『PHANTOM/ユリョンと呼ばれたスパイ』(2023/韓/イ・ヘヨン/ソル・ギョング、イ・ハニ、パク・ソダム、パク、ヘス、他) 1930年代、日本統治下のソウル、総督暗殺を阻止するため、暗躍する抗日組織「黒色団」のスパイ「ユリョン」を炙り出すべく、人里離れたホテルに集められた容疑者達と日本政府との心理合戦と死闘を描く。立場上、複雑な出自を背負う胸中の村山の登場はひとひねり有り新鮮。それと日本語の台詞を覚えるのもさぞ大変だったろうと思う。 ★★★☆☆
『天使のはらわた 赤い淫画』(1981/日/池田敏春/泉じゅん、阿部雅彦、伊藤京子、栗田よう子、鶴岡修、山科ゆり、他) 原作、脚本 石井隆、監督 池田敏春、撮影 前田米造。まさに時代を超える傑作ですな。再鑑賞。 ★★★★☆
『敵』(2023/日/吉田大八/長塚京三、滝内公美、河合優実、黒沢あすか、二瓶鮫一、松尾論、他) 長塚京三演ずる元大学教授の渡辺儀助77歳。まるで「PERFECT DAYS」の平山の様に清楚な毎日を淡々と同じルーティーンで過ごし、預金の残高と人生の終幕の折り合いをつける生活を送る彼に忍び寄る老い。認知症を患い妄想と葛藤する姿が痛々しく怖い。脇を固める役者陣も好く、陰影のあるモノクロ映像が美しい。 ★★★★☆
『ルクス・エテルナ 永遠の光』(2019/仏/ギャスパー・ノエ/シャルロット・ゲンズブール、ベアトリス・ダル、アビー・リー・カーショー、クララ3000、他) 「CLIMAX」「アレックス」などで知られるフランスの鬼才ギャスパー・ノエが、映画への愛と狂気を独特の映像で描いた異色作。前半のシャルロットとベアトリスの会話は脚本無しのアドリブと言うか、普通の会話でしょう。「ベティ・ブルー」良かったなぁ。G・ノエはかなり癖が強いので心して観たが、見事にイライラ感がずーっと続く作品だった。終盤の色鮮やかな点滅シーンはアート的で美しいと言えば美しい。 ★★☆☆☆
『名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN』 (2024/米/ジェームズ・マンゴールド/ティモシー・シャラメ、エドワード・ノートン、モニカ・バルバロ、エル・ファニング、初音映莉子、他) ディランは常に、裏切り、嫌な奴で、転がり続ける魅力ある偉大な”Song & Dance Man”! ★★★★☆
『プラットホーム』(2019/スペイン/ガルダ−・ガステル=ウルティア/イバン・マサダ、アントニオ・サン・フアン、ゾリオン・エギレオル、エミリオ・ブアレ、他) 突っ込みどころ満載だが、いろいろと考えさせられるシチュエーション・スリラー。アイデアは面白い。 ★★★☆☆ |