中山道

東海道を歩いて春爛漫の京都三条大橋にたどり着いてから、ひと月あまりになる。
2012年5月19日、今度はいよいよ街道歩き人にとってあこがれの中山道に第一歩を踏み出す。

東海道は日本橋から京都三条まで53次126里余り(約495km)なのに対し、中山道は日本橋から上野、信濃、木曽、美濃、近江を経て京都三条まで69次135里余り(約533km)と長く、山岳地帯を進むため峠道など難所が多い。しかし、東海道のように川留がないことなどから、往来が多い街道だった。また、豊かな自然と変化に富んでいるため、東海道よりも趣があると言われる。


今でも交通不便なところが多いが、その分、往時の面影がたっぷり残されている。特に木曽路の奈良井に妻籠・馬籠、大井から御嵩の山の中に取り残された大湫・細久手、河川運輸の要衝だった赤坂、清流に梅花藻がゆれる醒ヶ井、等々風情のある宿場町が多い。
また、木曽義仲の挙兵、関が原の戦い、皇女和宮の降嫁、天狗党の上京等の中山道に纏わる歴史上の出来事も多い。

日本橋から京都まで、行く先々で目にするであろう多様な自然や歴史と文化など、魅力満載の長旅に期待は膨らむ。