『8番出口』(2025/日/川村元気/二宮和也、河内大和、浅沼成、花瀬琴音、他) 日常の異変に無関心を装う主人公が意を決し、逃げることを止めた時に扉は開くということか。ラヴェルの「ボレロ」、エッシャーの「メビウスの輪」が象徴的に使われている。ちなみに地下通路は都内の倉庫に組まれた全長100m超の巨大セットらしいが、撮影中実際に迷った演者やスタッフは居なかったのかなぁ。 ★★★☆☆
『長い長い殺人』(2007/日/麻生学/長塚京三、仲村トオル、谷原章介、金子賢、平山あや、他) 原作は宮部みゆきによる小説で、事件に巻き込まれた10人が持つ財布を軸に10編の物語が交差し絡み合い、それぞれの人間模様から事件の真相が暴かれてゆくという作品。う〜ん、映画自体もえらく長く、長く感じられた。★★☆☆☆
『ホテル・アルテミス〜犯罪者専門闇病院〜』(2018/英/ドリュー・ピアース/ジョディー・フォスター、ソフィア・ブテラ、スターリング・K・ブラウン、ジェフ・ゴールドブラム、他) 訳ありの患者たちが高額な会費と引き換えに最新医療と身の安全が保障されるという会員制闇病院「ホテル・アルテミス」。設定は面白いが、可もなく不可もなし。 ★★☆☆☆
『ヌーヴェルヴァーグ』(2025/仏/リチャード・リンクレイター/ギヨーム・マルベック、ゾーイ・ドゥイッチ、オーブリー・ディラン、アリックス・ベネゼッタ、他) まず、登場する監督や役者陣みんなの容姿から声までがそっくりだったのでビックリ!またゴダールにあれだけ振り回されながらも最後まで就いて行ったスタッフを思えば、やはりそうとうの魅力ある人たらしだったのだろうな。賛否両論の出る作品だろうが、純粋に楽しめた!改めて「勝手にしやがれ」を鑑賞すると一段と楽しめそう! ★★★★☆
『私の見た世界』(2025/日/石田えり/石田えり、佐野史郎、塩野谷正幸、大島蓉子、加藤嘉、他) 俳優の石田えりが長編初監督、脚本、編集、主演。幾度かの美容整形を繰り返し、時効直前まで約15年にわたって逃亡を続けた殺人犯・福田和子の一人称目線で映像化した作品。著書「涙の谷…私の逃亡、十四年と十一カ月十日」(扶桑社)や、数々の彼女にまつわるドラマ等で知った悲惨(一言で言いきって良いか難しいが)だった人生や石田の芝居を観たかったが、あまりにも削ぎ落した実験的とも言える作風では伝わらず、残念。。次回作に期待したい。 ★★☆☆☆
『競輪上人行状記』(1963/日/西村昭五郎/小沢昭一、南田洋子、加藤武、武知杜代子、渡辺美佐子、他) 今村昌平監督生誕100年という記念で、日活がYouTubeに無料公開していたので鑑賞。同監督は脚本で参加。奇才、小沢昭一が人間の業を見事に表現した、笑いと悲哀溢れる地味だが秀逸な作品。役者陣も名脇役が揃う。★★★★☆
『対外秘』(2023/韓/イ・ウォンテ/チョ・ジヌン、イ・ソンミン、キム・ムヨル、ウォン・ヒョンジュン、他)「悪人伝」のイ・ウォンテ監督が、国家を揺るがす権力闘争の表と裏を予測不能な展開で緊迫感たっぷりに活写した見応えありのサスペンス映画。韓国のドロドロ真っ黒け三権のありさまには辟易だが、どこの国でも裏ではこうなのかも。まぁ、よく見かける俳優さんがたくさん出ていますなぁ。後味は良くないが作品としては面白かった! ★★★★☆ |