1月 「やくざと憲法」(初) 「取材謝礼金は支払わない」「収録テープ等を放送前に見せない」「顔のモザイクは原則しない」。取材の際に提示する3つの約束を交わし、東海テレビの取材班が大阪の二代目東組二代目清勇会に密着。40分テープ500本におよぶ映像素材から72分に編集されたドキュメンタリー『ヤクザと憲法』を96分に再編集した劇場公開版。 ”やくざ”を肯定はしないが、人間である以上 人権はある。いろいろとたくさん考えさせられる密度の濃い〜作品。
「龍三と七人の子分たち」(初) 今までのリアルな北野武やくざ映画とは真逆のコメディーやくざ映画。内容はハチャメチャだけど、『その男 、凶暴につき』で我妻(ビートたけし)を背後から打ち殺す仁藤(岸部一徳)の子分、新開を演じた 元状況劇場 四天王の一人、吉澤健や、麻薬の横流しを手伝う刑事役の芦川誠はじめ、『座頭市』では、飲み屋のオヤジを演じていた樋浦勉が座頭市を思わせる仕込みステッキを持った老人を演じていたりとクスッと笑いどころは満載。 また、元転形劇場の役者 品川徹もいい味を出してくれてました。 無理矢理『アウトレイジ・ビヨンド』を撮らされた腹いせなのか、思いっきりふざけた作品を撮りたかったのかなぁ。
「仁義」 今年になって、『やくざと憲法』『龍三と七人の子分たち』『仁義』と全く異なる”やくざ物”を鑑賞している。ドキュメンタリーとでは比較の対象にはならないが、『サムライ』はじめ『ギャング』『いぬ』など、ジャン・ピエール・メルヴィルの描くフィルム・ノワールの世界は昔から好き。寡黙と静寂の中、独特の青味がかった、カラーとモノクロの中間のような美しい映像美(北野武はJ・P・メルヴィルの作品にも影響を受けていると云われている。)は観る者の緊張感を増幅させる。 アラン・ドロン、イヴ・モンタンかっこええのは当然だけど、ルイ・ド・フィネスとの迷コンビのコメディアン、ブール・ヴィルが影の悪党を見事に演じていたのが印象的。
「トランスポーター」 「トランスポーター2」 「トランスポーター3 アンリミテッド」 結構このシリーズ 面白いですね。 つい観てしまう。 |