『すばらしき世界』(2021/日/西川美和/役所広司、仲野太賀、六角精児、キムラ緑子、梶芽衣子、他) 「ゆれる」「永い言い訳」の西川美和監督が役所広司と初タッグを組んだ人間ドラマ。原作は佐木隆三が実在の人物をモデルにした「身分帳」。時代は原作から35年後という設定だが、人生の大半を裏社会と刑務所で過ごした不器用で正義感が強くて、心優しくて少年の様な純粋で無邪気な三上(役所)の生きざまと世間とのギャップが細かく描かれ泣ける、泣ける。 ★★★★☆
『ゆれる』(2006/日/西川美和/オダギリ・ジョー、香川照之、真木よう子、伊武雅刀、蟹江敬三、他) 人の心も世の中のちょっとした確執や偏見、ギャップ等に少なからず揺さぶられ生きている。再鑑賞。 ★★★☆☆
『グラスホッパー』(2015/日/瀧本智行/生田斗真、浅野忠信、山田涼介、麻生久美子、石橋蓮司、他) やっぱり脚本なのかなぁ、テンポも良くないし、つまらなかったなぁ。 ★☆☆☆☆
『パーフェクト・ドライバー/成功率100%の女』(2022/韓/パク・デミン/パク・ソダム、ソン・セビォク、キム・ウィソン、他) 「パラサイト 半地下の家族」で半地下の家族の長女役を演じたパク・ソダムが、凄腕の運び屋を演じたカーアクション。少年役は「パラサイト」でパクが家庭教師をした子役というのも面白い。嫌味なく楽しめる。 ★★★☆☆
『パラダイスの夕暮れ』(1986/フィンランド/アキ・カウリスマキ/マッティ・ペロンパー、カティ・オウティネン、エスコ・ニッカリ、ユッカ=ペッカ・パロ、他) A・カウリスマキ全開。ペーソスが効いていて好きな作品。 ★★★★☆
『関心領域』(2023/米、英、ポーランド/ジョナサン・クレイザー/クリスティアン・フリーデル、サンドラ・ヒュラー、他) 塀(壁)をひとつ隔てた天国と地獄の現実を淡々と描いた傑作。アウシュビッツの残虐なシーンは一切観せず、幸福な家族を中心とした構成と、黙々と上がる黒い煙、メタファーらしきモノクロ映像、音声、効果音(に関しては、ちょっと過剰気味。あえて無音の方がより想像力を駆り立てられたと思う。)で描いた闇が一段と恐怖心を煽った。Ⅿ・ハネケに通ずる部分がある。観て損はない作品。 ★★★★☆ |