『フォロウィング』(25周年 HⅮレストア版』(1998/英/クリストファー・ノーラン/ジェレミー・セオボルド、アレックス・ハウ、ルーシー・ラッセル、ジョン・ノーラン、他) クリストファー・ノーラン監督の長編デヴュー作。いやぁ〜面白かった!複雑な時系列シャッフルだが、無駄のないキャメラ・ワークとクールなモノクロ映像美がノワール感を醸し出し、バラバラだったパズルのピースが徐々に繋がっていく構成は見事。 ★★★★☆
『狂乱の一頁(字幕付き)』(1926/日/衣笠貞之助/井上正夫、中川芳江、飯島綾子、根本弘、他) 川端康成らが脚本に関わっているという日本初の本格的前衛映画。物語は現実と幻想、現在と過去を多重露光など幻想的な映像表現を多分に取り入れ、人間の内面と狂気を浮き彫りにする。重い内容だがぶっ飛びますぞ。強烈な作品! ★★★☆☆
『ロングウォーク』(2026/米/フランシス・ローレンス/クーパー・ホフマン、デヴィッド・ジョンソン、マーク・ハミル、ギャレット・ウェアリング、他) S・キングが大学生の時に書いた長編処女作を映画化。ルールに従い生死を賭けた極限状況において芽生える仲間意識や敵対心。いくら勝者には多額の賞金と願いを叶えると言われても、このレースはまさに戦争に駆り出され精神に異常をきたす兵士そのもの。もし俺がこのレースに参加し優勝したとすれば、この過酷極まりないウォーキングを廃止するよう願い出る。 ★★★☆☆
『ハンナ』(2011/米/ジョー・ライト/シアーシャ・ローナン、エリック・バナ、ケイト・ブランシェット、ジェイソン・フレミング、他) まぁ、普通に楽しめる映画。主役のS・ローナンはアクションも出来、透明感がありこれからも楽しみな役者さん。K・ブランシェットのクールで冷酷な敵役も素敵。 ★★★☆☆
『ある母の復讐』(2012/韓/イ・ジスン/チャン・ヨンナム、マ・ドンソク、ぺ・ソンウ、他) 救いようのない残忍な事件を扱っているのに警察の対応や司法制度が酷すぎてイライラする上、時系列が複雑なのでちと解りずらい。 ★★★☆☆
『夜明けまでバス停で』(2022/日/高橋伴明/板谷由夏、大西礼芳、柄本明、、筒井真理子、根岸季衣、他) 2020年、コロナ禍時に幡ヶ谷のバス停でホームレスの女性が殴り殺された事件に着想を得た作品で、数年経った現日本の社会でも通用する考えさせられる作品。実際この時期は皆な辛くてしんどくて、皆な振り回された記憶が甦った。当時の安倍政権への批判も如実に出てくるし、三里塚闘争の話や1971年の新宿3丁目交番クリスマスツリー爆弾事件の犯人との絡み等は伴明さんならではっと思ったのだが、自伝「爆弾犯の娘」の梶原阿貴が脚本を書いていたのには驚いた。ラスト、腹腹時計のマニュアルを服をまくって腹から取り出すシーンは笑っていいのか否か。余談だが、元東アジア反日武装戦線”大地の牙”メンバーの一人とは会ったことがある。 ★★★☆☆
『ソワレ』(2020/日/外山文治/村上虹郎、芋生悠、岡部たかし、江口のりこ、他) 心に傷を持つ不器用で未熟な男女の逃避行劇。重くなり過ぎず、暗くなり過ぎず、不思議な空気感漂う映画。 ★★★☆☆ |