「奴らに深き眠りを」(1997/米/ビル・デューク) ”アフリカ系のゴッド・ファーザー”と呼ばれた伝説のギャング、エルズワース“バンピー”・ジョンソンの壮絶な生き様を、激しい抗争と共に描いたギャング・アクション映画。”ダッチ・シュルツ”役を演じたティム・ロスの怪演に乾杯!
「007/ スペクター」(2015/米、英/サム・メンデス) 「カジノ・ロワイアル」が良すぎたのかなぁ。ちょっと期待はずれだった。ダニエル・クレイグもクリストフ・ヴァルツも好きな役者だけに残念。
「裏切りのサーカス」(2011/仏、英、独/トーマス・アルフレッドソン) 英国情報局で自ら諜報活動に従事したジョン・ル・カレのスパイ小説が原作。と言っても、007のような華麗なアクションも色気は無いが、東西冷戦当時を再現した鈍色に沈んだ街並みと空気感が不気味な緊張感を上手く醸し出している。過剰演技気味なゲイリー・オールドマンが本作では打って変わって抑制された演技で、スパイの悲哀と孤独をよく体現している。ただ、よく観ていないとストーリーがあっちに行ったり、こっちに行ったりするので少し判りづらい。こういう静かなスパイ物もなかなか良いですなぁ。 |