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…コラム…

  2017年 観た映画 4月

「紙の月」(初)
監督曰く『お金を介してでしか恋愛できない、歪な形にもがき苦しむ女性』がテーマ、だそうです。
うーん、もうひとつだったなぁ。

「皆殺しの流儀」(初)
引退したギャングと若者ギャングが復讐の応酬を繰り広げるクライムアクション。北野武「龍三と七人の子分たち」の外国版といったところ。ギャグはないが、報復(やる)ことはやる年老いた男達。

2017/05/20(Sat) 15:24


  2017年 観た映画 3月

「靴職人と魔法のミシン」(初)
アダム・サンドラー演ずるマックスは、ごく平凡の日常生活をおくる靴職人。ある日、先祖代々のミシンで修理した靴を履くと、その靴の持ち主に変身してしまう。さまざまな他者の世界を体験しながら、マックスは本当の自分を見つけていく。ストーリーに無理感も否めないが、ファンタジーありブラック・ユーモアありで単純に楽しめた。
スティーヴ・ブシェミが凄く良い!

「ヒトラー暗殺 13分の誤算」(初)
1939年11月8日、ミュンヘンのビアホール「ビュルガーブロイケラー」で発生したヒトラー暗殺事件の首謀者、ゲオルク・エルザーを描いた作品。
『このままでは、この国はおかしくなる』そう思った時計職人のゲオルクは、精密な時限爆弾を作り、ち密なヒトラー暗殺計画を企て実行する。当時のナチスドイツ政権下の人々の様子などに興味があれば、見て損はないと思うが、決して気分の晴れる映画ではない。

2017/05/20(Sat) 14:12


  2017年 観た映画 2月

「映画 立川談志 ディレクターズ・カット」
2011年 11月に喉頭がんで他界した落語家・立川談志の高座を故人の一周忌に合わせて映画館で上映した作品。演目は、これまでDVDなどには収録されていない『やかん』と『芝浜』。未公開のドキュメンタリー映像も盛り込まれ、独自の哲学で落語界に多大な影響を与えた天才落語家・立川談志の落語哲学にも迫る。ナレーションは俳優の柄本明。

2017/05/20(Sat) 13:01


  2017年 観た映画 1月

1月
「やくざと憲法」(初)
「取材謝礼金は支払わない」「収録テープ等を放送前に見せない」「顔のモザイクは原則しない」。取材の際に提示する3つの約束を交わし、東海テレビの取材班が大阪の二代目東組二代目清勇会に密着。40分テープ500本におよぶ映像素材から72分に編集されたドキュメンタリー『ヤクザと憲法』を96分に再編集した劇場公開版。
”やくざ”を肯定はしないが、人間である以上 人権はある。いろいろとたくさん考えさせられる密度の濃い〜作品。

「龍三と七人の子分たち」(初)
今までのリアルな北野武やくざ映画とは真逆のコメディーやくざ映画。内容はハチャメチャだけど、『その男 、凶暴につき』で我妻(ビートたけし)を背後から打ち殺す仁藤(岸部一徳)の子分、新開を演じた 元状況劇場 四天王の一人、吉澤健や、麻薬の横流しを手伝う刑事役の芦川誠はじめ、『座頭市』では、飲み屋のオヤジを演じていた樋浦勉が座頭市を思わせる仕込みステッキを持った老人を演じていたりとクスッと笑いどころは満載。
また、元転形劇場の役者 品川徹もいい味を出してくれてました。
無理矢理『アウトレイジ・ビヨンド』を撮らされた腹いせなのか、思いっきりふざけた作品を撮りたかったのかなぁ。

「仁義」
今年になって、『やくざと憲法』『龍三と七人の子分たち』『仁義』と全く異なる”やくざ物”を鑑賞している。ドキュメンタリーとでは比較の対象にはならないが、『サムライ』はじめ『ギャング』『いぬ』など、ジャン・ピエール・メルヴィルの描くフィルム・ノワールの世界は昔から好き。寡黙と静寂の中、独特の青味がかった、カラーとモノクロの中間のような美しい映像美(北野武はJ・P・メルヴィルの作品にも影響を受けていると云われている。)は観る者の緊張感を増幅させる。
アラン・ドロン、イヴ・モンタンかっこええのは当然だけど、ルイ・ド・フィネスとの迷コンビのコメディアン、ブール・ヴィルが影の悪党を見事に演じていたのが印象的。

「トランスポーター」
「トランスポーター2」
「トランスポーター3 アンリミテッド」
結構このシリーズ 面白いですね。
つい観てしまう。

2017/01/09(Mon) 15:56


  2016年 観た映画 12月

「映画 深夜食堂」
TV シリーズも好きで観ていたが、案の定 素敵な映画でした。
ちなみに、あがた森魚が”流しのゴロー”役で出演した『バターライス』の回が中でも一番好き。
TV シリーズも含めて監督の松岡錠司氏は、私も出演している’82、石井岳龍(石井聰亙 改め)監督の『爆裂都市 BURST CITY』では、4番目の助監督だった。西川口の廃工場跡での半端でない凄まじい現場ロケでもパワフルに飛び回っていたのが印象的で、よく話もしたものです。

「雨のアムステルダム」
何十年振りでの鑑賞。
アムステルダムを背景に、現地の日本人社会からはじき出された男と女が、日本の大商社の黒い霧の渦にまきこまれるサスペンスドラマ。監督は『南極物語』の蔵原惟繕。
ショーケンも岸恵子も違和感なくアムステルダムの街並みに溶け込んでいるのは流石で、ルックスはじめ お二方共、ファッションセンスが良いのでしょうな。また”ダサ カッコイイ”というのを教わったのは、ハイ、ショーケンです。ショーケン扮する明がカマを掘られるシーンで、「真夜中のカーボーイだーっ!」と叫んでいると思い込んでいたが何かの勘違いでした!?

2017/01/09(Mon) 13:44


  2016年 観た映画 11月

「愛の嵐」
異常な状況下での倒錯と快楽。原作、脚本、監督 共にリリアーナ・カヴァーニ。男性には描けぬ女性だからこその視線と演出の数々。ダーク・ボガート、シャーロット・ランプリングにかなり救われている気がしますなぁ。

2016/12/12(Mon) 13:59


  2016年 観た映画 10月

「ピアノ・レッスン」
何とも形容しがたい美しい映像。切ない物語です。

「サムライ」
何度も観てしまう大好きな映画。すべてのシーンがカッコいい!ナタリー・ドロンはこの映画がデビュー作。フィルム・ノワール作品は勿論 秀逸作品ぞろいだが、「海の沈黙」などのレジスタンス映画でも奇才ぶりを発揮しておりますなぁ。流石、ジャン=ピエール・メルビル。

「ファンタスティック・プラネット」
監督、脚本は画家であり、ヴェルナー・ヘルツォーク作品「ノスフェラトゥ」では怪演を見せるローラン・トポール。
共同監督であるルネ・ラルーと共に数年を費やして製作したアート・アニメーション。その独自世界が絶賛され、1973年にカンヌ映画祭でアニメーションとしては初めての特別賞を受賞した。
まぁ、好き嫌いは別として、記憶に残るアニメです。

2016/12/12(Mon) 13:58


  2016年 観た映画 9月

「シュトロツェクの不思議な旅」
ベルリンの刑務所を出所したシュトロツェクは、寝る場所も無いやくざの情婦だった エーファを誘いシャイツ老人と共にアパートで暮らすが、理不尽をこえた暴力と虐めを、やくざ達から容赦なく受ける。
「誰でも金持ちになれるアメリカ」に夢と希望を持ち異郷の地アメリカへと渡る。しかし、ウィスコンシンの片田舎に移り住んだ3人には、新たな苦難が待ち受け、それぞれの人生を狂わせてゆく。
「カスパー・ハウザーの謎」のカスパー然り、今回のシュトロツェクを演じる ブルーノ・S はまさに適役。純粋過ぎて
、やがて全てを喪失する男を まるで彼本人の自伝映画を撮ったかの様な錯覚に陥ってしまう。
ヘルツォーク作品 常連のクレメンス・シャイツも良い味を出している。
「小人の饗宴」のオマージュとも取れるカットにはクスッとしてしまったが、とてつもなく哀しい、暗澹たるロード・ムービーである。
でも、大好きな映画だなぁ。

「アギーレ/神の怒り」
今回で観るのは数回目。
16世紀、アマゾンの奥地に黄金郷エルドラドを求めたスペイン探検隊の実話が原作。
アンデス山脈の最後の峠を越えたところで、厳しい自然に阻まれ食料も底をついてしまい、探検隊は内部崩壊してゆく。。。浅慮無謀な遠征と極限状況に置かれた人間の野望と狂気。どんなにのた打ち回っても大自然の前ではなす術もない。「キンスキー わが最愛の敵」でも語られてはいるが、この撮影がどれほど苛酷な状況下で行われたかが手に取る様に解るシーンの数々。
ヘルツォークもクラウス・キンスキーも崇敬の念を込めて、やはり狂っている。凄い映画だ。
ポポル・ヴーの音楽も素敵。

2016/10/10(Mon) 14:00


  2016年 観た映画 8月

「地下水道」
ワルシャワ蜂起時のレジスタンスや戦後共産化したポーランド社会におけるその末路を描いた「抵抗三部作」のひとつ。監督のアンジェイ・ワイダと共同で脚本を執筆したスタビンスキーの実体験に基づく作品で、地下水道に追い詰められ潜む人々の視線とも取れる一点に据えたかのようなカメラ・ワークで、次第に露呈していく人間の弱さ、浅ましさも冷徹に描き出す。
うん、戦争なんて良いこと何にもない。

「ザ・ファン」
こういう役を演らせると、流石にデ・ニーロは上手い。不気味で怖い。
いつの間にか審判に成りすましていた場面にはビックリ大笑い。何でも度を越すと悲劇になるんだなぁ。

2016/08/21(Sun) 16:45


  2016年 観た映画 7月

「ミスター・ダイナマイト ファンクの帝王ジェームス・ブラウン」(初)
うだる暑さの中、それ以上に熱い男のドキュメンタリーを観に渋谷アップリンクへ。
幼くして母親に捨てられ、靴磨きや売春宿の客引きをして生計を助け、子供時代から地元の「アマチュア・ナイト」で歌っては優勝をさらうほどの歌唱力を持っていた、というJB。
波乱に満ちた人生と、やがて、「ショー」と「ビジネス」両方の世界に君臨し続けた彼の貴重な未公開映像に、当時のバンドマンや関係者とのエピソードやインタビューも満載で”MR.ダイナマイト”と呼ばれた男の姿に感動した。
M・ジャガー プロデュース。監督は、アメリカ兵がアフガニスタンのタクシー運転手を拷問死させた事件を描いたドキュメンタリー「闇へ」でアカデミー賞ドキュメンタリー映画賞を受賞するなど、社会派作品を数多く手がけるアレックス・ギブニー。

2016/08/21(Sun) 16:43


  2016年 観た映画 6月

「穴」
パリの14区にあるサンテ刑務所において、1947年に実際に起きた脱獄事件を描いた作品。そして、この脱獄事件の実行犯の一人が、小説家、脚本家であり監督としても名高い ジョゼ・ジョヴァンニその人。彼は死刑の判決を受ける前の4年間(父の尽力のおかげで、罪が軽減される)の獄中生活で幾度も脱獄を企てており、その後、出獄後の1958年に自らの体験を小説にして発表。これが原作となっての言わば実体験に基づく作品。
まぁ、ハラハラ、ドキドキの連続でグイグイ引き込まれてしまう。
後に「黄金の七人」に出演しスターになったフィリップ・ルロワ、ギャング映画でなくてはならないミシェル・コンスタンタンも新人で出演しているのも必見ですなぁ。

「ジャッカル」
初めて観た時、フレッド・ジンネマン監督 「ジャッカルの日」(1973年)のリメイク作品、とはまったく気付かずに鑑賞。改めてもう一度 観直したが、やはりストーリーにしろ登場人物の描き方にしても雑な感じで、スナイプ作品なのに緊張感が伝わってこない。シドニー・ポワチエの存在感とブルース・ウイリスの多羅尾伴内ばりの七変化に少しだけ癒された。

2016/08/21(Sun) 16:42


  2016年 観た映画など 5月

「刑事コロンボ」シリーズ
第33話「ハッサン・サラーの反逆」
ハビブ役のサル・ミネオ懐かしいですなぁ。エンディング・ロールのアラビアン・スケールのBGM が良い。

2016/06/27(Mon) 11:45


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