『暗殺の詩/知り過ぎた男どもは、抹殺せよ』(1973/仏/ロベール・アンリコ/ジャン・ルイ・トランティ二アン、マルレーヌ・ジョベール、フィリップ・ノワレ、他) 「冒険者たち」「追想」のR・アンリコ監督によるフレンチノワール。はっきり言って、J・Ⅼ・トランティ二アン、F・ノワレ出演で何とか持っている作品の気がする。国家機密を知ってしまったが為に追われる身となった男と彼を助ける夫婦の話なのだが、他の監督作品等が素晴らしいが故、少し残念。音楽のモリコーネも活かされず。。 ★★☆☆☆
『葛城事件』(2016/日/赤堀雅秋/三浦友和、南果歩、新井浩文、若葉竜也、田中麗奈、他) 無差別殺人事件を起こした加害者青年とその家族、加害者と獄中結婚した女性が繰り広げる壮絶な人間模様を描いたドラマ。ここまで極端でなくも、どこの家庭にも起こりうる話だと思う。賛否両論は有ると思うが、この陰湿感極まりない重っ苦しい作品は決して嫌いではない。 ★★★☆☆
『蛇の道』(1998/日/黒沢清/哀川翔、香川照之、下元史郎、柳憂玲、他) 幼い娘を殺された男と、彼に手を貸した謎の男が繰り広げる復讐劇を描いたバイオレンス・ドラマ。脚の悪い通称コメットさんが最初に出て来た時は杖を左手に持っていたのが、次のシーン以降 右手に持っていたのは何だったんだろう?本当はまったく脚なんか悪くもなく、常に座頭市の様に隠し杖を潜ませた怖い女ってことなのかなぁ。まぁ、どちらにせよ気持ち悪い映画でした。 ★★☆☆☆ |