SW2.0大陸編 第1話

オープニング ミドル1 ミドル2 ミドル3 ミドル4 ラストフェイズ


 G M :と言うわけで、シュクの街から1週間ほど行くと、トランシルバニアと言う地方に入ります
 G M :サングマインが色々と話をしてくれるので、トランシルバニアの現状を君たちは知るわけだけど
       一月ほど前から蛮族、どうやた吸血鬼みたいなものが、いきなり表れて、最初に村が1個。約300人くらい
       おった村やけど、それが落ちた。
 ラスク :300人の村が落ちた?
 G M :うむ、そこから、女子供を率いて、そこの村長さんはなんとか脱出して、それから先いったん、その地域の
       砦に、他の村の住人も非難させつつ立て篭もっていると。
       兵力としては150人くらい。蛮族は常に攻めたり、略奪とかをしてるみたいやけど、何とか持ちこたえている
       「っていう状況みたいだねぇ。たぶん、むこうがアテにしているのはボク達みたいな冒険者じゃなく、500人の
       軍勢だと思うよ」
フェランド:「話を聞く限り、明らかにそうだな」
 G M :「ま、ただ、吸血鬼相手に一般人が500人がかりで行っても、下手したら全員揃って、ブラッドサッカーさ」
フェランド:「確かに、吸血鬼の増殖能力は厄介だからな」
 ホルス :「まぁ、急を要する事態になっていることは間違い無い、先を急ぎたいところだが」
フェランド:「あんまり、急ぎすぎても、馬が潰れるだけですよ、バルカン卿」
 ラスク :一応、このPTのリーダーはバルカン卿でいいの?
 G M :誰もおらんな
フェランド:バルカン卿はある意味で
 G M :一番リーダーにしてはいけない人やからな
フェランド:追放されている罪人だからな
 G M :大将軍の謀反に連座して、追放されているから、微妙と言えば微妙
フェランド:ヨッタマックだったら、リーダーやってやったのに。残念だ
 ホルス :さっきからの感じやったら、こっちでいいんじゃない?
 G M :サングマインやろ?まぁ、基本は窓口交渉はこっちでやってると思うで。堅苦しい武人2人に任せておくとアレやからな
       「いいんじゃない?とりあえず、まぁ行こうや」
       と、かれこれ、1日2日くらい経つと、ちょっと、そうやな、皆難易度25くらいで、冒険者レベルと知力で
       振ってもらおうか
 ラスク :25って…。普通なら「なに?!その数字!」てなるんだけどな(笑)
 G M :誰か25に届かなかったヤツいるか?
       誰もいないよな…。解ってるよそんなこと!
 G M :そうすると、馬蹄の音がするね
 ラスク :「何か近づいてきますね」
 G M :今、君たちは一本道の街道を進んでいるわけだが、そうすると、馬が山の方から走ってきて、君たちを塞ぐように回り込む
       その数約10名
 ホルス :「何者!?」
 G M :「ハハハ!何者か?と。よくぞ問うた!」
       「この街道、我々が安全を守っておる。その為に我々は通行料を頂いておる。この街道の安全を守る我々に通行料を
       払ってもらおう」
フェランド:「つまりは、あなた方は野盗の類というわけだな?」
 G M :「なに?野盗?我々を野盗等といっしょにするでない!野盗は物は剥ぐだけだろう!」
 ホルス :「では、王からの許可は得ているのだな?」
 G M :「そのようなものは無い!王及び役人なぞ、この付近に近づいたことなぞ無いわ!」
 ラスク :「どうしましょうか?バルカン卿?」
 ホルス :「ともかく、彼らは私利私欲の為に、民を害する者であると言うならば…」
 G M :「我等に、通行税を払えば、この先も街道での安全は保障しよう。だが、払わぬとあればその身をもって、我等が強大さを
       思い知り、そして我等に庇護を求めるが良い」
 ラスク :「つまり、あなた方より私たちが強ければ、庇護を求める必要は無いわけですね?」
 G M :「ハハハ!貴様らのような事を言うようなヤツは今までも幾らでもおったわ!」
フェランド:「この先、彼らのような者といちいちトラブルを起こしていれば、かえって到着までの時間がかかってしまう」
 G M :「この一帯守るは、我等がのみよ!」
 ホルス :「ここで一撃して、今後の者に引くように伝えさせれば?」
フェランド:「確かに。そちらの方が良いかもしれませんな」
 ホルス :「おそらく、彼らも北の厳しさによって、このような事をせざるを得なくなってしまった者達。命だけは救ってやりたい」
 ラスク :「難しいことを言いますねぇ。人間を相手にするのはあまり慣れていないのですよ」
 ホルス :「王も言っていたが、それができるものが来ていると思っていたが?」
フェランド:手加減攻撃って、今回は無いんだったか?
 ラスク :えーとね、止めをさせへんかったら死なへんねん。だから大丈夫って言えば大丈夫なんやけど
 G M :あー、大丈夫、今はまだ、オレがレギュレーション1個言うの忘れていたから、まだ今やったら大丈夫。
       この戦い以降のレギュレーションがあるねん。ゴメン、言うの忘れとってん。この戦い以降の敵やけどHP0=死亡やから
 ホルス :民間人は加えちゃダメよ。みたいな
 ラスク :そういうことですね
 ホルス :移動手段は何?
 G M :一応お馬ちゃん乗ってるよ
 ホルス :威圧感の使いどころか
 ラスク :威圧感、そんなモンまであるんか
 G M :こんなところで使うモンちゃうわ。使ったところで、敵が降伏するわけじゃないもん
フェランド:「しかし、君たちは喧嘩を売る相手を間違っている」
 G M :「ハハハ!貴様ら、そのような大口を叩くのもこれまでだ!このオレの名前を聞いたら腰を抜かすだろう!」
フェランド&ラスク:「ほう」
 ホルス :(いきなり笑い出し)いや、あんまりにも2人が馬鹿にした感じやったから(笑)
 ラスク :いや、聞いとかなアカンかなって(笑)
 G M :「このオレは、かのサドワの戦いで、ホルス・バルカン将軍と共に戦い、直接姓を授かったほどの男!
       パルス・バルカンだ!」
フェランド:「だ、そうですよ?バルカン卿」
 ラスク :「どうしますバルカン卿?」
フェランド:「あのような配下がいたのですか?」
 G M :えー、見た覚え無いです(笑)
 ホルス :「我が配下は全て名前を覚えておるが、そのような者は知らぬな」
 G M :「何をグダグダ言っている!このオレの勇名に恐れをなしたか!それともバルカン将軍の名に恐怖したか!
       今すぐ通行料を払うのであれば、我々とて無慈悲ではない!この先の安全は保障しよう!」
 ラスク :「やっぱり生かして捕らえましょう」
フェランド:「私は、彼が哀れに思えてきた…。何も知らず、本物に刃向かうとは、なんと滑稽に見えることか」
 G M :「ははは!このオレの斧の錆になれーい!」と言って掛かってきます
フェランド:では最後に1つだけ「ところで君は、本物のバルカン卿を見たことは無いようだな」
 G M :「サドワの戦いに参戦したこのオレを馬鹿にするかー!」
 ホルス :「都にいる我が身内の為にも、これ以上我が名を落とすわけにはいかん」
 G M :いちおう、モンスターデータを使うので、こっちの先制値は12でございます
フェランド:振るまでも無く勝っているのだがな
 G M :それを言うんじゃねーよ!
フェランド:ピンゾロを2人とも振るかもしれないではないか
 ラスク :振ってみよか?
 G M :1つ言っていいか?先制値はピンゾロ関係無いそうです
 ラスク :そうなんか?ただの数値か。そう言えば読んだことあるな
 ラスク :えーと、彼我の差は何メートル?
 G M :てきとうに(笑)
 ラスク :あーそう
 ホルス :こっちの都合の良い距離?
 G M :そっちの都合の良い距離でございます
フェランド:では、とりあえず馬から降りるか
 G M :まぁ、降りても問題無いよ
フェランド:「馬に乗って戦うというのはあまり得手ではないものでな」
 ラスク :「同じくです」降りよう。馬より走った方が早いので(笑)
  皆  :(笑)
 G M :そうだな
フェランド:100メートル5秒の女か
 G M :単純計算、このゲームそうやからなぁ
 ラスク :恐ろしいことになってる、縮地取ってるから、1ターンで186メートル行って、そのまま攻撃できるの
 G M :そうしたらとフィリップは「わ、わ、人だ!人と戦うんだ!」ってわたわたしてる
 ラスク :「えーと、貴方下がってなさい」
フェランド:「少年。君は後方で身を守るのに専念するべきだ」
 ホルス :フィリップとどっちが強そう?
 G M :え?
 ホルス :こいつら
 G M :パルス・バルカン言うたらなんやけど、一般人は絶対勝たれへんで
 ホルス :フィリップ、一般人レベル!?
 G M :馬鹿にするな!ちゃんとした冒険者だ!
 ラスク :でも、今の言い方は勝たれへんよなぁ
フェランド:デビューしたてだからな
 G M :パルス・バルカンはぶっちゃけモンスターレベルは7あるねん。カノンでかなり苦戦するクチや
       つまり、カノン以下やねん。フィリップは余裕で(フィリップの冒険者LVは3)
 ラスク :まぁ、そういうことね。1とか2とかそこらへんやな
 G M :7やったらそこらへんの人絶対に勝たれへん
フェランド:エベラール卿と互角だからなぁ
 G M :そう。かなり強いで。コレ感覚麻痺してるけど、敵強いんだよ。コイツ、ホンマに
 ラスク :まぁ、偉そうに言うだけのことはあるってことね
 ホルス :それなら、そっち行く前に先に叩いた方が良いよね
 G M :まぁ、言うよ。サングマインが「ま、我々が出る幕でも無いし、そちらの3人さんに任せますよ」
 ホルス :馬から降りよう
フェランド:「バルカン卿お1人で問題無いとは思いますが」
 G M :「九鬼殿もそれで問題ないですね?」って言うと「あぁ、異存は無い」
 G M :ということで、4人は後ろに下がります
 ラスク :そうやね。2人は守ってもらわなあかんしな
 G M :いちおうHPとかはモンスター扱いだから高いで
 ラスク :何人やったっけ?10騎?
 G M :全部で10騎
 ホルス :範囲攻撃何か持ってる?
フェランド:こっちは無い。ランサーに範囲攻撃を求めるな(笑)
 ラスク :無いなぁ
 G M :ヨハン・マクドナルドがいたらグレネードを撃ち込んでくれるんだろうけど。RPG!
(※1) 
ヨッタマック:「面倒くさいな、空軍支援を呼ぼう(笑)」
 ラスク :どんな英霊だ!
 G M :まぁ、英霊はあくまでイメージだから
 ラスク :解ってる、解ってるけど、そこまで行ったらもうそのままでいいやん
 G M :「アークライト
(※2)の飛行を要請する」
ヨッタマック:「何処に落とすかだって?オレが許可する。オレの上に落とせ!」
  皆  :(笑)
 G M :タリホー!
 ホルス :まさにバーサーカーだ
 G M :で、どうする?とりあえず一合目は向こうにくれてやる?
 ホルス :こっち遅いし
フェランド:いや、先制は取っているから
 G M :距離に関して言えば、これも半分イメージ戦闘やからね
 ラスク :じゃあ、先に欲しいな
 ラスク :先だとわたし2回行動できるから
フェランド:私はファストアクションを放棄する
 G M :まぁ、使う必要は無いからな、毎回は
フェランド:こっちはファストアクションは切り札のつもりだから
 ラスク :そうなの?
 G M :そういう使い方をするってこと
 ラスク :初手から見せるものではないと
フェランド:まぁ、初手でしか使えんのだがな
 G M :使う場所と時を選ぶってことだな?
 ラスク :相手にもよるってことですね
フェランド:そうなる
 G M :どうする?
 ラスク :とりあえず、手前から攻撃していきますかねぇ
 G M :手前からも良し、乱戦に巻き込んで後ろの9騎とともにまとめて倒すも良し
 ラスク :まとめて倒すができないから困っているんですが
 ラスク :…。しまったなぁ。なんか範囲攻撃いるなぁ
 G M :なくてもいいと思うけどな。まぁ1話目はあった方が便利な展開にはなってるけどな。いま
 ホルス :範囲無いならボス狙えば?
 ラスク :あー。パルスを落としてしまえば、後は降伏するかな
 G M :逆に言うと、最初にな、あえて突っ込んできたことにして、ホルスとパルスを一合ガーン!と打ち合わせて
       その後次第で皆で決めるって言うのも手やで
 ラスク :うーん。初手…
 ホルス :取らせる?
 G M :相手にワザとこのラウンドの先攻権を譲るかたちにして、ホルスに攻撃させて、ほんでその後反撃してもらう
       っていうのが面白いワケよ。絵面的にも
 ラスク :なら取らせよう
フェランド:こう言ったら良いと思うんだが、「我が名を騙るような輩はこの私が成敗してやろう。2人とも下がってくれ」
       と。そっちの方が格好良いと思うのだが
 ホルス :そうか。言った(笑)
 G M :うわー!
  皆  :(笑)
 ホルス :「ここは私に任せてくれ」
フェランド:「音に聞くバルカン卿のお手並み拝見させていただく」
 ラスク :「噂に聞いたことも無いので拝見させてもらおう」
フェランド:「貴女は気楽でよいな…」
 ホルス :3人前に出た上で、さらに1人
 G M :前に出るわけだな。じゃあ後ろでサングマインが「お、どうやらバルカン卿が一人でやるようだね。ま、見てりゃいいけど
       あの人も凄いらしいからね!ボクも生で見るのは始めてさ!」
 ホルス :これでピンゾロ振ったら(笑)
フェランド:運命反転だ!
 G M :1日1回だから使えるだろ?
 G M :それなら、向こうから、普通に行きます「ハァッー!!」
 G M :14と言って命中
 ホルス :え?一歩下がって間合いを外す
 G M :ちゃうやろ、どっちかっつったら、「カン!」「ふん!」
 G M :「何!?このオレの大鉞を安々とぉー!?」
 ラスク :大鉞だったんだ
 ホルス :オレの名字を名乗るならフレイル使えよ
 G M :だから、姓は授かったもの、その鉞を使って戦功を立ててって本人は言っている
 G M :いちおう、あとの9人も来ているけど、振らんでエエやろ?
 G M :遊んでないでサッサと終わらせて
 ホルス :では竜王撃で
 G M :範囲攻撃ね、で、バトルマスターでもう1個宣言せんでエエの?
フェランド:魔力撃だな
 ホルス :あぁ、なら魔力撃
フェランド:しかし、ミンチ肉になるぞ
 G M :まぁ、一応今回は死なへんってことで
 ホルス :あえて、力を見せるワケだな
 G M :その他9騎は固定値11で回避するんで、パルスだけ回避します。大丈夫!6ゾロ出たら回避できるから
       回避失敗。ダメージ出して
 ホルス :55ダメージを範囲で
 ラスク :ぶっ!
 G M :うわー!って雑魚がバタバタバタっと倒れていきます
フェランド:「まさしく朽木をなぎ倒すようですな」
 ホルス :無双のチャージ攻撃みたいな感じで
 ラスク :「うわぁー、まるで竜巻ですねぇ」
 ホルス :ほんまにホルスを見たことがあるのなら、これで解ると思うけど
 G M :「な!何ぃー!こ、これは、まさか!まさしく本物!」
       因みに、まだパルスは倒れていません
 ホルス :「さすがに言うだけのことはある。まだ立っておるとは」
 G M :ま、いちおう、向こうやってこっちだから、そこの2人は何かする?
フェランド:「さすがバルカン卿。獅子欺かざるの力ですな」と呑気に解説してよう(笑)
 ホルス :「まだやるつもりか?」
 G M :「ふぅー!あれは凄いね」って後ろから聞こえてくる。「たった一振りで雑魚があれだけ吹っ飛んだ。
       普通の人間なら、あんな9人なんて吹っ飛ばせないよ!まったく、同じ人間だとは思いたくないね!」
 ラスク :ボロクソだ…
 G M :「いいかい、フィリップ?君はあんな人間になっちゃダメだよ?」
  皆  :(笑)
 ホルス :使ってるのエネミー特技やもん
 ラスク :それは人間外ね
 ホルス :フレイルで薙ぎ払いができたら、オレはまだ人間でいられた!
 ラスク :「人間でも鍛え上げればあんな風に攻撃ができるのねー」
 ホルス :「降伏する?」
 G M :「ま、まさか、本物のバルカン卿では?」
 ホルス :ほんまに、全く絡んだことが無くて名乗ってるだけ?
 G M :うん、どっかの戦闘で1兵士として、参加しとっただけやからこいつは
 ラスク :相手はバルカン卿を遠目で見たことがあるとか、そういうレベル?
 G M :そういうレベル
 ホルス :「まだやるのか?」
 G M :まぁ、そうしたら武器を捨てて跪くな。「まさか本物のバルカン将軍とは露知らず、失礼なことを」
 ホルス :「それはもう良い。それにしても、どうしてこのような事をやっておるのだ」
 G M :「は、玄武門の変以降、軍部には大幅な再編がありまして、我等のような古きから仕えているようなものは大概が
       職を失いました。某も職を失い、故郷に戻りましたが、やはりすることがなく、最近この付近で蛮族も表れることもあり
       街道警備で金を稼ごうと考えやっておりました」
 ラスク :いちおう警備はしてたんだ
 G M :真面目にそういうことは一応やってる。ただ、言ったら半分野盗やわな、本来なら国に税金を払ってキッチリやって
       くれることを、いわば私兵がやってるわけやからな」
 ホルス :これは水滸伝では味方になるパターンですな
 ラスク :そうですね
 ホルス :「そうか、それは私どもの力が足りなくて済まなかったことだが」
 G M :「いえ、将軍の力が足りないなどと言うことではありません。あの貴族主義の者たちが…」
 ホルス :「それはそれとして、この先の村の方で吸血鬼が暴れているという話だが」
 G M :「トランシルバア地方ですね。あちらの方は国王軍がきちんと駐留してますので、我等もそちらの方には出張りませぬ
       我等は主にこの北の街道を根城として活動しています故」
 ホルス :「では、特に何も知らんか」
 G M :「吸血鬼が出たという噂は聞いておりますが、せいぜい我等は20か30義勇軍と称して近づいたところで無法者として
       捕らえられるのがオチでございます」
 ホルス :「どう処置をいたす?」
フェランド:「彼等の行為そのものは悪とは言い切れませんからな」
 ホルス :「しかし、放っておけば民に害が出る」
フェランド:「難しいところではありますな」
 G M :なら、もうサングマインが来て言うで「まぁ、そんなに深く考える必要は無いんじゃないの?」
 ホルス :金持ってるなら、金を渡して辞めておけよって言うけど
 G M :「それじゃ一時凌ぎにしかならないよ」
 G M :「簡単な話じゃないか、ボク達は今皇帝の任務を受けてこういうことをやっているだろ。皇帝に言うんだよ!
       街道が危なかったからちゃんとやってくれ。こういう奴等がいるからこいつ等雇ってやってくれって言えばいいんだよ。
       ロードブリティッシュならどうにかするだろ」
フェランド:「つまり、彼らを正式な街道警備隊にするということですか」
 G M :「そういうこと。実際北のほうでは蛮族の連中が村を占領してるんだからさ、こういう連中きちんと雇わないとね」
 ホルス :「うむ、頭が切れるな」
 G M :「ま、頭が切れるって言うか、ボクの場合名字を名乗ると色々便宜を計ってもらえるからね。そういうのに慣れてきたのさ
       そういうのは使わないと損だから」
 ホルス :「では、ブリティッシュ宛に書状を書いて「これを持って都に行くがよい」
 G M :あー、都には行かんでええ。とりあえずもう、だから使者だけ立てておいて、シュクの街の役人に
       言っておけばいいんだよ」
 ホルス :「では、任せよう」
 G M :「そうだね、ボクそうしたら、こいつらと一緒にはシュクの街に戻って、手続きをしてから行こう。君たちは
       先に行っててくれ」
 ホルス :「ここまで国が荒れておるとは」
フェランド:「仕方ありますまい。今の国の中枢は己の事しか考えない貴族の輩が占めておりますから」
 ホルス :「西方のほうもけっこう苦労したと」
フェランド:「西方は…。今は中央で重きをなす総督ドレークのために塗炭の苦しみを味わいましたからな」
 G M :そうして、この2人が深刻な話をしていると、フィリップが君のほうに近づいてきて目をキラキラとさせて
       「あの、さっきのホルスさんの技って見てましたか?」
 ラスク :「見てたよー。人間とは思えなかったねー」(棒読み)
 G M :「あんなのってボクでもできるんでしょうか!?」
       「サングマインさんはあんな人間になるなって言うんですけど、やっぱ憧れちゃいますよ!」
 ラスク :「…やめといた方が」
 ホルス :まぁ、片付いたんなら先に行こう
(※1)Rocket-Propelled Grenade(ロケット推進擲弾)
(※2)ベトナム戦の秘密爆撃アークライト作戦におけるB-52のコードネーム。

 G M :では行って、2,3日すればサングマインも追いついて、あと1日というところですね。
      何も無ければ、無事に入ります
フェランド:「思ったより道中スムーズに来れましたな」
 G M :街道警備隊頑張ってますから!
 ラスク :なるほど
 ホルス :奴等が乱していたのか
 G M :ちゃうちゃう。街道警備隊って奴等やで
 ホルス :新しい?
 ラスク :いや、あの人等が頑張って蛮族倒していたからってことでしょ?
 G M :そうそう。だから街道は比較的安全やねん
 G M :というわけで、もう若干日が傾いてきて、3時くらいかな?
 ラスク :村に駐留軍がいるんやったっけ?
 G M :今、砦の方。こっち来ているのは。村は既に落ちたから。最初の一番奥の村は
 ホルス :で、皆来てるんやね、村人達は
 G M :うん、だいたい来てる。んで、村人はさすがに砦の中に入れておくわけにはいかんからって、馬車とか使って
      もうちょっと後方の街とか集落に避難させている状況。規模は1500から2000くらいかな
      ここには兵士150人及び後方活動、補給とかを手伝う雑役で50人くらいがいるってカタチかな
      で、砦のほうに着くけど
 ホルス :「開門!開門!」
 ラスク :どうもこの人等はあれだな、真正面から行き過ぎるわねえ。と思いつつある
フェランド:「我等はやましい事をしているわけではないからな」
 ラスク :「いちおう秘密任務でなかったっけ?」
 ホルス :女王の魄云々が秘密なんであって
 ラスク :魔物を倒すのはいちおういいんか
 G M :「何事も嘘も方便。ぼく達は皇帝陛下の直属の命を受けて蛮族討伐に出ているだけでいいんだよ!
      嘘は言ってないからね!」
フェランド:「真実を隠してはいるがな」
 G M :「一般人は真実を知らないほうが幸せなこともあるんだよ」
 ホルス :皇帝の命を受けてか。ムーンドアーテやな
(※1)
 G M :皇帝の剣やな
 ホルス :12騎やし
 G M :うち5本はすごく折れ易そうですけどね(笑)
フェランド:1本はニコチン臭そうだ
  皆  :(笑)
 G M :という訳で、行ったら砦の裏口の守備兵から「何やつ!」って誰何されるけど?
      まぁ、君たちは印籠も持たされているのでそれを見せたらええ
 ホルス :「王命である!」
 G M :「ハッ!こ、これは。都からの御使者!任務ご苦労であります!」
      ま、そうしたら、中に通されて隊長みたいな人が出てきますね、こんな人(PCを指して)
      そうすると、君たちをパっと見て、明らかにガッカリしてるね
 ホルス :「皇帝より、吸血鬼討伐の命を受けてきた」
 ラスク :嘘は言うてないよなぁ。たしかに
フェランド:「やはり、我等が期待したような援軍では無いから落胆されているようだ」
 G M :そうしたら、聞こえるように独り言やな。「援軍と聞いていたのだが、たった6人か…。陛下は今の状態を解って
      おられないのか…」
フェランド:至極真っ当な反応だな
 ホルス :「残念がるのは解りますが、我等に、その、えー、あー」力を貸したいな、とりあえず。と
 G M :「あなた方を愚弄する気などありませんが。あなた達が腕が立つのは私から見ても解ります。しかし、いくら腕が立つと
      言っても…、やはり、たった6人では」
 ラスク :「いえいえ、そうでもないですよ」
フェランド:「確かに、隊長殿のご懸念はよく解ります。が、我等さきほど野盗の類に襲われたのですが、こちらにおわす
      バルカン卿が一撃で野盗10人を薙ぎ倒すなど、神火将の2つ名に違わぬ戦い振りでした。ただの6名と侮られるのは
      些か心外でございますが」
 G M :「バルカン卿?バルカン卿は追放されたと聞いているが、いったい何故王命を持ってそのような方が?」
      と、胡散臭そうに見られるが
フェランド:「皇帝陛下が、今回のような厳しい任務にはバルカン卿ほどの方でなければならぬと判断されたのでしょう」
 ホルス :「王は慈悲深いお方。名誉回復の機会を与えて下さったのです」
 G M :「ならば、そういうことにしておきましょう。あなたが本物のバルカン卿であることをこちらも祈っておりますよ
      つい一週間ほど前にも我々には呪われた島の戦乱を開放したと言う、自称6人の勇者様が表れて吸血鬼討伐に
      向かってくれたのですが、やはり帰ってきませんでしたからね」
 ホルス :パーソ?スパーンかそれとも?
フェランド:エテとかもいそうだ
 ラスク :それ知らない
 G M :パーソ、エテ、スルイン、キム、ロッキーチャック、ディートリッヒ
 ラスク :なにそれ!?その微妙なPT!
 G M :知らん?PC版のロードス島戦記でそういうニセ者PTが出てくるねん
 ラスク :そうなんか
 G M :このネタ、けっこう有名だからさ、SWの時も使われていたから
(※2)
 ラスク :そうなんか、しかしエテってひどい(笑)
 G M :そういう人たちが向かったけど、帰ってこなかったらしい(笑)
 G M :”自称”「呪われた島を戦乱から開放した」人たち」当然ニセ者です
 ラスク :まぁ、そうやろうな
フェランド:本物でも戦乱から開放しわわけでは無いしな
 G M :そしたら、ここまでほとんど喋ってなかった九鬼さんが口を開きますね。
      「このオレは息子を殺されて、その息子を殺した仇を探している」
 ラスク :「喋れたんだ…」
 G M :あんまり無駄なことは喋らない人だからな
 ホルス :チェックメイトしか言わないとか(笑)
 G M :そりゃないよ(笑)
 ホルス :あと、何やったっけ?
フェランド:しまった
 ラスク :誰?それ?
 G M :アイゼナッハって言う、銀英伝に出てくる沈黙提督って呼ばれてる人
      艦隊を動かすときはこうで(親指を前後させるGM)、コーヒーの時はパチンでパチン2つでワインやったっけ?
フェランド:ブランデー
 G M :そうかブランデーやったか(正確にはウイスキーでした)
 ホルス :その間違えたときのエピソードってどんなんやったっけ?
 G M :幼年兵が緊張しとって
フェランド:パチンで1杯のコーヒー、パチンパチンで2杯のコーヒーを持って来たんだよな
 G M :それで、何も言わんで2杯のコーヒーを飲んだから、それでいいと思ってホッとして、その幼年兵が担当していた時は
      1杯のコーヒーと2杯のコーヒーには不自由しなかった(笑)
 ホルス :ホンマはブランデーやねんな?
 G M :そう、お酒やねん
 ラスク :訂正もしないんかい!
 G M :まぁ、九鬼さんはそういうわけでもなくて「炎を操る能力を使う女だ」
      それを聞いたウルルカ様は「失礼だが、あなたの息子さんはこの場所で殺されたのか?」
 G M :「いや、違うな」
 G M :ならウルルカ様は即座に断言するな「ならばここの蛮族は違う」
 G M :「そうか、ならばかまわない」そういうやり取りがあった
 G M :んで、九鬼先生は君たちのほうをくるっと向いて「先にも彼女に言ったとおりだが、オレは仇を探している。もしお前達が
      仇を見つけたら、悪いがこのオレに譲ってくれ。アイツだけはオレが殺す」
 ラスク :「何を使う女って?」
 G M :「炎の能力を操る女だ。魔法などではない。見た目は…まだ13,4歳というところだろう。赤髪の女だった」
 ラスク :なるほど
 ホルス :炎の使い手なら、いくらでも知ってそうやけど
 ラスク :神火将やったっけ?
 ホルス :うむ
 G M :ていうふうにしてると、そこ天幕みたいになってるねんけど、天幕って言うほどじゃないけどね、に「失礼します!」って
      入ってきて、隊長の所まで行って何か耳打ちをしてるねんやん、と隊長が「わかった」するとウルルカさんがこちらに
      むかって「すまないが、ゆっくり話をしている時間はなくなった。副官。お客人を天幕に案内してくれ。そこでしばらく
      休んでもらってくれ」
フェランド:「もし蛮族の軍勢が攻めてきたというのであれば、我等もここでのんびりしていると言うわけには行きますまい。
      できれば戦列に加えていただきたい」
 G M :「あなた方は、今日旅をしてきて到着したばかり。ゆっくり疲れを取られるが良い。」
      「また、ここの戦闘、他のところとは一味違う。明日からでも遅くは無いでしょう」と言ってサッと去っていきはるけど
 ホルス :スカウトさん、様子見てきてもらおか?
 ラスク :うん、そうですね。じゃあサっと気付かれないように
 G M :ならフィリップが「えー、で、ぼく達って結局どうするんですか?」
 ホルス :「まぁ、今日は旅の疲れを癒すとしよう」
 G M :なら、他の人間は、サングマインとかも「ま、いいんじゃないの?」
      「皆がそうだったら、別に気張って戦うほどのことでもないし」
 ホルス :様子は見させていって…。まぁ、そうやな。連絡手段が無いからどうしようも無いな。
 ラスク :連絡手段はあるよ
 ホルス :さっきの箱?
 ラスク :え?
 G M :通話のピアスを持ってるから、片一方を渡すってことやろ
 ラスク :渡しておこう
 ホルス :そうやね。戦況次第では、速攻行ったほうが
 G M :まぁ、その副官っていうのが、そういう後ろの天幕っていうか、そういう所に案内してくれるね
 ラスク :1人減っているが、まぁ6人おるから疑われまい
 G M :じゃあ、宿舎みたいなところに案内されて、「あなた方は都の方ですからね。どうぞ、こちらでごゆるりをお寛ぎ下さい」
      って、ちょっと嫌味っぽく言ってそのまま去っていきますね
フェランド:「正確に言うと、私は都の出ではないのだがな…」
 ホルス :オレも(笑)まぁ、何も言わんけど
フェランド:「まぁ、彼等には、彼等なりの流儀があるというところでしょうか」
 ホルス :行きたいところやけど、まぁ、行かんやろう。このキャラなら
フェランド:「準備だけはしておいて、彼等が苦境に陥るようなら、すぐに行けるようにはしておきますか」
 ホルス :「それが良いだろう」
 ラスク :とりあえず、まぁそうだね。やっぱり蛮族が攻めてきている感じ?
 G M :まぁ、全然鬨の声もなーんも起きひんけど、なんか人というか、人か動物みたいなんがザッザと来ているような
      音がしているのは解る
 ラスク :うーん
 G M :この付近とかは霧がかかっていて、太陽とかもほっとんど見えない状況
 ラスク :なるほど
 G M :昼間だというのに、陽が傾いていく時間やというのは解るけど、明らかに暗すぎると言う状況
 ホルス :案内の者がいないと迷ってしまう感じ?
 G M :そこまではいけへんかな。方向感を狂わすとかいった魔法の霧とかじゃないから
フェランド:純粋に地方特色として霧が濃いのか?
 G M :そんなことはないなぁ
 ホルス :レンジャー15レベルなら、まぁ迷わんやろうって?
 G M :というわけで、戦闘はすでに終了しました。ラスカリーナさん。正直なことを申し上げてよろしいでしょうか
      軍勢の戦闘というものはあなたは見た事がないので良く解りませんでした。っていうレベルやな。
      とりあえず、向こうは攻めてきたー!戦っとったー。3人1組でこっちは戦ってるみたいやなー。暫くした。帰っていった。
      終わった。
 ホルス :有利不利程度のことも?
 G M :来た。追い返した。果たしてこれは有利なのか不利なのかは解らへん
 ラスク :苦戦はしてた?
 G M :苦戦というか、3人1組でほとんど砦から兵士がおらんようになるくらい出張って、ガーっと一生懸命戦っとってん。
      やたらと執拗に攻撃してるのは見えたな
 ラスク :あれ?敵は?蛮族?
 G M :蛮族
 ラスク :ゴブリンとか?普通?
 G M :主にボガード系が多かったね
 ホルス :敵の中に紅い目の人は?
 G M :全然いないよ。普通に、ゴブリンとかボガードが来て、ウバァー!って感じで来てやけど、なんかいつもと感じがちがう
      かな〜?けど、まぁこれはなぁ、別にさすがに100も200も集まって攻めてくるのは見たことないからなぁ。ってレベル
 ラスク :とりあえず、砦の中に攻め込まれるとかいう心配は無かったわけやね?
 G M :それはない
 G M :それでも当然、死人は出るし、それが終わった後さっさと荼毘に付している。
フェランド:さっさと荼毘に付している?
 ホルス :荼毘って?
フェランド:火葬
 ラスク :ちょっと気になるんで、近くに行って、聞き耳立ててみるかな
 G M :別になんか言ってるわけでもなく、これがいつものことであるっていうかたちで、ごくごく普通に粛々と行なわれている
 ラスク :死体とかは別に変わったことない?
 G M :別に変わったことはない
 ホルス :セージチェックで解りそうなことも特に無しと
 G M :うむ
フェランド:荼毘に付すと言う事と、相手がヴァンパイアであることを関連付けできるか?
 G M :ヴァンパイアに吸血されて殺されるとブラッドサッカーになるのは事実やけど、ボガートとかがそんな能力持ってるとは
      聞いたことないわな
 ラスク :ヴァンパイアボガードとか、そう言うわけでは無いんやね?
 G M :それだったら、だいいち一般兵では止められへん。とっくの昔に突破されてる
 ラスク :そりゃそうやね
 ホルス :せいぜい念押しでやってるくらいの感じしか
 ラスク :いや、それもどうかな
 G M :なんで、荼毘に付しているのかな〜。珍しいなぁ〜ってただそれだけ。
 ラスク :この辺ならたいがい土葬よね?
 G M :普通は土葬。なんと言っても北の方はさ
フェランド:燃料が貴重だしな
 G M :そうやねん。人間の死体を燃やそうと思ったら、ものすごいいるからね。燃料が
 ラスク :ちょっと気になるけど、まぁ…
 G M :現状ではどうしようもないよな。そこにノコノコと行ってさ「ねぇ!ねぇ!なんで荼毘に付してんの?」っつったところで
      ホンマに袋叩きにされかねへんからな
 ラスク :それはちょっと空気読めてないよね
フェランド:グラスランナーは空気を読まないものだから、やってよいのでは?
 ラスク :いや、それなら普通に帰る
フェランド:グラスランナーは空気を読まないのが特徴だと思ってたんだが
 ラスク :『空気を読めるグラスランナー』であることが特徴なので、わたしは
 ラスク :まぁ、とりあえず「戦闘は終わってましたよ〜」
 ホルス :「特に、何か変わったことはないか?」変わったところと言う言い方もあれだな。「戦況的には?」
 ラスク :見たとおり話すね
 G M :オレの言ったとおりのことを聞けます
 ホルス :やっぱ疑問に思うものかね?その火葬のあたりとかは
フェランド:「妙だな。北では燃料が不足しがちなはずなので、普通は土葬にするものなのだが」
 ホルス :「対ヴァンパイアということで、気を張っているのでは?」
フェランド:「なにはともあれ、隊長殿も仰ったとおり、我等としては今日1日はゆるりと休むしか他ありますまい」
 ホルス :「明日の早朝から動き出すとしよう」
 G M :というわけで一晩明けました。次の日の朝になりました。で隊長さんがやって来ますわね
 ホルス :「おはよう」
 G M :「都からの客人、昨晩はゆっくりくつろげましたでしょうか?」
フェランド:「ウルルカ殿の格別のご配慮を賜りまして、我等存分に休むこと適いました」
 ラスク :固いなぁ
 ホルス :休むことまかりならん!(笑)
 ラスク :えー(笑)
 G M :「で、本日からあなた達はどうするおつもりですか?」
フェランド:「我等としては、蛮族の首領格を叩きたく思います。根城などの情報があるようでしたらいただければよろしいのですが」
 G M :「根城はありますが、まぁ言ってしまえば、一番最初に落とされた私のいた村。そこの館に居をかまえています」
 ラスク :「なるほど」
 G M :「たぶん、そこから動いていないでしょう」
 ラスク :地理的なことは聞いたら解る?
 G M :解る解る
フェランド:「では、村の位置や、道中に関してのお話をお伺いしたいのですが」
 G M :「それは構いませんが、あの軍勢の中を突破するつもりですか」
 ラスク :「そのために、選ばれてますからね」
フェランド:「抜け道か何かあれば助かるのですが」
 G M :「抜け道はありませんね。館の正面から入らず、裏口にまわりこめる地下通路ならありますが。それでもまぁ、館の周りの
      厳重な警備を迂回できるだけでしょう」
フェランド:「館に近づくと、地下通路への入り口があると?」
 G M :「そうですね」
フェランド:「申し訳無いが、もう少し詳しくお話を伺いたい」
 G M :「かまいませんよ、あの6人と同じ運命を辿ることになるでしょうけどね」
 ホルス :「前例があったのなら、信用されなくて仕方無いだろう」
 G M :まったく信用されてないな
フェランド:「常人であるなら、近づくことすら困難でしょうからな」
 ホルス :「ひとまず、一定の成果を上げて、彼等の信用を得ることにしよう」
 ラスク :「別に、彼等にしてみれば、私たちが失敗してもどうでもいいみたいだから。とりあえず行って倒してしまったらそれで
      いいんじゃないの?」
フェランド:「我等の役割は蛮族の軍勢を押し返すことではなく、吸血鬼を退治することですからな」
 ラスク :「そうそう。まぁバルカン卿が気になるんなら別にここの警備の手伝いをしても私はかまわないけど」
 ホルス :「甘いかもしれんが、助けれるものなら、この民達も助けたいものだ」
フェランド:「おそらくは蛮族共の首領格である吸血鬼を倒すことが、民の平穏にも繋がるでしょう。ここでやつ等の尖兵たる小物を
      少々倒したところであまり意味があるように思えませんが」
 ホルス :「一理ある。そこは卿に従っておくとしよう」
フェランド:「私は、私の思うところを述べただけです」
 ラスク :固い…
 ホルス :固いよここ。それをイメージするんだ!
 ラスク :やっぱあの2人は固いよ〜。よよよ〜ん
 G M :しゃーない。そしたらサングマインが帰ってくる
フェランド:帰ってくる?
 G M :おらんかってん、天幕の中に。なんやしらんけど
 G M :「やぁ、おはよう、おはよう!おっと!みんな、それに隊長さんもどうもおはようございます」
      「おっと!なんでこんなに重たい空気なんだ?」
 ラスク :「えーと」
フェランド:「サングマイン殿。あなたはいったいどちらへ?」
 G M :「あーあ。昨日の合戦で亡くなった15人の人も墓がさすがにアレじゃあ淋しいだろう?ちょっとこの付近にも花が恐らく
      咲いているだろうっていうところのアテが付いたからね、ちょっと花を摘みに行ってきたのさ」
 ラスク :「花なんてこのへんに生えてるの?」
 G M :「そういうところもあるんだよ。こーゆーところでもね」
 ホルス :ウルルカさんの反応は?
 G M :まぁ、あんまし何も言わへんけど
 G M :「で、キミ達どうするの?」
 ラスク :「とりあえず、とっとと大元を叩きに行こうかと言う話をしていたところ」
 G M :「ふ〜ん。軍勢の中を突破するわけか」
      「自分の能力を信じるにもいいと思うけど、過信するのはどうかと思うよ。一万とは行かなくても2000も仮にいたとしたら
      どーするんだい?」
 ラスク :「まぁねぇ」
 G M :「普通の人間だったら、まぁ、ボク達、いや正確にはキミ達だな。100や200はたしかに倒せるかもしれないけれど、
      その死体が周りに積み重なったらどうするの?それだけで押しつぶされて死んじゃうよ。さすがに」
フェランド:「かと言って、敵の本拠地に行く他の道筋も無いと言うしな」
 G M :「ボク達が100人ずつ殺せるなら、毎日戦争で100人ずつ殺していけばいいじゃない?前線はどんどん前に進んでいくよ」
      けっこう気楽に言ってる(笑)
 ラスク :斬新な意見が出ましたが
 G M :「それにちょっとね、昨日のことでもかなり気になっていることがあるんだ。隊長さんも喋りにくいかもしれないからね。
      一度戦闘に参加したらいいかなとボクは思ってる」
 ラスク :ふむ
 G M :「まぁ、フィリップ君の修行にもなるし」
 ラスク :「それはどうかな…」
フェランド:「確かに、敵中を突破するのであれば、彼を連れて行くのは無謀というものだな」
 G M :「まぁ、今は裏で素振りさせてるから、そういうふうなことを言っても大丈夫だけど、彼の前であまりそういうことを
      言ってくれてやるなよ。実力無いの気にしてるんだから」
フェランド:「彼が好ましい若者であることは認めるが…」
 G M :「まだまだ腕がね」
 G M :まぁ、ウルルカさんは「軍議があるので失礼します。方針が決まったら私に伝えてください」と言って去っていく
 ラスク :「とりあえず、来る軍勢、来る軍勢を倒して倒して倒しまくって、親玉が出てくるのを待つの?」
 G M :「まぁ、途中で方針変更はしてもいいと思うけど、とりあえず、実際ボク達、敵の顔すら見てないじゃない。ラスクは
      別としてさぁ」
      「どれくらいのレベルの蛮族が出張ってきているのか、昨日はボガードだったけど、今日はもしかしたら
      ゴブリンかもしれない、トロールかもしれない。ま、戦ってみるのもいいんじゃないの?」
フェランド:「確かに、ここで1日2日遅れたところで、敵が逃げ出すと言う訳でも無いしな。そういう考え方もありか」
 G M :「まぁ、それにこういう言い方をするのも何だけどね。今ここはむこうもただの人間が150人で守っていると思ってる。
      やがてジワジワと攻めていけば落とせる。そう思ってるかもしれないけど、ボク達といういわば爆発物が来たわけだ
      焦って何かの動き、アクションがあるかもしれないだろ?」
      「もしかしたら、軍勢を全て動員して攻めて来るかもしれない。それを上手に引き付ければ残った3名なり4名で館を
      突いてもいいだろ?」
フェランド:「確かに、陽動としてこちらで敵を引きつけるのは悪くないな」
 G M :「そうそう、なんといってもここは砦だからね。万が一10倍の兵力で攻められても1日2日で落ちるわけないよ。
      その間に、我々が敵の首領を倒せばいいのさ」
フェランド:「と言う事だお歴々。方針としては、彼女の軍に参加して、しばらくの間軍人として戦争をするということでよろしいか?」
 ラスク :「軍紀は守れるかどうか知らないけど、それでよければ」
 G M :「まぁまぁ。これくらいの人数だったら軍紀なんて知れてるものだよ。個人の能力がモノを言うからね」
 ホルス :「そちらの進言に従おう」
 G M :「じゃあ伝えて来るよ。そういうかたちで」って
 ホルス :バルカン的には本拠地急襲の方が過去の実績から言っても性に合ってるねんけど
フェランド:その為にも、正面の敵を引き付ける必要がある
 G M :本拠地急襲するためにも、まずそれが必要やからな
 ラスク :ふむ
 G M :サングマインが「帰ってきたよ〜。なんだろ?馬には乗って参戦するなって言われたよ」
 ラスク :「馬に乗るな?」
 G M :「まぁ、ボク等の中で馬に乗って戦うのって、ホルス将軍と、フィリップ君だけだからね。フィリップ君にもそれを
      伝えてくるよ」
 ラスク :「やはり気になる。ちょっと探りを入れてきます」
フェランド:「別に探りを入れなくても、少しすればいやでも知ることになろうさ」
 G M :探りをいれますって言うと、同じことをいいます「いいんじゃない?どうせすぐ解るんだから」
 ラスク :「うー、それはそうですが」
 G M :なんで馬に乗ったらいけないんですか?って砦の中の人に聞いたら、たぶんこう言うよ。「体験したら解ります」
 ラスク :とりあえず、まぁ、様子見るか
(※1)ワースブレイドに出てくるダカイト・ラズマ帝国の第1軍団「皇帝の剣」に配属されている12機の操兵。
(※2)確認取れず。なおPCゲームロードス島戦記2でも一部名前は変わってるが登場する。    

オープニング ミドル1 ミドル2 ミドル3 ミドル4 ラストフェイズ

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