SW2.0大陸編 第2話
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G M :という訳で大陸編の第2話。前回の最後は覚えていますでしょうか?
ラスク :南へ行ったパーティーが全滅したって聞いて
G M :戻ってきた君たちはヨッタマック報告書を読まされるわけだ
ホルス :ヨッタマックは戻って来ているんだ
ラスク :ヨッタマックから聞いたのではなくて、ヨッタマックの書いたレポートを読んだのか
ヨッタマック:レポートって言うか、魔動機術のビデオレターみたいなやつだろうな
ホルス :この場にはいないわけだな
ヨッタマック:うむ。おらん
ラスク :おらへんの?病院?
ヨッタマック:どっかのキャンプだろうな
ラスク :ひょっとしたら、アレですか?アラスカで木を数えてるのですか?
ヨッタマック:君達が北へ行って帰って来るまで1月半。こっちは酷いことになったよ
ホルス :しかし、これだけではね
ラスク :判断が…
ホルス :警戒せねばあかんのは解るけど
ラスク :「いやぁ、これは酷いことになってますねぇ」
ホルス :「彼らほどの腕前の持ち主がこうもあっさりとやられるとは」
ラスク :「それじゃあ私たちが行ってもどうなるか解りませんねぇ、はははは〜」みたいな
G M :最初のときになぜお前のようなやるが選ばれたか解らないとか言ってただろ!
ラスク :いやいや、棒読みで(笑)
フェランド:本当に他人事のようですな。あんな雑魚ども全滅して当然じゃん!みたいに思っているとか
ラスク :いや、そこまで
G M :ほうら、だから駄目だったでしょ!プ、ゲラ!か?
ラスク :それもねぇ。こっちはこっちでフィリップとかいるんだから。連れて行けねーよ
ホルス :フィリップとかはやばいな
フェランド:しかし、マクドナルド報告書ではマドックは竜の1匹、2匹は飼ってるはずだから強いはずだ!とあるけど
ラスク :うん。それを聞いたとたんに、絶対嘘だ!と思った(笑)
G M :ちゃんとワイバーンはお友達にいるんだよ!?ただ乗れるレベルになっていないだけで
ラスク :お友達かよ!
G M :というわけでロードブリティッシュのほうから話があって
G M :「あと1つ気になることがあってだな」
フェランド:「ほう?それは」
G M :「運が悪かったと言えば、運が悪かっただけなのかもしれんが、
相手にそれだけの手練れが揃っているという状況で突っ込んだ。
つまり、待ち伏せという可能性もある」
フェランド:「待ち伏せと言うより、敵の本拠地の探索に行ったのですから、
そのまま無理な攻城戦をしてしまったと言う表現の方が妥当かと」
G M :「だが、奴等もただ、そこに集まる為だけにいるわけではないだろう」
G M :「版図を拡大する時にはどうしても手練れの者が陣頭に立つ必要がある。
だが、あのPTが一瞬にして壊滅するほどの者がそうそう大陸に散らばっているとは思えん」
フェランド:「確かにそうですな」
G M :「そのような連中がいたら、この大陸はとっくに焦土だ。
ま、この王都だけはこのワシがいるそのようにはかぎりさせんがな」
フェランド:恐らく辺境もね(笑)
ラスク :「で、結局何が仰りたいんですか?」
G M :「言ってしまえばそうだな。念には念を入れよう。偽装して行ってくれ」
ラスク :ふむ
G M :「南部にはサラミスの街がある」
G M :サラミスの街ってのは南方にあるかなり大きな街です。
サラミス自治公っていう、元々は自由都市連合の1つだったところなんだけど
そこまでの護衛もしくは輸送の仕事をするべく雇われた冒険者という偽装をして、
適当に行ってくれと
状況が状況やから、馬を立てて一気に!と思いたいところだけど、それだと目立ちすぎる。
今はカタチ的には蛮族の進行は色々やってるけど、そういった
フェランド:大規模進行は無いカタチになってると?
G M :そう。だから冒険者とかでもあまりに早駆けやってると目立つから
ホルス :相手の情報ってさ、そのレポートだけって言うか、
例えば城攻めするんなら、街とかで下調べしてるやんな?前のPTとかも
G M :おそらくしてないんちゃうかな。と(笑)
ホルス :何も考えずに、あそこにボスがいるぞ!で突っ込んで行ったのか
G M :「今回のもう1つおかしい点がそれだ。
居城を構えて勢力を拡大しているという情報は入ってきていたが、
そこまで強力な勢力だという話は入ってきていなかった」
「だから、あれだけの手練れの人間が行けば100%帰って来れるという確信があったから、
強行偵察をというかたちになったワケだが」
フェランド:「そうですな。彼らの目的としては、敵の掃討ではなく、偵察だったわけですから、
ある程度の戦力の概要を掴めば下がることはできたはず」
G M :「そうだ。よしんば軍勢が駐留していたとしても、それを見て来るだけで、
例えば2000、3000それが解かればいいわけだ。それはヤツ等くらいの
手練れになれば解かるだろう」
ラスク :このレポートやと、森に入って、強力な敵がドンドン出てきて、
困ったなというところで、居城が見えたから突っ込んだー。みたいな?
G M :ただ、森は普段からレッサードラゴンがおるとも言われてるほどの深い森なんだけど、
それにしても普段より強いと。それで、倒しつつ進んで行って怪しそうな洋館があった。
フェランド:怪しそうと言うより、怪しいとしか言いようがないだけどな
G M :森を抜けるとそこは…。
ダダーン!そこはセレブな洋館だった。
これは、アカンやろ!
ラスク :けど、読んだかぎりでは、偵察ではなく、強行突破やったよな
G M :そこでどんな判断があったのかは知らん
ヨッタマック:どんな判断があったかは、そのうち解かる
G M :ところで質問。水晶はどうなったんですか?敵に回収されたりしたの?
ヨッタマック:道中で、オレが全部預かることになった
ラスク :あぁ、そうなん。ヨッタマックさんも大変だ
ヨッタマック:手下の不始末は全部付けないといけないからな( ゚Д゚)y─┛~~
ラスク :で、ヨッタさんは?
G M :サラミスからもうちょっと東のマルガと言うところで療養してます
ヨッタマック:別の言い方をすれば軟禁&尋問ということだw
G M :彼の口から強大な蛮族の噂が流れたら困るから、色々と言い訳して隔離してるわけだ
元々マルガという街は王族が避暑地として使う街なのですが、
逆に言うとそれは軟禁場所としても最適ということでございまして…
ラスク :ふんふん
ヨッタマック:パタヤビーチでの休暇の切り上げ分という名目でマルガで一休みという事になって、
そのまま足止めされているわけだ
ホルス :「偽装をして行くことに異論は無い」
ラスク :「任務だしねぇ。放っておいてよい類の輩でもなさそうだし」
フェランド:「向こうから攻めてくる恐れが無いのであれば、慌てていく必要は無いという考えもできますしな」
ラスク :「それが解からへんねんなぁ」
G M :「気味の悪いところがそれだ。
あのPTを一瞬で全滅させるほどの力をもっている者共が、こちらへの進行の話がとんと無い」
ラスク :「何か企んでいるか、待っている?」
フェランド:「蛮族は我等と考え方が違いますし、ここで考えていても答えは出ますまい」
ホルス :最寄の街みたいなんは?
G M :だからサラミスが一番でかいな
フェランド:奥に行っても開拓村みたいなのであれば、そこそこあるだろうけどね
G M :開拓村は、ポロポロあるけど、大きな街って言うのはサラミスだけやね
G M :「では、街へ行って馬車なりと用立ててそれっぽく見えるようにしてくれ」
ラスク :「了解です」
フェランド:「隊商のダミー等をそちらで用意していただけるというわけではないのですな?」
G M :「こちらで用意してもいいが、そっちで良いアテがあるならそっちに任せるぞ」
「こちらで出せるものは通関の手形とかそういったものになるな」
フェランド:「中央部でアテがある人間というのは、バルカン卿だけだと思うのですが」
ホルス :「しかし、今の私の立場では」
フェランド:「ですよねぇ」
ラスク :「では、まぁ、知り合い当たってみますか」
フェランド:ゑいり庵のオヤジにアタリを付けるワケですな
ホルス :ブリティッシュの方で何とかできないの?
G M :そうすると、そっち方面との繋がりが強い連中に、わざわざ冒険者偽装させて、
厄介になるけどよろしく。って言わなあかんからややこしくなるんだよね。
まぁ、サングマインがやってもいいんだけどね
ラスク :「いいよ、いいよ、私がやっておくよ」とッテッテッテーと
できたことでいいんだろうか?
G M :まだだ
G M :ということで、一旦解散ということでよろしいでしょうか?
ラスカリーナ以外は適当なところで軟禁?
ラスク :軟禁なんか?
G M :いや、自分らは街に行かないみたいな口ぶりで話をしていたから
フェランド:街に行くかどうかではなくて、
自分たちを冒険者として売り込むかどうかという話をしていたワケだが
ホルス :そっちがアテがあるんなら、そっちでやってくれたらいいけど
G M :こっちはね、冒険者はそっち方面あんまし関係無いからね
ホルス :地元じゃないしねー
G M :両方ともな
ラスク :ジモピーじゃないよ?
G M :NPC含めればサングマインとラスカリーナやね。主に冒険者関係で仕事してるのは
フェランド:冒険者の店に行くなら、フィリップ君に行ってもらって「ボク駆け出しの冒険者なんです!」
って言ってもらうのが一番信憑性ありそうなんだけどな
G M :まぁ、冒険者の店に行って、依頼を適当に取ってくるならそうだけど、
馴染みの裏の繋がりがある人間に、今回はこうだから、ちょっと馬車とか用立てて、
積荷とか用意してくれへんかというのはヤツにはとっても向かない仕事だ
フェランド:それは無理だな
G M :ということでラスカリーナですな
ラスク :うん
G M :蕎麦屋です
ラスク :蕎麦屋なのか(笑)
ラスク :蕎麦屋に行って、よっこいしょ
フェランド:踏み台を準備したのか(笑)
G M :踏み台を準備して、上がって
ラスク :「オヤジ久しいな。景気はどうだ?」喋りが違う!(笑)
皆 :(笑)
G M :キャラクターがすげ替わったな(笑)
フェランド:こっちが真の顔か
ホルス :久しいんか、しかも
ラスク :一ヵ月半やろ?
G M :そう
ラスク :一ヵ月半かかったらしいから。向こう行ったのに
G M :「おう、なんだ久々だな。出張でも行っていたのか?で、今日は何にする?」
ラスク :「オススメで」
G M :では、今日は普通に本日のオススメの天ぷら蕎麦
ホルス :地道にこの世界で基盤を築いておる…
ラスク :「実は南の方に用事があるんだが」いい隊商はないかなーみたいな感じで
フェランド:人目を憚る必要があるって言うわけですな
G M :そうしたら、「OK,OK偽装団だな。何を運ぶのかは聞くのは野暮ってもんだな」
ラスク :「さすがオヤジ」
G M :「ただ、手配に若干の時間がかかる。お前のことだから人のほうは集まっているんだろう?」
ラスク :「話が早い。で、どれくらいかかりそうです?」
G M :今がお昼過ぎとして「今日中は無理だから、明日の夕方、もしくは明後日の朝というところだな」
「夜を徹して進んでいいのなら明日の夕方だ。朝に出発なら明後日の朝でいいだろう」
ラスク :「こちらも戻ってきたばかりで準備が終わっていない。明後日の朝で十分だろう」
G M :「わかった。では、いつもの宿に馬車が届くように手配をしておこう」
ラスク :「助かる」
G M :「6人乗りでいいんだな?馬車と幌馬車というかたちにするが、いいんだよな?」
ラスク :6人。いちおう幌馬車やと入るわなぁ
G M :幌馬車に荷物を入れるから、馬車2両
フェランド:別に馬を借りて何人かはそっちに乗ればいいし
ホルス :持ってるから個人用のはいいよ
ラスク :「十分だ。ありがとう」布にくるんだ宝石を置いて、「つりはいらねぇ」って
G M :「毎度ありー」
ラスク :よっこいしょ
G M :踏み台を直してラスカリーナは出て行くのであった
ラスク :ちゃんと「ラスカリーナ専用」って書いてあるんやで
フェランド:他に使うヤツがいるのか疑問だな
G M :あれやろ、フォーセリア共通言語で書いてあるんだろ
ラスク :あたしの
G M :あ・た・し・の
ラスク :「消しとけ」
G M :おやっさ〜ん
皆 :(笑)
ラスク :まぁ、それはそれとして
G M :で、他に街で何かする人おる?
フェランド:こっちは街で何かするアテが無いな
G M :買出しとかは?ポーションとか消耗品を
フェランド:そう言えば、この前潰したマギスフィアの大を補充せねばな
まぁ、そこらへんは話が終わったら自動的に補充されるからわざわざ宣言する必要ないんだけどね
ラスク :そうなのか!?
フェランド:そうなのだよ
ホルス :常備化されてるからな
フェランド:そういうことだな
ラスク :常備化って(笑)
フェランド:アニメとかってそういうものじゃないか(笑)
ラスク :けど、マギスフィアって壊れないだろう
フェランド:いや、必殺の分身を繰り出すと壊れるのだよ。だから大だけは補充をせねばならんのだよ
補給不可って言われたら10個くらい買い込んで、2つは装備。
後は適当に所持っていうかたちかね
ホルス :こっちは、それなりに変装できる襤褸でも仕入れようか
G M :鎧を脱いだらそれで終わりだろ!
フェランド:こっちは、装備的にそんなに凄いものがあるわけじゃないから、そのままでOKかな
ラスク :バルカン卿はちょっと派手すぎやからな
ホルス :この赤い鎧は外しておいたほうがいいでしょうね
G M :あとは、武器を変えておけばええわな。プロミネンスは目立つからな
フェランド:普通は武器を出して歩かんでしょう
G M :使えばバレるかもしらんやん
フェランド:あぁ、たしかに
ホルス :じゃぁ、普通のフレイルで
G M :似たようなモンだ剣にしろ
フェランド:グレートソードかクレイモアあたりで良いのでは?
G M :ファイター技能で普通に使えるからな
ホルス :そこまで偽装するなら、それでいいけど
G M :一般的な、ソレっぽい格好で
ホルス :普通の旅の戦士です
ラスク :フィリップとかはいいとして、九鬼先生とかはどうなんやろう?
ホルス :幌馬車に入ってもらえば?
G M :うん、あの人は出てこないだろうし、サングマインは普通の冒険者やからな。パっと見は
G M :そうやって、準備をして、ラスカリーナがさぁ、帰ろうかという時に
ラスク :ふむ
G M :人とポンとぶつかるな
ラスク :「あ、すいません」
G M :「すいません。少し浮かれていたもんで」
フェランド:フィリップ君か?
G M :違う、違う。ナイトメアの少年やね。
そうしたら「申し訳ありません」って言ってたら離れたところから
「リック〜、何してるの?」ってエルフの少女と、執事服着た女性が心配したみたいに出てくる
ラスク :普通の町人風?
G M :普通の町人というか、冒険者風
ラスク :冒険者風なんか。ちっさい娘連れて?
G M :小さい言っても、その女の子はエルフ
ラスク :あぁ、エルフか
G M :明らかな格好しているから、まぁ魔法使いやろうってわかる。
隣の女の人はデカいから剣士系かなと君なら見てわかるな。
そのリックって言う、呼ばれたナイトメアの男の子やけど、けっこうやる銃使いやね
ラスク :と、いうのを観察眼で
G M :そう。一瞬にして見破るわけだ
ラスク :「こちらこそ失礼しました」
G M :「すいません。あまりこういう賑やかなところには来たことが無かったので、つい浮かれてしまって」
ラスク :「ほぅ。こういった広い街は初めてですか?」
G M :「そうですね。今までは森の中がメインでしたから」
ラスク :森の中…。ナイトメアにエルフに、けどもう片方の女の人は人間やねんな?
G M :人間。執事みたいな格好をしてる
ラスク :よくわからん組み合わせだが、あんまり詮索しないでおこう。力量的にはどのくらいのレベル?
G M :君たちの足元には及ばんな
ラスク :8,9くらい?
G M :もうちょっとはあるかな。けど、全滅組よりかは弱い
ラスク :では、とりあえず当面特に関係なさそうだな。そこはそんな感じの会話して別れるわ
G M :「すいませんでした」と会釈しながら3人組は去る
ラスク :腰の低いナイトメアだ
G M :では、シーンを変えるな