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…コラム…

  2020年 観た映画 9月

「キラー・インサイド・ミー」(2010/米、スウェーデン、英、カナダ/マイケル・ウィンターボトム)
原作はジム・トンプスン「おれの中の殺し屋」。まぁ、何と言うか、後味の悪いサイコ・キラー・サスペンスとでも言うのか。。。腑に落ちぬ脚本ではあるが、このルーを演じるケイシー・アフレック(兄はベン・アフレック)のヘラヘラと笑いながらの冷淡な狂気は尋常ではなく、暫く脳裏に焼き付いて離れない。うぅ〜っ!

「パリのランデブー」(1994/仏/エリック・ロメール)
「モード家の一夜」「満月の夜」などで知られるヌーヴェル・バーグの巨匠エリック・ロメール監督がパリを舞台に若い男女の恋愛をテーマにそれぞれ3つの物語を描いたオムニバス映画。3話とも淡々としているストーリーなんだけれど、その中に大人のユーモアと切なさがたくさん詰まっていて素敵です。いつもロメール作品を観て思うことだが、女性の描き方が実に上手い。ちょっとした仕草や表情、台詞まわし、細か〜いところまで眼が行き届いているんでしょうね。
また、パリを知り尽くしているロメールだからこそ、普段あまり観たことのない観光地ではないパリの路地裏や小さな公園、古い建物など、その少しくたびれたシャンソンが聴こえてきそうな街並みを案内してもらっている様な気持ちになる洒落た映画。それにしてもランデブーって妙に不思議な響きを持った単語ですなぁ。

「新しき世界」(2013/韓/パク・フンジョン)
韓国最大の犯罪組織への潜入モノ映画。今までいくつかの潜入モノ映画も観てきたがこの作品は面白かった。チョンチョンという組織のナンバー2を演じていたファン・ジョンミンがもの凄く良かった。

「メイキング・オブ・モータウン(米、英/ベンジャミン・ターナー、ゲイブ・ターナー)
スティービー・ワンダー、マーヴィン・ゲイ、スプリームス、ジャクソン5など、数多くのスターを輩出し、ソウルやR&Bの名曲の数々を世に送り出した音楽レーベル「モータウン」。その創設者であるベリー・ゴーディーを中心に親交の深かったスモーキー・ロビンソンなどの証言や貴重な映像を元に作られたドキュメンタリー。
初っ端、テンプスの「Get・Ready」が流れた瞬間からワクワク、おぉ〜っ!ですな。デヴュー当時のスティービーやマイケルの天才ぶりには圧巻され、ダイアナ・ロスなどの珍しい映像も嬉しかった。また、「What’s・Going・on」のリリースを巡ってのモータウン首脳陣とマーヴィン・ゲイのやり取りのエピソードには感慨深いものがあった。まぁ、こういう作品はまずは体験しないと!

2020/09/22(Tue) 14:08


  2020年 観た映画 8月

「光」(2017/日/大森立嗣)
まぁ、えらい暗くどろどろした愛憎劇ですな。余談だが、最近こういった傾向の作品ばかりを選んで観ている私も何処か病んでいるのかなぁ。

「白い闇の女」(2016/米/ブライアン・デキュベリス)
原作はコリン・ハリソンのミステリー小説「マンハッタン夜想曲」を「戦場のピアニスト」のエイドリアン・ブロディ主演で実写映画化。妖艶な美女が仕掛けた罠にはまっていく男を描いた官能サスペンス。
哀しい過去を持つ美しい未亡人役のイボンヌ・ストラノフスキーも、ギャングのボス役 スティーブン・バーコフも良い味を出しているのだが、ストーリー展開にいまいち入り込めず残念。口直しに「白いドレスの女」が観たくなった。
あぁ、そうそう、「フラッシュ・ダンス」(’84)のジェニファー・ビールスも出ているが、実に良い歳の取り方をしている!

2020/09/07(Mon) 14:22


  2020年 観た映画 7月

「羊の木」(2018/日/吉田大八)
富山県の寂れた港町を舞台に、6人の元殺人犯の身元引受人となり過疎問題を解決するという国家の極秘プロジェクトの中、担当する市役所職員はじめ町の住人との運命が交錯する人間ドラマ。”どこまで他人を信じられるか?”面白かった。

「そこのみにて光輝く」(2013/日/呉美保)
う〜ん、作品としてはもひとつ。役者陣はそれぞれのキャラクターを見事に演じていますね。特に池脇千鶴は良い。

2020/08/12(Wed) 15:19


  2020年 観た映画 6月

「凶悪」(2013/日/白石和彌)
2度目の鑑賞。実際に起こった事件を元にしているだけに、まぁそれなりに生々しい映画ですなぁ。こういう映画を観ていると、自分の身の回りが、いかに普通で平和な暮らしぶりというのを実感し、改めて有難いと感謝をするのでした。

「淵に立つ」(2016/日、仏/深田晃司」
はっきり言って、何度も観ようとは思わないが、こういう作品は嫌いではない。しかし、まぁ、救いも無く不条理ですわ。

2020/06/12(Fri) 13:39


  2020年 観た映画 5月

「三文役者」(2000/日/新藤兼人)
生涯300本もの作品に出演した日本屈指のバイプレイヤー殿山泰司の半生を描いた感動作。封切り当時の映画館で観て以来、何度か観ているがまったく色褪せる事なく今回も十分に楽しめた。愛すべき”泰ちゃん”を演ずる竹中直人はじめ、荻野目慶子の体当たり演技も見応え十分。「仕事行ってくるで〜、ほんまに仕事行ってくるで〜」の件には何度観ても大笑いしてしまう。もう一回観よう!

「哭声/コクソン」(2016/韓/ナ・ホンジン)
もう少しサスペンス風な作品だと思って観たのだが、私の苦手なオカルト・ゾンビ的要素がたっぷりでちとビックリ。謎の日本人(ネタバレになるので秘密)を演ずる國村隼は怖いぞ〜!

「誰よりも狙われた男」(2013/米/英/独/アントン・コービン)
スパイ小説の巨匠ジョン・ル・カレの同名小説を「ナイロビの蜂」「裏切りのサーカス」でも知られるアントン・カービンが映画化。ひたすら地味でリアルなストーリー展開だけど、飽きさせないのは流石です。フィリップ・S・ホフマン渋いですなぁ。

「ゴッド・タウン 神なきレクイエム」(2013/米/ジョン・スラットリー)
1980年代のフィラデルフィア郊外の労働者階級が大勢住む閉鎖的な街、”ゴッド・ポケット”。このどうしようもない閉鎖的な街のどうしようもない住人達の犯罪ドラマ。好き嫌いのハッキリ分かれる作品であろう、イライラするシーンも多々有るが最後まで引き込まれて観てしまった。「バートン・フィンク」のジョン・タトゥーロも良し。2014年、自宅のトイレで薬物過剰摂取によって倒れ遺体で発見されたフィリップ・シーモア・ホフマン最後の主演作。好きな役者だっただけに非常に残念。

「哀しき獣」(2010/韓/ナ・ホンジン)
「哭声/コクソン」を撮った監督という事もあり鑑賞。まぁ、登場人物が入りに入り乱れて絡み合い、少し戸惑いながらも、一気に観てしまった。しかし、テーマはえらい切ない物語ですなぁ。

「飢餓海峡」(1964/日/内田吐夢)
数度目の鑑賞。長くて重厚感があって、左幸子演ずる杉戸八重が健気で儚くて、と判っていてもつい観てしまう作品。伴淳も三国連太郎も沢村貞子も良い。内田吐夢晩年の代表作!観て損はなし。

「止められるか、俺たちを」(2018/日/白石和彌)
2度目の鑑賞。良き時代、映画製作に情熱の限りを注いだ若者たちの生々しい群像劇。ガイラさんには本当にお世話になったし、足立さんとは今もadd9thで時々トーク・ライブをやって頂いている関係もあり、どうしても客観的には観られない、私にとっては特別な作品なのです。

2020/05/05(Tue) 11:46


  2020年 観た映画 4月

「トレイン・ミッション」(2018/米、英/ジャウマ・コレット=セラ)
まず、このパターンは「フライト・ゲーム」と同じ。真剣に観るとしんどい作品。

「アトミック・ブロンド」(2017/米、独、スウェーデン/デヴィッド・リーチ)
1989年 冷戦末期、ベルリンの壁崩壊直前のベルリンを舞台に、腕利きのスパイが奪還を命じられた最高機密のリストをめぐってし烈な戦いを繰り広げるというストーリー。さすがにスパイものだけあって展開も複雑で混乱させられるが、あっという間の2時間。女スパイを演ずるスタイリッシュで美人のシャーリーズ・セロンのアクションも凄い。挿入音楽も懐かしく面白かった。

「黒い家」(1999/日/森田芳光)
第4回日本ホラー小説大賞を受賞した貴志祐介の同名小説を森田芳光監督が映画化。ちょっと期待をして観たのだが、
う〜ん、単なる明るいサイコパス映画だった。大竹しのぶ、西村雅彦の怪演は楽しめた。

「殺しの烙印」(1967/日/鈴木清順)
突っ込みどころ満載のスタイリッシュなコメディー映画。鈴木清順なので仕方ありません。この作品で日活をクビになったのは有名な話です。

「アレックス」(2002/仏/ギャスパー・ノエ)
「時は全てを破壊する」というのがテーマなのか、時間軸を逆にした「メメント」に似た手法で撮られた作品なんですね。ところどころに”死”を予言する台詞が物語の伏線として出てきたが、逆行しているので観ている側には後の祭り。また、これでもか!という奇をてらった斬新な映像(?)を狙ったカメラワークには鬱陶しさを覚えた。ヴァンサン・カッセルもイイ役者なんだけど、もったいないなぁ。

「月影の下で」(2019/米/ジム・ミックル)
9年に一度起こる不可思議な殺人事件。真相に囚われ、執念に駆られた男の行く末を追うSFサスペンス。可もなく不可もなく。

「リマスター ロバート・ジョンソン」(2019/米/ブライアン・オークス)
”十字路で悪魔に魂を売り渡して、その引き換えにギターのテクニックを身につけた”という伝説を持つ彼の生い立ちや、毒を盛られ27歳で亡くなるまでを、タジ・マハールやキ−ス・リチャーズなどのインタヴューを交えたドキュメンタリー。謎に満ちた彼の僅かに残された2枚の写真とレコーディングされた29曲。彼が後世のブルーズマンやロック・ミュージシャンに与えた影響たるや、その功績は計り知れない。

「湿地」(2006/アイスランド、独、デンマーク/バルタザール・コルマウクル)
北欧アイスランドが舞台のミステリー・サスペンス。派手なドンパチやアクションも無く、アイスランド(レイキャビクかな?)独特の湿った空気感漂う風景に映像が上手く融合し、静かな不気味さの中に数十年前の事件の真相が暴かれていく。テンポが少し気にはなるが、結構こういう風な映画は好き。登場人物の名前がどれも舌を噛みそうで判りづらいのが、ちと残念。

「リマスター ボブ・マーリー」(2018/米/キーフ・デヴィッドソン)
平和を希求し続け、ミュージシャンとしても偉大で多大な影響力のあったボブ・マ−リー。1976年当時のジャマイカ内部では対立する2代政党の選挙をめぐり、彼の暗殺未遂事件に発展していく。結局、裏でアメリカが関与していたらしいが、その後もコンサートにレコーディングにと命を危険に晒してもなお精力的にメッセージを伝え続けた彼の生き様は、これからも永遠に語り継がれていくだろう。

「ステイ」(2005/米/マーク・フォースター)
最後の最後に”あっ、夢落ちなんや”と納得したのはそこだけ。映像は美しく凝っている点は百歩譲ったとしても、何だかよく解らないつまらない作品(私の理解力がないだけかも知れぬが)。もう一度鑑賞すればもっと面白いのかも知れないが、その気も起こらぬ。

「フォーカス」(2015/米/グレン・フィカーラ)
ダメだこりぁ。前半はまぁまぁ面白かったのだが、その後の失速感たるや、笑っちゃいます。

「ザ・タウン」(2010/米/ベン・アフレック)
脚本、監督、主演はベン・アフレック。ディティールへのこだわりにマイケル・マンの「ヒート」を最高傑作と言うのはとてもよく解るのだが、残念ながら消化不良気味。実際に銀行強盗と現金輸送車襲撃の発生率が全米一のボストンを舞台に、そこに巣食うチンピラを描くのなら とことん救いようの無いもがく姿が観たかったなぁ。余談だがB・アフレックが元フランス代表、ジダンに見えて仕方なかった。

「隣人は静かに笑う」(1998/米/マーク・ペリントン)
おおぉ〜っ!これは何たる後味の悪い衝撃の結末。あんまり言うとネタバレになるのでシーッ!これは必見の価値あり!ジョン・キューザックの笑顔だけでもそら恐ろしい。。。

「ROMA/ローマ」(2018/メキシコ、米/アルフォンソ・キュアロン)
監督、脚本、そして撮影も兼ねたアルフォンソ・キュアロンの半自伝的な物語。緻密に計算され尽くした細部にまでこだわった長回しの水平移動で見せる美しいモノクロームの映像と音響効果。とても暖かくて切なくて郷愁を誘う素晴らしい映画。

「ふくろう」(2003/日/新藤兼人)
一幕一場の風刺を効かせた非常にシンプルなシニカル・コメディー舞台劇って感じ。大竹しのぶはじめ役者陣も味があって良い。当時、御年91歳の新藤兼人監督の新たな分野に挑む心持ちに頭が下がった。

「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」(1997/ベルギー、独/トーマス・ヤーン)
「天国じゃ、みんなが海の話をするんだぜ。」 医師から余命わずかと宣告されたふたりの男は、そう言って海を見るために旅に出る。 しかし、乗り込んだ車は、大金を積んだマフィアのものだったりと……。 海を見たことのない二人の男の、明るく切ないロードムービー。ラストの海のシーンもリアリティーありますなぁ。ルトガー・ハウアー、あぁ、懐かしい。

2020/04/07(Tue) 20:15


  2020年 観た映画 3月

「シャッターアイランド」(2009/米/マーティン・スコセッシ)
2度目の鑑賞。最後は妙に切なくなるが、なかなか見ごたえのある作品。ここにもマックス・F・シドーが出てきますなぁ。

「フォックス・キャッチャー」(2014/米/ベネット・ミラー)
1996年に起きたデイヴ・シュルツ(ロス五輪のレスリング金メダル選手、マーク・シュルツの兄)殺害事件を題材にした伝記映画。映画では弟を中心に大富豪のレスリング・チームのオーナーでありコーチのジョン・デュポン氏の野望と母との確執が描かれている。お金では買えぬモノがあるのです。

「ヒットマン」(2007/米、仏/サヴィエ・ジャン)
2度目の鑑賞。気軽に楽しめるエンターテイメント映画。後頭部にバーコードって笑っちゃいますよ。

「ラッキー」(2017/米/ジョン・キャロル・リンチ)
目を覚ますとコーヒーを飲んでタバコをふかし、なじみのダイナーに出かけてはブラッディー・マリーを片手に風変りな常連客と無駄話をするという毎日を送る90歳の偏屈無神論者のラッキー。そんなある日、彼の身に起こった事をきっかけに”死”と向き合っていく姿を時にユーモアを交えて描いた作品。
大作でも特にこれといった展開もないが、妙に沁みる印象に残る映画である。一筋縄でいかぬ言葉のキャッチボールや実際にH・D・スタントンと仲の良かったらしいD・リンチが出てきたり、乾いた荒野を歩く姿に「パリ、テキサス」のトラヴィスが重なったり、時々クスッとしてしまった。

「草原の実験」(2014/露/アレクサンドル・コット)
2014年 東京国際映画祭で最優秀芸術貢献賞を受賞。広大な草原地帯を舞台に、平和な日々を送る父と美しく優しい娘、そして娘に恋をする2人の青年のエピソードを一切の台詞なしで描いた意欲作。ラストが痛ましい。旧ソ連のカザフスタンで実際に起こった核実験を元に作られたそうである。

「ストレイト・ストーリー」(1999/米、仏、英/デヴィッド・リンチ)
愛と許しのメッセージを軸に何とも暖かくて美しい物語。そして、アルヴィン役のリチャード・ファーンズワース、味が有って素晴らしい。彼自身もインタビューで答ていたが、ノミネートになったアカデミー主演男優賞を獲れなかったのは、普段のままの地で出ていただけで、演技などしていなかったから、あれは演技に対しての賞だからね、と。これまた粋な台詞をおっしゃる姿がカッコイイですな。
余談だが、途中の数シーンだけトレーラーに被せたシートの色が変わっていたのに気付きましたか?(笑)

「サタンタンゴ」(1994/ハンガリー、ドイツ、スイス/タル・ベーラ)
生涯忘れぬ作品になるでしょう。驚異的な長回しと美しいモノクロ映像。
伝説の7時間18分!

2020/03/05(Thu) 14:27


  2020年 観た映画 2月

「愛なき森で叫べ」(2019/日/園子温)
実際にあった北九州監禁殺人事件がベースになっている作品で、園子温得意のグロイ映像もチラホラと。決してつまらなくはないのだが少し長いせいか、あまり印象には残らず。

「アイリッシュマン」(2019/米/マーチン・スコセッシ)
少し長めだが一気に観てしまった。CG加工が気にならなくもないが、素晴らしい役者陣の中でも特にJ・ペシが良い!一見の価値あり。

「山中静夫氏の尊厳死」(2019/日/村橋明郎)
いろいろと死について考えさせられる素晴らしい映画でした。監督の村橋氏とは、お互い20歳台からの付き合いで、今も転がり続ける氏には勇気を頂いております。
https://songenshi-movie.com/

「ポーター狙われた暗殺者」(2019/米、独/ヨナス・アカーランド)
「007 カジノ・ロワイヤル」「ドクター・ストレンジ」のマッツ・ミケルセンが主演。命を狙われた殺し屋の孤独な戦いをスピード感溢れる映像で繰り広げるクライムアクション。R・ドレイファスが出ていてビックリ!

2020/03/01(Sun) 17:41


  2020年 観た映画 1月

「黒い雪」(1965/日/武智鉄ニ)
公開当時、わいせつ容疑でフィルムが押収されたり、監督と日活の関係者が起訴されたりと、作品そのものよりそっちの再度ストーリーのほうが有名になったそうな。今となっては、えぇ〜っ、どこがわいせつなの?と思ってしまうがそういう時代だったのでしょう。「基地なんか無ければ良かった!」と叫ぶところが印象的だった。

「カスパー・ハウザーの謎」(1974/西独/ヴェルナー・ヘルツォーク)
この悲しくて、切なくて、美しくて、残酷な作品を何度観たことか。音楽の使い方もヘルツォークは素敵です。大好きな映画!

「恋の罪」(2011/日/園子温)
1997年に渋谷区で起きた東電OL殺人事件が元ネタになっている作品。まぁ、「冷たい熱帯魚」同様凄い映画ですなぁ。大方斐沙子さんの存在感も凄いです!

「悪の法則」(2013/米、英/リドリー・スコット)
単純に面白かった。はい、そう簡単に儲かる話にはリスクは付き物。

「嘘八百」(2017/日/武正春)
可もなく不可もなく。映画として中途半端でした。

2020/03/01(Sun) 16:54


  2019年 観た映画 12月

「バッド・ルーテナント」(2009年/米/ヴェルナー・ヘルツォーク)
決して普通の人間を描かぬヘルツォーク。やはりブッ飛んでます。でも大好き。

「幕末太陽傳」(1957/日/川島雄三)
品川遊郭を舞台に、古典落語の「居残り佐平次」を下敷きにし、「品川心中」「三枚起請」「お見立て」などの物語を随所に絡めたグランドホテル形式の素晴らしい作品。落語好きの私なんぞには、もうそれは堪らなく楽しめる1本なのです。佐平次を演ずる軽妙な神がかり的フランキー堺はじめ、他の役者陣も皆んな個性的で芸達者揃い。
ふとした瞬間に垣間見せる佐平次のもの悲しい表情に、自分の余生があまり残されていないことを自覚していた川島雄三の分身でもあったのかなぁ なんて思ったり。。。3度目の鑑賞。

「紙の月」(2004/日/吉田大八)
CSで放送していたので2度目の鑑賞。まぁ、可もなく不可もなく。

2020/03/01(Sun) 16:09


  2019年 観た映画 11月

「スコア」(2001/米、独/フランク・オズ)
ボケ〜って観る分には楽しめる。E・ノートンのあのなで肩がどうもダメなのです。2度目の鑑賞。

「15ミニッツ」(2001/米、独/ジョン・ハーツフェルド)
あらら、デニーロ死んじゃった。2度目の鑑賞。

「ジョーカー」(2019/米/トッド・フィリップス)
「キング・オブ・コメディー」を少し絡めた現代版「タクシー・ドライバー」ですな。面白かった。

2020/02/25(Tue) 14:52


  2019年 観た映画 10月

「ジョニー・ハンサム」(1989/米/ウォルター・ヒル)
どうした!? W・ヒル?と言いたくなるような映画なのだが、観るのは2回目かな。

2020/02/25(Tue) 14:40


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