「続 深夜食堂」(2016/日/松岡錠司) 大好きなテレビドラマの映画化第2弾。いやぁ、決して悪くは無いんだろうが、狭い”めしや”の中でのミニマムな人間模様に”醍醐味”があるわけで、舞台の大部分を屋外に広げた展開がファンだけに惜しい気がした。 しかし、こういう”めしや”が有って”マスター”が居ると常連になること間違いなし。
「ミツバチのささやき」(1973/スペイン/ヴィクトル・エリセ) 戦場ではなく、日常を淡々と映すことで状況の異常性を映像で語り、天才少女アナ・トレントの澄み渡った何も語らない無垢な目線は他の何よりも多くを語り身に迫る。 随分と久し振りに観たが、いい映画ですなぁ。
「エル・スール」(1983/スペイン、仏/ヴィクトル・エリセ) 前出の「ミツバチのささやき」から何と10年後のエリセ作品。1950年代のスペインを背景に、少女にとって未知の底知れぬ存在だった父親と、その父親の故郷である南部への夢とを描いた静かで美しい作品。 |