『友罪』(2018/日/瀬々敬久/生田斗真、瑛太、佐藤浩市、夏帆、富田靖子、他) たとえ法律上の刑期を全うしても、加害者の償いは終わるものでも無いし、また被害者や家族の心も救われるものでも無い。どちらも一生引きずって生きていくことになる。人は皆それぞれ、大なり小なり他人とは比べられぬ罪を背負って生きている。 ★★★☆☆
『消された女』(2016/韓/イ・チョルハ/カン・イェウォン、イ・サンユン、チェ・ジノ、他) 韓国で実際に起こった、法律を悪用した拉致監禁事件をモチーフに描いた社会派サスペンス。あっちゃーいけない怖い話ですなぁ。 ★★★☆☆
『真犯人』(2019/韓/コ・ジョンウク/ユソン、ソン・セビョク、オ・ミンソク、他) 時系列が行ったり来たりするので少し判りづらいのと、陰湿な空気感の中、常に誰かが叫んでいる場面が多いので音量を極力下げて鑑賞。もっと、もっと内面の葛藤を描く演出があると楽しめたはず。 ★★★☆☆
『三文役者』(2000/日/新藤兼人/竹中直人、荻野目慶子、吉田日出子、乙羽信子、桂南光、上田耕一、他) 時々無性に観たくなる大好きな作品。生涯300本もの作品に出演した日本屈指のバイプレイヤー殿山泰司の半生を描いた感動作。封切り当時の映画館で観て以来、何度か観ているがまったく色褪せる事なく今回も十分に楽しめた。愛すべき”泰ちゃん”を演ずる竹中直人はじめ、荻野目慶子の体当たり演技も見応え十分。「仕事行ってくるで〜、ほんまに仕事行ってくるで〜」の件には何度観ても大笑いしてしまう。 ★★★★☆
『スティーブン・キング ビッグ・ドライバー』(2014/米/ミカエル・サロモン/マリア・ベロテス、アン・ダウド、ウィル・ハリス、ジョーン・ジェット、他) ストーリーはよくある定番復讐劇だが、プロットとしてテスの中に存在する複数の別人格とのやり取りはキングっぽい。 ★★☆☆☆
『スリ(2Kレストア版)』(1959/仏/ロベール・ブレッソン/マルタン・ラサール、マリカ・グリーン、カッサジ、ピエール・エテックス、他) 劇場で観るのは十数年振り。等身大の緊迫感をまた味わいたくて再鑑賞。J・L・ゴダールが「ドストエフスキーがロシアの本であるようにR・ブレッソンはフランスの映画である」と言ったのが何となく解かる。にしても、ミシェルは随分と遠まわりしちゃったもんだ。あと、極端に削ぎ落とした音響が視覚的に緊張感を孕む。好きな映画! ★★★★☆
『アンダルシアの犬』(1928/仏/ルイス・ブニュエル/シモーヌ・マルイユ、ピエール・バチェフ、ルイス・ブニュエル、サルバドール・ダリ、他) まぁ、一言でいうと「シュール」って言うんですかね!(笑)面白かった。再鑑賞。 ★★★☆☆
『Ⅿ』(1931/独/フリッツ・ラング/ピーター・ローレ、エレン・ウィドマン、インゲ・ランドグッド、他) 約100年前の作品とは思えぬ秀逸で緻密な構成力に拍手。独特のキャメラワークや光と影の使い方、効果音の挿れ方などは、C・リードやヒチコックにも多大な影響を与えたであろうことは確か。殺人犯の苦悩や心理、裁く側の暴走する正義感、被害者の母親のやり切れぬ気持ち、いろいろと考えさせられる重いテーマは現在社会にも通ずる。犯人の吹く口笛の音(ペールギュント組曲の「山の魔王の宮殿にて」)が最が脳裏に焼き付いて離れない〜。面白かった!再鑑賞。 ★★★★☆ |