2006年(平成18年)森林塾花粉飛散情報


2007年(平成19年)森林塾花粉飛散情報のページへ


東京都からの情報 都健康局
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kanho/kafun/index.html
慈恵医大(今井透先生)からの情報 http://www.tky.3web.ne.jp/~imaitoru/
対策を講じたい方に(日本アレルギー協会) http://www.jaanet.org/contents/hana.html

スギの雄花の様子 花粉観察ライブ http://blog.livedoor.jp/melissos/
NHK気象情報 http://www3.nhk.or.jp/weather/ 

森林塾昨年(2005年・平成17年)情報 http://www2.u-netsurf.ne.jp/~s-juku/sugikafun_hisan_2005.htm
    

森林対策や花粉の少ないスギについて知りたい方に 
 林野庁の対策 http://www.rinya.maff.go.jp/seisaku/sesakusyoukai/kafun/kafuntop.html
 林木育種センター 無花粉スギの新規開発 http://ftbc.job.affrc.go.jp/
    同   上   無(少)花粉スギ品種の紹介 http://ftbc.job.affrc.go.jp/html/topics/ikusyu/kafun.htm

環境省飛散情報 http://kafun.nies.go.jp/
同上花粉症等関連情報 http://www.env.go.jp/chemi/anzen/kafun/html/001.html
キッセイ(KISSEI)の飛散情報 http://www2.kissei.co.jp/kafun/sugi.htm#

今年の予測http://www.env.go.jp/press/file_view.php3?serial=6329&hou_id=5644(NPO花粉情報協会作成資料)


5月17日
東京都から本年のスギ・ヒノキ花粉飛散状況の最終取りまとめが5月15日発表されました。
速報版を、http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kanho/news/h18/presskanho060515.html
でご覧下さい。

内容を簡単にまとめますと、今春都内のスギ・ヒノキ花粉飛散量(12地点)は、昨年の約14分の1、各地点別では、25分の1ないし9分の1程度ということです。

以上に付け加えて、観測9地点(千代田、葛飾、太田、杉並、北、小平、町田、八王子、青梅)の平均飛散数は、1,098であったのに対し、
葛飾612、小平613と2地点の少ない飛散が目立っています。

5月9日
4月下旬に砂漠植林のことで新彊ウィグル自治区に行って来ました。
その後、上越市で炭やきの実践活動をしてきました。

今年の花粉飛散を振り返るには、キッセイ(KISSEI)の飛散情報 http://www2.kissei.co.jp/kafun/sugi.htm#が良いと思います。
理由は、昨年と今年の花粉飛散が同時にグラフで示されているからです。
昨年に較べて今年の飛散が格段に低かったことが良く分かります。

4月19日
NHKのお昼のニュースで、花粉症の自覚症状の調査のニュースが報道されました。
日本大学の調査のようですが、自覚症状のある人は、政令指定都市のような大都市では、住民の33パーセントに上るのに対し、人口五万人以下の都市では、18パーセントに止まるとのことでした。
花粉症解明には、より詳しい情報が必要と思われます。

環境省の即時情報には、黄砂もカウントされる可能性があるようですが、本日12時の情報では、小平の508/m3/hrが突出気味です。
他は、文京94、船橋8などとなっています。

4月18日
気温も22度を超え、一挙に5月のレベルです。
総花粉の飛散はかなりありそうです。
スギは先週、概ね終息かとも思われましたが、東京を含む関東地域では、14日、あるいは15日に花粉飛散が上昇しました。飛来源は不明です。
今週に入って、スギ花粉飛散は低下したようです。

4月14日
東京都のスギ・ヒノキ花粉飛散情報によると、4月11日、12日の状況は、概ね0に近づいて来ています。
慈恵医大品川の13日の情報も、スギ0、ヒノキ0.6、その他24.7となっています。
また14日の環境省の即時情報をみますと、14時の状況では、文京57/m3/hr、君津159などですが、これは、スギ・ヒノキ以外の花粉飛散と推測されます。
スギが多い山武で、32の飛散数となっていることからも推測されますが、スギ・ヒノキは終わりに近いようです。

4月13日
東京都のスギ花粉飛散情報によれば、12日朝までの飛散結果は、千代田0.3/cm2、葛飾、青梅、八王子いずれも0.0、11日朝まででは、葛飾0.3、八王子0.3、千代田、青梅はいずれも0.0となっています。

4月12日
環境省即時情報(11時)では、文京8/m3/hr、八王子4、小平0、船橋0、山武0などです。
都の前日から10日朝までのスギ花粉飛散量は、千代田1.2/cm2、葛飾0.8、小平0.0、青梅0.3、八王子1.1、などです。

4月11日
昨日に続き、曇りで肌寒い天気です。
環境省即時情報、12時では、文京16/m3/hr、風弱、気温12.2℃、小平4、八王子0、船橋0、山武0となっています。

4月10日
曇り乃至雨模様で肌寒い天気です。
環境省即時情報15時の状況は、文京28/m3/hr、北東3mの風、11℃、小平24、八王子4、船橋4、君津24となっています。

4月8日
環境省の即時情報(15時)では、文京4/m3/hr、気温13.9℃、小平131、八王子28、船橋12、山武0、で小平は植物が豊富なのでしょうか。飛散数が多いようです。
東京都情報では、6日で、スギ花粉は、千代田20.9/cm2/24hr、葛飾6.5、杉並16.5、青梅12.3、八王子10.5、となっています。千代田が多い飛散になっています。

4月7日
環境省の即時情報(12時)では、文京24/m3/hr、気温10.2℃、小平77、八王子32、船橋12、山武16、で発生源地域と都心部との関係があいまいになってきています。
東京都情報では、5日で、スギ花粉は、千代田1.9/cm2/24hr、葛飾2.2、杉並3.5、青梅0.9、八王子0.3、ヒノキでは、千代田0.0、葛飾0.3、杉並0.3、青梅2.8、八王子1.2で、スギについては杉並が高いなど発生源との逆転現象も起きていますが、浮遊・再飛散花粉の存在を示すものかもしれません。
それにしても、昨年はこの頃までは、極めて大量の飛散が観測されていました。

4月6日
東京都の4月4日のスギ花粉飛散数は、千代田0.3/cm2/24hr、葛飾0.6、杉並2.2、青梅1.5、八王子1.7です。
同じくヒノキ花粉の飛散数は、千代田9.0、葛飾5.6、杉並7.9、青梅19.1、八王子22.2です。
スギからヒノキへ変わったことが読みとれます。
都の情報は、一日、二日遅れますが、スギ花粉を特定して発表していますので貴重な情報です。

一方、環境省の即時情報は、6日午前10時で、文京20(北北西6m、12.4℃)、八王子32、小平110、船橋49、山武135となっています。
この時期になりますと、即時情報では、スギ花粉の飛散数との関係が薄くなってきていると思われます。

4月3日
環境省即時情報14時、文京196/m3/hr、気温16.4℃、北北西12mの強風が吹いています。今日は、さいたま市721、小平市1279など市街地での飛散が目立っています。発生源に近い八王子(高尾)では98で相対的に低くなっています。
市街地域で多いということは、スギ・ヒノキ以外の花粉増加ということでしょうか。

4月2日
環境省即時情報、午前10時、文京143、南西の風5m、15.9℃、八王子24、小平53、千葉8、船橋0、山武65などです。
夕刻から雨、同5時では、文京4、14.9℃、八王子8、千葉県全域0の状況です。
気温は高めで推移しているのですが飛散数は少なく、終息期が近いことを感じさせます。

4月1日
環境省の即時情報(12時)では、文京69/m3/hr、風西南西2m、気温13.7℃、小平102、八王子49、船橋41、千葉36、山武274などとなっています。
昨年の4月1日の数値(下段赤色文字)と比較してみてください。

2005年4月1日
晴れ、北よりの風、東京の気温は最高15度の予想でさほど高くならないようです。
環境省11時の即時情報では、子持3333/m3/h、山武1926、八王子797、寄居701、飯能664、君津319などのほか、船橋221、千葉77、文京65、多摩28などとなっています。
また東京都の3月30日午前9時から3月31日午前9時までのスギ・ヒノキ花粉数は、千代田区307.1/cm2、葛飾区142.0、杉並区488.6、大田区485.2、青梅市937.7、八王子市724.4、多摩市353.5、町田市602.0、立川市444.5、 府中市482.7、小平市263.5となっています。

3月31日
環境省即時情報、午後4時の状況では、文京41/m3/hr、風北北西9m、気温12.3℃、八王子61、小平619、船橋86、山武4444、などとなっています。
慈恵医大情報では、スギ・ヒノキ以外の花粉が増加しているので、地域間のバラツキも大きくなっている可能性があります。
東京都の観測で、スギ花粉にのみ着目してみますと31日午前9時までの24時間観測では、千代田7.1、杉並6.5、青梅7.4、葛飾1.9、八王子3.7、発生源地域、都心地域との差がなくなりつつあり、終息時期が近づいている印象を与えます。

3月30日
冷たい風が強く吹いています。環境省の夜9時の即時情報では、文京12/m3/hr、 風速8m、気温5.6℃、八王子12、小平291、船橋28、山武1217などとなっています。

3月27日
環境省の即時情報(12時)では、文京36/m3(気温15.2℃、風・東北東3m)、船橋45、小平110、山武164、八王子24などです。発生源を含む八王子が低くなっています。

3月26日
環境省の即時情報13時によれば、文京24/m3(気温15.8℃、風・南西2m)、八王子65、船橋8、山武32などとなっています。

3月25日
25日付け東京新聞によれば、東京都は、「花粉の少ない森づくり運動」を4月1日から始めるとのことです。
具体的には、多摩地区のスギ伐採費用などに充てるため、民間企業や都民から募金運動を軸とする運動を行うというものです。
作家のC・W・ニコルさんらを発起人に予定し、10年間で180万本の30年生以上のスギを伐採(1200ヘクタール)し、花粉量の少ないスギに植え替えるもので、募金箱を百個所に置くとのことです。
なお、多摩地域の森林は、5万2千ヘクタール、うちスギの人工林は3万ヘクタール(都の広報紙ではスギ・ヒノキ林で3万ヘクタールとなっています・本欄1月31日コメントを参照してください)で、殆ど民有林とのことです。

3月23日
環境省の即時情報13時の状況です。何と、文京0(11.8℃、晴れ)、八王子0、千葉4、山武0と言った状況で、昨年に比較すれば、激減状態、例年の感じで言えば終息状態ともいえそうですが、発生源の状態がもう一つ把握出来ませんので観察を続ける必要があります。
なお、渋川は1972の飛散でかなり多くの花粉数です。

東京都の観測も、21日朝までの24時間数値は、千代田10.6、葛飾3.3、杉並10.9、八王子5.8などで低めです。

3月21日
週末は強風が吹き荒れ、花粉も飛ぶものは飛んだとも思われますが、今日は穏やかな天気となっています。
環境省の即時情報午前10時の状況は、文京8/m3/hr、気温13.1℃、風南西2m、八王子8、船橋が221と高い数値を示しています。

3月16日
本日の東京新聞夕刊に東京都の花粉症対策を兼ねた伐採スギの「多摩ブランド」化、すなわち多摩産木材の認証制度の導入の報道がありました。多摩産木材を半分以上使用する住宅建築のローン優遇措置などを行うというものです。
都は花粉発生源対策として、18年度から10年間で1200ヘクタールのスギ林を伐採するとのことですが、伐採木の利用を促進するための措置として打ち出されたものです。

3月15日
環境省の即時情報、午前11時の状況です。
千葉8/m3/hr、船橋4、山武73、多磨12、文京32、八王子24などとなっています。

なおご参考までに、昨年同日午後2時のデータ(環境省の即時情報)は、14時現在で、関東地域の多いところは、山武1881、君津832、八王子889など、飛来地区千葉41、文京36、多摩12などとなっていました。

3月14日
(1)東京都の観測では、3月13日から3月14日午前9時までのスギ・ヒノキ花粉数は、千代田区26.5個(0.0個)、葛飾区  17.0個(0.0個)、青梅市29.6個(0.0個)、八王子市43.1個(0.0個)となっており、真冬並みの寒さのためと思われますが飛散数は低下しました。

(2)東京都の3月10日から13日午前9時までのスギ・ヒノキ花粉数は、千代田区78.7個(0.0個)、葛飾区75.9個(0.0個)、杉並区104.9個(0.0個)、大田区53.3個(2.8個)、青梅市191.6個(1.5個)、八王子市 197.0個(1.9個)などです。

3月13日
11日から京都に行き、モデルフォレスト関連のシンポジウムに参加しました。
13日は前日までの好天から、雪が舞う天気となりましたが、北山スギの林業地にでかけました。
とても花粉が飛ぶ天候ではありませんでした。
夜東京に戻りましたが、やはり真冬の寒さで、前日までは、花粉もかなり飛んでいたようですが、今日はお休みという状態です。

3月10日
 東京都の3月9日午前9時までの24時間に観測された、1平方センチあたりのスギ・ヒノキ花粉数は、千代田区42.4個  (0.0個)、葛飾区33.6個(0.0個)、杉並区47.5個(0.0個)、大田区80.2個(0.0個)、青梅市86.1個(0.0個)、八王子市60.8個  (0.3個)などとなっています。

 慈恵医大品川では、スギは58.6個/cm2/日、ヒノキ科も1.2個/cm2/日と今年最高の観測数とのことです。(3月10日午前0時までの24時間計測値)
 
 なお、環境省の即時情報(はなこさん)では、本日は雨模様のためか、午前10時の東京地域では、文京区(千駄木・日本医科大学付属病院の4/m3/hr など少数飛散となっています。

 ところで、昨年の今頃はどうだったでしょうか。昨年の3月10日の森林塾花粉情報の掲示は次のとおりです。
 東京都の3月9日午前9時までの24時間の飛散状況は、千代田区267、葛飾区321.6、杉並区355.9、北区253.1、大田区379.0、青梅市100.0、八王子市311.4、多摩市360.0個、町田市636.7個、立川市 230.9、府中市196.3、小平市166.6となっています。
なお、慈恵医大・品川では、9日のスギ花粉飛散量は796.6/cm2/day で10年ぶりの大量飛散とのことです。

 
今年に較べると、概ね土砂降り状態とも言える飛散でした。
 詳しくは、昨年情報、
http://www2.u-netsurf.ne.jp/~s-juku/sugikafun_hisan_2005.htm でご覧下さい。

3月6日
花粉飛散も本格的となっています。
東京都の情報では、都内全域飛散となっています。
3月3日午前9時から3月6日午前9時までの、1平方センチあたりのスギ・ヒノキ花粉数は、括弧内の値はヒノキ花粉の内訳。
千代田区 91.2個(0.0個)、葛飾区 97.1個(0.0個)、青梅市174.1個(3.1個)、八王子市159.7個(0.0個)などです。

3月5日
春の陽気とともに、花粉飛散も活発になりつつあるようです。
午後5時の環境省情報では、厚木で、1197/m3の飛散があります。
他の地点は大量飛散はなく、八王子で102/m3がある程度です。

2月28日
気温も低く、雨模様の天気で、環境省(はなこさん)情報では花粉飛散も一休みのようですが、東京都の情報では都心部は相変わらず花粉が舞っているようです。葛飾が少ないところを見ると西から来た花粉のようです。
なお、本日林野庁のホームページで、「スギ・ヒノキ花粉に関する情報」についてのお詫びと訂正について、掲示がありました。
http://www.rinya.maff.go.jp/policy2/kafun/owabi.html をご参照下さい。
一読して、調査結果を正確に発表しなかったというのは、もちろんお詫びすべき事柄ですが、関心者としては、そもそもどのような調査と分析がなされたのかということが知りたい点であろうと思います。
間伐しても、年数が経過すれば当然着花量は増加するでしょう。
仮に調査方法が正しいとすると、着花量の多い樹木を伐採(間伐)しても、結果的には、全体の着花量が必ずしも減少しない、つまり伐採と着花量の間に有意の関係はないという奇妙な現象が起きていることになります。
何れにしても多くの人に理解が得られる分析をお願いしたいものです。

以下、林野庁ホームページより紹介(参考)

平成18年2月28日
林    野    庁

「スギ・ヒノキ花粉に関する情報」についてのお詫びと訂正について
 林野庁ホームページに掲載した「スギ・ヒノキ花粉に関する情報」のうち「森林・林業とスギ・ヒノキ花粉に関するQ&A」において、雄花の多い木を抜き伐る実証事業の効果について、事例に基づき記載した旨の表現とすべきところ、断定的に、一般的な効果があるように表現していた箇所がありました。
 このような不正確な情報を発信したことを深く反省し、花粉症に悩まれている方々をはじめ、国民の皆様にお詫び申し上げます。
 今後、このようなことのないよう、情報の正確な伝達に努めてまいる考えでありますので、何卒御理解を賜りますよう、お願い申し上げます。
 なお、ホームページの当該箇所の記述につきましては、「スギ・ヒノキ花粉に関する情報」の更新にあわせ、2月20日(月)付けで表現を訂正しております。

 「スギ・ヒノキ花粉に関する情報」内の「森林・林業とスギ・ヒノキ花粉に関するQ&A」のQ7「雄花着花量に着目した抜き伐りとは、どのようなものですか。効果はあるのですか。」における『平成15年度の事業実施個所の測定結果については、本数で20%〜30%を伐採することによって、雄花着花量が事業実施前に比べ約50%程度減少しており、〜』との記載を『〜約50%程度減少した例もあり、〜』と訂正しました。

2月24日
都内各地で花粉が飛び出したようです。
22日から23日朝までに観測された、1平方センチあたりのスギ花粉数は都の発表では次のようになっています。
千代田区 51.9個、葛飾区 67.6個、杉並区 31.6個、北区 52.6個、青梅市 11.4個、多摩市 17.0個、小平市 13.3個などとなっています。

ここで毎年頭を悩ますのが、スギを見かけない都心部の花粉数が、スギの多い青梅市よりかなり多いという現象です。
一体どこから飛来したのでしょうか。西低東高ということで、東から来たものとも推理をしてみるもののほんとうのところはどうなのでしょうか。
風の向きとの関係も併せて発表していただければとも思いますが、どんなものでしょうか。
また、花粉の発生現地の情報が多くなれば、もう少し納得のいく飛散分析が可能になるように思われます。

なお、本日のテレビで中川農林水産大臣の林野庁花粉対策について(22日書き込み関連)のお詫びニュースが流されていました。

2月22日
今日は各紙の記事、林野庁の花粉対策事業に関する記事が目につく。
どうやら前年に雄花の芽の多いスギを撰んで間伐を行い、翌年春に雄花の量を測定し、効果の判定を行ない結果発表をしたデータについての問題で、有利なデータを抜き出したということのようである。
試しに林野庁のホームページを参照したところ、次のような記載が見られた。

Q6:花粉の飛散量を抑制するために、どのような森林施業を行っているのですか。
 林野庁では、花粉のもととなる雄花(おばな)の量が多い木と少ない木があることに着目し、平成14年度から、森林の公益的機能の著しい低下を招くことなく花粉発生量を効果的に縮減することを目的として、スギ・ヒノキ人工林における雄花の量に着目した抜き伐りに取り組んでいます。平成14年度から平成16年度までに主に都市周辺において、約2千ヘクタール実施しました。 
 
また、間伐の遅れた森林を解消し、健全で多様な機能を発揮する森林を育成するため、年間約30万ヘクタールの間伐を実施する「間伐等推進3ヵ年対策」を推進しており、この中で雄花の量の多いスギ林分の間伐など、花粉症対策にも資する森林施業を推進しています。

Q7:雄花着花量に着目した抜き伐りとは、どのようなものですか。効果はあるのですか。
 雄花着花量に着目した抜き伐りとは、スギやヒノキの人工林では、花粉の基となる雄花の多い木と少ない木が混在していることから、そこに着目し、公益的機能の著しい低下を招くことのないよう効果的に花粉発生量を縮減する方策として、雄花着花量の多い木を選んで抜き伐りを行う方法です。
 平成15年度の事業実施個所の測定結果については、本数で20%〜30%を伐採することによって、雄花着花量が事業実施前に比べ
約50%程度減少した例もあり、高い効果が期待しうる方法であると考えています。今後さらに効果の持続性について分析するとともに、効率的・効果的な抜き伐り木の選定技術の確立などの工夫を重ね、事業効果を高めるよう努めていく考えです。

Q7の赤字の部分が訂正済みの個所で、訂正前の記述は分からない。
とにかく新聞記事では、雄花量の測定方法や着花量の測定方法など調査方法が分からないので判断し難いところがある。
今後、詳しい情報を発信していただくことに期待したい。

2月20日
本日の日経新聞の記事によれば、理化学研究所が花粉症やアトピー性皮膚炎などの発症に、生体内の亜鉛が重要な役割を果たしていることを突き止めたという。
亜鉛の働きを抑制する治療薬の開発が効果的であり、理研はベンチャー企業に特許を供与し、実用化を目指すとのことです。

2月15日
ここ2、3日急速に気温が上昇してきました。
東京都の飛散情報では、2月13日午前9時から2月14日午前9時までの観測結果(1平方センチあたりの
スギ・ヒノキ花粉数)で、花粉飛散が認められています。
千代田区2.5個、葛飾区4.3個、杉並区1.5個、大田区2.5個などです。

なお、都の発表では、2月10日午前9時から2月13日午前9時までの観測結果として、千代田区4.3個、杉並区3.4個、大田区5.7個などの数値が報告されています。

2月3日
2月2日、東京都から本年のスギ花粉飛散開始予測のリニューアル版が発表されました。
前回の発表より少し遅めになり、2月20日過ぎ、2月25日前後が多い様です。
詳しくは、http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kanho/chousa/kafun-g/kafun/index.htmlでご覧下さい。

1月31日
30日は気温が上がり、春の陽気になりました。
31日は曇りから小雨で昨日よりは気温は下がりましたが、寒いというほどではありません。
ところで東京都の広報(2月1日号)に多磨地区のスギ・ヒノキ林の取組計画の図が掲載されていましたのでご紹介します。
スギ花粉の減少を期待しましょう。

1月20日
東京都から19日、今年のスギ・ヒノキの花粉飛散予測が発表されました。
内容は、激減ともいえる、昨年の1割前後の飛散数ということです。
過去10年の平均と較べても半分以下になるようです。

飛散開始は、昨年とあまり変わらないようで、早い地域で2月15日頃となっています。
詳しくは、http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kanho/news/h17/presskanho060119.html
でご覧下さい。

花粉に悩まされる方々にとっては、朗報と言えますが、昨年まで指摘しておりますように、東京都心部等では、飛来した花粉の行き場がなく、浮遊花粉が蓄積される傾向、その他の浮遊微粒子も多いと考えられますので、十分ご注意されますように。

1月19日
日射しは強くなって来ていますが、冷たい風が吹いています。
ところで「花粉観察ライブ」のホームページから大変興味深い情報(1月18日)が発信されています。
それは、秋に開花して枯れたスギの雄花はまだ何割か木に残っており、その花粉が、1月前後に観測されるものであるという観察です。

1月16日
都内の気温が上がり、最高温度が10℃を超える状態です。
昨年の今頃は、花粉大量飛散の報道で賑わい、人々が外出を見合わせるので景気を押し下げるという予測が出されました。
一転して今年の報道は、豪雪です。
今日も報道されている、孤立状態の長野県栄村秋山郷は、筆者(小澤)が社会人一年生で、国有林の現場事務所で豪雪の中を越冬したところです。
当時(昭和30年代)は、当然の事ながら隣接の津南町に出るためには、道路の除雪はなく、30キロの雪道を徒歩とスキーで通行しておりました。
いわば、冬中孤立状態でした。
今年は、除雪機械の製造・供給が間に合わないとか、暖房器具が在庫不足などという記事が目につきます。
ところで、昨年のスギ花粉の本格飛散の始まりは、2月20日前後と記憶していますが、東京都の予測が当たっていました。
今年はどのような予測になるでしょうか。

2006年1月11日
昨年暮れからの各地の豪雪ニュースが続きました。
東京も厳しい寒さが続きました。
今日は、久し振りに気温も上がって暖かい日になりました。
さすがに昨年のようなスギ花粉の大量飛散の予測報道はありませんが、今後季節も春に向かい、花粉の飛散も始まることと思われますので注意して参りたいと思います。


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