいました。ふてくされた女にはしたくないんです(笑)あくまでも、可哀相でありたい。明るく振る舞えば振る舞うほど哀しい、というイメージ。-->OKOK,馬鹿で可愛い女になってます!!この歌の主人公は、このしょーもない男をまだ好きなんだなあ・・・という気持ちが伝わって来ます。I子さんが初めて見せた、cute な一面です。

Kさん:ほんとに意欲的な方で、先の二人への駄目だしの全てにチャレンジしてらっしゃいます。その姿勢は非常にありがたいです。その素晴らしさをkeepしつつ、明るい女を演じようと頑張り過ぎない表現を探しましょう。-->花丸マーク"それが私のクセなのか いつも目覚めれば独り" 『私って、不幸癖があるのよねぇ』と笑いとばしている女の寂しさがにじんでいました。

lesson 235月18日

ゴールデンウィークを挟んだので、1ヵ月の御無沙汰です。見学の方々は慌ただしく通り過ぎ、また3人の穏やかな日々が戻って来ました(笑)先だってI子さんから「発表会とかやってみたい」と提案があり、話し合いました。

取り敢えず、そんなことを話しました。Kさんは余り乗り気ではないようだったのですが、歩み寄ってくれました。感謝。けじめというか節目というか、やはり自分の位置確認の作業は必要だと思います。派手でなくとも良いのです。発表会=観客に見せる という意味だけではなく、自分が覚えて来た事、発見した事、目覚めた事などがごちゃまぜになっている状態に、自分で段落をつけ、章をつける。自分しか持っていない、自分の物語を描いていく。完結したり、つづく、になったり人それぞれです。さて、HR(ホームルーム)ばかりやっていると、お稽古できなくなってしまうので、今回はここまでにして、次回につづく。少しずつ詰めていきましょう。

さて、お知らせ。Kさんの妹さんが本を出版なさいました!!詳細は掲示板を御覧下さいませ。

その日の気分でなりたいキャラクターを設定し、二人ひと組で対峙する"アニマルファイト"。このシダックスの講座で(?)魂の自由を獲得したK嬢に、タブーはありません。無敵のK嬢がこの日おなり遊ばしたのは"カセットテープ"。K嬢のお好みは"回り物"のようです。以前ミックスジュースになった時も、ジューサーの中で果物たちがクルクル回っていました。今回も、巻戻ったり早回しになったり、楽しそうでした。途中、歌ったりしていたので、音楽のテープだったのでしょう。この発想力には、皆の賞賛が集まりました。私も嫉妬を感じます。

朗読は、【先生の鞄】"二十二個の星"の頭。

いつものサトルさんの店で、一杯やっている先生と月子さん。流れているのは、ラジオの巨人阪神戦。店中巨人ファンという空気の中、ただ一人アンチ巨人の月子さん。先生との間に、不穏な空気が流れます。

「びんぼう揺すりしてますよ」
点差が開いてきてから、わたしはびんぼう揺すりを始めていたのである。
「夜になると冷えますね」センセイのいる方へ ではなく、
天井の方に向かって、わたしは ぜんぜん関係のないことを答えた。

このシーンに当たったのはK嬢。シラケ方が最高です。なかなかここまで冷たく言い放つ事はできません。K嬢をシンデレラのお姉さん役にして、お姉さんが主役の『シンデレラ姫』なんてやったら面白いだろうな・・・と、ついつい妄想が膨らんでしまいます(笑)話をもとに戻しましょう。巨人阪神戦は、巨人の勝利で終了。さて、この二人の運命やいかに・・・(つづく)

lesson 224月19日

体験レッスンに、二人も参加者が!!楽しんで帰られたのですが、終了後、講座担当のTさんが、くもった表情で部屋に入って来ました。T「先生、どうでしたか?」私「感触は悪くなかったですよ」T「・・・・・」 なんだか不穏な空気。要は、冷やかしだったらしいです。その方、"どうしても受けてみたい、でも時間の都合が合わない" それを受けて、レギュラー受講者の方々に開始時間をずらす了承もしていただいたのに・・・とTさんは本当に口惜しそうでした。そりゃ、私だって、"人数増えるかも"と気合い入れて臨んだので、ガッカリはしましたが、Tさんほどにはダメージ受けてないかも。"わざわざ時間までずらしてあげたのに・・・"と憤懣やるかたないTさん。こんなに真剣になっていただいて、本当にありがたいです。

話を聞くと、4月と10月の募集の時期は、こういう事が万度(よろずたび)だそうな。なんか、人を信じられなくなっちゃうんだろうな・・・。それに、"体験希望者の予約を○○人入れなければならない"という会社からの指令があったりするそうですし・・・。辛いですねえ。忘れよう、Tさん!!"憶えていても辛い事は忘れるに限る"と、ものの本に書いてあった(笑)

私も、脳天気ですが凹むことはあります。人が増えればうれしいけど、やめれば寂しい。でも、あちこちで講座を続けていれば、そのデコボコは常にある。消滅せずに続いているというのは、それだけで十分素晴らしいんだと思う。Tさんみたいな担当者と出会えたことは幸せスマイルマーク。ガンバっていきまっしょい!!

この日の朗読は 音符"今日までそして明日から" 作詞作曲:吉田 拓郎

わたしは今日まで生きてみました
時にはだれかの力をかりて
時にはだれかにしがみついて
わたしは今日まで生きてみました
そして今 わたしは思っています
明日からも
こうして生きて行くだろうと

わたしは今日まで生きてみました
時にはだれかをあざ笑って
時にはだれかにおびやかされて
わたしは今日まで生きてみました
そして今 わたしは思っています
明日からも
こうして生きて行くだろうと

わたしは今日まで生きてみました
時にはだれかにうらぎられて
時にはだれかと手をとりあって
わたしは今日まで生きてみました
そして今 わたしは思っています
明日からも
こうして生きて行くだろうと
わたしには わたしの生き方がある
それはおそらく自分というものを
知るところから始まるものでしょう

けれど それにしたって
どこで どう変わってしまうか
そうです わからないまま生きてゆく
明日からの そんなわたしです

わたしは今日まで生きてみました
わたしは今日まで生きてみました
わたしは今日まで生きてみました
わたしは今日まで生きてみました

そして今 わたしは思っています
明日からも
こうして生きて行くだろうと

----今日までそして明日から JASRAC 024-3654-0

図らずも、Tさんと私の気分にぴったりの曲でしたスマイルマーク

lesson 214月5日

一周年!ということで、レッスンの冒頭みんなへの謝辞を述べようと思っていたのですが、めでたくK嬢と3回目のマンツーマン(笑) この1年、参加者は一人も増えず3人のままでした。が、減らないというのも、ある意味スゴイ!!本気でそう思える私の頭は、今日も日本晴れ。

この日の朗読は「先生の鞄」八の日に立つ市に出かけた先生と月子さん。露天を冷やかす二人。何を考えたか先生は、ひよこを雌雄1羽ずつ買い求めました。帰りのバスの中で「ひよこの雌雄を見分けるのって、むつかしいんだそうですね」と尋ねる月子さんに、先生は、ふん、というような声をあげます。この"ふん"、K嬢最高!!こんなに憎ったらしい"ふん"は、私でも出来ません。爆笑してしまいました。

いつものように、気になるところをアドバイスして、小返し稽古し、その後一通り私が見本朗読(手本ではありません)。これにて終了・・・と思いきや「もう1回やってみたいところがあるんですけど、いいですか?」とK嬢。モチのロンすけ、いいですとも!!うれしいですねぇ、この意欲。

3回目のよみは、明らかによくなっていました。K嬢いわく「先生のよみを聞いて、気付いた事があったんです」・・・うれしい事を言ってくれるじゃあーりませんか。K嬢を劇的に変化させる程、私の朗読が素晴らしかった(!?)って事にしておきましょう(笑)でもね K嬢、それを盗めるあなた自身が素晴らしいのですスマイルマーク

lesson 203月29日

Kさんは、遊びにいらしたお孫ちゃんと離れ難く欠席。春休みですねぇスマイルマーク

各々、その日の気分でなりたいキャラクターを設定し、二人ひと組で対峙するアニマルファイト。今回も、K嬢スゴイです。クルクル回っているので"春風かなぁ・・・桜の花びらかなぁ・・・"などと思いながら見ていた私はなんて平凡(笑)なんと、"ミックスジュース"だそうな!!ジューサーに入れられ、撹拌される野菜&果物たち・・・途中、出来具合の様子を見て、回転の強さを変えるという芸のこまやかさ。対するI子さんは、冬眠から覚めたタンポポ。覚め切らず、かったるそうに咲き始めるI子タンポポのまわりを、ひょうひょうと回り続けるK嬢ジュース。このとぼけた可笑しさを伝える筆力のなさが悔しい;;

私は、いろいろなところで "アニマルファイト" をやってきましたが、"ミックスジュース"に出会ったのは初めてです。この発想の自由さ、自己解放講座の効果でしょうか(笑)

歌の朗読は、I子さんのリクエスト 音符"千の風になって" 作詞:不詳 / 訳詞:新井 満 / 作曲:新井 満

良い詩ですね・・・。朗読していて、身体をすり抜けてゆく風を感じます。高橋竹山の、三味線を聞いた時に感じた風、それをふと思い出しました。この詩、2番の "畑" という詞(ことば)がミソじゃないかな・・・。雪や鳥やお星様だけだと、きれいな絵空事になってしまう。けれども、ここに"畑"が入ることで、食べて出して寝るという、人間の営みとの接点が生まれる。そんなふうに感じました。

新井満さんのCDには、なんと"歌の朗読"が入っているのです!!それを聞いたI子さんは「うちらの方が、先だもんね指ピース」と思ったそうです(笑)私もそのCD、聴いてみました。うーん・・・もし私がディレクターだったとしたら、朗読を入れる事は中止したでしょう。でも、お蔭様でNGのサンプルとして(!)思いっきり活用させていただきました。"ブレスのしゃべりを多用してはいけない""大きいという言葉を頑張ってよんでも、空の大きさは伝わらない" etcetc....事細かな解説に、大いに納得のレッスンとなりました。

lesson 193月1日

テーマを決め、曲をかけて自由に動く"ムーヴメント"。今日のお題は「春一番」。みんなで吹き荒れ、舞い狂い、お見事過ぎる暴れっぷりは恐くなるほど(笑)ここのところ風の強い日が多かったので、イメージしやすかったのかもしれません。・・・予定では違うお題にするつもりでした。が、朝起きた時のインスピレーションで急遽変更。なんの根拠もない直感は、たいていの場合当たります。皆さんも意識の片隅に、インスピレーションの降りてくる領域を空けておく事をお勧めしますスマイルマーク私はいつも、このひらめきに助けられます。

各々、その日の気分でなりたいキャラクターを設定し、二人ひと組で対峙する"アニマルファイト"。K嬢は"酔っぱらい"を熱演。「申し訳ない、申し訳ない」を連発し、グラングランしながら相手に迫ります。対戦相手のKさんは、"りす"さん。思いっきりおびえて逃げ回っていました(笑)

恥かしさを振り払うおまじないの"女優Magic"。もう必要ない状態ではありましたが、一応お約束ということで・・・ところがところが。今までは"羞恥心"が勝り、魔法が効かなかったKさんが別人に!!前回の"タコ"の時もそうでしたが、スイッチが入ってしまったKさんを止める事など誰にもできません。

"ボール"というワークでも、Kさん絶好調。::ボールと共に言葉とハートのやりとりをするワーク::現在ボールと共に渡す"言葉"は、食べ物の名称と設定して稽古中。渡すハートは"怒り"と設定。Kさんは開口一番「キャベツ(怒)」と同時に『ドスッ!!』とボールが相手に炸裂(笑)

風邪ひきのI子さんは、"成り立たない会話"がはなまるマークこれは、言葉のあっち向いてホイ。話しかけられた内容と全然関係ない事を答えるワーク。言葉に詰まったI子さん、何を思ったか「キーーーーッ!!」と一声。なんて意味不明で素晴らしい。そして素晴らしさに拍車をかけた、とどめの一言「おじいさんは山へ柴刈りに行ったそうですが、その後お元気ですか」・・・スゴ過ぎる、私でもココまで飛べません。あっぱれ、脱帽!!

lesson 182月15日

今回はK嬢が風邪でお休み。お大事にねスマイルマーク I子さんとマンツーマンになりかけたのですが・・・I子さん、正面玄関が開いてなくて、裏から入ったそうな。もしかしてKさん、来たのに閉まっているから「休みかしら」と帰っちゃったかも・・・心配なので電話をしてみたら、「忘れてました、すぐ行きます」。ホントにすぐです近所の強み(笑)それにしてもシダックスさん、おっとりしているというかのんびりというか・・・講座の時間には、玄関くらいちゃんと開けましょう \(#`Д´)(`∩´#)/

さて発声練習。4月からバージョンアップメニューに挑戦する予定なので、現在のパターンでのお稽古は、今回を入れて後3回。「ラスト3回、悔いのない仕上がりにするつもりでいきましょう」とハッパをかけただけで、みなぎる気合い。ヽ(`⌒´)ノ みんな(と、言っても約2名)なんていい人達なんでしょう!!

調子にのって「笑いながら怒る人で、発声するとどうなるか?!」にトライ。思いっきり変なスイッチが入っちゃったみたいで、3匹の酔っ払いの出来上がり。 チャンチャン そして、それに輪をかけるように、今回のムーヴメントのお題は"蛸"。3匹の酔っ払いがタコ踊り、の状態に・・・ちょっと人には見せたくない姿。箍がはずれてしまったKさん、墨を吐いて"逃げ足の早い蛸"を表現。もう誰も彼女を止められない(笑)

歌の朗読は 音符"北の宿から" 作詞:阿久 悠 / 作曲:小林 亜星

蛸から女に変身です。I子さん、1コーラス目の【女心の未練でしょう】聞いていてゾクッとしました!!・・・「亭主と結婚する前の男がよぎっちゃった」だそうです。いいんですx2、ここでは罪な女になっても。3分間のドラマを味わい尽くしましょう。

lesson 172月1日

Kさん:体調を崩したご主人の看病、I子さん:お子さんの学校行事、で欠席。・・・ということで、K嬢とのマン・ツー・マン レッスン vol.2。二人とも余裕です(笑)

前回の帰りがけ、I子さんからK嬢の"耳の良さ"を聞いてびっくり。なんと、1度聞いただけの曲をピアノで再現できるというのです!!I子さんとK嬢のお母さんは仕事仲間。プライベートでもお付き合いがあり、K嬢の特技を知ったそうです。・・・どうりで納得。K嬢は、歌の朗読の課題曲を知らない場合でも、パシッとカラオケに合わせてくるんです。私が見本(お手本ではありません)朗読をすると、ビシバシ盗む。ダメ出しに対するチャレンジも的確。ほんとに"耳の良いお嬢さんだなぁ"と思っていました。ピアノの話に始まり、バイトのこと、御家族のことetc...2人っきりなのをいいことに、おしゃべりを楽しみました。雑談とはいえ、K嬢の稀有な感性について話すことができて、貴重な交流の時間となりました。

さてお稽古おけいこ。今回は【先生の鞄】- ひよこ - の章の冒頭部分。ハナマルマークは、
そういえば、ツキコさんのする酌は色気がないね

----- 川上弘美 【先生の鞄】

という会社同僚の台詞。すんごい感じが悪くてGood。爆笑してしまいました!!今後の課題は、先生とツキコさんのキャラクター表出。まだ2回目の稽古にしては上出来です。方向性は合っているので、もっと明確にしていきましょう。

lesson 161月18日

アニマルファイトは、二人ひと組で、それぞれ好きなキャラクターになり、コミュニケーションの成否からドラマが立ち上がるというワークです。私のお相手となったK嬢、この日は怠け者の老犬になりました。対する私は富士山。怠け者の割には、じゃれついてきて可愛いK嬢ワンワンを見守りつつ思った事・・・山って、オシッコかけられても動けないんだなあ・・・(もちろんK嬢は、そんなことしません)山の気持ちが、ちょっとだけわかりました(笑)

歳明けのお稽古には、この曲 音符"上を向いて歩こう" 作詞:永 六輔 / 作曲:中村 八大

上を向いて歩こう 涙がこぼれないように
思い出す 春の日 一人ぽっちの夜
上を向いて歩こう にじんだ星をかぞえて
思い出す 夏の日 一人ぽっちの夜
    幸せは 雲の上に
    幸せは 空の上に
上を向いて歩こう 涙がこぼれないように
泣きながら歩く 一人ぽっちの夜

思い出す 秋の日 一人ぽっちの夜
    悲しみは 星のかげに
    悲しみは 月のかげに
上を向いて歩こう 涙がこぼれないように
泣きながら歩く 一人ぽっちの夜
一人ぽっちの夜

----上を向いて歩こう JASRAC 010-0006-3

K嬢:弱冠22歳でありながら"一人ぽっちの夜"という言葉に人生を滲ませていた!!ちゃんと生きて来たお嬢さんなのですね。素晴らしい感性を持ってらっしゃる。

Kさん:惜しい・・・"泣きながら歩く"のところ。歩くという動詞を、ただよんでしまった。朗読なんだからよむのは当たり前なのですが(笑)イメージを持ってるか持ってないかは、コワイくらい音に出ます。一歩一歩、足の裏の感触を音にする事が大切です。

I子さん:"思い出す"の母音が残りすぎて、"思い出すぅ"になると、どうもコンビニ前のジベタリアン風になってしまいます。暮れの【喝采】の時も、"あなた"を"あなたぁ"とよんで、"シンガーの生き様"から茶の間へと舞台転換(笑)。語尾のゆるさが生きる作品もあるので、丁寧に使い分けていきましょう。

lesson 1512月21日

1ヵ月ぶりにK嬢復帰、風邪をこじらせていたそうです。まだ本調子じゃない感じなのに・・・嬉しいけど、無理しないでね。

この日のレッスンは、年忘れメニューとして、I子さん提案の"海辺の砂浜" 「昔、竹内演技研究所でやって、おもしろかった」と教えてくれたエチュードに挑戦。

演技エリアを区切り、設定は砂浜。ペアを組み、一人が先にエリアに入り、自由演技。もう一人は"感じたら"エリアに入る。二人の関係性が成立するもしないも ALL FREE。基本的に言葉は封印します。キリがなくなるので、制限時間を3分に設定。

まずはI子さんと私。先行のI子さんは、無心に砂浜で遊んでいる。潮風を感じてエリアに入る私。しばらく海に集中していたが、I子さんの余りに楽しげな様子に惹かれ、私も砂をいじり始めました。一緒に砂山を作っているうちに、ムラムラと破壊欲求が湧き上がり・・・足で踏みつけてしまいました。・・・さぁーっと流れる冷たい空気。ごめんなさいの気持ちを込めて砂山を直して、和解。キワドイ展開でした(笑)

Kさん、K嬢の K・Kコンビは、K嬢先行。・・・失恋でもしたのでしょうか、かなりブルーに海を見つめています。腰をおろし、膝を抱えたところでKさんIN。一生懸命砂をほじくっています。"犬??"・・・イヤ、人間のようです。きれいな貝殻を見つけ、K嬢のもとへ。放っておいて欲しいK嬢、思いっきり嫌がっています(笑)プレゼントの貝殻を受け取って貰えなかったKさん、再びほじくり、見つけ、K嬢のもとへ・・・振られる、 以下リピート。(OKOK、この展開ならば、何等かの変化が起こるまで続けるのが正解)三度目にして、K嬢、受け取ってくれました。

歌の朗読は音符喝采 歌:ちあきなおみ。この一年の締めくくりにと、私が朗読しました。メンバーの感想「赤いスパンコールのドレスを来ている姿が、見えるようでした」なんと嬉しいお言葉。ごきげんな稽古納めとなりました。

lesson 1412月7日

本日は、Kさんと水入らず。受講生もワタシも、マンツーマンに慣れました(笑)

"ムーヴメント"と"アニマルファイト"は楽しかったです。" ムーヴメント"のお題は"おでん"。終了後、私「味のハーモニーが素晴らしいおでんが出来上がったという達成感がある!!」Kさん「私も最後には、『さあ食べて!!』という気持ちになりました。」・・・良い感じ、良い感じスマイルマーク

続いて"アニマルファイト" Kさんは猫。私はシダックスに来る車中、とてもきれいだった銀杏の葉っぱ。心細げなKニャンコに、「クルクルクル~ッ、クルクルクル~ッ」と風にのってまとわりついていたら、二人とも、だんだん楽しくなって来ました。・・・・これまた良い感じ、良い感じスマイルマーク

・・・と、水入らずでいたら、バタバタバタッとI子さん登場。「今日だったんですね!!」「そうだよ~(笑)」。午後から参加なさっているヨガの講座に、早めに着いたら、受け付けで「もう始まってますよ」と言われて思い出したそうな(笑)

KさんもI子さんも、2回目にして自分なりの"先生"と"月子さん"キャラを掴みかかっている様子。・・・I子さんの、ぶっきらぼうな酔っ払い"月子さん"、味わい深いけれども、もうちょっとチャーミングにすれば、"先生"との関係がほほえましい感じになりますよ~。

lesson 1311月16日

K嬢は風邪でお休み。お大事に。

私が不思議に思っていた、Kさん。入会当初からすんなりムーヴメントに溶けこみ過ぎる。このムーヴメント、まさに"踊る宗教?!"の核をなすワーク。昔、竹内演技研究所にいらしたというI子さんならともかく、普通、もっととまどうものなのです。話を聞いてみたら・・・「雨でお散歩に行けない時は、健康の為に曲をかけて、一人で出鱈目ダンス体操している」・・・・!!やはりKさんの感性、侮れません。まっさら素人さんなのに、ムーヴメントに近いワークを一人で編み出していたなんて(笑)!!

さて、今日は歌の朗読、I子さんのリクエスト 音符マーク "テルーの唄" 作詞:宮崎 吾朗 / 作曲:谷山 浩子 / 編曲:寺嶋 民哉 (ゲド戦記*1

夕闇迫る雲の上いつも一羽で飛んでいる
鷹はきっと悲しかろう
音も途絶えた風の中空を掴んだその翼
休めることはできなくて

心を何にたとえよう鷹のようなこの心
心を何にたとえよう空を舞うよな悲しさを

雨のそぼ降る岩陰にいつも小さく咲いている
花はきっと切なかろう
色も霞んだ雨の中薄桃色の花びらを
愛でてくれる手もなくて

心を何にたとえよう花のようなこの心
心を何にたとえよう雨に打たれる切なさを

人影絶えた野の道を私とともに歩んでる
あなたもきっと寂しかろう
虫の囁く草原をともに道行く人だけど
絶えて物言うこともなく

心を何にたとえよう一人道行くこの心
心を何にたとえよう一人ぼっちの寂しさを

----テルーの唄 JASRAC 130-6468-1

寂しい寂しい詩です。一人で稽古していて、思わず落涙・・・。で、I子さん。気持ちはわかるのだが、浸りすぎです。詩に溺れてしまって、聴く者の胸に寂しさが届いて来ない。そこでアドバイス「もっとよみを乾かしてみましょう」・・・時雨から秋晴れになりましたスマイルマーク さらに欲張って「凛々しさをプラスして」・・・おお~4月から今までで、一番GOODなよみになりましたはなまるマーク

Kさん。私と同じく、よんでいて落涙。聴いている私も落涙。感動をありがとうスマイルマーク

*1 詩の表記に関して、萩原朔太郎氏「こころ」との問題については、スタジオジブリ sightの謝罪参照(2006/11/1付)

lesson 1211月2日

ウォーク、アレンジヴァージョンに挑戦。ウォーキングは、出来うる限り体内時計を伸ばしつつ歩くモノです。そこに"カラッぽ"を追加。これは、キラリ笑でやっています。

カラッぽ:自分の感情・感動をフラットにするモノ。
"演じる"何を?どのように?その情報を受け入れるためには、まず自分の心をフラットにしておかないと、情報を歪んで認識してしまいます。建物構築は、まず地面を平らにしてから!です。"カラッぽの心"を作り、保つ方法を会得する訓練の一つ。

さて、そのカラッぽを追加したウォークアレンジヴァージョン。二人ひと組で距離を取り、出来る限り体内時間を伸ばしつつ、自分の心をフラットに保ちつつ、相手に向かって歩く。お約束は、すれ違う時に、一度目線を合わせること。

目線を合わせると・・・フラットに保つのが非常に難しい。向こうからパートナーが近づいて来ると、どうしても感情が動く。まして目線を合わせるというコミュニケーションによって、感情はさらに動いてしまう。「難しい!」という声が続出。でもね、これ、もの凄く集中力がつくんですよ~!頑張りまっしょっ!!

今回から追加の"朗読"。前回、リクエストを受け付けたのですが、何も無し(笑)なので、先生の鞄 / 川上弘美 urn:isbn:4-16-763103-2を取り上げました。大好きな月子さんをやりたいがために、私利私欲で作品決め・・・あ、いえ、一応、みんなの了承を得ました(爆)。でもやっぱり、月子さんやりたい(笑) これから、第一木曜日は先生の鞄、第三木曜日は歌の朗読です。

I子さん:「本も忘れてきちゃったし、予習もしてませ~ん」と元気にお返事(笑)でもそれが功を奏して、色気もそっけもない、ぶっきらぼうな月子さんがGood。よむのにいっぱいいっぱいで、演じる余裕がないってのは、良いこともあるものです。

K嬢:受講して初めて"朗読"したK嬢。大丈夫、すぐ慣れます。いつものつくらない魅力は、ここでもしっかり生きてますよ~。

Kさん:朗読をやりたくて受講しているだけあって、手慣れていらっしゃる。でも、好きで、自分一人でよむだけで、習ったりしたことはないそうです。イマイチ先生と月子さんのキャラを掴み切れてない感じは当たり前。なんたって、今日が初回なんだからスマイルマーク

lesson 1110月19日

今回、メンバーみんな、新鮮な発想で私を刺激してくれました。

まずは、ムーヴメント。この日のお題は、"さんま"。K嬢は、なんと焼かれる秋刀魚を"喜び"で表現!!普通、"焼かれる秋刀魚"をやるとしたら、火あぶりの刑に処せられる気持ちを表現するんじゃないかと、思うのですが。この発想の自由さ、Good Good。続いてKさん。見えない縄を飛ぶ"大縄飛び"をやったのですが・・・私は何も指定していないのに、くるっと向きを変えて飛ぶ自由演技を披露!!みんな・・・といっても一人お休みなので二名ですが(笑)。解放されてきたかもスマイルマーク

歌の朗読は、音符"時には昔の話を" 作詞・作曲 / 加藤 登紀子

時には昔の話をしようか
通いなれた 馴染みのあの店
マロニエの並木が 窓辺に見えてた
コーヒーを一杯で一日
    見えない明日を むやみに探して
    誰もが希望を託した
    揺れていた時代の 熱い風に吹かれて
    体中で瞬間(トキ)を感じた
    そうだね

道端で眠ったこともあったね
どこにも行けない みんなで
お金は無くても なんとか生きてた
貧しさが明日(アシタ)を運んだ
    小さな下宿屋に いく人も押しかけ
    朝まで騒いで眠った
    嵐のように毎日が 燃えていた
    息が切れるまで走った
    そうだね

一枚残った写真をご覧よ
ひげづらの男は 君だね
どこに居るのか 今ではわからない
友達も何人かいるけど
    あの日の全てが 空しいものだと
    それは誰にも言えない
    今でも同じように 見果てぬ夢を描いて
    走り続けているよね
    どこかで

----時には昔の話を JASRAC 056-1902-5

確かにタイトル通り、"昔の話"なのだが・・・遠い昔のお話=他人ごとになってしまっていて、ちっとも胸がときめかない(笑)過ぎし日の青い若さ、熱、汗の臭いを、今まさに ON TIME で感じてほしいのだなぁ・・・と駄目を出したら、二人ともどんどん良くなる!じゃあ欲張って、もう一越え「もうちょっと、お行儀悪く」。今の感じだと、朝まで騒いで眠ったりなんかしないで、電車のあるうちに帰る良い子のお友達(笑)。

佳き哉、佳き哉!!K嬢は、ほんと呑みこみと吸収が早い!特筆すべきはKさん。1コーラス目の体中で瞬間を感じた・・・なんだかとってもセクシーで、(何を感じたんだろう?)などと、あらぬ事を考えてしまいました(笑)めでたし、めでたし?!

lesson 1010月5日

めでたく半年経過!!おかげさまで10月期を迎えることができました。ちょっとずつ進化する"歌の朗読"、メンバーの意向もあり、歌&フツーの朗読、豪華二本立てでいくことに決定。フツーの朗読は何をしたいか、次回の提案待ちです。

今回は、K嬢のリクエスト 音符"いのちの名前" / 作曲:久石 譲 作詞:覚 和歌子 / 歌:木村 弓。ご存知"千と千尋の神隠し"の"あの日の川"に詩をつけたものです。

青空に線を引く ひこうき雲の白さは
ずっとどこまでも
ずっと続いてく

明日を知ってたみたい
胸で浅く息をしてた

熱い頬 さました風も 覚えてる

未来の前に すくむ手足は
静かな声にほどかれて
叫びたいほどなつかしいのは
ひとつのいのち 真夏の光
あなたの肩に揺れてた 木漏れ日


つぶれた白いボール 風が散らした花びら
ふたつを浮かべて
見えない川は
歌いながら流れてく
秘密も 嘘も 喜びも
宇宙を産んだ神様の子供たち
未来の前にすくむ心が
いつか名前を思い出す
叫びたいほどいとおしいのは
ひとつのいのち 帰りつく場所
わたしの指に 消えない夏の日

Woo………

----いのちの名前(あの日の川 by 千と千尋の神隠し)
JASRAC 088-9252-1

この詩、字面で意味を追うと、迷路に入りこんでしまいます。メンバー一同、作品世界の糸口を掴めず、途方に暮れた顔で、私に目で訴えてきます。あくまでも私の解釈ですが、ナビゲートすると・・・

常に身の回りに在るもの。意識すること無く存在してるもの達。空気、風、お日さま、土、樹木 etc...平凡な日常で何か問題が起こった時、これまた意識すること無く宥め、癒し、包んでくれるもの達。この世界に生まれ、死に逝くもの達全て。記憶をたどり、命をたどる。

この詩から私が感じるのは、凄く懐かしく温かいもの・・・。どういうわけか、こういう捉えどころのない世界になると、俄然ちからを発揮するKさん。今までにやった"花" "ここにしか咲かない花"のときもそうでしたが、ダントツの出来!!

Kさんは、以前TVで見てとても感動した『優しい時間』(フジ)という 寺尾 聡 主演ドラマのイメージで朗読したそうです。そのドラマ、舞台は北海道。寺尾演ずるは森の中にある喫茶店のマスター。息子との関係の結び方につまづいている・・・。その店に休みに来るのは、ちょっと疲れた人達。一杯のおいしいコーヒーと、マスターとの他愛ない世間話に励まされて店を後にする・・・。

このイメージでやっただけで、どうしてあんなに素晴らしいんでしょう!!静かなのに強くて優しくて・・・。Kさん、何かとてつもないものを秘めているのかも・・・あなどれません!!

lesson 99月21日

レッスンメニューに、"ボール"というプログラムがあります。これは、

  1. 二人ひと組で歩きながら、
  2. キャッチボールしながら、
  3. その日のテーマに沿って言葉のやり取りしながら、
  4. "ハート"のやりとりをする。

というものです。今まで、いろんなテーマでやってきました。例えば、

などなど。これ、なんでもないことのようでいて、すんごく難しいんです。アイコンタクトも含めて、相手に集中していないと、ボールはいとも簡単に落ちます。コミュニケーションの基本の"き"。そして、"立ち止まってはいけません"という鉄のおきて。オシムよろしく、"歩きつつ考え 考えつつ歩く"。「えーっと・・・・えーっと・・・・」で終わってしまってもいいから立ち止まらない。

条件が厳しそうなので、テーマを身近な"食べ物の名前"に固定。これで安定したら、"喜怒哀楽"と組み合わせて、進化させていきます。

これ以外のプログラムも、たぶん日常生活では使わない脳を使っているのでしょう。回路をつなげるまで、メンバーは苦戦。脳は、負荷をかけるとどんどん活性化すると実証されています。頑張ろうね、みんな*smile*

歌の朗読は音符"秋桜" 作詞・作曲:さだまさし。この朗読は、ある一定の年代以上になると、どうも"娘の立場&嫁がせる母親の立場"が、ビミョーにシンクロしてくるようです。純粋に娘の気持ちでよめていたのは若いK嬢のみの感あり(笑)それにしても、やっぱり、さだまさしの詞は良いですね・・・*smile*

lesson 89月7日

今回は恋の歌。音符"忘れない日々" by Misia / 作詞:Misia 作曲:松本 俊明。恋が身近なK嬢のリクエスト。私たちは記憶を手繰り寄せて(笑)切ない恋に浸るひととき。

もう少し こうしていて この手 にぎっていて
恋人と呼び合えるのは これが最後

なぜ あんなに 傷ついたことも
今 こんなにこの胸 優しくするの?

でも
忘れないで 流した涙を
過ぎ行く時の中 きっと思い出して

あと少し 時がたてば この手 離れても
友達と呼び合える日が いつか来るわ

今 二人を 追い越した雲を
そっと 目を閉じ 瞼に焼き付けるの

忘れないで 二人が見つけた日々を
きっと他の誰かじゃ 出会えなかった日々

夢をみつめたままで いつまでも歩いていこう
たとえ他の誰かと 出会い恋しても…

だから
忘れないで 流した涙も すべて今
過ぎ行く時の中 きっと思い出して

忘れないで 二人が見つけた日々を
きっと他の誰かじゃ 出会えなかった日々

写真立ての中で笑う あの頃が 二度と 戻らなくても

----忘れない日々 by Misia JASRAC 070-7829-3

こうしてい、にぎってい、忘れない・・・この語尾が微妙なのです。ややもすると強制的ニュアンスを帯び、命令に聞こえてしまう。K嬢の初々しさをみんなで盗むことに(笑)

・・・・盗み中、もとい、練習中・・・・

うーん、だいぶ良くなったけど、もう一越え。ドキドキが足りない。「忘れないで」と口では言いつつ、透けて見えるのは『忘れちゃったら 忘れちゃったでいいんだけどォ』(ォィw)もうちょっと真剣に、別れゆく恋人にお願いしてみましょ~。

・・・さらに練習中・・・

語尾を強くして思いを表わすのはNG。全く逆で、語尾を飲まないように気を付けつつ、"思い"を自分の中に納める。納めようと頑張る。納め切れない思いが溢れてしまう・・・という健気なプロセスを欲しい!!

盗んだ甲斐あってか(笑)、最後はみんなOK。だいぶ可愛くなりました。はなまる

lesson 78月17日

なんと、某講座に続き、2度目のマン・ツー・マン。K嬢と二人っきり。私は経験済みなので、肝がすわってます(笑)。こういう時のために、もう少し人が欲しいよね・・・と話したところ、お友達に声をかけてくれているそうです。「自己解放って・・・ほんとに解放されるの?」と訊かれたそうな(笑)「されるよ!!」と答えてくれたとは うれしいじゃありませんか。結局、勧誘はなりませんでしたが、ドンマ~イ*smile*

で、濃ゆ~いお稽古の断片リポート。

"アニマルファイト"の縛りを解いてやってみました。山羊さん(K嬢)vs. ミミズ(谷)。フレンドリーな山羊さんは「遊ぼう、遊ぼう」。嬉しいんだけど、私はミミズなので声が出せず、その喜びを伝えられないもどかしさが、また何ともいえず・・・楽しい1分間でした

骨折して溺れる魚。前回の"誕生"のパクリがイイ感じだったのでテーマを変えてもう一度。K嬢、困っている身体の表情が GOOOOOOOD!!魚の気持ちが伝わってきました。

ウォーク。今回は途中一度だけリズムを崩すというアレンジパターン。K嬢のポエティカルな感想「リズムを崩すと、非日常に裂け目ができて、一瞬現実に返る感じがした」。・・・ウォークの不思議で劇的な魅力にはまってしまったかも*smile*

歌の朗読は、"東京だよ おっ母さん" by 島倉千代子 / 作詞:野村俊夫 作曲:船村 徹

ここのところ2回続けて今時の若者の曲が続いたので、"お姉様仕様"の題材を選んだのに、肝心のお姉様2人はお休み・・・。若いK嬢は"おっ母さん"なんて言葉、きっと生まれて初めて口にしたんだろうな・・・(笑)固い固い。でも生来のセンスと、私から盗もうとする意欲が素晴らしい!!やればやる程よくなります。なんたって二人だけなので、時間はたっぷり、何回でもできます(笑)「思いっきり芝居がかっていきましょう、新派の女優になったつもりで」というアドバイスに、果敢にチャレンジ。"新派"なんて全然知らない、判らないだろうに・・・なんて偉いんだ!!

ラストの回、「お参り しましょよ」なんて、はなまる の出来でした!! 「あれが あれが 九段坂」のあたりは、目線あげたりなんかしちゃおうかな・・・なんて思ったそうです。素晴らしいプラン。今度は、心によぎったことを、失敗してもいいからぜひやってみようね*smile*

lesson 68月3日

歌の朗読、モノはK嬢のリクエストによる"今時の曲"第2弾。"親愛なるあなたへ" by ロード オブ メジャー / 作詞・作曲 北川賢一

・・・とその前に。今回は、いつもの発声練習にプラスαの一捻りを加えてみました。

  1. 怒ってやってみる
  2. ニッコリしながらスキップで
  3. 怒ってスキップで

皆さんも今、部屋の中でちょっとやってみて下さい。・・・出来ましたか? "3.怒りながらスキップ"、これはやりにくいでしょう? そう、身体の動きと感情は、密接に結びついているのです。I子さん「・・・途中から怒れなくなって 笑えてきちゃった」。この発見、元気が出ない時のセルフコントロールに、是非役立てて欲しいです。

私たちは、スキップしながら怒れるようになるのでしょうか・・・(笑)しばらく、このやり方で観察を続けてみたいと思います。

唐突ですが、彩の国芸術劇場の芸術監督、蜷川幸雄氏が55才以上の人達の劇団"ゴールド・シアター"を立上げたのをご存知の方も多いと思います。面識はありませんが、私は蜷川さんのお人柄に、好感を持っています。ですが演出は、人柄ほど好きではありません。芝居ではなく、演出を見せるための演出をなさると感じています。でも、この"ゴールド・シアター"には、とても興味を持っています。先日、中間発表会が行われました。行きたかったのですが、チケットを取れず・・・残念!!その発表会のオープニングをパクってアレンジ。レッスンに取り入れてみました。

テーマは"誕生"でパフォーマンス。声を出しても、どう動いても全て ok というルールでトライ。

いっぱいいっぱい、でも一生懸命トライ。セクシーで綺麗。どうなることかと一抹の不安を抱えながらのレッスンでしたが(笑)とっても劇的な時間でした。

さて、My Best 5に入る、大好きな映画、"竜二"に縁があるのか、この映画に、I子さんも出演なさっていたことが判明。敬愛する金子正次さま・・・亡くなってから、こんなふうに縁がつながっていくなんて・・・。生きていらっしゃるうちに、つながりたかったです、合掌。

lesson 57月20日

お待たせしました。K嬢のリクエストにより"今時の曲"に挑戦です(笑)"ここにしか咲かない花" by コブクロ

何も無い場所だけれど ここにしか咲かない花がある
心にくくりつけた荷物を 静かに降ろせる場所
空の色映し出した 瑠璃色の海 遥かから聞こえる
あなたの笑い声は よく聴けば 波の音でした

寂しさ隠せずにいるなら 一人になればいい
囁くほどの声で呼んでいるのは いつも同じ名前

あの優しかった場所は 今でも
変わらずに 僕を待ってくれていますか?
最後まで笑顔で(笑顔で) 何度も振り返り(手を振り)
遠ざかる姿に 唇 噛み締めた
今はこみ上げる 寂寞(せきばく)の思いに
潤んだ世界を拭ってくれる 指先を待っている

影が教えてくれるのは そこにある悲しみだけじゃない
うつむく顔を上げて 振り返れば そこにある光に気付くだろう

同じ数の出会いと別れ でも割り切れなくて
余るほどの想い出を いつまでも 胸に咲かせながら

雨上がりの道は 泥濘(ぬか)るむけれど
今ここに 生きている証を刻むよ
どうかこの涙を(この涙を) しおれかけの花に(心に)
喜びの彼方で もう一度 咲けるように
願いは海風に吹かれて 大空へ
やがて小さな虹をわたるよ いつの日か その足で

(ここにしか咲かない花 ここにしか吹かない風)
(ここでしか聴けない歌 ここでしか見えないもの…)
(ここにしか咲かない花 ここにしか吹かない風)

あの優しかった場所は 今でも
変らずに 僕を待ってくれていますか?
ふいにこみ上げる(こみ上げる) 寂寞の想いに(想いに)
潤んだ世界を拭ってくれる

雨上がりの道は 泥濘るむけれど
今ここに 生きている証を刻むよ
いつかこの涙も(この涙も) 寂寞の想いも(想いも)
忘れ去られそうな 時代の傷跡も
燦然(さんぜん)と輝く あけもどろの中に
風が運んで星にかわる そんな日を待っている

----ここにしか咲かない花 by 小渕健太郎(コブクロ)JASRAC 122-7781-9

気付いた方もいるでしょう。これは昨夏、TBSで放映された"瑠璃の島"というドラマの主題歌です。ドラマの原作者は【森口 豁】さん。私の記事を書いて下さっている記者さんの親友ということで、TVを見ない私が、週に1回、まじめにTVの前に座っておりました。沖縄の鳩間島でロケしていた皆さんは、私の感想を楽しみにしてくれていたそうです。でも私は、感想を待つ側=出演者になりたかったです(笑)

さてこの歌詞、真剣に読むと、ビミョーに不可解。意味を理解しようとすると、○×△□になってしまいます。そういう時は潔く理解することをあきらめましょう(笑)・・・というのも、あまりにも無責任なので、ドラマのストーリーをかいつまんで説明、それをヒントにメンバーもそこはかとなく世界を掴んだようです。

が、あらすじを知らなかったとしても、声に出してよんでみると、あ~ら不思議。ある種の"雰囲気"が立ち上がってくる!!故郷、大切な人、切なさ、安心、優しさ、希望・・・個々の言霊が空間を漂い、つながり、一つの世界を醸成する。不思議な現象でした。フィーリングは理屈じゃない、頭で理解する事を越えて、その先にある。やわらかく素直な感性を開いていたいものです。

lesson 47月6日

練習曲は、K嬢のリクエスト(今時の曲)と言いたいですが、そっちは次回挑戦。時間を下さ~い(笑)。今回は、中島みゆきの音符時代音符

今はこんなに悲しくて
涙もかれ果てて
もう二度と笑顔には なれそうもないけど

そんな時代もあったねと
いつか話せる日がくるわ
あんな時代もあったねと
きっと笑って話せるわ
だから 今日はくよくよしないで
今日の風に吹かれましょう

まわるまわるよ 時代は回る
喜び悲しみくり返し
今日は別れた恋人たちも
生まれ変わって めぐり逢うよ

旅を続ける人々は
いつか故郷に出逢う日を
たとえ今夜は倒れても
きっと信じてドアを出る
たとえ今日は果てしもなく
冷たい雨が降っていても

めぐるめぐるよ 時代は巡る
別れと出逢いをくり返し
今日は倒れた旅人たちも
生まれ変って歩き出すよ

まわるまわるよ 時代は回る
別れと出逢いをくり返し
今日は倒れた旅人たちも
生まれ変って歩き出すよ

今日は倒れた旅人たちも
生まれ変って歩き出すよ

----時代 by 中島みゆき JASRAC 039-9320-5

まずは足慣らし。前・後半に分けて二人で1曲。ここで初試行、最初の2行と最後の3行を【二人一緒に】やるとどうなるか?合わせるための打ち合わせは無し。ズレも味のうち v(^^;

・・・声が重なったり、ずれたり。= 一つの時代の中で出会い、別れゆく、それが人生・・・はからずも、そんな世界を表出することができました。

帰り際、Kさんが自分に喝を入れるようにつぶやいた。「さ、主婦にもどるか」。いいねいいねっ*smile* ここにいる間は、非日常にどっぷり浸かり、遊んで、楽しんで。そしてリフレッシュしてまたガンバル! 私も、そんな元気の素になれるようガンバルぞっと v(^^)

こぼれ話

I子さん、家族でカラオケに行った折、前回の練習曲「百万本のバラ」を披露したそうです。昔、芝居をしていた彼女は女優になり切り熱演!!自称画家の御主人は、○×△□な表情をなさっていたそうな(笑)

K嬢の友達の間では、加藤登紀子の歌う「百万本のバラ」が密かに流行中だとか。・・・私、カラオケ業界と音楽業界に地味に貢献してるかも(笑)

lesson 36月5日

今回からハジけるためのおまじない【私は女優】を取り入れることにしました。午前中のレッスンなので、まずは脳味噌を目覚めさせるための手遊び → 身体を起こす準備運動 → 呼吸&発声練習 → と準備が整ったところで 女優Magic スイッチON!! 昔、芝居をしていたというI子さんの瞳が がぜん輝くのを、私は見逃しませんでした(笑)

練習曲は、音符百万本のバラ音符 作詞・作曲 Andrej.A.Voznesenskij & R.Paul / 訳詩 加藤 登紀子

ちょいと時間が足りなくなり、前・後半に分けて二人ひと組で練習。この曲、後半に入る前の間奏がとっても短い・・・と、おもむろに立ち上がる後半担当のK嬢。彼女は自分で、ちゃんと間合いをはかっていたのです。まだ4回目のレッスンなのに、そのヤル気が素晴らしい!感動!!(感涙)

そしてK嬢、4曲リクエストしてくれました。カセットテープに入れて渡してくれたのは今時の曲ばかり。家で聞いていたら、息子の発言:「どどどどどど~したの?!母さん?!」

レパートリーを増やすべく、谷は挑戦する!・・・予定(笑)

lesson 26月1日

前回飛び入り体験なさったKさん、めでたくご入会~☆ Kさんは、お友達との旅行中【歌の朗読】を披露、みんなに誉められたとか。I子さん、K嬢、Kさん、と一挙に3人になりました。「ど~してもやりたい」と言って下さったI子さんと二人で仲良く楽しくを心掛けようと思っていた頃が嘘のよう・・・。こーなると欲が出ます。あぁ神様、欲深い私をお赦しください。も少し人が欲しいのよ(爆)。

この日の朗読は音符 花 -すべての人の心に花を- 音符作詞・作曲はご存知 「喜納 昌吉」。この曲、歌っている時には気付かないけれど、いざ朗読しようとすると、「・・・これってどういう意味???」という壁にぶちあたります。例えば1コーラス目。

川は流れて どこどこ行くの
人も流れて  どこどこ行くの
そんな流れが つくころには
花として 花として  咲かせてあげたい
泣きなさい 笑いなさい
いつの日か いつの日か 花を咲かそうよ
----花 by 喜納 昌吉 & チャンプルーズ "blood line, 1980"
JASRAC 068-5025-1

そんな流れ って何?つくころには どこに着くの?花として 花として 咲かせてあげたい ??? ・・・ね、真剣に意味を考えようとすると解らなくなるでしょう?!(笑)

私の解釈。川も人も流れ流れて、私のもとに辿り着いて来たならば、

  1. そのモノ達の命の花を咲かせてあげたいものだなあ
  2. 私は花(女性)として、そのモノ達を、輝かせてあげたいものだなあ

・・・の二通り。

この詩を朗読するテーマ=母なる大地 or 命の源の海になったつもりでおおらかに、ほがらかに、あたたかく、優しく!!

私が、K嬢の朗読で浮んだイメージは・・・しっかり者の姉が、ちょっと甘ったれな弟をキリッと励ましている感じ。(お姉さんはいるけど、弟はいないそうです(笑))Kさんから感じたのは・・・傷ついて帰って来た子供を、あたたかく受けとめてあげているイメージ。(強さと優しさのルーツは、Kさんの明るさからは想像つかないような現実を抱えている生活のようです。改めて【表現は人を越えない】と思いました)I子さんの感想「なんか、人生を感じちゃいました・・・」。そして彼女は、この日も思いっきり発散していかれました*smile*

lesson 1 5月18日

めでたく、体験会にいらしたお二人の受講決定!!(感涙)そして、なお嬉しいことに、途中から体験レッスンの方が飛び入り参加。

今回は、I子さんのリクエスト曲をやる予定だったのですが、「ラップでスゴイ早い曲だし、朗読に向いてないと思う」と急遽ご辞退。わたくしめは知らない曲にぶっつけ本番で臨む所存でいたのですが(笑)

こんなこともあろうかと準備していた音符ふるさと音符。体験の方は、【カラオケにのせて歌詞を朗読】とは思いもよらず(笑)どちらかというと、カラオケは苦手だとか。

そういう方にこそお勧めしたい!歌の朗読!!

22歳のK嬢、お友達とカラオケに行ったとき、さっそく披露したそうです。埼玉の一部で、地味に【歌の朗読】が広まっているもよう(笑)

lesson 0 体験会 4月20日

4月20日(木)体験会。雨。「来なかったらどうしよう・・・」悪天候だと不安がよぎります。なんたって受講者は一人。来てくれなかったら私は一体どうなるの(笑)初日から盛り下がってどうするんだと、自分を叱咤激励。

来てくれましたぁぁ~(涙々)しかも、知り合いのお嬢さんを連れて。このお嬢、若さが眩しい22歳。参加の動機は「いつまでも恥かしがっていないで、人前でちゃんと話せるようになりたい」その思いは、朗読練習でもヒシヒシと伝わって来ました。

やっと"歌の朗読"に辿りつきましたが、題材は、森進一さんの【襟裳岬】。若いお嬢さんが来るとは思わず、演歌を準備してしまったのでした。若いK嬢、演歌アレルギーは無しとのことで、【作詞:吉田拓郎】の言葉の世界に果敢にチャレンジ。しらない曲なのに大健闘!! 「ど~してもやりたい!」というI子さんは、昔、芝居をなさっていたとか。思いっきり発散して行かれました*smile*

お二人とも、体験だけで終わらせず、続けてくれるといいな!!(期待age)

開講・・・のはずだった

昨年4月。お一人体験レッスンを受けた方がいらしたのですが、「マン・ツー・マン」というのは、かなりビビるものがあるらしい。無理もない(笑)受講には つながりませんでした。

仕切り直し

"歌の朗読" この講座、4月と10月が開講月。昨年4月は人が集まらず、お流れ。10月は忙しさで準備出来ずにほったらかし。普通こうなると、打ち切りなのです。が、担当者に連絡を取ってみたら「仕切り直しましょう」とのお言葉。感謝感激雨アラレ。
【素敵なコミュニケーションのための自己解放講座】
に路線変更することに決定しました。今年こそ開講なるか?!との意気込みも虚しく、申し込み1名。昨年の二の舞かと思いきや、この唯一の申し込み者、「ど~~~~~~~~~~~~~~~~してもやりたい」と言っているとシダックス担当者より連絡。取り敢えずやってみることにしました。