「からみ合い」(1962/日/小林正樹) 遺産相続を巡って殺人事件までも起きるドロドロのからみ合い。金が絡むと恐ろしいですなぁ。クールな映像にジャズがよく合う。撮影は「黒い雨」(同監督)、「わるいやつら」「鬼畜」「砂の器」など、野村組でお馴染みの、巨匠 川又昴。再鑑賞。
「アンロック 陰謀のコード」(2017/英/マイケル・アプテッド) オチと黒幕は判ってはいるのだが、結構面白かった!
「シチリアーノ 裏切りの美学」(2019/伊、仏、伯、独/マルコ・ベロッキオ) 「夜よ、こんにちは」「肉体の悪魔」などで知られるイタリアの巨匠マルコ・ベロッキオがイタリアマフィア史上最大のミステリーを映画化。多くの登場人物の背景が淡々と描かれているのと、イタリア名がまずややこしく覚えられず、コーザ・ノストラ下にもコルレオーネ派とパレルモ派があり両者入り乱れての報復シーンでは、あれっ、この人さっき殺られたんじゃなかったの?なんてなかなか付いて行けず。。。 フランチェスコ・ロージ監督の「コーザ・ノストラ」(1973年製作)では、アメリカにおけるイタリア系犯罪組織の頂点に君臨したラッキー・ルチアーノを本国イタリアに強制送還後に焦点を当てて描いた実録マフィア映画もあったが、こちらは解りやすかったなぁ、なんて比べてみたり。 しかし、日本の今の政府はじめ、やくざの世界も利権や名誉を巡り、国民を巻き込んでは騙し合いと裏切りが平然と行われているんだろうなぁ。 |