たにえみ
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今回は朗読ゆく年くる年という感じでお送りします。例年、夏は暑気払い、暮れは忘年会に勤しんで(?!)いましたが、遊び惚けるのも楽じゃありません(笑)。年末は忘年会を見送り、年度変わりの3月に役員さんの慰労を兼ねて食事会をすることになりました。
何もなしで1年が終わるのじゃ、しまらない。何かしたい。なにか区切りをつけたい、盛り上がって1年を締めくくりたい・・・良いアイディアはないものか、と頭を悩ませました。
ぱくった(!)アイディアは、朝日新聞の事業、"オーサー・ビジット"。著名人がユニークな授業を学校に出前するものです。谷川俊太郎が三重県の小学校で行った授業を参考に、みんなで詩を作りました。
今年1年を振り返るに、狡いヤツが嘘をついて金を儲けるというひどい年でありました。嫌なことはとっとと忘れて、新しい年に思いをはせましょう!!ということで、新年の抱負でも、今の夢でも何でもOK、"やりたい"と思うことを短いセンテンスで、一人一人表現。それを組合わせて、"キラリ笑「やりたい」の詩(うた)" を、グループごとに作りました。
じゃんけんで分けたグループなのに、こんなにもカラーが分かれるものなのですね・・・。同じように育てたつもりでも、全く性格の違う兄弟を見ている母親の気分です(笑)
さて、私も参加しています。どれでしょう? ヒント:一番短い。・・・ピンポーン、そうです「海が見たい」です。最近、シンプルさに磨きがかかってきたようです。みんなの言葉を眺めつつ「私は、一生、立派な人にはなれそうもないな」と痛感した年の瀬でした。「皆様、どうぞ良いお年をお迎え下さい」という日誌を、年内にupする予定が・・・という年明けで御座います(笑)笑う門には福来たる
今回は、5人もお休みで寂しいです。が、さいたま市尾間木公民館の館長さんが見学にいらっしゃいました。そう、尾間木公民館でやらせて頂いている「センセイの鞄」リーディングで、私の相手役として朗読デビューなさった名物館長です。稽古熱心な方で、「勉強のために」との事。「見学などとおっしゃらずに!」ここぞとばかり、仲間に引き入れてしまいましたw
稽古の一つ、テーマを決め、曲をかけ、自由に動く "ムーヴメント"。館長さん曰く「これだけは苦手だ・・・」。館長さんは野球少年だったそうです。私は高2まで女子高でしたので、世情に疎いのですが、通常、体育は男子と女子に別れ、男子の場合ダンス系は しないらしいです。
この館長さん、中学校の元・校長先生。現役の頃は、野球部の顧問。ダンスとは縁遠い世界に生きていらしたのでは、苦手・・・なお気持ち、よーくわかります、ごもっとも。
結果、ご自分を評して曰く、「馬鹿に成り切れない・・・そういうところがいかんのだろうね」。その気付き、素晴らしい!!
そういえば、朝礼(学校に限らず)の話って、どうしてあんなにつまらないんでしょう。馬鹿になれない、上から目線オンリー、他教師の評価、世間体 etcetc...つまらない原因は、そんなところにあるのかもしれません。
館長さんの気付きの言葉が刺激となって、妄想が勝手に膨らんでしまいました。朝礼で子供たちから笑いをとる、泣かせる、・・・そんな話をすることを生きがいにする校長先生の学校は楽しいだろうな・・・大阪あたりに、笑いを取る事をモットーにしている校長、いるかもしれない・・・etc...
脳内妄想は打ち切って、日誌日誌。今回は生ピアノの伴奏で歌の朗読です。♫恋人よ 作詞/作曲 五輪 真弓 、♫この広い野原いっぱい 作詞 小薗江 圭子 / 作曲 森山 良子
館長!!【恋人よ】は、恋人に謳うんですよー。怒ったり威張ったりしちゃいけません。 照れ隠しなのかしら?w
恋人よ そばにいて こごえる私のそばにいてよ
---- 恋人よ JASRAC 032-3835-1
"そばにいなきゃ駄目じゃないか。そばにいなさい、エッヘン。"じゃ、子供たちはガマンしても、恋人は我慢してくれませんw
この日の朗読は、ゆりちゃん、まゆちゃんという双子姉妹の詩です。5年前、秩父養護学校の上演で知り合いました。お二人のサイトは、私のサイトと相互リンクしています。
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【出会いから】 ひとつの出会いから 新しい世界が広がる 涙も消えて 今まで見たことなかった 夢の世界 気持ちいい風の中 舞い踊る蝶々たち 優しく揺れる花々 一緒にずっと手をつないでいこう 幸せの明日が待っている
---- ゆり
【ぶどう】 秋風吹いて ゆさんこゆさんこ 心もおどる こんな日は ただ ぶら下がってなんかいられない こびとと一緒に ジャカスカ ジャカスカ ビリビリ 湧いてくるパワーで 楽器を鳴らせ! とびきりのヒビキを作り出せ! 実ははじけちゃいけないが 気分は思いっきり ハジケてる
---- まゆ
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秩父養護学校上演の時、担当者だったT先生は、熊谷の養護学校に移動なさいましたが、ゆりまゆちゃんとのお付き合いは続いています。T先生から「谷さんのところにも、すでに届いているかもしれませんが」と、ゆりまゆちゃんの詩と絵のポストカードが、どっさり送られて来ました。私はその素晴らしさに感動!!二人は、病気で痛い思いや辛い思いをたくさんしているはずなのに・・・「人を励ましている場合じゃないだろう」と思ったら泣けて来て・・・。ゆりまゆちゃんに比べたら、わたしゃ、ちっちぇーッ!!ささいな事で怒ったりクヨクヨしたり・・・。二人に、ものすごい元気をもらいました。
今回は、ゆりまゆちゃんの詩を朗読したレポートに代えて、思い出を語らせて下さい。
秩父養護学校上演の日は、私の誕生日でした。生徒さんからものすごいバースデープレゼントを貰ったのです。
実は私、知的障害のある子の前で演技するのは初めてで、とても不安でした。はっきり言って、みすゞの一人芝居はとても難解な作品なのです。子供たちにどこまで伝わるのだろう・・・いくら考えても想像もつかず、私は思い煩うのをやめました。障害があってもなくても、喜怒哀楽に変わりはない。ありのままの私でやるしかない。
でも現実は、そんな甘くなかった。知的障害のある子供たちは、目の前で起きていること、"役者が芝居をしている"と捉えていないのです。目の前にいる"人間"を見ている。だから、私が【人間 vs 人間】として向き合わないと、こっちを向いてくれません。
みすゞを演じている間は、私(みすゞ)の心が、彼らに届かない。私=役 にならないと、伝わらない。
そして、自由な魂の持ち主である彼らに"タブー"はありません。芝居の間は静かにしていなければならない、などという不自由な縛りは、存在しません。
焦りました。みすゞ大好きの ゆりまゆちゃんは、この芝居を心待ちにしていてくれた。吸い込まれそうな二人の瞳が、じっと私を見ている。視線に射抜かれるような思いがしました。『このまま、スゴスゴ帰るわけにはいかない』・・・その瞬間、私は演じることを捨てたのかもしれません。
それは奇跡の瞬間。それまでとっちらかっていた子供たちが、一斉に意識を私に向けたのでした。"悲しみに立ち向かうみすゞ"に、「どうしたの」「大丈夫?」「泣かないで」・・・気持ちが、心の声が、私のみすゞに押し寄せて来ました。あの時の空気のうねりを、私は一生忘れません。
今まで、"好き"という一心で芝居を続けて来たつもりでした。でも、何を本当に好きなのか、全然解っていなかった。私の本当の望み、希いは何なのか・・・子供たちが気付かせてくれました。こんな、スゴイ、Birthday Present を、ありがとう!!
今回届いた、ゆりまゆちゃんの詩は、まだまだあります。折にふれ、テキストとして取り上げてゆきまーす
その日のテーマと、音楽から受けるインスピレーションで自由に動く"ムーヴメント"。今月のテーマは "十五夜お月さん" 。音楽は ♬ マテリアル・ガール by マドンナ と ♬ S.O.S. by ピンクレディー。結構長い曲なので、2曲で足りるだろうと思ったのですが・・・甘かった。みなさん、心地好さで演技時間がのびるのびーーる(笑)途中、『マ、マズイ・・・音が足りなくなるかも』と冷や冷やしていたら、案の定、最後のお一人を残して終わってしまいました。ほんとーにごめんなさい。仕事にスキがありました。いつも最悪の事態を想定して準備するのに・・・。来月からは、曲が長かろうが短かろうが、きっちり3曲分準備します。
さて、楽しい * 2 の生ピアノで歌の朗読。♬ 翼を下さい 作詞 山下 路夫 / 作曲 村井 邦彦 ♪いい日旅立ち 作詞作曲 谷村 新司。
好きな方を、1曲ずつ稽古。K子さんが選んだのは "翼を下さい" 自分のお部屋で独り言を言っているような緩み加減が 普段お喋りしているときの彼女とは別人の様。相手が居るときは自然な気遣いとして、明るく元気に話すのが習い性になっているのでしょう。朗読の時は、静かで深い・・・。つぶやくような、ささやくようなK子 World に引きこまれます。素敵でした。
そう申し上げたら「選曲がいいので、詞の世界に入り込めちゃうんです」とのお返事。そう言って頂けると、私もちょっぴり鼻が高いです。
いい日旅立ち。この曲は不思議な面白さがありました。朗読していると、ついついおセンチになって、その気になって"日本のどこかに私を待っている人がいる"なんて、酔っ払いの譫言みたいなことを、恥かしげもなく言えてしまう(笑)楽曲の良さもさることながら、生ピアノの力も大きいでしょう。演奏してくれる二人のメンバーのおかげです。感謝
今月の朗読は、R子さんの御友人で、新潟にお住まいのN子さんの詩を二篇。中越沖地震を詠んだ【フラッシュバック】【地震だ、また中越だ】という作品です。
コメントは・・・ごめんなさい、何を言っても、無責任な傍観者になってしまいそうです。
HEAVY な時間でした・・・。自分の肉体を通して被災者の思いを知るということも、一つの支援かもしれないと思い、取り上げてみました。何事も、体験しなければ理解できないこと、というのはあるものです。それでも、「聞いてもわからないから」と済ませずに、丸ごと受け止めてみようと、衿を開くことこそ、大切なのではないでしょうか。
前略。秋風も心地好い今日び、気のきいた幽霊なら消えてしまう頃になって、ナンでございますが。皆様、夏休みにはどちらへ行かれましたか? ワタクシ、夏休みもバカンスも、ヒト夏の恋も無縁でございました。この可哀相な自分のために、せめてエチュードの中で海へ・・・。
で、"海辺のエチュード"。シダックス(歌の朗読)講座で、一度取り上げたことがあります。場所を海辺に設定し、演技エリアを決め、3-4人のグループで行います。まず二人が先に演技エリアに入り、自由演技。後の二人は"感じたら"自分のタイミングで演技エリアに入り、自由演技。関係性が生まれるか、他人の関係のまま終わるのか、3分間一本勝負、全て即興の4人のドラマ。
皆さん、本当に、心が若く柔らかい!!(この講座のおかげか否か?!)講座会場となっているレクホールのフローリングの上で、おもむろに泳ぐ方あり。砂浜を掘って寝そべり、自分で自分を埋める方あり・・・。この、自主的に砂に埋まっていたのは、黒一点のK夫さん。私が同じグループならば、「この人、ほっとくとどうなるかな・・・」と、傍でじーっと観察するでしょう(意地悪でごめんなさい(笑))
K夫さんと同じグループになった二人の女性は、ちゃんとコミュニケーションをとって、砂をかけて埋めてあげていました。心優しくお世話する・・・うーん、やっぱり私の辞書にはないかも(笑)私には"お嫁"の才能はないと、改めて感じた次第です。草々
"笑顔がこぼれる" という表現そのまんま、笑顔の花開く再会が二つありました。お一方は、キラリ笑の前身である講座の受講者。植竹公民館のパーキングで、車を降りた目の前の道にR子さんが!!呼び止めると、初めはキョトンとなさっていたのですが、コマ送りで笑顔に。開口一番、応援団の立上げを祝って下さいました。キラリ笑に参加なさらなかったのですが、お心にかけて下さっている・・・とても嬉しかったです。
もうお一方は、今年度から他所に移動になってしまわれたO氏。シャイな瞳の奥から"また会えて嬉しい"という気持ちがこぼれてきました。Oさんには、本当に、なにくれとなくお世話になりました。私が「講座の準備運動がわりに、ピンクレディーの曲で踊るなんていいよね」などと、本気でバカを言うと、振り付けを調べて下さったり、昨年暮れには、手作りの特大しめ縄飾りを下さったり・・・。他の用事で公民館に立ち寄られたのでしょうに、「谷さんに会いにきました」「!!!」んまま。嘘でも嬉しいです(笑)
こんな風に、再会を喜べる人がいる・・・この仕事をしていなければ出会えない感動です!!『アローン・シアター』万歳!!これで経済が伴えば、万万歳なんだけどな・・・(爆)
あっ・・・本日は、活動日誌じゃなくて、谷日誌になってしまいました。タイトルに偽りありですね;;;
テーマを決め、曲をかけて自由に動く"ムーヴメント"。この日のテーマは"葉っぱの赤ちゃん"。BGM は 「ライク・ア・ヴァージン」by マドンナ。輪になって真ん中の人の動きを真似します。真ん中の人は、気が済むまで動いて次の人へ交代。・・・みんな入魂のコンテンポラリーダンスという趣で、どんどんダンスが長くなっています。以前は次の人にすぐバトンタッチしていたので、1曲でも余っていました。今は2曲でも足りません(笑)
その日の気分でなりたいキャラクターを設定し、二人ひと組で対峙する"アニマルファイト"。終えてから「何になっていたのか」尋ねます。E子さんはこの日、弟さんが飼っているヨークシャテリアを演じていました。曰く、「その犬、私が行くと笑うんです」・・・「笑う犬」におなり遊ばしたE子さん、以前はそんな面白いことを言う方ではなかったので、びっくりするやら可笑しいやら。
朗読は、茨木のり子の詩を2篇。【あほらしい唄】【女の子のマーチ】
この川べりであなたと ビールを飲んだ だからここは好きな店 七月のきれいな晩だった あなたの坐った椅子はあれ でも三人だった ちいさな提灯がいくつもともり けむっていて あなたは楽しい冗談をばらまいた 二人の時にはお説教ばかり 荒々しいことはなんにもしないで でもわかるの わたしには あなたの深いまなざしが 早くわたしの心に橋を架けて 別の誰かにかけられないうちに わたし ためらわずに渡る あなたのところへ そうしたらもう後へもどれない 跳ね橋のようにして ゴッホの絵にあった アルル地方の素朴で明るい跳ね橋! 娘は誘惑されなくちゃいけないの それもあなたのようなひとから
---- おんなのことば / 童話屋 1994/8 / 茨木のり子
新しい試みとして、男と女を入れ替える意訳ヴァージョンを、まず私が披露。例えば1連目この川べりで君と/ビールを飲んだという具合。2種の詩において、「いきなりでは難しいかもしれませんが、この遊びにチャレンジしてみたい方は、失敗を恐れずやってみましょう」と朗読スタート。
挑戦したのはたった一人、一番お姉様のM江さん。「・・・男の子のマーチ。」と切り出した時には、どよめきが起こりました。最高齢にもかかわらず、このチャレンジ精神、頭と心の柔らかさ・・・感動しました。年を重ねても、こうありたい・・・そう思える人が身近に居て幸せです
あまりの忙しさに、日誌が滞っております。我ながら3ヵ月も前のことをよく覚えているよな・・・と感心しつつ、セコセコ書いたりしているのですが、が、が・・・4月、何をやったのか全然覚えていない。「我ながら・・・」などと感心している場合じゃありません。(今までこんなことなかったのにぃぃぃぃ!)と心で地団駄を踏み、本気で焦りing。が、覚えていないのも無理はない。4月は、『みすゞに関して知り得た新事実』を"ミニ講演"していたのです。いつものメニューをやってない。そりゃ思い出せないはずです。私の脳ミソの問題じゃなくて、良かったぁ(笑)
でもまあ"ミニ講演"、ほーんと面白いですね。ほとんど同じ話をしているのに、サークルによって反応が全然違います。聞き入ってくださるR子さんのような方がいらっしゃるかと思えば、目の前で欠伸する方がいらしたり。それにしても、欠伸されたら思いっきりモチベーション下がります。未熟者でごめんなさい(笑)でも、場の空気というものは、一緒につくるものだと思います。
コミュニケーションというものは、聴く能力なのかもしれません。そして喜ばせ上手というのは、一つの立派な能力なのでしょう。相手を喜ばせることで、その人の持っている力を(時には、それ以上の力を)引き出すことが出来る。それはそのまま自分に還って来る=+αの循環が生まれる。ステージと一緒です。
・・・ということで、この日は通常メニューを全てカット、歌の朗読のみ。♬"襟裳岬" 作詞:岡本 おさみ / 作曲: 吉田 拓郎 ♬"上を向いて歩こう" 作詞:永 六輔 / 作曲:中村 八大
R子さんは「私、襟裳岬、大好きなんです!!」と嬉しい一言。何気ない一言で、元気が出るものなのですね。喜んでもらって嬉しくない人はいません。"嬉しい"が"嬉しい"を生む・・・そんな世の中になったら、どんなにいいでしょう!!せめて私の"嬉しい"で、人を喜ばせて、ちっちゃなぬくもりを生み出したいです
今回は5人もお休みで、さみしかったです。でも人数の少なさが良い緊張感を生み出したのでしょうか。いつも最初に行う"手遊び"が絶好調。このゲームは、午前中のまだ完全に目覚めてない、脳を起こすために行っています。手拍子と、手の動きに合せて、1.右隣の人の名前 2.自分の名前 3.もう一度手拍子 4.自分の名前 5.左隣の人の名前・・・というように、名前を呼びながら順番にまわります。
黒一点のK夫さんが、いつかおっしゃった「皆さん、うまくなってはいけません。"キラリ"に卒業はないのですから」という言葉に忠実なメンバーは、おっとりゆったりまったり系。いつもはつっかえまくりです。それがこの日、"キラリ"誕生して間もなく2年、こんなに快調なのは初めて!!という快挙でした。
テーマを決め、曲をかけて自由に動くムーヴメント。今回使ったのは、関ジャニ∞ の♬"桜援歌"。好評でした。特筆すべきは、御年7?歳のM江さん。なんと、この曲を知っている!!関ジャニ∞ を知っている7?歳ってむちゃむちゃカッコ良いです。そして、この日のお題は「わらび」。桜とわらびで春を満喫・・・と思いきや、曲がピンクレディーのカルメンに。すると"フラメンコを踊るわらび"という、形容しがたい集団に変身(爆)。家族には見られたくない姿というヒミツを共有した私達でした。
雨が、あがって、風が吹く。 雲が、流れる、月かくす。 みなさん、今夜は、春の宵。 なまあったかい、風が吹く。 なんだか、深い、溜息が、 なんだかはるかな、幻想が、 湧くけど、それは、掴めない。 誰にも、それは、語れない。 誰にも、それは、語れない。 ことだけれども、それこそが、 いのちだらうぢゃないですか、 けれども、それは、示かせない。 かくて、人間、ひとりびとり、 こころで感じて、顔見合わせれば にっこり笑ふといふほどの ことして、一生、過ぎるんですねえ。 雨が、あがって、風が吹く。 雲が、流れる、月かくす。 みなさん、今夜は、春の宵。 なまあったかい、風が吹く。
---- 中原 中也 詩集
この詩、"平成えーじゃないか"という具合にしたかったのですが、イマイチみんなにイメージが伝わらず。R子さんに、「酔っ払いになったつもりで、やってみてください」とリクエストしたところ、大熱演にヤンヤの拍手!!公民館の一室が、芝居小屋と化したひとときでした。
折り紙名人のJ子さん。みんなにお雛さまを作って来てくださいました。しかも、毛氈付き!!写真をサイトに載せようと、携帯電話で・・・あら?ピントが合わない??今までだって携帯で撮ってPCへ取り込んでいたのに。どうにも解せません。shopに持って行くしかなさそうです。
今、私は裸の樹 時 まさに冬 自分自身を問われている こんな時こそ、美しく立っていなければ 春は、きっとやってくる
この日は、風流に連歌遊びをしてみました。この私の詩に続く五行歌を、5人ひと組で作成=一人一行を担当。グループ内で相談はせず、それぞれ思いついた一行ずつのフレーズを出し合い、後から5人組で編集。作業中、それぞれのグループから「私達って天才かも」と、自画自賛の声が聞こえて来ます。それも納得、こんな素晴らしい作品が出来ました!!
みんな大好き!! もうすぐひなまつり なつかしい分校の二宮金次郎 ときめきたいという魂の叫び 桜は咲き ハラハラと散る 美しきかな
音を閉じ込める雪 胸の中に 寒い風と あたたかい 風が吹く 美しい海、川、山、嬉しい 何もかもが芽生え春を呼んでいる 春には菜の花畑
誰か私に雪囲いをしてくれませんか? そろそろ雪が降り出しそうな気配なのです 青い空 白い雲が ぽかりぽかり 固いつぼみに春の光がさしている 春子さん
私も参加しています。谷英美謹製の行はどれでしょう?(笑)
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上記五行詩が全部出揃うのを待つあいだ、メンバーM子さんとの雑談が、みすゞ談義に発展。M子さんは、宮原公民館主催の文学講座「みすゞ物語」にも、ずーっと御参加。2/22、講座最終回・朗読入門その2では、【積つた雪】をよんでいただいたのです。
「この詩の"シーンとしたところ"が好き。素敵なだけに、よむのは難しいですよね。」「雪って、自分の中の"汚れちまった悲しみ"をも真っ白に清めてくれる・・・」「駄目な自分でも許されるような安心感。包みこんでくれるような大きな優しさを感じる。」「冷たいけど、あったかいんだよね。」「それにしても雪の孤独、人の寂しさにここまで寄りそえるって、並じゃない辛さを経験したんだろうね。」etc etc....
・・・なぜだか話しているうちに、泣けてきてしまいました。私はどうも、みすゞの寂しさをわかってくれる人に会うと、自分が優しくされたような気持ちになってしまうようです(笑)
"キラリ笑"は朝10:00から。脳を起こすため、最初のメニューは"手遊び"です。このゲームは1年半前、講座("キラリ笑"の前身)初日にやってみたら・・・惨敗。ポロポロで、誰も出来なかったのです。"キラリ笑"になってから、ちょっと易しくやりやすくしたヴァージョンで、取り入れて来ました。新年だし、本来のヴァージョンに挑戦。未だに無理だったら深追いせず、戻すつもりだったのですが・・・できたx2、出来ましたーッ!!惨敗から1年半、積み重ねの成果です。
そして"女優Magic"。「私は女優」と自己暗示をかけまくると、あら不思議。出来なかったことが出来ちゃう魔法です。やろうやろうと思いながら、どういうわけか"キラリ笑"ではやりそびれていました。やっと足を踏み入れてみたら、これまたコワイくらい効いちゃいました(驚)黒一点のK夫さんには「『ぼくはスターだ』、とか『俺ってチョイワル』とかでもいいですよ」と言ったところ、「女形もあるんだし、女優のまんまでもいいんでしょ」と見事な切り返しが!もちろんですとも!!(爆)この頭の柔らかさ、"キラリ効果"でしょうか(笑)
この"女優Magic"、"ボール"というワークでも絶大な効果を発揮。"ボール"は、二人一組でボールのやり取り(キャッチボール)をしながら、ボールと一緒に言葉&ハートを渡すというトレーニング。なおかつ“止まらずに歩きながら”というのがお約束。現在“食べ物の名前”というテーマに取り組み中です。つまり、食べ物の名前(何でもok)を歩きながら言いつつ、ボールと一緒にハートを渡す。言葉にするとこれだけの事なのですが、ちゃんと集中していないと、いとも簡単にボールを受け損ねます。なおかつ食べ物の名前を思いつかないと、「えーっと・・・」と足が止まってしまう。一番肝心の「よろしくね!」というハートを渡すところまで辿り着けないこともしばしば。同時にたくさんのことをしなければならない奥深いワークなのです。"韮、牛蒡、豚肉、etc..." およそ高級感あふれない食材の名前も、"女優さん"が口にすると“キャビア、ドンペリ‥”という響きを帯びてくる(笑)。予測を越えた効果でした(笑)
入って間も無いT子さん。忘年会では「やっていけるかしら・・・」と不安そうでした。そりゃそうです、メニューがぶっ飛んでますから(爆)でも今日の笑顔を見て一安心、大丈夫そうです。ワーク終了後、S江さんが「好きなの取ってくださーい」と袋から取り出したのは、ティッシュケースと楊枝入れ。「かっわいいー!!」の声が上がり、私もひとつ頂きました。なんとこれ、手縫いです。J子さん(暮れに手作りポチ袋を下さった)といい、S江さんといい・・・丁寧に生きてらっしゃるんですね
”成り立たない会話”は、言葉の”あっち向いてホイ”。話しかけられたこととは、全然関係ない言葉を返すという頭の体操。人の話をちゃんと聞ける"いい人"ほど、思わず素直に答えそうになってしまいます。苦し紛れに言葉を探すうち、思わぬ本音や私生活がポロポロリ。「私、さみしい時は木に抱きつくんです」Tさんの一言には、みんな大爆笑。ご主人ではなく、木に抱きつくあたり・・・参考にします(笑)
必殺"キラリ"遊び人メンバー、日誌は割愛、忘年会リポート。黒一点K夫さんの「某国営放送連ドラのキラリは終わりましたが、植竹"キラリ笑"(軍?w)は不滅です」という名台詞で乾杯!!
一年半前の嵐の夏、たったの6人でスタートした事をしみじみ思い返していたら、K夫さんが「こんなに(人が)増えちゃって・・・もう オーディションに受からないと入れないサークルですよね」最初はお高めだった会費も、人が増えるにつれて下がり、まるまる一回分だった"お休み会費"も数百円に。今日という日があるのは、創設メンバーのふんばりのおかげ。とてもじゃないが、言葉で説明できるような活動内容ではない(笑)にもかかわらず、「とにかく楽しいのよ!」の一言で、皆さん、一体、何人勧誘して下さったのでしょう。
話変わって、特技。折り紙得意な会長さん。みんなに"手作りポチ袋"をプレゼントしてくれました!!中身も入れてほしかった!などとは申しません(笑)さっそく、チビのお年玉に使わせて頂きました。
夏ごろ入会なさったM子さん。みんながお揃いの指輪(色違いあり)をしていることが、どーにも気になって仕方なかったそうです。この指輪は、ビーズ細工・M江さんからのプレゼント。M子さんは、心ひそかに(私はまだ仲間に入れてもらってないんだ・・・)と思っていたそうな。「私も欲しい」とカミングアウトできて、良かったX2。スッキリした気持ちで、新年を迎えられることでしょう。
お一人様、ご入会!!・・・どこかで見たお顔・・・と思ったら、11/7・宮原公民館の文学講座・第一回「金子みすゞ物語」の受講者。蓮馨寺のみすゞ塾に続く"宮原効果"に感謝
入会なさったN代さんはピアノを弾けるとのことで、生ピアノで歌の朗読、演奏者が二人になりました。演奏のTさんは朗読出来なかったので、ちょっぴり気が楽になりました。
ウォーク:皆さん、体内時計の引き伸ばし率が、大きくなって来ています。身体のブレも少なくなって来ました。時間を引き伸ばせず、ヨロヨロしながら、あっという間に終わってしまっていた最初のころが嘘のようです。そしてなぜか、私は指定していないのですが、歩き終わると殆どの人が、一礼します。なんだか道場の様(笑)・・・私は舞台に立つとき、「このステージは、神様への捧げ物」という感覚を味わいます。もし皆さんが、それに近い感情になってきているのなら、なんだかうれしいです。
今回は、歌の朗読、手のひらを太陽に 作詞:やなせたかし / 作曲:いずみたく
H子さんは、この朗読きっかけで思い出した詩を、不登校支援サークル"アトリエゆう"のニュースに載せたそうです。そんなきっかけになれるって・・・なんか、ちょっとうれしかったです。"アトリエゆう"では、2月10日に、みすゞ詩の朗読と気を楽にするお話をさせていただくことになっています。
喝采 歌:ちあきなおみ / 作詞:吉田 央 / 作曲:中村 泰士
皆さんそれぞれ、静かな説得力がありました。切ない思いを飲みこんで、生きていらしたのだなぁ・・・素敵な恋を(実る実らないにかかわらず)してきたのだろうな・・・そんなふうに感じました。
手遊び:まだ眠っている脳を起こすために、まず最初にやるゲーム。リズムに合せて手を動かしながら、お互いの名前を呼び合うという単純なものなのだが・・・黒一点のK夫さんを、「N夫」と呼び間違えてしまったR子さん。どよめくメンバー。どう見ても「他の男の事を考えていました」の図になってしまうんだなあ(爆)私たちは、下の名前で呼び合っているから、そう見えてしまうのかもしれません。男の名前を呼び間違うと、ベッドの外であっても、こんなにもショッキングで可笑しいものなのか!!バッチリ、目が覚めました(笑)
成り立たない会話:私の対戦相手は、久しぶりのK夫さん。が・・・どうも私、K夫さんに弱いみたいで・・・。K夫「すいかが好きなんですよね」 私「いえ、桃のほうが・・・(好き、は、辛うじて飲みこんだ)」・・・・だーかーらー、会話を成り立たせちゃ駄目なんだってば(爆)
ウォーク:今回、お初のアレンジバージョンでやってみました。二人ひと組、距離をとって向かい合い、相手に向かってウォーキング。すれ違う時に目線を合わせたまま、180°ターンし、元の位置に戻ってゆく。名付けて"ぶっちがい"。私はK夫さんにリベンジを挑みました・・・う、見事に自爆。だって、K夫さんたら ズルイ!すれ違うとき、いきなりニッコリ笑って膝を曲げ、クビをかしげて可愛いポーズ!嘘でしょぉぉぉぉ反則すぎる(爆)!!笑いが止まらなくなってしまいました。コケまくりの一日
朗読は、江國香織ストーリー、【すみれの花の砂糖づけ】
から七篇をpickup。ドキドキする恋が、安心で退屈な日常に変わるまでを紡ぎ出してみました。その中から一篇。
なにもない場所に 言葉がうまれる瞬間を 二人でもくげきしたね あれは 夜あけのバスにのって遠い町にいくときの つめたくうす青い空気くらいまぎれもない たんじゅんにただしい できごとだったね
---- すみれの花の砂糖づけ
どんな言葉が生まれたのか・・・そう、"恋"です。イノセントな恋が生まれた瞬間。この詩にあたったS江さん。朝焼けと、吐く息の白さが見えるようなよみでした
見学&体験が大漁!!大人3名、中学生3名。なぜに中学生が見学に来たかというと・・・朝っぱらの公民館で私がナンパ(違)・・・いえいえ、"3days"という、中1の子供たちに職業体験させる、自治体の取り組みの一環で、女子2名&男子1名が公民館に訪れていたのでした。めざとい私は、この心細げな3人を見逃すはずがありません。イタイケな中学生を"あなたの知らない世界"にゲット(笑)
小1時間にわたる、解放された大人達のハジけたアラレもない姿。身近に見たことなどなかったことでしょう。恐れおののきつつも朱に交わればなんとやら、ちょっぴり染まった子供達。「みんな自由に表現していて、スゴイと思った」という感想は、"キラリ笑"の勲章です。なんたって、中学生に「スゴイ」と言わせた大人達なのですから。
いわんや この日のメンバーにおいてをや。格別のスゴさ発揮(笑)普段のプログラムを省き、テーマ"誕生"でパフォーマンス。声を出しても、どう動いても全て ok というルール。歌の朗読で取り入れたモノ。結果は・・・正にコンテポラリーダンス。"踊るマハラジャ"ならぬ、"隣のおばさん"という風情。身体で表現するポエムです。
"木が根を張るところ"、"まさしく産道を這い出してくる者"、"DNAをイメージ"、"チョウチョになる"・・・誕生に至る、胎動の波動が押し寄せて来て、感動!!
朗読は、【チビ】--- 江國香織、【雀と芥子】--- 金子みすゞ(空のかあさま)。
小ちゃい雀が 死んだのに、 芥子は眞つ赤に咲いてゐる。 知らないのです 知らせずに、 こつそりそばを通りましょ。 もしもお花が きいたなら、 すぐにしぼんでしまふから。
---- 空のかあさま
フリートークで、みんな(私を含め)が気付いたこと。1.と2.では【音の臨場感が変わる】。1.における私の発見。朗読する人が自分の後ろに近づいてくると・・・見えない別の何かが忍び寄って来ている、空気が動いてる・・・と感じた。新鮮で、妙で、ヒヤリとするような不思議な感覚。おもしろかったです。一人でドキドキしてないで、[みんなの]発見にすれば良かったな
知らぬまに、すごい事が起こっていました!!立て続けにメンバーが増えた時期に、お入りになったお姉さま。すんなりとけ込んでいらしたのですが、"誰の紹介でも知り合いでもないらしい?" と気付いて、その方のご家族に連絡を取ってみたら・・・全然違うとこ(デイサービス)に行っているはず、だった(らしい)。勘違いで入会、そのまま一緒に歌ったり笑ったりお喋りしたり。あらまあ
こんな不思議なサークルにすんなりとけ込んでいたから、全然 変だと思わなかった。さすがは"輝いて生きるために"という講座から出発したサークルです。デイサービスのメニューとしても充分通用することが判明いたしました。楽しいんですよ~いっぱい来てね(宣伝宣伝・笑)
今日もピアノ部屋(笑)だったので、ぜいたくなぜいたくの生ピアノで歌の朗読。
そして終了後は、必殺・遊び人(!)なメンバーによる "暑気払い"。だってだって、新しく入った人達と親睦をはからなくちゃいけないでしょ*smile* 宴会場と化す公民館の和室。何よりもお茶で盛り上がれるのは "自己解放"訓練のたまものでしょう(笑)
「じゃあ最後に皆さん一言ずつ」と、時間を見計らい、そこはかとなく仕切って下さるR子さん。本当にいつもさりげなく支えて下さって・・・。こんな心配りが出来る人になりたいです。そしてうれしい言葉達に包まれる私・・・幸せです。
ほんの一部だけご紹介。口火を切ったのは、黒1点のK夫さん「私たちに卒業はありません。ですから皆さん、上達してはいけませんよ。」いよっ、色男。憎い台詞が決まりました。K子さん「なりふりかまわず、ということを学びました」素晴らしい!!"キラリ笑"の精神そのものです(笑)・・・この茶話会、私にとって、ものすごい充電の時間となりました。みんな、"なりふりかまわず"楽しみ続けていきましょうね*smile*
6,7月の稽古場は、ピアノのあるレクホール!!みんな楽しみにしている【生ピアノで歌の朗読】です。前回、どんな曲をするか、みんなで話し合い。いつもは私の独断で決めていたのです。演奏担当Cさんは、近々、伴奏を頼まれている会があるとのこと。彼女の負担を少なくするべく、その会で弾く曲の中から選びました。
有名だから、もちろん聞いたことはあったのですが、その程度のフィーリングで、歌詞も知らずに決めたことを後悔してしまいました・・・。
la la la.... 終わる筈のない愛が途絶えた いのち尽きてゆくように ちがう きっとちがう 心が叫んでる ひとりでは生きてゆけなくて また誰れかを愛している こころ 哀しくて 言葉にできない la la la.....言葉にできない
----言葉にできない by オフコース "OVER,1981/12/1"
これは難しすぎる(笑) la la la とか uh~ とかやたら多いんですね。Cさんに最後の3行カットしたいので伴奏をつまんで下さいとお願いしました。そして、そして、歌詞が気にいらな~い!!だって、フラれた男の女々しい歌でしょ。情けない男を嫌いではないけれど・・・終わる筈のない愛が途絶えた
途絶えるものを【愛】とは言わん。それは【恋】でしょ。愛を安売りするなと 小田和正に文句をつけている自分がいる・・・
ああ~、読めば読むほど、歌詞を嫌いになってゆく・・・という心理状態で臨んだお稽古日。hjxmrtpy!?!一体、何が起こったのか、メンバーの朗読を聞いていて、熱いものがこみ上げてくる・・・。お~っとこれは予期せぬ展開、嬉しい裏切り(笑)
「年輪ですね・・・」というR子さんのつぶやき。生きていくことの哀しさ・・・その中で出会えたささやかな喜びへの感謝が、みんなの朗読から立ち上がってくる。C子さんのピアノ、これがまた良かった!インテンポじゃなく揺れた弾き方。あんまりたっぷり過ぎると食傷気味になるものですが、ほどよき頃加減。C子さん曰く「みんなの朗読がいいからつられたんです」と御謙遜。【コラボレーション】の成立を感じました。
歌詞を一読しただけではわからない奥行きが、この曲にはありました。伊達に【オフコース】じゃないということなのですね。まだまだ修行の足りない私です(^^;
前回に続き、今日もお一人入会。ここにきてずいぶん人数が増えました。嬉しいです!!(*^^*) でも【ムーヴメント】レッスンは そりゃもう大騒ぎ(笑)同ページ参照リンク。ムーヴメント説明は、活動日記の下、活動内容紹介の最初の項目です。 終わる頃には、ゼーゼー、ハーハー(笑)5月のテーマは【あやめの精】でした。
さて、朗読の題材は、サークルメンバーR子さんの旦那様、本居忠一さんの詩です。
首があると頭部を上下左右に 動かすことができますよね 魚類、カニ、タコ、カエルなどに 首はあるのでしょうか あるとしても ほとんどみえないですね この世に生物がたんじょうしたときに 神様はどのような基準で 首のある種と 無い種に分別されたのか 首の無い生き物は右を見るにも 左を見るにもからだごと動かなくては なりませんから大変 また 長い首の持ち主は食事のときなど 頭部を地面につけるので頭部を ささえる苦労があります 首の無い生き物たちは神さまに 首をくださいとお願いしているようですが いまだに願いがかなっていません ほどよい首のある生き物たちよ 感謝を忘れませんように
----童謡・詩(十七) 本居忠一
私がすごく知りたかったのは、R子さんの感想・・・みんなが御主人の詩をよむのを聞いて、どんな気持ちになったか。前回、自作の詩をテキストに使って不思議な感覚を味わったので、興味津々。・・・でも残念、曰く「帰って、主人に直接伝えます」。"家政婦は見た"になりたい欲望を充たすことはできませんでした(笑)
もう一つのテキストは、4/14付け 朝日新聞・埼玉版に掲載されていた 作:会田昌子さん【60歳のラブレター】
「何やってるの!どこにいるの!」携帯電話のメモ再生のあなたの声。いつものように「お父さん、お父さん」とおしゃべりがしたいのに、返ってくるのは、この声だけになってしまいました。33年間、夜になれば帰って来て、話ができることがあたりまえだったのに。05年10月5日永眠してしまいました。
お父さん、ありがとう、たくさんの思い出を作ってくれて。同じ言葉しか返ってこなくなったけれど、今日も何回、携帯電話のメモ再生を押したか。
あなたの声に支えられて生きています。私の一番の宝物になってしまいました。胸の奥まで響きます。
----第6回 60歳のラブレター金賞受賞:会田昌子さん(草加市)
途中の台詞「お父さん、お父さん」どなたも秀逸。それぞれの御夫婦の歴史が伝わって来、泣かされてしまいました。感じやすいお年頃なのか、涙腺が脆くなってるのか、身の回りに感動が多いのか、ど~も最近、泣き虫になってるかもしれません(ただの年のせい?!(笑))
オ、オトコだ・・・オトコが来た!!♪山に来た~里に来た~植竹にも来た~♬
この日は、3名 見学にいらして、男性1名女性2名。男性が見学とは、あな珍しや~と思ったら、真相は、メンバーが同級生を連れて来てくれたという・・・私のフェロモンに惹かれたわけじゃないのね(爆)女性のお一人は中っくらいのお姉さまと大きいお姉さま。外は薫風、中は新風、空気が華やぎます。
本日の朗読は、うれしはずかし、私の詩!!
転んだら 起きればいい。 痛かったら 泣けばいい。 少し 楽になったら また 歩き出せばいい。
----谷 英美
何で、こんな恥かしいことを敢行したかというと、ただ単純に興味があったんです。自分の詩を人がよむって、どんな気持ちがするのだろう・・・。
で、どんな気持ちがしたかというと・・・と~っても不思議な気持ち!!この作品は、もう私一人の物ではなくなってしまったのだなぁ、という一抹の寂しさと、この作品は、たくさんの愛情を受けて育っていくのだなぁという喜び・・・メンバーのよみが、とても素敵だったから、だと思うのですけれど。脚本家って、こういう気持ちがするのかな・・・
こういうサークルに顔を出す人というは、隠れ芸達者が多いものです。私が先陣切って恥をかけば、朗読練習用に自作を提供してくれる人が出て来るかもしれない。酔狂な人が、後に続くことを期待しています *smile*
前回の【ホラ吹き大会】の続き。二人一組のペアを作り、実は二人は兄弟でしたという、新たな物語の創作。
今 お金持ちの$子は、自家用ロケットで月へ旅行に行きました。そこで、XX年前に自分を月から突き落とした兄と対面。なんと、$子は月の子供だったのです。兄は、妹を突き落とした咎で、28日過ぎると肉体が消滅してしまいます。死の不安を味わい続けるという罰を与えられているのでした。
この鬼の娘は、宝物を奪われ、力なく海をみつめていました。すると龍宮城へいざなわれ、優しい乙姫様に山のような御馳走を食べさせてもらいました。なんと、ふたりは姉妹だったのです。それから二人は、「"太郎"が付く名の男は大嫌い」と、女同士、仲良く幸せに暮らしました。
私、谷の続き
怪しい占い師の水晶玉には、私の瞼の母が鴨と結婚するところが映し出されていました。・・・そう、ねぎ坊主のお母さんは身持ちの悪い女で、再婚の邪魔になって私を捨てたのでした。
月日は流れ、空腹の私は、目の前を横切ったドブネズミを捕まえました。しかし、どうしたことでしょう。こんなにお腹がすいているのに、どうしてもとどめをさせないのです。ふと鼻をつくネギのにおい・・・このネギ臭い体臭は私と同じ・・・なんと、ドブネズミと私は姉妹だったのです。
このドブネズミは、母と鴨との間に生まれた種違いの妹。身持ちの悪い母は、またもや新しい恋に落ち、この妹を捨てたのです。私たちはみなしごだけど、これからは一人じゃない。力を合わせて生きていきます。
--- 完 ---
涙の感動巨編、いかがでしたでしょうか。めでたし、めでたし(笑)
新しいパフォーマンスに挑戦してみました。名付けて【ホラ吹き大会】お題は【私の生まれた時】
「さあ、盛大に嘘つきましょう!」と言われると、かえって戸惑うものがあるらしく(笑)、悩んでしまう方もいらっしゃいました。さて、どんな【大ボラ】が飛び出したのか!?
全員の分を紹介したい気持ちは山々なのですが、スペースの都合上、二つばかりピックアップ。
わたしは、ホームレスの娘です。お金がないのでいつもお腹がすいています。今は、お金持ちの娘です。
わたしは、鬼が島の鬼の娘です。ある日、有名な桃太郎がやってきました。宝物をみんな持っていかれたので、それからは泣いた赤鬼になりました。
わたし、谷がついた嘘。
私は、こう見えても犬です。野良として育ったので親の顔を知りません。でも怪しい占い師に"あなたのお母さんは、ねぎだった"と言われました。優しいねぎ坊主のお母さん、今、どこにいるの・・・?
次回に続く。
サークルキラリ笑、新年 初稽古。朗読練習には、希望とエールを込め、三代目魚武濱田成夫(さんだいめうおたけ はまだしげお)の【空にたよるな】、みすゞの【明日】。
三代目魚武濱田成夫の詩をご存知ですか? 私は一冊しか読んでいないのですが、第一印象『自意識過剰な若造やなあ』。それだのに、プロフィールを読んだとたん、『何てカッコええんや!!』(私より年上だと解ったから(違))
俺が俺が俺が・・・のてんこ盛り、ゲップの出そうな気持ちが、コロッと尊敬に変わってしまいました(笑)今回取り上げた詩は、たわけてない部類の詩です。
たとえ 空がどすぐもりでも ええように いつも自分で晴れとけ 空にたよるな 空は空
---- 生きて百年ぐらいならうぬぼれつづけて生きたるぜ
三代目魚武 濱田成夫
忘年会・忘年会・忘年会 活動よりも、忘年会!(爆)
一品持ち寄りのこの日を、皆さん楽しみにしてくれていたようです。具合が悪いというのに、見学しながら活動終了を待ち、忘年会には出席する方(笑)、お休みなのにわざわざ差し入れに顔を出してくれた方・・・感謝・歓談・甘美・美味!!
歓談中、【名前】の話になりました。私たちのルールとして【ファーストネームで呼び合う】というのがあります。このサークルの前身、公民館講座の時からです。反対の意見もありましたし、かなりの抵抗もありました。「女房からも、呼び捨てになどされたことはない」・・・ここは日本ですし(笑)
でも、社会や家庭の役割を脱ぎ捨て、裸の存在に立ち返る。自由になるための【おやくそく】だと説明、理解と協力を求め、4回の講座を貫き通し・・・今に至ります。
公民館の講座にしては、発想がぶっ飛び過ぎてますよね(笑)まさかこうして継続するなどとは思ってもみませんでした。「下の名前で呼び合うなんて、子供の時以来で新鮮」「これがいいのよ」等々・・・メンバーの声、とてもとても嬉しかったです。
たかが名前、されど名前。好きな人の名前を、初めて唇にのせるときの胸のトキメキを憶えていますか? 私は、【名前を呼ぶという行為】を、とても大事なことだと思っています。
見学の方がお二人。しか~し!とてもじゃありませんが、見学してわかるような世界ではない(笑)ので、「やったもん勝ちです。体験は無料ですので、ご参加下さい」と、体験していただきました。感想:「初めてのことばっかりで、びっくりしたけど楽しかった」だそうです!!
今回の【ムーヴメント】、テーマは【大輪の菊】。不思議なことに、毎回【ムーヴメント】では "ふわっ・・・"と音がするぐらい空気がほぐれて、みんなのスイッチがONになるのを感じます。
これは、何なんだろう・・・
日本人の"盆踊り体質"に合っているのかもしれません(笑)
乱れ、狂い咲いた色とりどりの菊を愛でたひとときでありました。
【宵待草】この歌の朗読はスゴかった!!
今回は、ピアノがあるお部屋だったので、生伴奏に合わせて歌詞を朗読。こんな贅沢出来るのも、ピアノを弾けるメンバーのおかげです。
感謝多謝!!
それにしても【名曲の力】を実感しました。
作詞:竹久夢二 補作:西条八十 作曲:多 忠亮。
あの哀調を帯びたメロディーは公民館のレクリエーションホールの空間を 大正ロマンの世界に一変させてしまったのです!!
椅子を一脚 用意したのですが、横座りで 椅子にしなだれかかり、朗読する方が出現。完璧に、【夢二美人】になりきっていました!!みんなのジャージ姿が、粋な着物に見えてきた・・・(笑)
待てど暮らせど来ぬひとを・・・
名曲が醸し出す空気に身を委ね、【憂いの恋】の世界に、浸り、遊んだひとときでありました。
毎回テーマを決め、BGMや、その時の自分の気分を【うごき】で表現してみましょう。制約は一切ありません。丸く輪になって、一人が輪の中心で、何でも有りの【うごき】をします。残りの皆でそれを真似します。中心の一人が気の済むまでパフォーマンスしたら、次の人を指名して交代です。
9月のテーマは【秋晴れの空にぽっかり浮ぶ白い雲】
曲に合わせ、または気分で雲になったり、雲を眺めていたり、ピクニックを表現したり。さて あなたは何を表現したいですか?*smile*
「にゃ~」「わん!」「がぉお」何でも好きな動物の啼き声で、自分の感情を【音】にして吐き出しましょう。二人一組でしますが、【ファイト=喧嘩】だけではなく、愛を語る、挨拶する、噂話をする、色々です。
これ、傍で見てるとかなり変(笑)でも、やってみるとスッキリして気持ちイイですよ~*smile*
二人一組で 先攻後攻を決めます。後攻の人は、【話し掛けられたことと、全く関係ないことを答える】のがルール。言葉の【あっち向いてホイ】とでも申しましょうか(笑)
予期せぬ シュールなドラマが立ち上がったりする瞬間もあるのではと・・・
可能な限り、自分の中の【体内時計】を引き伸ばして歩きましょう。えっ、ただのスローモーションに見える?(笑)
表現者は、「時」を止めることも出来るし、濃度を上げることもできる・・・。「呼吸」も含めて「時」をコントロールする感覚を養っています。自分を身体的にも精神的にも支えてくれる「力点」「中心」「柱」を探し、獲得し、使えるようになる、育てることも目的のひとつです。
みすゞの詩「学校へ行く道」--学校へ行くイメージで歩きながら読んでみる。
山村暮鳥の「雲」-- 寝っ転がって読んでみる。
野口雨情の「しゃぼん玉」-- 近くの公園でしゃぼん玉 吹きながら 読んでみる
もちろん、ノーマルに朗読もします!(笑)
いかがでしょう、雰囲気、なんとな~く掴めましたか? 他にも、【バナナコンぺ】【カラッぽ】とか(なんだか解らないですよね(笑))色々 やってます。気軽に参加してみて下さいね*smile*** 独り言っ **
9月27日(火)、サークル発足から3ヶ月目でやっと名前が決まりました!
「キラリ笑」です。この「笑」は「えみ」とよみます。私の名前との掛詞になっているそうです。
他にあがった名前の候補は「エミ2会」(エミエミかい) 「キラリ笑の会」「ハジケる」「元気」でした。「エミ」「笑」がらみの名前は、全部「笑顔」と「私の名前」の掛詞ということで、皆さんが考えてくれたようで・・・そのお気持ちがうれしかったです!
ちなみに、私が出したプランは「元気」。私のが、一番ダサい(笑)。
今風な2乗マークの「エミ2会」が、有力だったのですが、「サークル名に人の名前は使えない」という公民館の規約があるとかで・・・見送られました。
どの名前も、みんなの思いと、「笑えることは、みんないい」というこの会のテーマが表れていて・・・迷いに迷って「キラリ笑」に落ち着きました。名前のとおり、笑顔のハジケるサークルにしていきたいです。
カッコえぇっ!と感じた理由: