『リーディング・ハウス』(2017/イスラエル/ギラッド・エミリオ・シェンケル監督/ケレン・モル、アニア・バクスタイン、他) 男子禁制の秘密の文学クラブで繰り広げられる恐怖の儀式を、独特の感性で”真の愛とは?”と問いかけてくる作品。 一見判りずらいがカニバリズムにも通ずるカットがあったり、説明がない分 余白も多く、観る側で想像しながら一緒に参加しながら観ると面白いかも。 ★★★☆☆
『アメリカン・ユートピア』(2020/米/スパイク・リー監督/デヴィッド・バーン、ジャクリーン・アセベド、グスタボ・ディ・ダルバ、他) 元トーキング・ヘッズのフロントマンで、グラミー賞受賞アーティストのデイヴィッド・バーンが、2018年に発表したアルバム「アメリカン・ユートピア」を原案に、2019年の秋からブロードウェイのショーとして再構成された舞台を映画化。音楽は勿論、ヴィジュアル、演出、構成、照明、カメラ、すべてが驚く程の素晴らしさ!加えて、今の世の中の様々な問題をストレートに批判、風刺を交えての問いかけも鋭い。 ★★★★★
『殺人の疑惑』(2013/韓/クク・ドンスク監督/ソン・イェジン、キム・ガプス、他) まず脚本がダメ。父が母を捨てた経緯、何の為、誰の為に子供を誘拐し殺害したのかが描かれていない。また時効が成立した時点での父親の自白も唐突過ぎる。ただ、娘役と父親役2人の演技は良かった。 ★☆☆☆☆
『悪人伝』(2019/韓/イ・ウォンテ監督/マ・ドンスク、キム・ムヨル、キム・ソンギュ、他) 何者かに襲撃され重傷を負ったヤクザの極悪組長が、無差別連続殺人事件を追う暴力刑事と協力して犯人を追い詰めていく韓国版 北野武「アウトレイジ」t的雰囲気な作品。組長演ずる、マ・ドンスクは良い役者ですなぁ。面白かった! ★★★★☆ |