2022年 観た映画 3月 |
『愛を読むひと』(2008/米、独/スティーヴン・ダルドリー監督/ケイト・ウィンスレット、レイフ・ファインズ、デヴィッド・クロス、ブルーノ・ガンツ、他) 全世界500万人が涙した ベルンハルト・シュリンクのベストセラー小説「朗読者」を『めぐりあう時間たち』の監督と脚本家コンビが映画化した素晴らしい作品。結実しなかった彼等の愛の物語が永遠の物語のようにかけがえのないものに思えてくる。再鑑賞。 ★★★★★
『ブリーダー』(1999/デンマーク/ニコラス・ウィンディング・レフン監督/マッツ・ミケルセン、キム・ボドゥニア、リブ・コーフィックセン、他) 『ドライヴ』(2011)で知られるデンマークの鬼才ニコラス・ウィンディング・レフンが、デビュー作『プッシャー』の次に手がけたバイオレンスドラマ。この独特の存在感漂わす危うい登場人物達と、彼等が暮らす北欧コペンハーゲンの街並みが醸し出す、何とも言えぬ不気味な空気感がいい味を出している。狛江にもこんな超マニアックな店主が居るレンタルビデオ屋さんが欲しい! ★★★☆☆
『インスタント沼』(2009/日/三木聡監督/麻生久美子,加瀬亮、風間杜夫、渡辺哲、松重豊、他) 実にバカげた内容、ストーリーなんだが笑ってしまう。長廻しで麻生とふせえりが並んで自転車を漕ぐシーン、絶妙のタイミングで山手線が通過する。この場面は他の作品かと思う程爽やかで印象に残った。あと、温水さんが良い! ★★☆☆☆
『世界でいちばん美しい村』(2016/日/石川梵監督) 日本人報道写真家、石川梵がネパール大地震で壊滅的被害を受けたヒマラヤ山岳地帯の村ラプラックを取材し、様々な困難に直面しながらも復興を目指し、逞しく生きる村人たちを捉えたドキュメンタリー。近代的設備のまったく無い風光明媚な山岳風景もそうだが、この村に住む人々の家族を想う心や郷土への温かい愛は本当に美しい。 ★★★★☆ |
2022/03/13(Sun) 11:45
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