2005年森林塾花粉飛散情報

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東京都からの情報 都健康局
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kanho/chousa/kafun-g/kafun/index.html
慈恵医大(今井透先生)からの情報 http://www.tky.3web.ne.jp/~imaitoru/
対策を講じたい方に(日本アレルギー協会) http://www.jaanet.org/contents/hana.html

スギの雄花の様子 花粉観察ライブ http://blog.livedoor.jp/melissos/
NHK気象情報 http://www3.nhk.or.jp/weather/ 
    

森林対策や花粉の少ないスギについて知りたい方に 
 林野庁の対策 http://www.rinya.maff.go.jp/seisaku/sesakusyoukai/kafun/kafuntop.html
 林木育種センター 無花粉スギの新規開発 http://ftbc.job.affrc.go.jp/
    同   上   無(少)花粉スギ品種の紹介 http://ftbc.job.affrc.go.jp/html/topics/ikusyu/kafun.htm

環境省飛散情報 http://kafun.nies.go.jp/
同上花粉症等関連情報 http://www.env.go.jp/chemi/anzen/kafun/html/001.html
キッセイ(KISSEI)の飛散情報 http://www2.kissei.co.jp/kafun/sugi.htm#

今年の予測http://www.env.go.jp/press/file_view.php3?serial=6329&hou_id=5644(NPO花粉情報協会作成資料)


2005年5月9日
連休を利用して、郷里の新潟県上越市に行って来ました。
郊外の屋敷林地帯で、スギ林と竹林に囲まれています。
東京に較べるとやや肌寒く感じます。
気温も20度弱くらいです。
地上には、沢山のスギの雄花が落下しています。
最盛期には、加茂市のように大量の花粉が飛散したのではないかと思われます。
ただし、地域の方々とお話しをしている限りでは、花粉症に関しては話題に上がることはありませんでした。
なお、屋敷林のスギの木が、最近かなり切り倒されていましたが、これは花粉症対策のためではなく、昨年12月の暴風の際など、スギの大中径木が家に倒れかかって危険を感じたからということでした。
昔のように、スギの木が、住宅の改築や補修に利用されなくなり、また売り物にならなくなったということが原因です。
循環資源の有効利用の上から、もったいない話ということになります。
ところで、やはり花粉症は都市化の進展と関係がありそうに思われます。
今年を振り返りながら、次のシーズンに向けた対策を考えたいものです。
有効な対策などが発表されましたらご紹介することにします。
なお医療関係、飛散情報などの関係の皆様のご活躍に感謝します。

2005年5月1日
スギ花粉飛散が概ね終息したと考えられますので、全国的なスギ花粉飛散の分析をしてみたいと思います。
分析については、キッセイの飛散情報を参考にさせていただきました。
この情報では、全国各地の毎日のスギの飛散数をグラフ化しています。
今回は、これから、各地の1日当たりの飛散数を一位から三位までを並べてみました。
グラフからの読み取りですから、若干の誤差はお許しいただきたいと思います。
北の方から記載します。
なお、1日の飛算数が千個を超えた地域及び飛散数については赤色で表示しました。

東北
八戸(青森) (1) 2100/日、(2) 1200、(3) 750
盛岡 (1) 1250、
(2) 900、(3) 700
仙台 (1) 800、(2) 700、(3) 620
二本松(福島) (1) 450、(2) 330、(3) 290

関東
水戸 (1) 6300、(2) 2800、(3) 1600
宇都宮 (1)2100、(2) 2000、(3) 1500
坂戸 (1) 2750、(2) 2200、(3) 1700
船橋 (1) 590、(2) 450、(2) 450
品川 (1) 1700、
(2) 950、(3) 900
西東京 (1) 2250、
(2) 800、(3) 750
相模原 (1) 2750、(2) 2100、(3) 1800

中部
加茂(新潟) (1) 3500、(2) 3400、(3) 1250
富山 (1) 1100、
(2) 850、(3) 500
金沢 (1) 580、(2) 380、(3) 330
吉田郡(福井) (1) 750、(2) 310、(3) 180
中巨摩郡(山梨) (1) 370、(2) 330、(3) 250
長野 (1) 790、(2) 410、(3) 340
岐阜 (1) 440、(2) 370、(3) 360
静岡 (1) 1450、(2) 900、(3) 800
名古屋 (1) 620、(2) 130、(3) 120

近畿
津 (1) 1950、(2) 1450、(3) 1150
大津 (1) 610、(2) 320、(3) 240
京都 (1) 510、(2) 270、(3) 240
大阪 (1) 540、(2) 330、(3) 150
芦屋 (1) 800、(2) 700、(3) 410
橿原(奈良) (1) 1000、(2) 880、 (3) 780
和歌山 (1) 250、(2) 200、(3) 130

中国
倉吉 (1) 1300、(2) 1000、(3) 750
出雲 (1) 220、(2) 110、(3) 90
玉野(1) 245、(2) 210、(3) 175
広島 (1) 320、(2) 280、(3) 240
柳井 (1) 1300、(2) 550、(3) 300

四国
阿南(徳島) (1) 840、(2) 460、(3) 300
木田郡(香川) (1) 190、(2) 190、(3) 185

九州
福岡 (1) 400、(2) 250、(3) 210
佐賀 (1) 450、(2) 260、(3) 120
長崎 (1) 190、(2) 190、(3) 175
熊本 (1) 910、(2) 380、(3) 250
大分 (1) 610、(2) 500、(3) 430
宮崎郡(宮崎) (1) 710、(2) 280、(3) 250
鹿児島 (1) 300、(2) 90、(3) 70

以上を概括しますと、今年は、花粉が大量に生産されしかも飛散開始が遅れたことで、集中豪雨型の飛散になったところが多く見られます。
水戸や新潟の加茂などがすごいですね、3日間で今シーズンの半分くらい飛んでいるのではないでしようか。
地域別では、関東が多く、スギ林の無い東京都心部の飛散が多いのは注目すべき現象です。
また、気候が暖かく、スギが多い、九州が、1日1000個以上の飛散が見られず、相対的に飛散量が少ないのは、九州のスギ植林が、実生苗ではなく、挿し木苗による方法が採られてきたこと(種子を必要としないことから花粉の生産も少ない種類のスギが多いということ)に起因すると考えられます。 
         

2005年4月27日
晴れ、気温も20度を超え、汗ばむほどの陽気ですが、花粉の飛散はさほど多くはないようで、終息期に入りつつあるようです。ただし、環境省の本日出された終息予測では、ヒノキ花粉は5月に入っても飛散が続くようです。

なお、4月25日午前9時から4月26日午前9時までの東京都の観測では、スギ・ヒノキ花粉数は、千代田スギ・ヒノキ 5.6 (ヒノキ2.2)、葛飾3.1 (2.2)、杉並2.8(2.2)、青梅24.1(23.5)、八王子32.1(25.3)、町田3.7 (3.7)、府中4.3(4.0)、小平4.3 (4.3)などとなっており、スギ花粉については、終息が近いことを感じさせます。

2005年4月25日
雨模様の天気です。
今日は、東京都の情報についてみたい思います。
4月21日午前9時から4月22日午前9時までに観測された、1平方センチあたりのスギ・ヒノキ花粉数ですが、都心部と周辺部の比較をしてみます。
千代田区53.1 (45.4)、葛飾61.4 (42.9)、杉並区73.6 (50.8)、青梅市47.9 (46.0)、八王子市75.9 (63.9)の5地点のスギ花粉数のみについてみますと、千代田7.7、葛飾18.5、杉並22.8、青梅1.9、八王子12.0となっています。
これでみますと葛飾、杉並は花粉生産地域に近いと考えられる青梅や八王子より飛散数が多く、千代田も青梅より多くなっています。
このことから、都心部にも発生源が存在すると考えるか、或いはコンクリートジャングルにおける滞留花粉の再飛散現象と考えるか、さらには別の理由があるのか、いろいろ考えさせられる現象ではあります。 

2005年4月24日
花粉症関連の経済記事を紹介します。
日経新聞の4月21日の記事ですが、ロート製薬が、花粉症用の鼻炎薬等の好調で、三期ぶりの増配とのことです。
内容は、2005年3月期末の配当を前期から2.5円増やし、10円とするそうで、年間配当は17.5円になるとのことです。

2005年4月22日
晴れ、風薫る季節になりました。
関東地域での総花粉飛散は、環境省情報では、今日も東京区部を中心としますと西(北)高東低の状況を示しています。

2005年4月21日
前日からの雨も上がって晴れてきました。
雨の後は花粉飛散が増加することはほぼ確実といえますが、本日の関東地域の即時情報を見ますと、東京の西側と北側はある程度の飛散があるようですが、東側はさほどの飛散は見られません。
理由は、発生源の花粉がそろそろ底をついてきたと推定ができそうです。

2005年4月20日
雨、最高気温は16度の予測です。
関東地域の花粉飛散(総花粉)状況は、環境省の即時情報(11時)で見たところ、極めて低くなっており、0の個所もあります。

2005年4月19日
晴れ、気温も上がってきています。
ただし、午前中の飛散状況は、環境省の即時情報では、関東地域は全体的に昨日より少なくなっています。
飛散全体が終息に向かっているのかどうか注目されます。

2005年4月18日
晴れ、東よりの風、気温は前日よりやや低めですが良い天気となっています。
花粉飛散情報も毎年同じパターンになりますが、スギ花粉飛散に始まり、次はスギはピークを越えたが、ヒノキ花粉の飛散が多いに変わり、最後は単なる花粉飛散ということになって終わりということになるようです。
さて今年はどうかということです。
東京都からの情報では、今日現在(ここしばらく続いている表現ですが)、「スギ花粉のピークは過ぎましたが、ヒノキの花粉が増えています。今後も晴れて風の強い日にはヒノキの花粉が心配されますので、花粉情報にご注意ください。」となっています。
一方、慈恵医大の品川での情報は、4月16日(土)にはスギ55.6個/cm2/日,ヒノキ155.9個/cm2/日,その他465.4個/cm2/日の飛散、4月17日(日)にはスギ30.2個/cm2/日,ヒノキ135.2個/cm2/日,その他474.7個/cm2/日とのことですから、スギとヒノキではヒノキが主流となり、さらに総花粉数に占める比率では、その他の花粉が、4月16日は68.8%、4月17日は74.2%を占めていることになります。

2005年4月17日
晴れ、南よりの風、20度を超す気温、爽やかな1日でした。
環境省の即時情報では、東京の東の花粉飛散は、西側に比較して少なくなってきました。

2005年4月16日
晴れ、東寄りの風、気温の高い1日でした。
環境省の即時情報では、房総方面の総花粉数は、東京西部に較べて相対的に低くなっています。
スギがほぼ終息し、ヒノキその他の花粉が主となった今、房総はヒノキ林が相対的に少ないのかも知れません。

2005年4月15日
晴れ、気温も20度を超え、風は南寄りのようですが、都心部の朝は殆ど強さを感じません。
絶好の初夏の天気というところです。
環境省の10時の即時情報を見ますと、山間部などは飛散が多い状況です。都心部等は少ない飛散ですが、いずれにしてもスギの花粉数や割合は特定できません。
スギ花粉につきましては、東京都の昨日の情報を見ることにします。
4月13日午前9時から4月14日午前9時までのスギ・ヒノキ花粉数、(   )内はヒノキで内数、千代田区63.3 (20.4)、葛飾区28.7 (13.3)、杉並区63.9 (25.6)、北区32.4 (17.9)、大田区43.5 (22.8)、青梅市698.4(686.1)、八王子市155.7(143.2)、多摩市4.9(3.7)、町田市243.2(213.9)、立川市529.7(198.8)、府中市145.7(145.7)、小平市9.1(2.7)となっています。
全体的には、ヒノキの比率の高まりがみられますが、地域間の花粉数やスギ・ヒノキの割合に割合に大きな差が見られます。

2005年4月14日
晴れ、初夏の日射しです。
花粉飛散情報も、この時期になりますと、即時情報では、スギ、ヒノキ、その他が混合し、分析し難くなっています。
環境省13時の即時情報は、飯能852/m3/h、山武389、君津373、八王子1549などで、発生源地域では、房総が相対的に少なくなっています。飛来地は、船橋147、文京102、千葉65、印旛20などとなっています。

2005年4月13日
曇り、肌寒い一日でした。
花粉飛散は少ない日でした。
これは天候のためなのか、花粉飛散の終息が近づいているのか、もう少し推移を見る必要があります。

2005年4月12日
雨が降ったり止んだり、北よりの風、気温は低めです。
環境省の即時情報(13時)でも、花粉は少な目で、寄居36、飯能98、山武65、八王子8などのほか、千葉32、船橋41、多摩8、文京36などです。

なお、東京都の4月11日午前9時までの、スギ・ヒノキ花粉数/cm2/24h、括弧内の値はヒノキ花粉の内訳ですが、興味深い数値が見られます。
すなわち、花粉発生地域と見られる、青梅市8872.1(8251.2)、八王子市2796.3(2476.5)などは、ヒノキの花粉数が大きな比率を占めていますが、一方、飛来地域と目される区部は、千代田区125.6 (3.7)、葛飾区222.1 (8.0)、杉並区760.2 (44.8)などで、ヒノキ花粉の比率が非常に低くなっています。
このことは、スギとヒノキの花粉では飛散距離など飛散形態が異なることも考えられます。
ただし、慈恵医大の情報(観測時間が午前0時区切り、都は午前9時というように異なります)では、品川での4月11日(月)のスギ花粉飛散は6.8個/cm2/日,ヒノキ53.1個/cm2/日,その他226.9個/cm2/日とのことでヒノキ花粉の飛散数値が高くなっています。もし品川のヒノキ花粉飛算数がシーズンの合計で他の区部較べて非常に高いということであれば地域あるいは近いところに発生源があるということも考えられますが、多角的な分析が必要と考えられます。

2005年4月11日
朝から雨です。
環境省11時の即時情報では、群馬、栃木などでは飛散が見られますが、都心部周辺では、千葉0、船橋0、文京12などで無花粉あるいはごく少数の飛散数となっています。

2005年4月10日
晴れ、気温も上がっています。南の風がやや強い感じです。
環境省の15時の即時情報は、寄居1623、飯能1656、八王子3025、山武258などのほか、船橋196、文京114、千葉61などとなっています。

2005年4月9日
晴れ、スギ・ヒノキ・その他の花粉が混合して飛んでいるようです。
環境省9時の即時情報の様子を見ますと、寄居2845、飯能7822、山武4009、八王子3739などのほか、千葉241、船橋172、多摩520、文京221などとなっています。

2005年4月8日
晴れ、気温も24度とかでもう夏の気候、サクラも咲き誇り、花粉も大量飛散は当然というような雰囲気ですが、仔細に見れば、慈恵医大の昨日の飛散情報では、今年はじめて、品川で、ヒノキ花粉がスギ花粉を逆転したそうです。
さて今日の14時の環境省の即時情報は、寄居3222/m3/h、飯能3935、山武1094、君津1131、八王子6527などのほかは、千葉98、船橋1225、多摩446、文京705などとなっています。

2005年4月5日
晴れ、南よりの風、気温も上がり、飛散も多い日になりました。
夕方からは低下傾向がみられます。
19時の環境省の即時情報では、子持229、寄居196、飯能409、山武291、君津172、八王子28などのほか、千葉49、印旛20、船橋61、多摩28、文京360となっています。

2005年4月4日
雨上がり後の大量飛散がある模様です。
環境省15時の飛散情報では、子持4058/m3/h、寄居1287、飯能3521、山武2595、君津2041、八王子3722などのほか、千葉692、船橋737、文京110など市街地にもかなり飛来しているようです。

2005年4月4日
雨も止んできたようです。
環境省11時の即時情報は、寄居258/m3/h、飯能28、八王子90、山武0、君津0などのほか、千葉24、印旛0、船橋12、多摩28、文京16などで低めの数値になっています。
慈恵医大品川の情報(cm2/day)を拝見したところ、スギ花粉は3月29日の954.6から、30日558.0、31日141.3、4月1日92.0、2日67.0、3日122.8と変動しながらも低下傾向をたどっています。
一方、スギ以外の花粉が増加しており、2日は、ヒノキ28.1、その他47.2、3日は、ヒノキ30.0、その他90.4となっています。

2005年4月3日
晴れ、南よりの風、最高気温予想も19度と上がってきて、都内のサクラも個体差はありますが咲き始めました。
環境省15時の即時情報は、子持1894/m3/h、寄居180、飯能311、山武176、君津61、八王子332などのほか、千葉12、印旛12、船橋57、多摩0、文京53などで、飛散に有利な気象条件の割りには少な目の模様です。

2005年4月2日
曇り、気温やや低め、風は弱いようです。
環境省11時の即時情報では、子持459/m3/h、寄居184、飯能229、山武438、君津258、八王子237などの他は、千葉245、印旛24、船橋164、多摩12、文京65などです。
昨日より、飛散は低めの様子が見られます。

2005年4月1日
晴れ、北よりの風、東京の気温は最高15度の予想でさほど高くならないようです。
環境省11時の即時情報では、子持3333/m3/h、山武1926、八王子797、寄居701、飯能664、君津319などのほか、船橋221、千葉77、文京65、多摩28などとなっています。
また東京都の3月30日午前9時から3月31日午前9時までのスギ・ヒノキ花粉数は、千代田区307.1/cm2、葛飾区142.0、杉並区488.6、大田区485.2、青梅市937.7、八王子市724.4、多摩市353.5、町田市602.0、立川市444.5、 府中市482.7、小平市263.5となっています。

2005年3月31日
晴れ、気温も多少上がり、南よりの風です。
環境省11時の即時情報では、子持1406/m3/h、寄居98、飯能319、山武1070、君津295、八王子1057などのほか、千葉110、印旛86、船橋164、多摩36、文京65などで、昨日より少な目のようです。

2005年3月30日
北よりの風、晴れたり曇ったり、気温15度前後、花粉飛散は午前中から多めのようです。
環境省の16時の即時情報では、八王子1152、飯能574、山武524、君津512、寄居323などの他、船橋373、千葉241、文京122、印旛57、多摩8などとなっています。

2005年3月29日
曇り空です。昨日に較べ花粉の飛散数は多くなっています。
環境省の11時の情報では、寄居2189、飯能2828、八王子3259、千葉221、船橋594、文京508、多摩16などです。

2005年3月28日
今日は、朝からの雨で、東京地区の花粉飛散は極めて少なかったようです。

2005年3月27日
天気は晴れ、関東北部を中心に飛散が多かったようです。
環境省の22時の即時情報では、子持2947、寄居405、飯能680、山武217、君津139、八王子188などのほか、船橋73、文京61、千葉24、印旛12、多摩16などです。

2005年3月26日
環境省12時の即時情報では、前橋615、子持(群馬県林木育種場)6990、寄居360、飯能164、山武131、八王子159などのほか、千葉36、船橋32、文京16などです。
天気は良く、気温はさほど上がりませんが、飛散はやや少な目と思われます。
そろそろ飛散も峠を迎えているのかどうか、今後に注目しましょう。

2005年3月25日
今日の飛散は北西風に乗って昼過ぎまではかなり多かったようですが、夕刻以降は比較的少なくなりました。
環境省の即時情報、11時の状況は、飯能98、君津69、八王子49、山武36、千葉53、船橋28、文京12、多摩0です。

2005年3月24日
昨日は雨で、花粉も飛ばなかった模様ですが、今日は晴れ、南よりの風、気温も上がり、花粉飛散も増えているようです。
環境省の即時情報で関東地域の主なものを拾ってみますと、15時現在、飯能307、山武188、君津196、八王子992などのほか、飛来地は、千葉32、船橋118、多摩0、文京57などです。

2005年3月23日
雨、東よりの風です。
環境省11時の即時情報では、スギ・ヒノキ花粉数は、宇都宮1488/m3/h、前橋2189など、関東北部が比較的多いようです。
他は、八王子106、千葉12、文京12、船橋4などで、都心部は非常に少ない状況です。

東京都の3月18日午前9時から3月22日午前9時まで(4日間)のスギ・ヒノキ花粉数/cm2は、千代田区1660.5、葛飾区967.6、杉並区1470.3、北区1652.7、大田区2201.5、青梅市7657.1、八王子市6066.0、多摩市3541.2、町田市4344.9、立川市3767.9、府中市2776.5、小平市4824.1となっています。
この期間に集中的に大量飛散があったことを示しています。

2005年3月22日
環境省12時の即時情報は、笠間3489/m3/h、寄居1041、飯能926、山武819、八王子717、船橋73などとなっています。
慈恵医大品川の観測では、18日から21日までの4日間で、スギ3523.5/cm2の飛散ということで、シーズン予測8000の44%にあたるとのことです。
発生源地域における残量が分かると良いのですが、観測しておられる方がありましたらお知らせください。

2005年3月21日
環境省の即時情報、18時の状況です。
飯能754/m3/h、山武930、君津766、八王子737などです。
飛来地区は、千葉41、船橋295、多摩32、文京328などですが、地区によってかなりの差があります。

2005年3月21日
気温も上がり、風も強めで飛散量は多いと見られます。
環境省の即時情報11時の飛散状況は、八王子4497/m3/h、飯能2271、山武1020などです。

2005年3月20日
今日は1日大飛散は無かった模様です。
環境省の即時情報、18時の飛散状況は、寄居106、飯能799、山武225、君津151、八王子237、船橋135となっています。
花粉の生産と飛散の関係ですが、一定の生産(開花)の後、風などの気象条件が整うと飛散し、その後は一旦、飛散が止まり、ある程度の時間経過後に再び飛散するようです。
明日の飛散状況に注目したいと思います。

2005年3月20日
東京は曇り、気温はあまり上がらず、風は弱めです。
午前11時の環境省即時情報は、笠間565/m3/h、寄居200、飯能430、山武204、君津114、八王子225などで、花粉の飛散発生はやや低下しているようです。
飛来地では、船橋の106というのがあります。文京などはデータの表示がありません。

2005年3月19日
環境省即時情報午後5時の飛散状況は、山武1156/m3/h、八王子1029、飯能574、寄居450、君津258、船橋258、文京188、印旛118、千葉45、多摩12などとなっています。
朝に較べて発生地では飛散数は減少していますが、風に運ばれ、都心部の文京区などでは増加しています。

2005年3月19日
休日が続きますと、環境省の即時情報が頼りになります。
朝10時の情報ですが、八王子市5006、飯能2537、寄居2455、文京106、多摩41、船橋90などとなっています。今後の情報に注意しましょう。

2005年3月18日
今シーズン最高の飛散となったようです。
西よりの風に乗って終日大量の飛散が見られました。
東京都の情報ですが、3月17日午前9時から3月18日午前9時までの、1平方センチあたりのスギ・ヒノキ花粉数は、千代田区275.6、葛飾区122.0、杉並区408.6、北区402.8、大田区276.5、青梅市942.6、八王子市936.0、多摩市812.0、町田市639.2、立川市745.4、府中市894.4、小平市370.6となっています。

2005年3月16日
気温も高めになっています。風は弱いようです。
環境省の10時の状況は、東京周辺部のめぼしいものを拾いますと、山武1574/m3/h、厚木450、君津139、八王子98、文京61、船橋57、千葉41、多摩12などとなっています。

一方、東京都の情報は、3月14日午前9時から3月15日午前9時までのスギ花粉数/cm2は、千代田区 175.6、葛飾区92.0、杉並区204.8、北区165.4、大田区115.9、青梅市154.0、八王子市531.4、多摩市  241.7、町田市341.2、立川市254.3、府中市479.0、小平市204.3となっています。

2005年3月15日
環境省の即時情報は、15日、14時現在で、関東地域の多いところは、山武1881、君津832、八王子889など、飛来地区千葉41、文京36、多摩12などとなっています。

また本日の東京都からのスギ花粉情報は、3月11日午前9時から3月14日午前9時までの、1平方センチあたりの数字です。
千代田区537.3、葛飾区245.7、杉並区664.5、北区559.0、大田区680.6、青梅市937.8、八王子市 1934.6、多摩市1378.7、町田市1111.2、立川市1338.9、府中市595.7、小平市361.4です。

2005年3月14日
まず環境省の即時情報です。
11時では、八王子1828、山武1139、厚木1012、寄居762、君津45に対し、多摩4、文京24、千葉20、船橋61などとなっています。
さらに夕刻の16時では、八王子1389、山武1525、厚木3743、寄居959、君津53に対し、多摩0、文京49、千葉20、船橋53などとなっています。
以上を見ますと、かなり飛散はしているようですが、風が弱いためか飛散範囲は比較的狭く都心部ではあまり飛んでいないようです。

なお、慈恵医大(品川)の情報では、12(土)、13(日)とも、300強の飛散が見られたとのことです。

2005年3月13日
13時の即時情報では朝と変化が出てきています。
八王子1291、寄居869、日光865、飯能528、山武389、厚木262などで八王子が増えています。
また西風の影響か、文京762、船橋147が増加しています。そのほか千葉24、多摩8などとなっています。

2005年3月13日
冬型の天気、北よりの比較的強い風が吹いているため、開花したスギ花粉は片端から飛散するものと予想されます。
環境省の即時情報9時の飛散状況を見ますと、多いところは日光2718、厚木3427、八王子664、飯能479、寄居450、山武151などです。
一方、多摩12、船橋8、千葉4、文京0などが少ない個所となっています。
花粉飛散の仕組み、特に風との関係ですが、本日を含め今年は、周辺地域と都心部の飛散数にかなり差がある状況も見られます。このことと風力、風向との関係がどのようになっているのか解明が必要と思われます。

2005年3月12日
環境省の即時情報11時では、寄居2792、八王子1840、君津1234、文京61、船橋32、多摩28でしたが、16時の情報では、八王子12062、飯能2300、山武1164、君津901、寄居762、船橋807、文京94、多摩0となっています。
船橋の807は、周辺の花粉発生地域の影響と思われます。
ただし、周辺部と都心部との間の飛算数に可成り差が見られるのは、風が比較的弱いのではないかと考えられます。

なお、花粉観察ライブの情報では、昨日の雨程度では、花粉は流れ落ちないでそのまま付着しているようですから、気温との関係で新規開花もあり、これらが雨上がりに飛散するので、雨後の飛散増加の理由になっているかと思われます。

2005年3月11日
今日は雨で、即時情報による飛散数は減少しています。
12時現在、環境省即時情報では、関東地域で100/m3/h 以上を数える観測地点はありません。

なお、花粉観察ライブ http://blog.livedoor.jp/melissos/ の情報ですが、3月10日付けの観察記録で興味を感じたことは、「枯れ枝で軽く触れただけで花粉が大量に飛ぶが、自然状態では花粉が飛ぶところを見ることはできません。(一定以上の風でも吹かなければ飛ばないと推理できそうです)
(特定地点における観察ですが)、10日の時点では7割程度のスギが開花している様子です。
また今年は、開花してからは強い季節風が吹かないので、かなりの花粉が飛ばずに残っています。
もし11日から雨が激しく降れば、大量の花粉が飛ぶ前に流されることになります。・・・・・」
(以上要約)

このような、雄花に密着した観察は、あまり知られていないようにも思いますので、今後も頑張っていただきたいと思います。

また、10日午前9時までの1平方センチあたりのスギ花粉飛散情報は、千代田区430.9/日、葛飾区292.6、杉並区421.9、北区533.6、大田区663.5、青梅市121.0、八王子市355.0、多摩市105.7、町田市428.4、立川市292.6、府中市224.1、小平市248.1でした。

2005年3月10日
10日午後2時の環境省の即時情報(関東地方)は、君津1619/m3/h、山武594、八王子1193、厚木947、文京区143、多摩16などとなっています。
中部は、身延6039、設楽1881、伊豆1545など、関西は篠山262、吉野122などで、関東・中部に較べればかなり低い状態です。

東京都の3月9日午前9時までの24時間の飛散状況は、千代田区267、葛飾区321.6、杉並区355.9、北区253.1、大田区379.0、青梅市100.0、八王子市311.4、多摩市360.0個、町田市636.7個、立川市 230.9、府中市196.3、小平市166.6となっています。
なお、慈恵医大・品川では、9日のスギ花粉飛散量は796.6/cm2/day で十年ぶりの大量飛散とのことです。

2005年3月9日
深夜になって気温が下がってきました。
24時の花粉の状況を即時情報で見ますと、昨晩2271/m3/時、だった八王子は、今晩は221と十分の一です。
その他君津114、厚木196などで、都心部の文京区は45(昨晩315)ですから、明日朝の飛散は、今日に比べてかなり低くなるかと思われます。

2005年3月9日
午後2時の環境省の自動計測情報です。
山武1590/m3/時、君津1730などが目立ちます。
東の風の影響と思われますが、花粉発生地域ではない船橋の2693が注目されます。
文京225、多摩12と東高西低の傾向となっています。
なお慈恵医大(品川)での昨日のスギ花粉飛散量は、298.8/cm2/日と一挙に増加しています。

2005年3月9日
飛散量が増えています。
先ず東京都の情報です。3月8日の午前9時までの観測された、1平方センチあたりのスギ花粉数です。
多いところは、千代田区66.2個、大田区99.7個、町田市90.1個などです。
少な目のところは、青梅市7.7個、立川市17.3個、小平市18.2個などです。

2005年3月8日
夜も更けてきましたが、花粉はかなり飛んでいます。
環境省の23時の情報では、八王子(多摩森林科学園)2271の飛散です。
西よりの風に乗って、文京区で315となっています。
今晩中の都心部への花粉飛来数はかなり多くなる可能性があります。

2005年3月8日
気温が上がり、花粉生産地での飛散量が急激に増加する一方、南よりの風、都心部では風が弱く、飛来地の花粉量は少な目に抑えられているようです。
午後3時の環境省情報では、多いところは、厚木2004、埼玉寄居1303、八王子758、君津742、山武368などです。
一方飛来地は、船橋65、文京32、印旛12、多摩8などとなっています。

このほか中部地方は、身延1668、静岡1459、伊豆1275などで飛散量が多い状況です。
関西は、吉野の364が目立ちますが、京北町24、今津20などで高低差が大きい状態ですが、時間の経過とともに変化することがあります。

東京都の情報ですが、3月4日午前9時から3月7日午前9時までの、1平方センチあたりのスギ花粉数は、千代田区22.2個、葛飾区13.4個、杉並区19.8個、北区19.4個、大田区34.7個、青梅市2.5個、八王子市15.4個、多摩市16.4個、町田市8.0個、立川市21.9個、府中市10.5個、小平市4.6個で本格飛散前でこの段階では低めとなっています。

2005年3月7日
午後3時の環境省情報を見ますと、東京の西側では、静岡市1189、山梨身延737、伊豆389、浜北368、
近郊の厚木221、八王子172などとなっています。因みに都心の文京区57、千葉市32です。
一方東側の房総では、君津217、山武129です。
これで西風ということになりますと都心部にもかなりの花粉が飛来することも考えられます。
花粉発生の絶対量についての研究結果などは発表されているのでしょうか。
東京地区ということで考えますと、西側の地域における花粉発生量の比重が高いと思われますが、実際はどうなのでしょうか。
これが解明されれば、発生源対策も進むものと思われます。

2005年3月7日
日射しも強くなり、気温も上がってきました。(NHK予報、東京の最高気温12度)
花粉の状況は、環境省の情報(午前11時)では、100以上を拾ってみますと、関東では、相模原639、厚木118、中部は静岡浜北1115、関西では、奈良吉野102となっています。
一挙に多数の花粉が飛散しそうな今年は、その日の風向きに注意というところです。
因みに今日の風向きは、東京では東ないし南よりの風のようです。

2005年3月6日
東京の天気は朝は晴れでしたがその後は曇りで気温は上がらないようです。
今日は、日曜日で都の情報は休みになっていますので、環境省の即時情報を見ますと、12時現在で、君津479、山武270、一方多摩(永山)16、八王子16と少なく、中間の文京区で41個の飛散数となっています。
風が東よりということを考慮すれば、房総の飛散が多く、これが都心部の飛散に影響を与えているように思われます。

2005年3月5日
東京は晴れとなりましたが、冷え冷えとした寒い日です。
今日は環境省の即時情報で関東、中部、関西の状況を見てみました。
測定方法がダーラム方ではなく、1立方メートルの空気中に含まれる花粉数になっていることをご承知ください。
午後4時の情報の中で100以上の個所を拾って見ました。その結果、関東では、千葉山武172、君津110、八王子106、中部では、愛知設楽110、静岡110、関西では、奈良吉野114でした。
1時間後に見ると結構状況は変わっています。

2005年3月4日
昨日まで、徐々に増加傾向にあった飛散数も、今日はかなりの雪模様のため、飛散はほとんど無い様子です。都心部では午頃には雪は止みました。
この雪が今後の飛散や花粉の吸収にどんな影響を与えるか注目したいと思います。

2005年3月3日
天気は晴れ、少な目の飛散です。
年末、正月明けから、早期飛散及び大飛散の予測が賑やかでしたが、実態は異なっています。
その中で、東京都は早めに2月下旬の飛散開始予測を出しており、精度が高かったと思います。
また飛散のピークも、3月の第2週、及び3週と予測しています。
これが的中するかどうか推移を見たい思います。
いずれにしても短期集中型となりますと、東京の過去の飛散状況とはタイプが異なり、むしろ、スギ林の多い地方型の飛散形態に近くなりそうな感じもします。

なお、東京都の3月2日午前9時までのスギ花粉数は、10個以上は青梅市の12.0個だけで、他は千代田区2.5個、北区2.5個、八王子市7.1個、多摩市8.3個、町田市4.3個、府中市1.9個などとなっています。

2005年3月2日
天気は晴れですが、気温は上がらず、花粉も少な目です。
天気は明日から下り坂、雪も予想される真冬型ですから、3月6日までは、花粉の飛散も少ないと予想されます。

2005年3月1日
東京都の発表では、小平市も2月25日から飛散開始となり、東京都は全域、飛散開始となりました。
なお慈恵医大(今井透先生)からの本日のコメントでは、品川の花粉飛散については、2月としては最近10年で最も少ない観測数となり、昨年の116.2個/cm2/月をも下回っているとのことです。

本年、特に2月の花粉飛散については、気温その他の気象条件が大きく作用していると考えられます。
3月の飛散状況の推移が注目されます。

2005年2月28日
今日で2月も終わりです。
東京都の発表では、府中市も23日から、飛散開始となり、残るは小平市のみとなりました。
ただこれは、観測地点が全部で、12個所なので、観測地点以外のところは不明です。
と言うことで、都の観測地点以外のところについては、別の情報で補うのがよいのでしょう。
例えば、品川については、慈恵大の情報とかになりますが、環境省やキッセイなどの情報は、観測方法が異なるようですから単純に数字を比較するのは考え物です。
しかし、一方、即時情報に近いと言うことで大事な情報です。

しかしとにかく、土、日、月と気温が低く、結局2月に関していえば、飛散が極めて少なかった、昨年並み若しくはそれ以下となりました。
これからの推移に注目したいと思います。

2005年2月26日
東京都の観測では、府中と小平をのぞき、2月22日飛散開始となりました。
ただし、24日以後は寒い日が続いていますので飛散量は少な目のようです。

2005年2月24日
一転して寒い日になりました。
東京都の飛散数観測結果を見ますと、2月23日午前9時までのスギ花粉数は、千代田区11.4個、葛飾区6.5個、杉並区10.2個、北区8.7個、大田区9.0個、青梅市3.4個、八王子市2.2個、多摩市4.3個、町田市16.0個、立川市3.4個、府中市  0.0個、小平市0.6個の飛散状態となっています。
しかしこの状態でも、史上最低に近かった昨年の飛散より、時期も少し遅れ、量も多くありません。
都の今後の飛散予測でも、当面は寒い日が続くため、飛散は少なく、飛散のピークは、3月第2〜3週目との予測をしています。
当初の大飛散の予測にも関わらず、2月は空振りで、3月に入ってどうなるのか、現在のところ予想は大変難しくなっているようで、何時、どれくらいという予想は姿を消しています。

2005年2月23日
今日は春一番が吹くということで、気温も上昇しています。
風向きは南西ですから、都心部に飛来する花粉は、神奈川、伊豆方面からのものと思われますが、現在のところどこからのものと確定する技術が無いようで、飛来元を特定する技術の開発が望まれます。
今日は花粉も各地で飛散しているよう(環境省などの即時情報)ですが、本日の東京都の飛散情報は、2月22日午前9時までに観測されたスギ・ヒノキ花粉数で、町田、青梅以外は、0又は1個以下となっています。
23区の飛散数は、千代田区0.0個(0.0個)、葛飾区0.3個(0.0個)、杉並区0.0個(0.0個)、北区0.0個(0.0個)、大田区0.3個(0.0個)となっています。
なお、現在までのところ、青梅、町田の二地区が、2月20日が公式の飛散開始日と東京都から公表されています。
他地区については2日連続、1個以上の飛散で開始日が決まることになります。

2005年2月22日
天気は晴れですが気温は低めで推移しています。
したがって元日以降の最高気温の累積値はまだ平年を下まわっているようで、東京地域の花粉の飛散開始日も少量飛散であった昨年より遅れることは確実になりました。

一方、東京都の本日の花粉情報では、2月21日午前9時までの24時間に観測された、1平方センチあたりのスギ・ヒノキ花粉数は、千代田区0.6個 (0.0個)、葛飾区0.6個 (0.0個)、杉並区1.5個 (0.0個)、北区0.6個 (0.0個)、大田区1.5個 (0.0個)、青梅市4.6個 (0.0個)、八王子市0.6個 (0.0個)、多摩市0.9個(0.0個)、町田市1.2個 (0.0個)、立川市1.8個 (0.6個)、府中市0.0個 (0.0個)、小平市0.0個 (0.0個)となっています。
これでみますと、まだ一個以下或いは0個のところもありますが、飛散開始時期が近づいていることを感じさせる状況です。

2005年2月20日
一日中天気は回復せず夕刻は雨模様の都心の天気でした。
夕7時前のNHKの天気予報では、明日も低温の天気が続くようです。
なお明日の花粉予想は、「少ない」という見込みで、先日の「なし」という表現は消えていました。

2005年2月19日
東京は雨か雪という天気で都心部も冷え込みの強い1日でした。
これでは花粉の飛散も抑制されているものと思われます。
各種情報の中でKISSEIの飛散情報は、昨年の実績と比較できるので便利です。
昨年の飛散開始の時期に近づいて来ています。
http://www2.kissei.co.jp/kafun/sugi.htm#

2005年2月17日
今日は気温が上昇し、暖かい日となりました。環境省の即時情報にりますと、埼玉県の寄居町をはじめとして、周辺地域での花粉飛散が見られます。

ところで、ところで花粉の大量生産と飛散の関係ですが、今日、研究者からいただいたお話しでは、従前の傾向として、生産量が多ければ飛散量も多くなるようです。ただし飛散開始が遅れた場合、飛散期間は短くなる可能性はあるようです。

2005年2月16日
東京は雨。2月16日の東京都のスギ・ヒノキ花粉飛散情報によれば、2月14日午前9時から2月15日午前9時までの花粉飛散数は区部は0、その他地区では、青梅市0.6個(0.0個)、八王子市0.3個(0.0個)、多摩市0.0個(0.0個)、町田市0.0個(0.0個)、立川市0.0個(0.0個)、府中市0.3個(0.0個)、小平市0.0個(0.0個)となっています。
これまでの情報によれば、大量の花粉が生産されているが、まだ飛ばないでいるということは、いわばすし詰め状態と考えられ、気温が上昇した場合、一挙に飛散するものか、あるいは団子状になり、遠距離飛散は減少することになるのか、この辺について研究しておられる方があれば知りたいものです。

なお2月4日記述の林野庁によるスギの抜き伐り対策に関連する情報について、平成3年度開始事業についての資料が見付かりましたので、2月4日の欄に追加して記載しました。ご覧ください。

2005年2月14日
夜10時のNHKニュースを見ていましたら、飛散の度合いの最下層の表現が、「すくない・なし」となっていました。
今までの報道は、新聞を含め花粉数が0でも、少ないと分類されており、曖昧さが見られましたが、0の場合は飛ばない旨の表現の方が良いと思います。
一歩前進と言えます。

2005年2月11日
気温が上がらず花粉飛散はまだです。2月上旬からの予測もありましたが、これは外れということになりました。
なお東邦大学(船橋市)の情報では、スギに先駆けてハンノキの花粉が飛散しているとのことですが、発生場所、ハンノキの本数などについての情報があれば大切な参考になると思います。

ところで今日の日経紙の企業財務欄(1,P13)に掲載の「花粉飛べともいえない」との見出しで、「もう少し気温が高くならないと」と気をもむのはカンロの小林繁樹専務。花粉症対策キャンデー「花鼻迷惑」を例年より前倒しで出荷したが、花粉が飛ばないため、大半の商品は問屋止まり。大量飛散予測で、出荷は好調。1月で約1億5千万円と昨年の全体実績に匹敵。このまま落ちつくと商品の大量返品にもつながりかねないという。「みなさんお困りですから、花粉よ飛べとも言えない」と複雑な表情だったとのこと。
(小林様、もし言い足りなかったことや、訂正したいことがありましたら、森林塾までご連絡ください。)

2005年2月8日
東京都からの情報では、2月4日午前9時から2月7日午前9時までに観測された、1平方センチメートルあたりのスギ・ヒノキ花粉数は以下のようになっています。(    )内はヒノキ。
千代田区 0.0 個(0.0 )、葛飾区 0.0 個(0.0 )、杉並区 0.6 個(0.0 )、北区 0.3 個(0.0 )、大田区 0.0 個(0.0 )等のほか、青梅市 9.3 個(0.0 )、八王子市  9.6 個(0.0 ) では若干の飛散があったようです。

2005年2月7日
慈恵医大今井先生(先週のNHKの花粉症番組に出演)の発信(本日)では、品川での花粉観測では、スギ花粉は0ですが、その他花粉が少量飛んでいるとのことです。
通常の年は、その他花粉は、スギ花粉より遅れて飛散しますが、今年の花粉飛散では新しい現象も見られるようです。
なお東京都心部には、スギ・ヒノキはほとんど見られなくても、その他の樹木は沢山ありますので、周辺部より気温も高く、日射しも強くなりつつありますから、その他花粉の飛散には肯けるものがあります。

2005年2月4日
今年は大量飛散の情報が飛び交っているため、官公庁の花粉対策及び情報も充実してきました。
林野庁からも、森林からの対策として抜き伐りの実行などについての情報が発信されています。
このような情報もどしどし提供してくださるようお願いします。
http://www.rinya.maff.go.jp/seisaku/sesakusyoukai/kafun/kafuntop.html

なお抜き伐りについては、次のようになっております。

Q6:花粉の飛散量を抑制するために、間伐や枝払いをすればよいのではないですか。
 林野庁では、花粉の発生量の抑制につながる森林整備の方法を開発するため、平成14年度から都市近郊のスギ等の人工林において抜き伐り、枝落としなどを実施しています。
 この事業では、林の中のスギ等の個体によって雄花の着花量のバラツキがあることに着目し、多いものを優先的に選木しながら、間伐する手法等の実用化を探っています。


この平成14年度から実施となっている部分ですが、私(小澤)の記憶では、林野庁としては確か平成3年度から雄花の多いスギの間伐及び枝打ちに着手した記憶があります。
当時山本大臣(故人)のご了解をいただき、また大蔵省にもお話しをしました際、大蔵省にも花粉症の方が結構おられて、森林面からの対策について理解をしていただいた記憶があります。
したがってこの時のプロジェクトが、一旦打ち切られ、14年度から再び始まったものかどうか、詳しい経緯をご存知の方がおられましたら教えてください。

その後、林業白書をチェックしてみましたところ、平成7年度の白書に次の記述がありました。(2月16日記)

(スギ花粉対策)p.62

 近年,社会問題化しているスギ等の花粉症対策の一環として,森林・林業面からも対策が進められている。

 林野庁では,昭和62年度から,「花粉動態調査」により,スギ林等の分布状況,雄花が着いている状況等の調査を実施している。この調査の結果からは,雄花の数は,花芽のつくられる時期である前年の7月頃の気象条件と関連性が高いことなどが統計的に解明されている。また,平成3年度からは,「花粉抑制森林施業等促進事業」により,育種面,施業面等から花粉の抑制に役立つ対策を検討している。

 このほか,間伐,枝打ちを行う場合には,雄花着花量の多い樹木や枝を優先的に除去するよう森林所有者等を指導している。
http://www.hakusyo.maff.go.jp/books_b/WR01H070/html/SB1.3.2.htm

2005年2月1日
東京の天気は晴れですが、風もあり、気温も低めです。
東京都のスギ・ヒノキ花粉飛散開始予想が発表されました。
以下のとおりです。

1月下旬までの最高気温などを再計算したところ、飛散開始日は次のように都区内、多摩地域とも2月21日から23日ころになると見られます。
飛散開始後、すぐに多量飛散となり、重症化することが考えられるます。おそくとも、2月10日前には初期治療をはじめられるよう医療機関への受診をお勧めします

  千代田区 2月22日      葛飾区  2月23日      杉並区 2月22日
  北  区 2月22日      大田区  2月21日     
  青梅市  2月23日      八王子市 2月23日      町田市 2月22日
  小平市  2月22日       

以上を要約すれば、飛散開始日は例年に比べ早くはないが、花粉の生産量が多いため、開始後は多量飛散となるという見通しのようです。
また、都区内、多摩地域とも同時期の飛散開始となっていますが、都区内には、基本的にスギ林はありませんので、他地区からの飛来数ということになると考えられます。

2005年1月29日
日照少なく気温は上がらずというところです。
今日の日経紙では、NIKKEIプラス1のページで、花粉症対策食品の特集記事が組まれています。
主な花粉症対策の食品として、乳酸菌の分野では、カルピスのインターバランスL-92・ヘルシーグルト、キリンビバレッジの体質茶、小岩井乳業のKW乳酸菌ヨーグルト、森永乳業のBB536ヨーグルトが挙げられています。
甜茶・しそ分野では、明治製菓のしそでノックアウト、伊藤園の3つのすっきり素材で快適効果、宝酒造の甜茶+しそ、サッポロ飲料の処方+茶が挙げられています。
ポリフェノールなどの分野では、ポッカコーポレーションの春対策レモン効果、コカ・コーラグループの春のミント習慣、日本ミルクコミュニティのプチケア倶楽部オレンジティー、キッコーマンのトマトのちから、アサヒ飲料のべにふうき緑茶が挙げられています。
なお、千葉大学大学院医学研究院の岡本美孝教授のコメントとして「・・・・。花粉症の要因としてスギ花粉の増加もあるが、それだけでは説明がつかない。腸内細菌が体の免疫反応に重要な働きをすることが分かっているが、この種類構成が以前とは変わっている。・・・・・・」ということが掲載されています。

2005年1月27日
本日の毎日新聞ニュースに林木育種センター(林野庁)開発の無花粉スギ・「爽春」の記事掲載。

同じく毎日、北海道上士幌町は、スギ花粉症に苦しむ本州の人たちを対象に、3月23日から4泊5日のツアーを実施する。スギやヒノキの木がなく花粉の少ない町内で症状を緩和し、温泉入浴や農家との交流などでリフレッシュしてもらうのが狙いだそうです。

なお、一昨日の日経コラム氏の、実質国内総生産を0・6%押し下げ云々の出所は、第一生命経済研究所とのことです。
ただし、要約すると、1〜3月期の個人消費が前年同期に比べ7549億円減少し、実質GDP(国内総生産)成長率が0.6ポイント押し下げられる可能性があるとの試算だとのこと。
一方、マスクなどの保健医療費や花粉症対策の栄養補助食品など「花粉症特需」は639億円程度にとどまるそうです。
(総生産の押し下げと成長率の押し下げということで表現が違います。)

2005年1月26日
昨日の東京新聞は、株式会社ウェザーニューズの予測として、花粉飛散開始時期を2月上(中)旬とする報道を行っております。
一方、東京都による情報は、本日現在、「都内でスギ花粉が連続して観測され始めるのは2月19日以降となりそうです。
飛散開始日以前にも、ごく少量の花粉で目のかゆみやくしゃみなどの症状が出る場合がありますので、ご注意ください。
詳しい飛散開始日の予測は気象データがそろう1月末にお知らせします。」となっております。

2005年1月25日
各メディアの花粉関連の記事が増えてきました。
今年は、たまたま目に付いたものを紹介してみたいと思います。
そうだという方、いや違うとおっしゃる方、いろいろおられると思いますが、先ずはお読みください。

一つは本日の日経新聞、春秋欄からの抜粋です。
「・・・・・花粉症、今年は猛暑続きだった昨夏の天気が影響してスギとヒノキの花粉飛散量が史上最大の規模となり、空前の被害が予想されるという。来月の初旬には昨年の五倍から十倍という花粉が太平洋側の各地に舞う見込みというから、無縁だった人にも悩ましい。・・・・民間研究機関の試算では、外出や外食などの消費が減ることからこの一〜三月の実質国内総生産を0・6%押し下げる見通しともいう。・・・・国民の七人に一人が患者という花粉の脅威にはなすすべがない。」
(もうすぐ来月初旬が来ますが、権威ある日経新聞のことですから実際はどうであったか、検証してくださることを期待しています。実質国内総生産を0・6%押し下げとか、国民の七人に一人が患者とか、何かものすごい数字のように思いますが、本当に信用して良いのでしょうか。筆者の方のお話しを聞いてみたい気がします。)

次は、JR東日本発行の「大人の休日」、2005年2月号の花粉症記事、医学博士大塚博邦先生のお話です。
主な論点は、アレルギーの素因を持っていても、環境因子の影響がなければ発症しないということ、環境素因で特に問題視されるのが、自動車の排気ガスとのこと。スギ花粉症の場合は、ディーゼル車から排出される微粒子が病気の発症にかかわっていることが日本の医師による動物実験で証明された。
花粉症の患者がスギの木の多い山間部より都市部に多いということも排気ガスの影響を裏付けている。このほか精神的なストレスや食生活も影響すると考えられる。
花粉症は早めに治療を行い、花粉を避けるセルフケアをきちんとすれば、ほとんど症状を防ぐことができる。
(ディーゼル車対策に期待しています。予防治療に当たられる先生方、宜しくお願いします。)

2005年1月21日
年末の12月からマスコミの報道では、本年のスギ等の花粉飛散は極めて大量とのことです。
1月に入り、東京都の情報により、昨年の20倍から30倍(2、3日前のNHKの報道では21倍から31倍)の花粉飛散が見込まれるとのことです。
そこで、飛散情報及び花粉症対策で毎年大活躍の今井透先生制作の慈恵医大のホームページを拝見しましたところ、いろいろ詳しい情報が掲載されており、大変心強い限りです。
今年も宜しくお願いします。
さて今年の予測ですが、大量飛散の予測は変わらないものの、1月に入ってからの気温が低く(というけれど概ね平年並みとのことです)いため、飛散開始は、2月20日前後との見通しです。
つまり、花粉の量は、前年夏場の天候に、飛散時期はその年の気象条件によって決まるということのようです。
ということで当面、大量の飛散はなさそうですが、各種情報には注意を払っていただきたいと思います。

(参考資料)


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