『ターゲットー出品者は殺人鬼』(2023/韓/パク・ヒゴン/シン・へソン、キム・ソンギュン、イム・チョルス、イ・ジュヨン、他) SNSは便利な反面、危険なリスクを孕む恐ろしさを教えてくれるサイコ・サスペンス。キム・ソンギュンは好きな役者さんです。 ★★★☆☆
『マーシュランド」(2014/スペイン/アルベルト・ロドリゲス/ラウール・アレバロ、ハビエル・グティエレス、アントニオ・デ・ラ・トーレ、メルセデス・レオン、他) フランコ政権の爪痕が残るスペインのアンダルシア地方の湿地帯を舞台に、依然として街にうごめく深い闇を閉塞感ある映像で描いたクライム・サスペンス。派手なアクションも演出もなく、ただ不穏な空気感がジメジメと最後まで漂う重い雰囲気は嫌いではない。スペインのアカデミー賞にあたるゴヤ賞で作品賞、監督賞など10部門を獲得したというのも頷ける。 ★★★☆☆
『危険な関係』(1959/仏/ロジェ・ヴァディム/ジャンヌ・モロー、ジェラール・フィリップ、アネット・バディム、ジャン=ルイ・トランティ二アン、他) コデルロス・ド・ラクロの古典小説を「素直な悪女」等のR・ヴァデムが脚本、監督。G・フィリップとJ・モローの共演。背徳的な遊びをお互いに報告し合うという、パリの社交界で注目を集める奇妙な夫妻が招く恋愛悲劇。モンク、ジャズ・メッセンジャーズのモダン・ジャズをバックにG・フィリップのプレーボーイ、J・モローの悪女振りが洗練されたモノクロ映像と共に見事に描かれている。クレジットにボリス・ヴィアンの名があったが何処に出て来たんだろう? あとR・ヴァデムは実生活でも相当色男でしたなぁ。(余談だが、同作品名の原曲「No・Ploblem」は作曲者デューク・ジョーダンのトリオが一番好き。) ★★★☆☆
『ウィッチ』(2015/米、カナダ/ロバート・エガース/アニヤ・テイラー=ジョイ、ラルフ・アイネソン、ケイト・ディッキー、他) 舞台は17世紀のニューイングランド。敬虔なキリスト教生活を送る為に森の近くの荒地にやって来た5人の家族だったが、赤ん坊が何者かに連れ去られ行方不明に。かなり暗く静かな映像の中、長女が魔女ではないかと疑い始めた事から次々と起こる混乱と狂気の様がほんとうに薄気味悪く怖い。A・テイラー=ジョイの透明感が凄い! ★★★★☆
『ダーク・プレイス』(2015/英、仏、米/ジル・パケ=ブレネール/シャーリーズ・セロン、ニコラス・ホルト、クロエ・グレース・モレッツ、クリスティーナ・ヘンドリックス、他) 普通の生活がいかに幸福なことか。はい。 ★★★☆☆
『サブスタンス』(2024/英、仏/コラリー・ファルジャ/デミ・ムーア、マーガレット・クアリー、デニス・クエイド、他) まぁ、凄い映画でした。老いるショック!? ★★★☆☆
『ゲット・アウト』(2017/米/ジョーダン・ピール/ダニエル・カルーヤ、アリソン・ウィリアムズ、ブラッドリー・ウィットフィード、他) 人種差別を題材にしながら、嫉妬や妬みも入り混じった複雑で歪んだリベラルを描いた作品。面白かった。 ★★★★☆ |