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…コラム…

  2015年 観た映画など 4月

「刑事コロンボ シリーズ」
第29話 「歌声の消えた海」
今回は、コロンボのカミさんが”缶詰買ってメキシコへ行こう”キャンペーンでクジが当たったという、メキシコ行き豪華客船の中での事件。「0011/ナポレオン・ソロ」のロバート・ボーンが用意周到な犯人役。撮影は、実際のクルーズを利用して行われ、エキストラは本当の乗船客だそうな。
また、本作は特別編なだけに、遂に”カミさん”の姿が登場するかと思いきや・・・ただ、判った”カミさん”情報は、背丈がコロンボの目のあたり、髪は黒でアップに束ねられていて、恐ろしくクジ運に強いということ、時折ハメを外すのが大好きであること等。

2015/04/06(Mon) 10:02


  2015年 観た映画など 3月

「刑事 コロンボ シリーズ」
第27話 「逆転の構図」
聞き込みに訪れた救済所でホームレスに間違われたコロンボ。シスターとのやり取りに抱腹絶倒。ちなみに犯人役の ディック・バン・ダイクは有名な名コメディアンなんです。

第28話 「祝砲の挽歌」
とても印象に残る1作。犯人役の名優 パトリック・マクグーハンは本作を含む4作品で名犯人役を演ってます。(シリーズ最多。)他にも監督、脚本、制作でも活躍。才能が有るんですね!
また、静かで緊張感漂う冒頭シーンを含め、ラッパやドラムロール、生徒たちの訓練歌以外、一切 BGM を使っておらず、それがまた独特の雰囲気をかもし出していますなぁ。ところで、いくつかのシーンで唐突に吹き替えの声が変わるのは、時間枠の関係でカットされていた部分を追加したせいなんですね。

2015/03/29(Sun) 12:00


  2015年 観た映画など 2月

「刑事 コロンボ シリーズ」
第24話 「白鳥の歌」
犯人役は大物カントリー歌手の ジョニー・キャッシュ。”Man・in・Black”の呼び名どうり黒い服で通しています。勿論、彼が劇中でも唄うシーンを盛り込ませ、BGM に至ってもハーモニカやバンジョーが加わったC&W調に仕上げられています。

第25話 「権力の墓穴」
今回の名犯人は、何とコロンボの上司であるロス市警上層部の次長。捜査方針も犯人が支持するわけだから、なかなかの難敵です。吹き替えは北村和夫。ピッタリです。何とコロンボは運転手つきのリムジンでの登場。出迎えた警官がドアーを開けると・・・颯爽と出て来るかと思うと・・・これは観てのお楽しみ!最高笑えますなぁ。

第26話 「自縛の紐」
シリーズ初の肉体派犯人。靴の紐の結び方をも見逃さないコロンボ、さすがです!鼻歌を歌いながら登場するコロンボ、この曲は、J・カサヴェテスの「こわれゆく女」の中で口笛で吹いている曲ですなぁ。アドリブでしょうが、好きな曲なんでしょうね。

2015/02/13(Fri) 13:31


  2015年 観た映画など 1月

「刑事 コロンボ」シリーズ
第21話 「意識の下の映像」
サブリミナル効果を利用した見事な脚本。捜査現場での一瓶80ドルもする高級キャビアの盗み食いのシーンは最高。

第22話 「第三の終章」
名犯人役のジャック・キャシディが2度目の登場。吹き替えは、悪役名高い 田口計さん。ピッタリです!犯行シーンに”マルチ・スクリーン”を使用、凝っておりますなぁ。
被害者のベストセラー作家を演じたのは、私立探偵マイク・ハマーが活躍するハードボイルド、バイオレンス小説で有名な本物のベストセラー作家、ミッキー・スピレーン本人です。

第23話 「愛情の計算」
ロボットを使った犯行や人工頭脳学研究所を舞台とした異色SFマインドにあふれた作品。事件の鍵を握る天才少年スティーブのフルネームは、なんと”スティーブン・スペルバーグ”。凄いギャグですな。

「世界の果ての通学路」(初)
辺境に暮らし、長時間かけて通学する 4カ国の子供達に密着した珠玉のドキュメンタリー。命がけでサバンナを駆け抜けるケニアの兄妹をはじめ、笑いあり涙あり、逞しく生きる彼らの姿に胸が熱くなった。瞳を輝かせて将来の夢を語る姿にも心を打たれた。

2015/01/06(Tue) 13:11


  2014年 観た映画など 12月

「刑事 コロンボ」シリーズ
第16話 「断たれた音」
これまた印象に残る作品のひとつ。レストランの市松模様のテーブル・クロスの上で、塩や胡椒のビン、エスカルゴの殻までを使って行われるチェスのシーンは注目!

第17話 「二つの顔」
犯人が”双子”という設定はミステリー映画、ドラマにはよくあるが、演じる役者の器量ひとつで楽しさに差がつく。その点で今回の犯人役を演じたマーティン・ランドーは、ヒッチ・コックの「北北西に進路を取れ」での悪役や、「エド・ウッド」でアカデミー賞助演男優賞を受賞している実力者。相手に不足なし。

第18話 「毒のある花」
ベラ・マイルズきれいですなぁ。「サイコ」「間違われた男」も良かったなぁ。被害者役のマーティン・シーンが若い、若い!また、犯人ビベカの長年のライバル、デヴィット・ラングを演じたのは名優、ビンセント・プライス。う〜、配役も素晴らしい!それから、犯人の経営する会社の作業員に扮してコロンボと問答するのは、後にクレイマー刑事役で度々出演しているブルース・カービーですな。

第19話 「別れのワイン」
ドナルド・プレザンス本当にいい役者さんです。「大脱走」が印象的。ジュリー・ハリスも懐かしいですなぁ。別れのワインを酌み交わすラスト・シーンが堪りません。

第20話 「野望の果て」
いやぁー、おもしろかったですなぁ。冒頭からロス市警本部、何とコロンボまでも登場という意表を突いたオープニング。歯の治療を受ける場面や高級テーラーの主人とのやり取り、愛車プジョーの次々に出て来る整備不良ぶりの場面など観るところ満載。さすが5人の脚本家の手による作品です。

2014/12/05(Fri) 13:53


  2014年 観た映画など 11月

「黄金のメロディー マッスル・ショールズ」(初)
言うまでもなく、音楽には人種差別や国境を超え心をひとつに出来るパワーがある。少なからずとも音楽に携わる仕事の一人として心が熱くなった。完璧な人間なんてつまらない、「不完全な人間」の「人間らしさ」が必要なんだ。
多摩川の流れる東京のデルタ地帯、狛江。今に魔法の風が吹くかも知れない。

「刑事 コロンボ」シリーズ
第12話 「アリバイのダイアル」
コロンボ・シリーズでは実は珍しい、正統的な”アリバイ崩し”ミステリーですな。大胆な犯行に巧みなアリバイ工作。溶けてしまう氷塊を使った凶器など、最も完全犯罪に近い犯行でしょう。

第13話 「ロンドンの傘」
ロンドン観光もたっぷり楽しめる、初の海外ロケ作品。本作の演出の リチャード・クワインは往年の大スター(J・レモン、J・スチュアート、W・ホールデン、O・ヘプバーン、K・ノヴァクなど。)の主演作を撮ってきた名監督。
今回の”スペシャル・ゲスト・スター”であり、シリーズ唯一の夫婦犯人役の H・ブラックマンは「007/ゴールドフィンガー」のボンドガールで有名です。

第14話 「偶像のレクレイム」
アン・バクスターの存在感が凄いですな。メル・ファーラーも ケヴィン・マッカーシーも出ています。実に豪華キャスト!またユニバーサル・スタジオをそのままロケ地として使っており、裏側も覗ける楽しみもありますなぁ。

第15話 「溶ける糸」
Mr.スポックこと レナード・ニモイが天才外科医に扮しての犯人役。ラスト1分のところでの大どんでん返し。好きな作品のひとつ。

2014/11/07(Fri) 12:51


  2014年 観た映画など 10月

大好きな「刑事 コロンボ」シリーズを改めて観てみようと思った。

第1話 「殺人処方箋」
記念すべき第1作。1972年 12月31日 NHK総合にて放送。P・フォーク 40歳。髪型もコートもまだこざっぱりしております。若山弦蔵さん、相変わらずイイ声ですなぁ。

第2話 「死者の身代金」
実は P・フォーク、ビリヤードの名人。演技派女優リー・グラントの吹き替えは山東昭子、懐かしい〜。

第3話 「構想の死角」
コロンボの愛車、プジョー403が初登場。監督は若き日の S・スピルバーグ。

第4話 「指輪の爪あと」
コロンボ警部は拳銃を携帯していないのです。第32話「忘れられたスター」の中で拳銃にまつわるエピソードが出てくるんですなぁ。

第5話 「ホリスター将軍のコレクション」
ヨット上でのホリスター氏とのやり取りに大笑い。

第6話 「二枚のドガの絵」
オープニングが他の作品とは異質。

第7話 「もう一つの鍵」
レスリー・ニールセン、シビアな演技も出来るんです!

第8話 「死の方程式」
クライマックスでの、あの印象的な笑い。さすが野沢那智さんですね。

第9話 「バイルD−3の壁」
記念すべき P・フォーク自身の監督作品。撮影するにあたって演出プランを親友の J・カサヴェテスや S・スピルバーグに相談をしていたそうですな。ちなみにカサヴェテスは次回作に犯人役で出てくるんですなぁ。そういえば確か、奥様の G・ローランズも何作目か忘れたが車椅子に乗って登場するのです。

第10話 「岐路のエチュード」
コロンボ警部の愛犬”ドッグ”初登場。J・カサヴェテス、傲慢さと繊細さの同居した難しい役を見事にこなしております。さすが!

第11話 「悪の温室」
何と珍しい!殺人発生以前にコロンボが登場。しかも殺人発生までドラマ開始から何と38分。
意表を突かれましたなぁ。

2014/11/07(Fri) 12:51


  2014年 観た映画など 9月

「ビル・カニンガム&ニューヨーク」(初)
ニューヨークの名物ファッション・フォトグラファーを追ったドキュメンタリー。彼のキュートでストイックなまでのスタンスを崩さない生き様こそがオシャレで素敵!何はともあれ”百聞は一見に如かず”ですぞ!

2014/09/25(Thu) 12:09


  2014年 観た映画など 8月

「ミッシング ID」(初)
ミカエル・ニクヴィストが出ているので鑑賞したが、作品としては可もなく不可もなく、唐突なストーリー展開に驚くばかり。現在また北朝鮮における拉致被害者の安否再調査が行われているが、田口八重子さんと息子の飯塚耕一郎さんのことが頭をよぎった。無事に早く逢えるといいなぁ。

2014/09/10(Wed) 14:39


  2014年 観た映画など 7月

「アイズ・ワイド・シャット」(初)
遺作となったS・キューブリックの作品なので、観よう観ようと思いながらも、どうも私はN・キッドマンが昔から大の苦手で結局今まで観ずじまいだった映画。夢か現実か、不思議の国の物語(狙ったのかどうか、主演の一人はアリスという役名)。はっきり言ってどうでもいい映画だった。

2014/07/30(Wed) 15:36


  2014年 観た映画など 6月

「ゆきゆきて、神軍」
行って来ました、「喜多見と狛江の小さな映画祭+α」(http://kitamitokomae-artfes.com/)。
小さな会場だったが、ほぼ満席の状態に、微力ながらも応援させて頂いている我が身としては嬉しい限りだった。
新年皇居参賀で天皇にパチンコを撃った事件で知られる奥崎謙三を扱ったドキュメンタリーで、’87年の公開当時、暑い最中に移転前の渋谷ユーロ・スペースにて結構な時間を並んで入館し観た記憶が甦る。横には役者の寺田農が居た。それはさておき、過激極まりない奥崎の行動に、やがて、語られることのなかったニューギニアでの悲惨な事件や極限状態での人間の業が、ドキュメンタリーならではの生々しい迫力で映し出される。これは中途半端な反戦映画よりも戦争の悲惨さを物語っている。また、奥崎が親しい人達を遺族に仕立てたり、形勢が逆転して「やめろ、おいっ!やめろっ!」とスタッフに向かって叫ぶ場面でも、淡々と客観的にまわし続けるカメラに製作者側の強い意志を感じた。
島本一等兵の母が唄う”岸壁の母”の哀切さ。常にこの奥崎を渾身的に支えてきた夫人が面会から出てきて「元気でしたよ」と話す笑顔が印象に残る。また、ラストで夫人の病死を一枚の字幕で告げられる瞬間は悲しい。一度は観て損はない作品である。
今回の上映後、助監督を務められた安岡さんや皆なで飲みましょうと誘われたが、先約があり残念。。。
必ずまた機会はあるでしょう!
原 一男監督はじめ疾走プロの面々に乾杯!!

2014/06/03(Tue) 14:08


  2014年 観た映画 展覧会など 5月

「お江戸 両国亭 5月興行」
「強情灸」:三遊亭 好太郎。よかったなぁ。「兵庫船」:三遊亭 楽之介。さすが、講釈を演らしても聴かせますなぁ。
色物では”母心”、滅茶苦茶面白かった。
ここんところ家でも暇があったら、Youtubeで落語三昧なのです。。。
http://www1.odn.ne.jp/~engeijou/ryougoku.html

「人生劇場 飛車角」
翳りが見え始めてきた時代劇中心だった東映が任侠映画の東映に変わるきっかけとなった作品。
尾崎 士郎の自伝小説「人生劇場」を基に、時代劇や美空 ひばり作品を多く手掛けた巨匠、沢島 忠を監督に起用。東映に移籍後、低迷気味だった鶴田 浩二を主役に、同じく東映看板女優としての美貌を誇りながらも清純派から演技派への脱皮を果たせずに思い悩んでいた佐久間 良子を相方に起用し、いわば東映「背水の陣」で再起を賭けて撮った渾身の一本。この作品から新しいジャンルとしての「ヤクザ映画」が生まれたと言っても過言ではない。実直な健さんも勿論素敵だが、いやぁー、鶴田 浩二 半端じゃございません。吉良常役の月形 龍之介もえらい渋いですなぁ。

「昭和残侠伝 血染の唐獅子」
店で前出の「人生劇場 飛車角」の話や東映ヤクザ映画の話をモノマネを交え熱く語っていたら、カウンターに居た常連のお客さんがいきなり「あの〜、俺、今、残侠伝のDVD、持ってますよ!」とリュックからいきなり3枚を差し出した。周りのお客さんは、あまりにもグッド・タイミングの状況に大笑い。その流れでお借りすることになり、久しぶりにこの3作品を鑑賞。
う〜ん、「滅びの美学」ですなぁ。健さん、池部 良 本当にカッコよく、素晴らしい役者ですね。
津川 雅彦、いい役やってるなぁ!染次役の牧 紀子が印象的。

「昭和残侠伝 唐獅子仁義」
待田 京介の役どころは賛否両論あるだろうが、私はけっこう好きですなぁ。

「昭和残侠伝 人斬り唐獅子」
「昭和残侠伝」シリーズ6作目にして山下耕作が唯一手がけた作品。佐伯 清、マキノ 雅弘監督作品とは一味違った雰囲気、演出でストーリーにも重厚さが漂う。シリーズ9作品それぞれ良さがあるが、中でも好きなひとつ。

2014/05/11(Sun) 23:27


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